期間:
2023年3月18日(土)〜3月21日(火)4日間
開催地:境港公共マリーナ(鳥取県境港市・JOC強化拠点)
第3期HOPE育成プログラム第3回目を2023年3月18日~21日、鳥取県境港市の境港公共マリーナで開催しました。境港での同プログラムの開催は初めての試みであり、鳥取県セーリング連盟を始め地元の皆様には開催に際し、大変お世話になりました。この場をお借りして御礼申し上げます。
【開 式】
平井鳥取県知事、伊達境港市長、安田鳥取県セーリング連盟会長他ゲストの方々にご臨席頂き、開式を執り行いました。地元の方々ののご期待や応援を直に感じ、今後の取組みにも気合が入ります。
また、選手・スタッフにはベニズワイガニの差し入れを頂き、思いがけない豪華な夕食を前に、全員幸せな気持ちを噛みしめました。
【栄養講習】武田さん
今回の講習では、タンパク質の量について注目しました。
アスリートのタンパク質必要量は一般成人より多く、20gのタンパク質を摂取するのに、どんなものを何gくらい摂取したらいいかなどを学びました。
また、運動後すぐに食事がとれない場合の補給例を具体的に学ぶことができ、今後の練習後に活用していけそうです。
【海上練習】
今回は470、420、ILCA6、IQFOILに別れて各自練習しました。
事前の天気予報では、中日くらいから風が弱い予報でしたが、軽風~順風程度の風でしたが日練習することができました。基本動作を中心に練習を行い、まず陸上で動作のシュミレーションを行い、自分がどう動くかをしっかり確認をし、その後海上練習を行うことでより動作を洗練させていきます。IQチームは風の弱いときはフィジカルトレーニングをしっかりと行いました。
【メンタル講習】高士さん
今回は振り返り(内省)を通して、次の行動を作るための自己分析を行い、日ごろの練習で自分自身がどのように練習に取り組んでいるのかを振り返り、セルフモニタリング能力を高めていくことを学習しました。
練習のための練習でなく、大会に向けての練習になることが必要です。
【気象講習】岡本さん
毎日の気象(天気予報)の発表の振り返りを行いました。
境港の美保湾の天気(気温)がどう変化して、それが練習海面の風にどういう影響を与えるか、というところを中心に講習を受けました。
【フィジカルトレーニング】鈴木さん・相馬さん
今回はBasic選手の合宿なので、トレーニングも初歩的なものから始めました。
また、舩澤理事からはプロテインの差し入れを頂き、プロテインの飲むタイミングや量なども指導を受けました。
また、風が弱い時などはクラス毎に陸上でトレーニングを行い、臨機応変に対応しました。
最終日は予定より前倒しに予定が進み、少し時間が出来たので、解散間際の最後までサーキットトレーニングを行い、程よい疲れと共に境港公共マリーナを後にしました。
【ルール講習】吉本さん
ルールはC節のマーク及び障害物において、項目別に具体的な事例を交えて学びました。学んで行く中で出てくるオーバーラップ、プロパーコース等、言葉の定義も学び、証言する際に何に注意を払い説明するか、ディスカッションを交えて証言の練習をしながらルールの理解度を高めていきました。
【まとめ】
HOPE育成プログラムでは初めての鳥取県境港での開催でしたが、地元鳥取県セーリング連盟のみなさんをはじめ、多くの方々の温かいご協力のもと、無事に合宿を終えることが出来ました。境港公共マリーナには、広い海面と船、トレーニング施設も充実しており、今後の合宿もしっかりと行って参りたいと思います。
Report & Photo by オリンピック強化委員会