大会6日目

最終日の今日は予報通りとはいかず、朝から風がなく今大会初めてAP旗が掲揚されました。雨雲の通過を待つためにAP+2時間を揚げましたが、雨もやまず風も吹かずで、そのまま海上に出ることなく大会を終えることになりました。

直前にあった世界選手権から連戦し、選手たちはフィジカル、メンタルともにかなり疲弊したと思います。初めての経験ながら最後までよく頑張りました。

これから日本に戻ってからはインターハイや国体に向けて練習していきます。
世界で学んだことを活かして引き続き日本のユースILCAを牽引してくれることを期待します。

日本選手大会成績
ILCA6 Youth男子【全263艇】
147位豊澄 成光(広島なぎさ高等学校)
11-(BFD)-32-31-50-13-44-27

168位岡田 佳悟(N高等学校)
42-(BFD)-50-41-21-25-52-6

ILCA Youth女子【全118艇】
76位服部 春花(山手学院高等学校)
30-31-45-38-(50)-28-7-22-14

93位豊澄 麻希(広島なぎさ中学校)
50-(52)-44-39-51-25-14-24-32

▲風が最後まで吹かず、レガッタ終了となりました
▲閉会式
▲男女合わせて4カテゴリー中3カテゴリーでイタリアが優勝し、全てでメダルを獲得する強さを見せつけました

Report & Photo by オリンピック強化委員会

日本スポーツ振興センター
日本スポーツ振興センター

本合宿は、スポーツ振興くじ助成金を受けて実施されています。

大会5日目

決勝2日目はいい風が吹く予報で通り、朝から12〜15ktの風が吹きました。
しかし、風速は十分すぎるほど吹いていましたが風軸が安定せず、スタートシークエンスに入ってからの延期が10回以上、レース途中で中止が3回、ゼネラルリコール連発と運営泣かせの日が続きました。
結局、夜の7時まで約8時間海上にいましたが、女子シルバーフリートが3レース、男子ブロンズフリートは1レースしか成立することができませんでした。

そんな中、男子は岡田が唯一のレースで6位フィニッシュをして今大会日本チーム初シングルを取りました。
女子も好調で服部が7位を取り、豊澄麻希も14位を取るなど、昨日までに比べると素晴らしいレースとなりました。大きな風の変化で順位の変動が起こる中、冷静に風を見極めることができたことが一番の収穫です。

最終日の明日も今日と同じような予報となっているので、少しでも良いレースを期待します。

日本選手大会成績
ILCA6 Youth男子【全263艇】
147位豊澄 成光(広島なぎさ高等学校)
11-(BFD)-32-31-50-13-44-27

168位岡田 佳悟(N高等学校)
42-(BFD)-50-41-21-25-52-6

ILCA Youth女子【全118艇】
76位服部 春花(山手学院高等学校)
30-31-45-38-(50)-28-7-22-14

93位豊澄 麻希(広島なぎさ中学校)
50-(52)-44-39-51-25-14-24-32

▲上位で上マークを回航する服部と豊澄麻希
▲中止になったレースの途中まで2位を走っていた服部。風軸が35°変わりました
▲男女合わせて約400艇いますが、出艇できる場所が狭く大混雑するスロープ。このほかに同様のものが2箇所と砂浜の一部からしか出られません

Report & Photo by オリンピック強化委員会

日本スポーツ振興センター
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本合宿は、スポーツ振興くじ助成金を受けて実施されています。

大会4日目

決勝初日の今日は、風が振れ回るという予報の通り、出艇した時の風とコースについてレースが始まるときの風が180°以上変化する難しいコンディションとなりました。

思ったよりも強めの北風が海面全体に広がり、12〜18ktの風で1レース目を行いました。ブロンズフリートの豊澄成光と岡田は、大きなフリートに対してのヨットレースの経験が活き始めて、レグごとに着実に順位を上げながらレースができました。
2レース目も2回目のアップウインドの中盤まで20番前後を走っており、順位を上げていましたが、大雨を降らせる雲の通過で風が大きく変化した際に、振れの反対側に位置していたため20艇近くに抜かれる展開となってしまいました。
イレギュラーが多いレースが続き、運はあまり味方してくれていませんが、選手たちは確実に経験値を積み重ねています。

明日は強風予報で3レースが予定されています。

選手コメント
岡田佳悟:大きな集団の中でのタクティクスが今日はうまくいって、普段順位を落としてしまう場面で順位をキープすることができました。

服部春花:スタートでケースを起こしてしまい、序盤から大きく遅れてしまう展開となってしまいましたが、ダウンウインドの走りと2上が良く、30艇近く抜くことができました。明日は最初から前を走り、順位をあげていきたいです。

日本選手大会成績
ILCA6 Youth男子【全263艇】
148位豊澄 成光(広島なぎさ高等学校)
11-(BFD)-32-31-50-13-44

178位岡田 佳悟(N高等学校)
42-(BFD)-50-41-21-25-52

ILCA Youth女子【全118艇】
86位服部 春花(山手学院高等学校)
30-31-45-38-(50)-28

101位豊澄 麻希(広島なぎさ中学校)
50-(52)-45-39-51-25

▲上位に食らい付いて走る豊澄成光と岡田
▲レース中に雨雲が接近し、風向が大きく変化しました
▲毎朝HOPE育成プログラムの合宿で学んだストレッチ・ジョギングを行なっています

Report & Photo by オリンピック強化委員会

日本スポーツ振興センター
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本合宿は、スポーツ振興くじ助成金を受けて実施されています。

大会3日目

予選最終日の今日は午後にサンダーストームの予報が出ていたため、朝8:30予告となりました。選手たちも7:15のD旗に合わせて出艇するために早起きして準備しました。

定刻から少し遅れてレースは始まったものの、女子のコースでは2回目のアップウインドに入ったところで風がなくなり、逆方向の北西から15kt近くの風が入ってきたため中止となりました。
コースをうち直してから再スタートする頃には時折20kt弱のガストが入るほどのコンディションでしたが、レースが進行するにつれて風速が落ち、フィニッシュする頃には約6ktまで落ちるという非常に変化の激しいレースとなりました。
各フリート1レースが完了し、次のレースのスタートシークエンスを行いましたが風が安定せず、結局1レースのみでAP+Aが掲揚され、本日のレースは終了となりました。
このようなコンディションでも総合で上位を争う選手はスコアを崩していません。特にイタリアチームは男女ともトップ10に3艇ずつ入る活躍を見せています。

日本チームは岡田が上位を走りましたが、他の3人は第1マークを回航する時点で集団から遅れており、順位を上げられず終わりました。

明日からは男子2チームがブロンズフリート、女子2チームがシルバーフリートでのレースとなります。

日本選手大会成績
ILCA6 Youth男子【全269艇】
139位豊澄 成光(広島なぎさ高等学校)
11-(BFD)-32-31-50

182位岡田 佳悟(N高等学校)
42-(BFD)-50-41-21

ILCA Youth女子【全119艇】
89位服部 春花(山手学院高等学校)
30-31-45-38-(50)

106位豊澄 麻希(広島なぎさ中学校)
50-(52)-45-39-51

▲朝7時すぎに出艇し、レース前のチェックをする豊澄麻希(左)とW Sユースワールド代表のハムリン(右)
▲良いスタートを切る服部
▲序盤から大きく遅れる苦しいレースとなりました

Report & Photo by オリンピック強化委員会

日本スポーツ振興センター
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本合宿は、スポーツ振興くじ助成金を受けて実施されています。

大会2日目

2日目は珍しく安定した予報通り朝から東の風が吹き続けました。
予報よりも風速は強く、12〜16ktの風で女子イエローフリートの豊澄麻希は2レース、それ以外の3人は3レース行いました。唯一グディニアで海面が開けている東からいい風が続いたため、後半になるにつれて波がチョッピーになり、波に対してのセーリング技術が必要となる1日でした。

風の振れは小さく、強弱もそこまで大きくないため良いスタート、良いポジショニングでレースをすることがポイントとなり、シンプルにレースができた選手が上位になっていた印象でした。
そのような状況で、豊澄成光はレグの中盤まで上位を狙える位置にいることが多々ありましたが、少し苦しいポジションになった時に耐えられなかったり、自分から集団に入っていく選択をしたりとミスが響いて順位を落とす結果となりました。

他の選手たちはボートスピードで徐々に遅れをとる苦しい展開ながらも、随所で順位を上げる場面が見られました。
明日は予選最終日なので1つでも上のフリートを目指したいと思います。

日本選手大会成績
ILCA6 Youth男子【全269艇】
105位豊澄 成光(広島なぎさ高等学校)
11-BFD-32-31

209位岡田 佳悟(N高等学校)
42-BFD-50-41

ILCA Youth女子【全119艇】
81位服部 春花(山手学院高等学校)
30-31-45-38

104位豊澄 麻希(広島なぎさ中学校)
50-52-45-39

▲集団の中を走る豊澄成光
▲チョッピーな波でダウンウインドの走りが良くなった服部
▲2レースともダウンウインドと2上で順位を上げた岡田
▲今日は比較的気温が高く、綺麗に晴れたので海水浴客が大勢いました

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大会初日

大会初日はコーチミーティングで風が振れ回ってグディニアらしい不安定な風になるだろうとの予想通り、風はあるものの変化が大きくなかなかレースが進まない1日となりました。
風向は1日を通して約180°変化し、風速も無風から20kt弱までと風に翻弄されました。さらには艇数が多く風も振れまわるため、ゼネラルリコールを繰り返し、黒色旗で失格になる選手が続出しました。
日本選手も2レース目のスタートで男子2チームとも黒色旗で失格となり、明日行われる第2レースには参加できないことになりました。

男女ともに約7時間海上にいましたが、1グループを除いて1レースしか成立できていない状況です。
完了した第1レースで豊澄成光が良いスタートからうまく流れに乗ったコース取りで第1下マークまでシングルを走りました。フィニッシュは少し落としてしまいましたが、レガッタの入りとしては良い出だしとなりました。

日本選手大会成績
ILCA6 Youth男子【全269艇】
41位豊澄 成光(広島なぎさ高等学校)
11

165位岡田 佳悟(N高等学校)
42

ILCA Youth女子【全119艇】
59位服部春花(山手学院高等学校)
30

99位豊澄麻希(広島なぎさ中学校)
50

▲第1レースで上位フィニッシュする豊澄成光
▲スタートで失格艇が続出しました
▲晴れたり雨が降ったりを何度も繰り返し、その度に風が大きく変化しノーレースや延期が続き、集中力が切れやすくなる1日でした
▲大雨で20kt弱の風が吹いた後は晴れて無風になり風待ちに…

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日本スポーツ振興センター
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大会前日

2023 ILCA Youth European Championshipsが7月14日から19日までポーランド・グディニアにて開催されます。
参加する選手のうち3人は7月9日まで同じくポーランドで開催された2023 ILCA 6 Youth & Men World Championshipsに参加しており、連戦となります。

グディニアは天気が非常に変わりやすく、雨が降ったり晴れたり、暑くなったり寒くなったりと変化の激しい日々が続いています。レース期間中前半は軽風〜中風、後半は強風予報となっていますが、予報も更新ごとに大きく変わるため天気のチェックが重要になりそうです。

大会名:2023 ILCA Youth European Championships
開催地:ポーランド・グディニア
大会期間:2023年7月14日(金)〜7月19日(水)

出場選手:
ILCA6 Youth 男子

豊澄 成光(広島なぎさ高等学校)
岡田 佳悟(N高等学校)

ILCA6 Youth 女子
服部 春花(山手学院高等学校)
豊澄 麻希(広島なぎさ中学校)

世界選手権から近い日程、近い場所で開催されるため参加選手は世界選手権以上に多く、男子38カ国269艇、女子29カ国119艇がエントリーしています。
今大会は連戦であったことから休養を多めに取りながら準備を行いレースに備えました。
本日は開会式、プラクティスレースが行われました。
参加艇は多くありませんでしたが、服部が2位、豊澄成光が4位でフィニッシュしました。明日からのレースに期待です。応援よろしくお願いします。

▲天気の変わりやすい今回のレース会場
▲最終下マークを2位回航する服部
▲明日からレースに臨む日本選手たち

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