期間:2023年4月29日(日)〜5月2日(火)
開催地:和歌山セーリングセンター
HOPE BASIC合宿の第4回を和歌山セーリングセンターにて4日間実施しました。
今回の合宿は5月4日〜7日の期間で開催のJOCカップに出場するHOPE BASIC選手が中心となり、HOPE選手以外でもペアの選手、420ジュニアワールドに出場する選手などからの参加もあり総勢選手12名での合宿となりました。
レースに向けた毎日の海上練習やフィジカルトレーニングのほか、セーリング講習、気象講習、栄養講習、メンタル講習、ルール講習なども行い、短い期間ながら内容の濃い合宿を取り行うことが出来ました。この合宿に参加した選手達が合宿直後のJOCカップでも活躍し、12月のユースワールド代表に内定するなど、選手同士が切磋琢磨する姿も見ることが出来ました。
BASIC合宿では引き続き、ADVANCE、RACINGへの昇級、そして世界で戦い得る選手へと成長する為に、艇を上手に操船する技術はもちろんのこと、セーリング競技で勝つ為に必要となる基礎知識や応用理論、アスリートとして求められる素養など、様々な講習を通して選手が学びを得ることの出来る場を企画、運営していく予定です。
4月のBasic合宿では、コントロールロープを適正にトリム出来る様になることをテーマに、陸上での講習、海上練習に取り組みました。コントロールロープがいかにセールに作用しているのかを正しく理解する為に、陸上でその影響について選手全員で確認しました。
トレーナーさん監修のもと、海上練習の前には必ず適切なストレッチとウォーミングアップを行います。競技するだけでなく、怪我のケアや防止策も学びます。
今合宿は体の可動域やコアを鍛えるトレーニングを中心にトレーニングを行いました。
今合宿では12月の選考会以来となる、選手の体力測定を実施しました。この4ヶ月の選手の成長と、選手それぞれが抱える今のフィジカル課題を再確認しました。
高士講師によるメンタル講習においては、選手が最近の振り返りを行ったうえで短期目標を立て、目標に向けたモチベーションを保つためのマインドセットについて教えていただきました。Basic選手はまだ国際大会などは少ないので、日々の生活や練習を効率化するためのメンタルコントロールなどを学んでいく予定です。
今合宿に行ったSDGs講習を踏まえて、ビーチでのトレーニングに併せて選手とスタッフ全員でビーチクリーンを行いました。アスリートとして、練習や合宿を行うだけでなく、自分達の使用する環境をどのようにすれば主体的に守っていけるのかを考える良い機会になりました。
次回5月合宿は江ノ島にて、Basic/Advance/RacingでのHOPE合宿となります。
オリンピックウィークも同時開催となるので、海上練習を行うだけでなく、レースのフィードバックなども含めて選手をサポートしていきます。
Report & Photo by オリンピック強化委員会