期間:2025年2月12日(水)〜2月17日(月)6日間
開催地:沖縄県・座間味島
2025年2月12日(水)〜17日(月)の期間、沖縄県座間味島にてHOPE 選手を対象とし、ジュニアワールドのメダル獲得と2028 年・2032 年のオリンピックでのメダル獲得に向け帆走技術/セーリング理解力/フィシカル等、総合的なセーリングパフォーマンスの向上を目的に合宿を開催しました。
【海上練習】
座間味は海面を選んで練習が出来るので、強風の荒波やフラット海面など練習内容によって場所を変えながら徹底的に乗り込みました。
470クラスは座間味の外海のうねりのある海面へ毎日行き、曳航で1時間程度引っ張り、ダウンウィンドを走る、終わってはまた曳航の繰り返しを日々行いました。座間味の外海ほど、うねりのある海面は海外大会でもそう多くはありません。このチャンスを生かし、うねりのダウンウィンドの中でのスキッパー・クルーのコンビネーション、ハンドリング、パンピング、ウーチングといった技術を駆使し、波にいかに乗るかということにターゲットを絞り海上練習を行いました。
選手たちは沈することも多々ありましたが、日に日に少なくなり、終盤はハードなコンディションでも果敢に攻めた走りができるようになりました。
FXクラスはシニアチームの豊田織機チームと合同で合宿を行い、帆走練習を中心に行いました。海上練習の中ではペアの乗り換えも行っていただき、実際に一緒に乗ることで、帆走中の細かい部分でのアドバイスをもらうことができました。
昨年のパリオリンピックに出場したオリンピアンと一緒に乗れる機会はそうはありませんが、その中でも臆することなく日々一緒に走り合わせることで、終盤はかなり近いボートスピードを出すことができました。
【フィジカルトレーニング】
HOPE選手は日々行っている選手毎に作成されたメニューを中心に行いました。それだけではなく、今年からはHOPE育成プログラムではクラス別・ポジション別に設定した専門的なフィジカルトレーングを取り入れています。これまでに比べメニューが増えましたが、今期最後の座間味合宿、選手は集中力を切らすことなくトレーニングを行いました。
Report & Photo by オリンピック強化委員会