期間:2024年8月17日(土)〜8月25日(日)
開催地:和歌山/NTC

和歌山NTCにて9日間の期間でHOPE・HOPEユースの第8回の合宿を実施しました。インターハイ直後の合宿ということもあり、インターハイに参加した選手はレースの振り返りを行い、各自新たな課題を海上練習で取り組みました。

【メンタル講習】前田講師
メンタル講習では直近の大会をそれぞれ振り返り、継続していくこと・改善が必要な項目をそれぞれ挙げた後、自分の目標に向けて必要な取り組む姿勢や内容(価値観)を付箋に書きだし他者と共有しました。それぞれ目標に向けて必要な価値観が違い、選手同士で価値観を共有し合うことで目標に向けた新しいアプローチ方法や価値観を知る機会となりました。

【ルール講習】吉本講師
ルール講習ではインターハイでプロテスト委員長を務めた吉本さんから実際にレースで起きたケースを振り返り、救済の要件に必要な事項等を再確認しました。
講習内では模擬審問を行い、インシデントの瞬間の艇間がどれくらいだったのか、お互いの艇の見え方等詳細に伝えることでより確からしさが増すことを学びました。

【フィジカルトレーニング】寺田トレーナー/秋間トレーナー/相馬トレーナー/石井トレーナー/山口トレーナー
10月体力測定予定の項目であるバーベルスクワット等のウェイトを使ったトレーニングフォームの確認を行いました。各トレーナーが選手1人1人に対して細かくフォームのチェックを行い、ウェイトトレーニングを行う際の留意点を指導してもらいました。
HOPEユースの選手は徐々にウェイトトレーニングに取り組み始めており、成長期に怪我が無いよう引き続き正しいフォームで取り組んで欲しいと思います。
合宿期間中はシーブリーズが午後から入ることが多く、午前中にHOPEユースは基礎的なフィジカルトレーニングを行い、HOPEは各自決められたウェイト等のトレーニングメニューを行いました。
今合宿ではHOPE全体で一緒にトレーニングをする機会があり、HOPE選手が各自のトレーニングメニューを黙々と集中して取り組んでいる姿を見て、HOPEユース選手は良い刺激になりました。

【海上練習】各クラス担当コーチ
海上練習は各クラスに分かれて実施しました。
午前中は風が弱い日が多かったですが、午後から夏らしくシーブリーズが西から入り、10〜14ノットの風で海上練習を実施することができました。
各クラス基本動作の反復練習を行い、微風から中風までのコンディションで各風域の課題に取り組むことができました。また、29erクラスでは合宿最終日の2日間で全日本29er選手権が和歌山セーリングセンターで開催され、HOPE選手から7名が参加しました。
レースは5ノットの微風から12ノットの順風で計8レース行われ、HOPEユースの堤悠人/後藤大志チームが優勝を飾りました。今回の全日本29erは初の単独開催となり、7艇と少ないエントリーでしたが今後もスキフが盛んになり、来年はより艇数が多い大会開催を目指したいと思います。

Report & Photo by オリンピック強化委員会

日本スポーツ振興センター

本合宿は、スポーツ振興くじ助成金を受けて実施されています。