大会6日目

西の風(260°~270°)
風速 6~14knot

大会6日目は大会最終日となりメダルレースとファイナルレースが行われました。

ファイナルレース(大石・福田組)
ファイナルレースは総合成績が11位以下の艇で争われ、本部船からスタートを行った大石・福田組はスタート2秒前に42条違反で笛を吹かれスタート直後ペナルティーターンを履行、大きく出遅れ左に展開します。今日の海面はブローの強弱が場所によって大きく違い、第1レグでは右のブロー性の風でによって右海面が伸びてしまい上マークを15位で回航します、下マークでは今回好調のダウンウィンドのスピードを活かし10位に上昇、第2アップウィンドレグでは右の風を上手くつかみ上マークを6位、2回目のダウンウィンドでさらに1艇を抜き5位でフィニッシュしました。

メダルレース(池田・有田組)
一方、メダルレースに進出した池田・有田組は、アウターマーク付近からスタートし集団とは逆に1艇で左のブローを狙いに行きます。左のブローで一時トップに出るかと思いましたがミートは集団の中程で、上マークを7位で回航します、ダウンウィンドレグで2艇抜き5位回航、第2アップウィンドレグでは1艇抜かれ6位に後退するも、得意のダウンウィンドで2艇を抜く事が出来、フィニッシュは4位となり、総合成績を一つ上げました。

今回のレースを振り返れば、強風のアップウィンドレグでは、角度でトップ集団においていかれてしまう場面が見受けられましたが、ダウンウィンドレグでは角度も取れており、世界の同世代セーラーに負けていないことが確認でき、自信にもつながった大会となりました。
課題を各自持ち帰り日本での練習に活かしていってもらいたいと思います。

大会成績
470 OPEN
9位池田 海人・有田 功樹(日本大学/HOPE Advance・中央大学)
6-20-11-11-(BFD)-9-6-13-10-7-25-8(メダルレース4位)

470 MIX
15位大石 駿水・福田 桃奈(同志社大学・立教大学)
8-12-14-5-(BFD)-24-19-19-21-10-5-5

※成績はOPEN・MIX含めた成績となります。

▲レース前に情報を集める大石・福田組
▲得意のダウンウィンドで順位を上げ下マーク回航する池田・有田組
▲池田・有田組はOpenクラス優勝で表彰されました
▲優勝はフランスのMatisse/Lucieチーム。先月行われたワールドカップで14位の選手で、2位のイスラエルRoy選手は昨年のユースワールド420級で2位の選手です

Report & Photo by オリンピック強化委員会

日本スポーツ振興センター
日本スポーツ振興センター

本合宿は、スポーツ振興くじ助成金を受けて実施されています。

大会5日目

西の風(260°~280°)
風速 18~25knot

大会5日目は、昨日から続く強風の為、13:45まで待ってD旗が掲揚され、3レースを行い、帰着時には18:00を超えていました。選手たちは昨日とのギャップに(昨日は7:45にD旗掲揚)疲労困憊といった感じです。
また、本日予選最終日となり、池田・有田組はメダルレース進出を決めております。また、大石・福田組は残念ながらメダルレースには届きませんでしたが明日のレースも精いっぱい戦っていきます。

第9レース
池田有田組は、本部船側からスタートし右へ展開、振れに合わせタックするもTOP集団よりタックのタイミングが遅く、1上を11位回航、その後ダウンウィンドと2上では多少の変動はしながら11位をキープ、フィニッシュ手前のリーチングで1艇を抜き10位でフィニッシュします。
大石・福田組はスタートに失敗し右に逃げる展開、振れの周期に合わせられず1上を29位と大きく出遅れます、その後のダウンウィンドとアップウィンドで順位を少しずつ上げて行き、21位まで挽回しフィニッシュしました。

第10レース
池田・有田組はスタートが決まり、少し走った後シフトに合わせ右海面へ向か更にシフトに合わせ上マークは4位で回航、ダウンウィンドコースで2艇抜かれアップウィンドでも1艇抜かれますが、7位でフィニッシュ。
大石・福田組は、池田と同様にスタートを決めシフトに合わせ右展開、1上を8位で回航その後のダウンウィンドとアップウィンドで2艇抜かれ10位でフィニッシュ。

第11レース
池田・有田組はスタートに出遅れ仕方なく右に逃げのタックをし、右海面に向かいますが風は左に20°振れてしまい、1上を30位と大きく出遅れて回航、その後も順位はなかなか上がらないものの、最終は25位でフィニッシュし、何とか明日のメダルレースへは繋げる事が出来ました。
大石・福田組は、スタートを決め左に展開、シフトに合わせてコースを取り1上を8位で回航します、ダウンウィンドで2艇を抜き、その後の2回目のダウンウィンドでも1艇を抜き5位でフィニッシュする事が出来ました。

明日はレース最終日となります、池田・有田組はメダルレースへ出場、大石・福田組ラストレースへ参加予定です、両チームとも順位を1つでも上げられるよう頑張りますので応援よろしくお願いします。

大会成績
470 OPEN
10位池田 海人・有田 功樹(日本大学/HOPE Advance・中央大学)
6-20-11-11-(BFD)-9-6-13-10-7-25

470 MIX
15位大石 駿水・福田 桃奈(同志社大学・立教大学)
8-12-14-5-(BFD)-24-19-19-21-10-5

※成績はOPEN・MIX含めた成績となります。

▲本日は久しぶりの快晴の中レースが行われました

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日本スポーツ振興センター
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本合宿は、スポーツ振興くじ助成金を受けて実施されています。

大会4日目

南東の風(160~170°)
風速 16~20knot

大会4日目は、午後からの強風予報の為、早朝からのレースとなり7:45分D旗掲揚という日本のレースではなかなか見られない時間からの出艇となりましたが、フレキシブルな運営には感心させられました。

本日のコースは、ニダの海面は水深が浅い(4m程)為、運営はリーチングが危険と判断し上下2周のコースが取られました。

第7レース
今回スタートが好調な池田・有田組は、スタートを下側から出て左海面を使い帆走していましたが、右海面の陸ベンドした風にやられ上マークを12位で回航、下マークではブローに乗り7位まで順位を上げ、2上では更に右海面を中心に展開し徐々に順位を上げ2上マークでは3位回航、下マークで順位を1つ下げ4位で回航するも、スピントラブルで結果は6位フィニッシュ。
大石・福田組は1上までの序盤を左海面で帆走し中盤から右海面でのリフトを取りに行くもタイミングが遅く、上マークでは18位と出遅れてしまいました。その後、集団の中で競り合うも順位を1つ下げ19位でフィニッシュ。

第8レース
池田・有田組は本部船側からのスタート後、集団をリードし左海面に展開、下の集団が返してきたタイミングでタックしていくが、右集団のトップに対し受けてしまい集団の内側で展開し、第1上マークを14位で回航、ダウンウィンドで早めのジャイブをし、下マークでは7位まで順位を上げますが、2上では焦りからスピードに乗る事が出来ず14位に後退、2回目のダウンウィンドで1つ順位を上げ13位フィニッシュとなりました。
大石・福田組は、第1レースの展開を踏まえ本部船側を狙うが出遅れてのスタート、すぐにタックを返し右に展開、良いシフトをもらいタックをしスタートの出遅れを挽回し8位で上マークを回航します。しかしダウンウィンドでのジャイブポイントをミスし下マークでは15位と後退、2上でも右展開で挽回を狙うが集団全体が右を狙った動きとなった為、挽回には及ばず順位を下げ、結果19位フィニッシュとなった。

明日は昨日行えなかったレースを含め3レース行われます、池田・有田組はメダルレース出場をかけ、大石・福田組は一つでも順位を上げられるように頑張って行きたいと思います。

大会成績
470 OPEN
9位池田 海人・有田 功樹(日本大学/HOPE Advance・中央大学)
8-12-14-11-(BFD)-9-6-13

470 MIX
17位大石 駿水・福田 桃奈(同志社大学・立教大学)
6-20-11-5-(BFD)-24-19-19

※成績はOPEN・MIX含めた成績となります。

▲第7レース上マークを3位で回る池田・有田組

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日本スポーツ振興センター
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本合宿は、スポーツ振興くじ助成金を受けて実施されています。

大会3日目

南西の風(260~290°)
風速 4~6knot

大会3日目は、曇り空の中軽風で1レースを消化、その後風は落ちAP/Hでハーバーへ帰ってきました。その後も風が上がる見込みはないと運営側は判断し、AP/Aへ変更され本日のレースは1レースのみで終了しました。

第6レース
池田・有田組は本部船側からの良いスタートを切ったもののスピードに乗れずトップ集団から遅れを取ります、更には中盤左右の集団を受ける形となり、タック数が増えてしまい集団に埋もれて上マークを8位で回航、下マークでは9位に順位を落とし、何とか順位をキープしながら9位でフィニッシュ。
大石・福田組は、下側からのスタートでそのまま左のブローを掴みに行くも右側の風が入り、上マークでは30番と後れを取ります。ダウンウィンドと2上で何とか順位を上げるも、思う様なレース展開が出来ず24位のフィニッシュとなってしまいました。

本日のミーティングでトラッキングを確認すると、2艇とも集団で走るときに角度を意識しすぎてスピードに乗れていない状態が続いていた為、明日以降同じような風域ではもっとスピードに意識をもっていき帆走するよう話し合いました。

明日は12ⅿ/sオーバーの強風が予想されており、サバイバルコンディションのレースが予想されます。2艇ともまだまだメダルレースに入れるチャンスがありますので、明日もトラブルなく全力で戦って行きたいと思います。

大会成績
470 OPEN
10位池田 海人・有田 功樹(日本大学/HOPE Advance・中央大学)
8-12-14-11-(BFD)-9

470 MIX
14位大石 駿水・福田 桃奈(同志社大学・立教大学)
6-20-11-5-(BFD)-24

※成績はOPEN・MIX含めた成績となります。

▲軽風でのリーチング
▲下マークに向かう大石・福田組

Report & Photo by オリンピック強化委員会

日本スポーツ振興センター
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本合宿は、スポーツ振興くじ助成金を受けて実施されています。

大会2日目

南南東の風(170~200°)
風速 6~9knot

大会2日目は、曇り空の中、1時間ほどの風待ちから雨雲を伴う風の中でレースが始まりました。前半はクルーがセンターケース上でバランスをとる風の中でのスタートでしたが、中盤からはハーフトラピーズにまで風は上がり、日本チームの得意とする風の中レースを行う事が出来ました。

第4レース
大石・福田組は真ん中からの良いスタートで、右海面に向かい1上を10番前後で回航し、ダウンウィンドで順位を上げ、2上マークでは5位にそのまま順位を守り切りフィニッシュ。
池田・有田組は下側からスタートし右に展開、集団に埋もれてしまい1上マークを30番前後で回航、2上マークでは右の風を掴み12番と順位を上げ、ダウンウィンドで更に11番に上げてのフィニッシュ。

第5レース
スタート30秒前に風が左にシフトした為、ライン中盤にいた選手がわざとリコールし全体を押し上げゼネラルリコールを誘います、その後マーク設定を変更しブラックフラッグで再スタートを試みるも再度右に振れた為今度は上側の集団が出てしまいゼネラルリコール、ここで4艇のBFD、3度目のスタートではマーク設定をそのままで行い上側に集団が固まる状態、日本チームは2艇とも攻めたスタートを行うも、位置取り争いの中で前に出すぎてしまい2艇ともBFDに引っかかってしまい本日のレースは終了となってしまいました。

選手たちはスピードに自信を持っていただけに、このレースを走れなかった事はとても残念でした。
また、このスタートで見たトップ選手は、スタート1回目で自分が不利と感じたら即座に前に出てゼネラルリコールを誘発させる、ブラックフラックでのスタートでは無理をせず、少し下がった状態で冷静にラインを読み安全な場所を常に保つという技術の高さを感じました。
運営サイドは明日も本日同様に軽風での2レースを予定しており、日本チームは本日の反省を踏まえ持ち前のスピードで堂々と戦ってもらいたいと思います。

大会成績
470 OPEN
13位池田 海人・有田 功樹(日本大学/HOPE Advance・中央大学)
8-12-14-11-(BFD)

470 MIX
7位大石 駿水・福田 桃奈(同志社大学・立教大学)
6-20-11-5-(BFD)

※成績はOPEN・MIX含めた成績となります。

▲スタート前のセールチェックを行う池田・有田組
▲レース前、今にも雨が降りそうな曇天模様

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大会初日

北東の風(40~60°)
風速12~17knot

大会初日となる本日は、朝からの雷雨の為、スタートが1時間延期されてのスタートとなりました。曇り空のリトアニアは8月でも寒く、選手は皆ウエットスーツを着込んでの出艇です。
レースは沖からの北東の風が16knot程入っており、比較的安定した風のおかげで予定していた3レースを行う事が出来ました。また、レース海面は、湖の風下にあたる為、チョッピーな波が立ち選手たちはクローズでのプレーニングに苦労していた様子です。

第1レースでは大石・福田が下一からのスタートを決め、第1マークをトップ回航、残念ながら2上で他艇に抜かれてしまい最終は8位、池田・有田組は第一マークを9位で回航するも、徐々に順位を上げ6位フィニッシュと、まずまずのスタートを切る事が出来ました。

第2レースにおいても大石・福田組は下スタートを決めてきましたが、吹き上がった風の中スピードでトップ集団に付いていけず12位フィニッシュ、池田・有田組においても吹き上がる風を予想しきれずチューニングのずれからスピードに乗らず、20位フィニッシュ、トップ集団の走りの幅の広さを実感するレースとなりました。

第3レース池田・有田はチューニングを変えレースに臨み、本部船側よりスタートスピード良く走るも左のシフトによって追い上げられ、上マークを10番ほどで回航、下マークでは右の風を上手く捉え4位で回航し追い上げるも、2上でのシフトに合わせる事が出来ず11位でフィニッシュ、大石・福田組はチョッピーな波の中で角度を上手く取る事が出来ず、14位という結果となりました。

明日は風が落ちそうな予報の為、運営サイドは既に2レース予定としています。まだまだ、追い上げられるチャンスは十分にありますので、明日からのレースも全力で挑んでいきたいと思います。

大会成績
470 OPEN
9位池田 海人・有田 功樹(日本大学/HOPE Advance・中央大学)
8-12-(14)

470 MIX
11位大石 駿水・福田 桃奈(同志社大学・立教大学)
6-(20)-11

※成績はOPEN・MIX含めた成績となります。

▲スタート前のダウンウィンドで走りのチェックを行う日本チーム
▲第一レースのスタートシーン 最初のスタートは特に緊張感があります
▲上マークに向かう池田・有田組
▲上マーク回航時の大石・福田組

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