期間:2023年7月22日(土)〜7月31日(月)10日間
開催地:鳥取県境港公共マリーナ

第3期HOPE育成プログラムのbasic第7回目、advance/racing第6回目を2023年7月22日(土)~31日(月)の期間、鳥取県境港公共マリーナで開催しました。

今回は「鳥取県ジュニアアスリート候補生競技体験プログラム」が合宿期間中に実施されました。これは鳥取県内で選ばれた小学5年生の鳥取県ジュニアアスリート候補生が来年度から専門的に行う競技を14競技の中から選択するために体験を行うプログラムです。県内の選ばれた小学校5年生が山田コーチの指導を受けセーリングにチャレンジしました。

合宿期間中には鳥取県スポーツ振興局 局長 丸山真治様、鳥取県スポーツ振興局スポーツ課 参事 前田康博様が激励に訪れ、スポーツドリンクの差し入れをいただきました。

【気象講習】講師:岡本さん
今回は実際に気象講習が行われるまで数日海上トレーニングを行いました。全てシーブリーズでしたが、風が強めだった日、弱めだった日があり、毎日集めた情報をもとに何が風の強さの違いになるかを考えました。気圧配置や陸上での雲の大きさや位置などが重要になってくることがわかりました。

【フィジカル講習・フィジカルトレーニング】講師:石川トレーナー・岩田トレーナー
今回は午前中のシーブリーズが入ってくる前の時間を利用して、フィジカルトレーニングを行いました。ベーシックの選手が多かったことから体幹部を中心とした基礎的なトレーニングを実施しました。また、トレーニングの終わりにはストレッチロールやコンデショニングボールを使ったセルフケアを実施してクールダウンを行いました。

【ルール講習】講師:吉本さん(JSAFルール委員会)
今回はビデオでインシデントを見て違反した艇がどの規則に違反しているか?を考えてみました。陸上で模擬審問を行う時は十分に考えた上で規則違反の判断を行いますが、海上では瞬時に自分が悪いのか?相手が悪いのか?の判断を行わなくてはなりません。最初にどちらの船が何の規則違反かどうかを考え、グループごとに発表しました。また、ビデオの映像を見て救済ができるかどうかを考えてみました。

【海上練習】
ILCA6、420、IQfoilと艇種にわかれて海上トレーニングを行いました。クラス別のコーチが毎日取り組むべき課題を考え、コンデションに合わせメニューを考え実施しました。IQFoilは風が弱めだったことからダウンウインドとジャイブの練習を多く実施し、ILCA6はセーリング講習で学んだストラテジーについて考えを深めらえるようにレース形式の練習を多く行いました。
420はリオ・オリンピック代表の土居コーチが実際に420に乗り込みコーチングを行いました。

【環境保護に向けた取り組み】
HOPE育成プログラムでは我々が活動をしている海の環境を守る為にプラスチックごみ削減のための取り組みをしています。水分補給の際、ペットボトルゴミを出さないようにジャグボトルにスポーツドリンクを作りスクイズボトルに入れて水分を摂取するようにしています。また、今回はハーバー内のゴミを拾いプラスチックゴミを回収しました。

全国各地で猛暑が続く中、7月鳥取でのプログラムは無事に終了しました。選手達はクラス別世界選手権やインターハイ、国体等今年度のメインイベントに臨みます。

選手の皆さん、スタッフの皆さん暑い中お疲れ様でした。

Report & Photo by オリンピック強化委員会

日本スポーツ振興センター

本合宿は、スポーツ振興くじ助成金を受けて実施されています。