大会12日目は470のメダルレースが9〜8ノットの風で行われました。
最初に仕掛けたのが暫定2位のスペインで暫定1位のオーストリアを徹底的にマーク、2艇の攻防を尻目に岡田/吉岡組はスタートからピンエンドから出てライバルたちが右海面を選択する中、左を伸ばして序盤で艇団のトップを形成していました。しかしながら序盤に苦しい位置にいたオーストリアが軽風でのボートスピードを武器に順位を上げて金メダルを確定させ、残念ながら金メダルには届きませんでしたが銀メダル獲得で2004年アテネ五輪(関一人/轟 賢二郎)以来20年ぶりのメダル獲得となりました。

【選手コメント】
470級 岡田選手: 「オリンピックの4日間通して、自分が良いと思ったコースを選択するレースをしないと成績が出せないというのが分かったので、メダルレースは自分のしたいレースをする、風をちゃんと見極めてレースをするということにしました。
自分の目(風を読む力)自分が選んだコースは確実に当たっているので、やっぱり自分を信じ序盤で左海面を選択したのは、今日は左から風が入って、それから20度ぐらい振れて、ある程度ここで固定するだろうと思いましたが、風が入りかけの時に左に振ったということは、風は左から入ってくる確率が非常に高いので、その方向にブローが最初に入るのではないかと思いました。見た目にも風が強く見えましたから左を選びました。
吉岡さんのように身長が高くて、気合いがある選手とはそう簡単には巡り会えないと思うし、一人乗りではなくペア競技なので、ペアとの相性なども含めればそうそうないことで、そのチャンスを逃さずメダルを獲ったといのは、すごいことなんじゃないかと思います。」

470級 吉岡選手: 「最初に狙っていた金は取れなかったですが、でも実力は十分に出せて、実力通りの成績は出せたと思います。
銀を狙いにいって銅をはずすよりは、確実に3位までに入りたいと。銀を決して諦めたわけではありませんでしたが、どうしてもメダルほしかったので、私たちが先行していたらスウェーデンをおさえに行くみたいな、そういう案を出しました。東京大会後に続けるか悩んだ時期もありましたが、本当に続けてきて良かったなと思います。」

大会成績
470級【参加艇数19艇】

2位 銀メダル岡田 奎樹 / 吉岡 美帆(トヨタ自動車東日本株式会社/株式会社ベネッセホールディングス)
1-2-2-6-(14)-12-9-3-6-M3

Nacra級【参加艇数19艇】
17位飯束 潮吹 / 西田 カピーリア桜良(株式会社エス・ピー・ネットワーク/関西大学)
17-17-(19)-17-17-17-10-17-19-11-7-11

大会最終成績
49erFX級【参加艇数20艇】

17位田中 美紗樹 / 永松 瀬羅(株式会社豊田自動織機)
4-12-4-14-12-11-14-16-(19)-14-19-11

iQ FOiL級【参加艇数24艇】
18位富澤 慎(トヨタ自動車東日本株式会社)
6-20-3-BFD-15-18-13-17-18-(21)-9-17-13

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大会10日目は4〜8ノットの風で風待ちをしながら470は2レース、Nacra17は3レースが行われました。470は1レース目良い順位で走っていましたがスペイン、オーストリアとの激しい争いの中でケースを起こして2回転ペナルティーとなり、順位を落としてしまいました。2レース目もスタートからフィニッシュまで激しく上位4チームが争った結果、途中1位も狙える位置にいましたがダウンウインドでオーストリアに抜かれ3位でフィニッシュしました。 Nacra17はは最終日得意の軽風レースで最終レースを1上3位で回航するなど3レースとも昨日までよりジャンプアップし、最終17位で大会を終えました。
明日のメダルレースは1位まで11点差、2位まで4点差、4位まで4点差の混戦の中で最終レースでの逆転を目指します。

【選手コメント】
470級 岡田選手: 「1レース目点数を意識してケースもあり上手くいかなかったが、2レース目は自分がやるべき事をやって上手くいけました。点差は前後共に少し離れてしまった。正直4点ぐらいはひっくりかえるので銀になるか銅になるかメダル獲得に向けて全力で頑張ります。」

470級 吉岡選手: 「1レース目は良い所を走っていたがケースで2回転して9位2レース目は3位でフィニッシュしてメダルレースにつながるレースが出来ました。上とも下とも点差が近いので金は少し遠いのですがやれる事は全部やって目指せる所を目指して頑張りたい。」

Nacra17級 飯束選手: 「良いスタートはできてたのですが、良いレースは出来なかったので納得出来ませんでした。コースが逆逆で、後ろで回航して上がって来れなかった。細かいミスが続いて流れが良くない感じです。明日も軽風なので気持ちを切り替えて頑張りたいと思います。」

Nacra17級 西田選手: 「3レースを通して良いスタートも出来てその後の展開も上マークまでシングルで最終レースは3位で回れたので嬉しかったですが、順位を守れなかったのは技術もありますが悔しかったです。初めは緊張していましたが自分達のレースを出せたのかなと思います。」

大会成績
470級【参加艇数19艇】

3位岡田 奎樹 / 吉岡 美帆(トヨタ自動車東日本株式会社/株式会社ベネッセホールディングス)
1-2-2-6-(14)-12-9-3

Nacra級【参加艇数19艇】
17位飯束 潮吹 / 西田 カピーリア桜良(株式会社エス・ピー・ネットワーク/関西大学)
17-17-(19)-17-17-17-10-17-19-11-7-11

大会最終成績
49erFX級【参加艇数20艇】

17位田中 美紗樹 / 永松 瀬羅(株式会社豊田自動織機)
4-12-4-14-12-11-14-16-(19)-14-19-11

iQ FOiL級【参加艇数24艇】
18位富澤 慎(トヨタ自動車東日本株式会社)
6-20-3-BFD-15-18-13-17-18-(21)-9-17-13

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大会9日目は4〜8ノットの風で、風待ちをしながらナクラは3レースが行われました。470は海面を変更して途中までレースを行いましたが、途中で風が無くなりノーレースとなりました。順位の変動はなく総合3位で上位4カ国の点差は無く混戦模様で明日の予選最終日を迎えます。明日も風が弱い予報ですが、3レースが予定されています。

【選手コメント】
470級 岡田選手: 「今日は抑えても点数が近いので自分のレースをして右を使って左に行く考えでやっていたが抑えられたりする時に考えがグラついてしまいました。人と違う事をやってしまうと良くない、点数を意識してやる選択も良かったのかな?3日目点数を意識してしまって順位を落としてしまったので、そことの天秤のかけかたが良くなかった。全力で自分が出来る事をするのか点数を意識するのか判断をしていかないといけません。今日はラッキーでした。」

470級 吉岡選手: 「後3レースなので3レースでやれる事を全てやりきって近い点数のチームを意識してメダルレースで優位なポジションでいけるように頑張りたいと思います。」

Nacra17級 飯束選手: 「良いスタートはできてたのですが、良いレースは出来なかったので納得出来ませんでした。コースが逆逆で、後ろで回航して上がって来れなかった。細かいミスが続いて流れが良くない感じです。明日も軽風なので気持ちを切り替えて頑張りたいと思います。」

Nacra17級 西田選手: 「思ってたコースと噛み合わなかった。正解を見つけられずに間違えて間違えて負けた感じで不完全燃焼でした。今日も攻めてたけど攻める場所が良くなかったので明日は読みを当てたいと思います。
明日も軽風なので気持ちを切り替えて悔いが残らないようにしたいです。」

大会成績
470級【参加艇数19艇】

3位岡田 奎樹 / 吉岡 美帆(トヨタ自動車東日本株式会社/株式会社ベネッセホールディングス)
1-2-2-6-(14)-12

Nacra級【参加艇数19艇】
17位飯束 潮吹 / 西田 カピーリア桜良(株式会社エス・ピー・ネットワーク/関西大学)
17-17-(19)-17-17-17-10-17-19

大会最終成績
49erFX級【参加艇数20艇】

17位田中 美紗樹 / 永松 瀬羅(株式会社豊田自動織機)
4-12-4-14-12-11-14-16-(19)-14-19-11

iQ FOiL級【参加艇数24艇】
18位富澤 慎(トヨタ自動車東日本株式会社)
6-20-3-BFD-15-18-13-17-18-(21)-9-17-13

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大会8日目はミストラルが弱まり、6〜8ノットの中風でレースが行われました。海面も当初の予定から変更され470はフリウールで2レース、ナクラ17はマルセイユで3レース行われました。470は1レース目、本日もピンエンドから攻めてスタートを成功させますが、風の振れとアウターループで先行艇に離されカットレースとなりました。2レース目はスタートで出遅れてしまい他国から激しいカバーリングをされて順位を上げられず、苦しい1日となりました。オーストリア、スペインが2レース上位で纏めたため、岡田・吉岡組の3日目総合順位は3位になりましたが。上位4カ国の点差は無く、混戦模様となっています。

【選手コメント】
470級 岡田選手: 「まだ整理は出来ていないのですが、悪かった事が事実なので何が具体的に悪かったのか、どこの選択の時点で悪かったのか、コミュニケーションが少なかったし喋りが少ないという事は自分の整理が出来ていなかったのかなと思います。
明日はトラッキング等を見直して先に戦い方を考えてしっかりとやり切るようにして行きたいです。」

470級 吉岡選手: 「昨日の強風で残ったうねりや波でバランスや周りを見るのが難しく苦労した。明日は気持ちを切り替えて戦って行きたい。」

Nacra17級 飯束選手: 「今日の風は昨日より弱かったけれどフォイリングレースになり波が有りフォイリングが非常に難しいコンディションでした。フィリウール等の風の変化を読むのが難しくタックの回数が増えてしまった。明日から得意な軽風で順位がある程度決まってきているので攻めたレースをしてもうちょっと前に食い込めるようにしたいと思います。」

Nacra17級 西田選手: 「明日からの風は得意風域なので自分達の良いパフォーマンスをしたら前に行けると思うので、自分達の力を信じてやって行きたい。」

大会成績
470級【参加艇数19艇】

3位岡田 奎樹 / 吉岡 美帆(トヨタ自動車東日本株式会社/株式会社ベネッセホールディングス)
1-2-2-6-(14)-12

Nacra級【参加艇数19艇】
18位飯束 潮吹 / 西田 カピーリア桜良(株式会社エス・ピー・ネットワーク/関西大学)
17-17-(19)-17-17-17

大会最終成績
49erFX級【参加艇数20艇】

17位田中 美紗樹 / 永松 瀬羅(株式会社豊田自動織機)
4-12-4-14-12-11-14-16-(19)-14-19-11

iQ FOiL級【参加艇数24艇】
18位富澤 慎(トヨタ自動車東日本株式会社)
6-20-3-BFD-15-18-13-17-18-(21)-9-17-13

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8月3日(土)大会7日目ナクラ17クラスの予選シリーズが始まりました。
ミストラルが吹き20ノット近い強風で470クラス2レース、ナクラ17クラス3レース行われました。470は1レース目は本日もピンエンドから攻めて終始艇団をリード、最後のダウンウインドで抜かれましたが2位でフィニッシュし、後続との点数をさらに引き離します。2レース目については途中1位となる場面もありましたが順位を意識して集団に固く寄せにいったところ、後ろの集団に距離を詰められ最終的に6位フィニッシュとなりました。このレースではスペインからダウンウインドのスターボード/ポートの抗議を出されましたがルールサポートメンバーで一丸となってあらゆる手段を尽くして審問に望み、結果却下に持ち込むことができました。470は予選2日目も総合1位で大会3日目を迎えます。

【選手コメント】
470級 岡田選手: 「1-1で回れてスピードもそんなに悪くなくて、トリッキーな風だったのでカバーしながら、1レース目は2番で最後のダウンウインドでブローの配慮を失敗してしまいました。2レース目は途中から順位を意識してへダーでもかまわず寄せてしまったので集団に寄せられてしまったので、昨日と同じですがまずはプレッシャーをかけずに有る程度ソフトでカバーして3番以内を確定させてから勝負すれば良かった。風も含め今日が山場だったので明日から少し風が落ちてくるので期待してください。」

470級 吉岡選手: 「今日は風が強く山場だと思っていて、1レース目も2レース目もちょっとしたミスはあったのですが、それは皆んな同じなのでシングルでまとめられたので上出来でした。」

Nacra17級 飯束選手: 「初日はもともと強風予報だったので、難しいレースになると思っていたのですが、最初出だしは良かったのですが艇のトラブルが少しあって、そこは自分達でも反省しないといけません。そこから調子の波に乗れずに今日は終わってしまったので、明日以降はまた切り替えて頑張って行こうと思います。」

Nacra17級 西田選手: 「凄い気合入っていて1レース目も感覚が良かったのですが艇のトラブルでカムが5回位外れてしまって体力を消耗して艇にも抜かれてしまいました。明日はもう1回チェックして今日始まったばかりなので明日以降は走りをしっかりとあげていこうと思います。」

大会成績
470級【参加艇数19艇】

1位岡田 奎樹 / 吉岡 美帆(トヨタ自動車東日本株式会社/株式会社ベネッセホールディングス)
1-2-2-(6)

Nacra級【参加艇数19艇】
19位飯束 潮吹 / 西田 カピーリア桜良(株式会社エス・ピー・ネットワーク/関西大学)
17-17-(19)

大会最終成績
49erFX級【参加艇数20艇】

17位田中 美紗樹 / 永松 瀬羅(株式会社豊田自動織機)
4-12-4-14-12-11-14-16-(19)-14-19-11

iQ FOiL級【参加艇数24艇】
18位富澤 慎(トヨタ自動車東日本株式会社)
6-20-3-BFD-15-18-13-17-18-(21)-9-17-13

Report & Photo by オリンピック強化委員会

8月2日(金)大会6日目470クラスの予選シリーズが始まりました。他クラスの進行遅れでレース海面をCalanquesに変更して2レース行われました。スタート1下から攻めて1レースは全レグ1位でトップフィニッシュ、2レース目もフリートをリードして途中1位を走っていましたがスペインとの争いをしながら2位フィニッシュで初日を1位で終了しました。
明日からNacra17クラスの予選がスタートします。

【選手コメント】
470級 岡田選手: 「しっかりと攻めきると言う目標通り下スタートをしつこく狙って、距離感、加速感もバッチリでした。2レース目は上マーク回ってから集団を離してから勝負出来れば良かった、自分の順位を落としてでもスペインを前に出さないように戦い点差を広げられた。ライトウインドは前からボートスピードは良かったのですが今日も非常に良かった。ライトウインドの良い所を消さずにいろいろと改造してきているので明日風が吹いても5番くらいかなと予想しています。明日以降は風が落ちてくるので点数を見ながら誰をターゲットにしていくか考えながら戦っていきたいと思います。」

470級 吉岡選手: 「1レース目は最初から下スタート攻め切ろうと3回スタートして全部下スタートで、その後もプラン通りで行けました。緊張が結構良い集中に変わって風も得意な風域で点差を広げられたので明日も余裕を持って乗り込めそうです。」

大会成績
470級【参加艇数19艇】

1位岡田 奎樹 / 吉岡 美帆(トヨタ自動車東日本株式会社/株式会社ベネッセホールディングス)
1-2

大会最終成績
49erFX級【参加艇数20艇】

17位田中 美紗樹 / 永松 瀬羅(株式会社豊田自動織機)
4-12-4-14-12-11-14-16-(19)-14-19-11

iQ FOiL級【参加艇数24艇】
18位富澤 慎(トヨタ自動車東日本株式会社)
6-20-3-BFD-15-18-13-17-18-(21)-9-17-13

Report & Photo by オリンピック強化委員会

8月1日(木)大会5日目はiQ FOiLは予選最終日でアップウインドコースを5レース予定していましたが、風速が上がりきらず風待ちをしながらアップウインドを2レース、スラロームを1レース行いました。アップウインドもスラロームもスタートから攻めましたが最終成績18位で大会を終えました。
明日から後半組470クラスの予選がスタートします。

【選手コメント】
iQ FOiL級 富澤選手: 「今回は実力不足で挑むというのは最初から分かっていたことなので、いかに攻めたレースをして可能性を掴んでいくかというチャレンジをしたかったので、その目標に対してはすごく大満足にオリンピックを終えることができました。結果は18位で振るわなかったですが、今回新種目にチャレンジして、僕もいろいろな意味でチャレンジしていきましたし、一緒にやっているメンバーもチャレンジしているので、ここがスタートになってこの新種目で世界と対等に戦える人たちが出てきてくれること祈っています。
今日の最初の2本は自分の一番得意としているコースレースだったので、そこなら対等に戦えるなと思いました。ここに来る前から解決できていない課題というのは多々あったので、その通りの結果がレース毎に出ていたのじゃないかと思います。
まだ体重も追いついていなく、ライトウインドにしぼって今回、そこに可能性があるのではないかと思ってチャレンジしていました。そのとおりライトウインドで、失敗もありましたけど、いいときはそれなりにトップと絡んで走れていたと思います。自分が苦手意識を持っていた強風域では、まだまだだったという感じです。」

大会成績
49erFX級【参加艇数20艇】

17位田中 美紗樹 / 永松 瀬羅(株式会社豊田自動織機)
4-12-4-14-12-11-14-16-(19)-14-19-11

iQ FOiL級【参加艇数24艇】
18位富澤 慎(トヨタ自動車東日本株式会社)
6-20-3-BFD-15-18-13-17-18-(21)-9-17-13

Report & Photo by オリンピック強化委員会

大会4日目はiQ FOiLはマラソンレースが予定されていましたが、風速が上がらなかった為スラロームレースに変更し4レース実施されました。
49erFXは予選最終日で10ノット前後の風で3レース行われ、メダルレースに残るようスタートから果敢に攻めましたが道具トラブル等もあり総合17位で大会を終えました。
明日はiQ FOiLの予選最終日となります。

【選手コメント】
49erFX級 田中選手: 「トラブルもあったので悔しかったですが、特に最後のレースは自分達のベストパフォーマンスが出せていたと思います。レースが進むにつれて順位は下がる結果にはなってしまいましたが、最初の予想よりはだいぶ良いレースが出来てたと思います。アジア大会で負けた中国よりも前を走れたのでそう言う部分では成長を感じられた大会でした。」

49erFX級 永松選手: 「初日が凄く良かっただけに、日に日に順位を落としてしまった所は凄く悔しく思いました。レースをしていく中で課題としていたスピードは克服できてレースが出来ていたので、自分達の中では納得した走りが出来た。結果は凄く残念でいたが自分達のベストは尽くせたかなと思います。」

iQ FOiL級 富澤選手: 「今日はスラロームにしては強風のレースで世界の壁を思い知らされました。
スタートで有利サイドから出たり、トップ選手を避けてスタートしたり、いろいろ試してみたものの有利でないサイドから出ると追いつけない状態で有利サイドはトップ選手がひしめき合っていて、スタートから出れないと言う苦しい展開でした。
気持ち的には凄く刺激的で楽しい1日で、まだ可能性が有るので明日も頑張ります。」

大会成績
49erFX級【参加艇数20艇】

17位田中 美紗樹 / 永松 瀬羅(株式会社豊田自動織機)
4-12-4-14-12-11-14-16-(19)-14-19-12

iQ FOiL級【参加艇数24艇】
18位富澤 慎(トヨタ自動車東日本株式会社)
6-20-3-BFD-15-18-13-17-18-(21)

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7月30日(火)大会3日目は49erFXはフリウールの海面で8〜18ノットと徐々に風が吹き上がる風で3レースが行われ、風速が上がり波が有るコンディションでは展開も苦しく総合14位となりました。iQ FOiLはマルセイユの海面で風の吹き上がりに合わせてスラロームで3レース、アップウインド2レースの合計5レースを行いました。
3レース目にBFDとなったレースはスタッフでライブ映像、会場外撮影映像等確認し選手とリクエスト申請を行いましたが残念ながら結果は変わりませんでした。

【選手コメント】
49erFX級 田中選手: 「課題だったスピードについては成長しているところが他の選手と一緒に走れて実感できたのですが、レース展開が上手く出来ず悔しかったです。以前より置いて行かれてどうしようもないみたいな状態にはなっていなかったので明日はチャンスがあると思っています。メダルレースに残れるように頑張りたいです。」

49erFX級 永松選手: 「風速がある中のレースで課題としていたボートスピードは少し克服出来た出来たがトップ選手と競っている中で展開が追いつかず順位を上げることが出来なかったです。明日も同じような風が吹く予報なので改善してより良いレースを目指します。」

iQ FOiL級 富澤選手: 「スラロームは失敗と成功を繰り返してしまった。風のシフトが多すぎてどうしようもない所もあったのですが、BFDの救済をだしたので通ってくれる事を期待しています。コースレースは予想通り、実力順のメンバーでフィニッシュになっているので明日はミスを修正して頑張りたいと思います。」

大会成績
49erFX級【参加艇数20艇】

14位田中 美紗樹 / 永松 瀬羅(株式会社豊田自動織機)
4-12-4-14-12-11-14-16-(19)

iQ FOiL級【参加艇数24艇】
15位富澤 慎(トヨタ自動車東日本株式会社)
6-20-3-BFD-15-18

Report & Photo by オリンピック強化委員会

7月29日(月)大会2日目は49erFXがコルニシェの海面で10〜5ノットと徐々に落ちていく軽風下の中3レースが行われ、田中・永松組はボートスピードはあったのですが展開が噛み合わず 14-12-11で総合7位となりました。iQ FOiLはマルセイユの海面にてギリギリの軽風コンディション下のスラロームレースが1レース行われ良いスタートを決め6位で終えました。
2クラス共接触があり艇の修理も発生しましたが修理スタッフを始めとしてサポートスタッフで即座に審問及び修理の対応を行い、明日のレースに向けては引続き万全の体制で臨むことができそうです。

【選手コメント】
49erFX級 田中選手: 「今日は風が弱くてチャンスがあるコンディションだったのですが、波に苦戦して自分達のリズムが掴めませんでした。なんとか明日に繋がる順位に収められたので明日も頑張ります。」

49erFX級 永松選手: 「2日目の風速は昨日と変わらず弱かったですが、特に前半戦ではチョッピーな波に苦戦しました。2、3レース目は自分達の走りは出来たのですが展開が追いつかずもう少し順位を上げれそうでしたが上げれませんでした。明日はもう少し風が吹くのでその中で自分達の走りをして頑張りたいと思います。」

iQ FOiL級 富澤選手: 「今日の成績的には自分の中では実力を超える結果を取れたと思います。3回スタートして1回目はクラッシュしてしまい注意が足りていなかったところがあったと思います。3回目は完全に出遅れてしまったので明日はスタートでの失敗をしないように作戦を立てていきたいと思います。」

大会成績
49erFX級【参加艇数20艇】

7位田中 美紗樹 / 永松 瀬羅(株式会社豊田自動織機)
4-12-4-(14)-12-11

iQ FOiL級【参加艇数24艇】
6位富澤 慎(トヨタ自動車東日本株式会社)
6

Report & Photo by オリンピック強化委員会

大会初日は49erFXがフリウールの海面で5〜7ノットの軽風下で3レースを実施しました。田中・永松組にとっては得意な風域でボートスピードも良く、初日を4-(12)-4の総合4位の良い入りで初日を終えました。
iQ FOiLクラスは一度海面に出ましたが、風が上がらず16時30分に本日のレースは延期となりました。
スタッフ陣は丘の上からの撮影部隊、コンテナでのライブ映像、トラッキング録画の2部隊に分かれて審問に向けて万全の体制を整えました。
明日も軽風が予想されていますが、引続き代表選手の応援をよろしくお願いします。

【選手コメント】
49erFX級 田中選手:
「軽風コンディションは自信があり良い成績が出せて良かったです。ミスはもっと少なくしないといけないがパフォーマンスは良かったです。明日も風が弱そうなので、さらに前を走れるように頑張りたいです。」

49erFX級 永松選手: 「2人とも珍しく緊張する事なくレースに挑めました。、気持ち的にも自分等が得意とする風域で自信を持って落ち着いてレースができました。
2レース目はスタート失敗して、そこから巻き返しが出来なかったです。一つのミスで順位が大きく落ちてしまうので、明日以降ミスを出来るだけ無くして成績に繋げていきたいです。」

大会成績
49erFX級【参加艇数20艇】

4位田中 美紗樹 / 永松 瀬羅(株式会社豊田自動織機)
4-(12)-4

iQ FOiL級【参加艇数24艇】
-位富澤 慎(トヨタ自動車東日本株式会社)

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7月27日(土)、大会前日は昼からシーブリーズが徐々に上がって、各チームは海上で最後のセッティングと動作の確認をしながらレース海面のチェックを行いました。海上練習後はマストを倒してリグ等を念入りにチェックしたり、サポートボートにスペアパーツの積み込み等最後の準備を行い、選手はトレーナーのケアを受けてコンディショニングを行なって明日からのレースに挑みます。

スタッフ陣もケース時の動画撮影や動画の転送テスト等、明日からのレースに向けて最後の調整を行いました。

明日から、いよいよiQFOiLクラスとFXクラスの第1レースがスタートします。
代表チームへの応援をよろしくお願い致します。

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7月26日(金)本日はレース開始が後半組の470チームもマルセイユ入りして全選手会場入りしました。ミストラルが吹き終わり各チーム弱いシーブリーズですが海上で最終調整を行なっています。
スタッフ陣も28日からのレースに向けて審問時の撮影テストや予備部品の整理等、レース本番に向けて準備を行なっています。
海上練習後は疲労回復やリラクゼーション、柔軟性、全身持久力の維持を目的にコンディショニングを行なっています。 19時からはパリと中継して開会式が行われます。

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Paris 2024 オリンピック大会が2024年7月20日(土)〜8月9日(金)フランス・マルセイユで開催されます。マルセイユはパリから南東約800キロの所に位置しており、雨が少なく日差しは強いですが乾燥していて過ごしやすい気候です。22日からはミストラルで3日間連続の強風となっていました。
参加は各クラス予選を勝ち抜いたチームに限られ、日本からは下記の4種目7選手が出場します。

大会名:Paris 2024
開催地:フランス・マルセイユ
大会期間:2024年7月20日(土)〜8月9日(金)22日間

出場選手
470mix

岡田 奎樹(トヨタ自動車東日本株式会社)
吉岡 美帆(株式会社ベネッセホールディングス】

49erFX
田中 美紗樹(株式会社豊田自動織機)
永松 瀬羅(株式会社豊田自動織機)

Nacra17
飯束 潮吹(株式会社エス・ピー・ネットワーク)
西田 カピーリア桜良(関西大学)

iQFOiL
富澤 慎(トヨタ自動車東日本株式会社)

本日24日はiQ FOilの2回目の計測と49erFxの計測が行われました。開会式が26日に行われ28日からiQ FoiL/49erFxのレースが行われます。日本チームへの応援のほど、よろしくお願い致します。

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