期間:2024年3月11日(月)~2024年3月15日(金)5日間
開催地:江の島ヨットハーバー

和歌山セーリングセンター(NTC)にて420クラスHOPEユース ADVANCE選手を対象とし、2024年ユースワールドでのメダル獲得に向けて帆走技術/セーリング理解力等、総合的なセーリングパフォーマンスの向上を目的に合宿を開催しました。

▲海上の様子①

【ウェイトトレーニング】講師:寺田健太郎トレーナー
今回は今後を見据えたウェイトトレーニングに重点を置いての合宿として、他競技のメダリストの指導経験もある寺田健太郎トレーナーに指導を受けました。ウェイトを上げるフォームに関しても強化したい筋肉のみにフォーカスするのか?体幹部を意識して、強化したい筋肉に刺激を入れるか?など様々なアプローチ方法があり、また、今の選手の状況を見てトレーニング方法を変える必要があります。また、フォームを修正することで、挙上できる重量も簡単に変化してしまいます。選手には。今回学んだことをこれからも継続して頂き、世界に通じるフィジカルを手に入れてほしいと思います。

▲フォームに細かい指導が入ります
▲フォームを少し変えただけで挙上できる重さが変わりました
▲ロープ引きで心肺機能の向上も目指します

【海上練習】
今回はNTの鈴木義弘選手をセーリングパートナーにスタート練習、スピードトレーニング、コース練習と非常に良いトレーニングを行うことができました。海外でのレガッタを視野に入れて混戦のスタートを想定して数多くのスタート練習を実施しました。
あえて短いスタートラインを設定し、ポジションを作るために動きたくても動けない程隣の船と近づいた中でスタート練習を行いました。最初はボートをコントロールすることができなかった選手達ですが、最終日には良いスタートを決めるようになってきました。スピードトレーニングではダウンウインドのスピードに勝る鈴木選手のテクニックを参考にステアリング、リーチの動き、体の動きを修正していきました。たった2人ですが、実力の拮抗している2人のコース練習は気を抜くことができず、集中して行うことができました。

▲コース練習は常に競い合って行うことができました

短い期間でしたが、陸上も海上も集中してトレーニングを行うことができました。いよいよ来月にはパリ・オリンピックの出場枠をかけたラストチャンスレガッタがフランスで開催されます。今回参加の2選手にはオリンピック出場を目指しこの大会に参加します。今回学んだことを活かして、頑張ってきてほしいと思います。

Report & Photo by オリンピック強化委員会

日本スポーツ振興センター

本合宿は、スポーツ振興くじ助成金を受けて実施されています。