期間:2025年5月9日(金)~5月11日(日)3日間
開催地:山口県スポーツ交流村
本合宿は、2026年ユースワールド代表を目標に、基本動作、帆走技術向上、コントロールロープの役割とセールカーブの理解向上を目的に合宿を開催しました。
【海上練習】
今回の合宿では、安定して20ノットの風が入っており、強風コンディションでの帆走技術の向上を主に練習を実施しました。
現状の課題では、強風時のクローズホールドで安定したボートコントロール(フラット)を目指していくためにどのような項目を改善することが目標達成につながるのかをスキッパー・クルーごとに項目別に分けて改善に取り組みました。
【スキッパー】
① メインシートトリム
② 各種コントロールロープの使用するタイミングと変化の確認
③ ハイクアウトのボディアクション(キネティクス含む)
④ 波・うねりに対するハンドリングの向上(ボディアクションとの連携動作)
【クルー】
① 前後移動
② ブローでのセールトリム
③ 波・うねりに対してのロッキング(キネティクス含む)
④ 前後移動の重要性
⑤ ブローコールの重要性
それぞれのポジションで各項目を改善していき、安定してフラットで走れるようになってきましたが、強風での動きをより正確にしていくためには動作の土台となるフィジカルがまだまだ足りていないことが確認できました。選手はその時のベストで望んでいましたが、継続したトレーニングの取り組みが技術向上につながっていることが合宿を通じて再確認できたことは収穫でした。
またブローの前後で事前にコントロールロープの調整を行うことも安定した帆走につながることも、かなり対応できるようになりましたが、精度的にはまだまだ練習が必要で動画を見て改善ポイントを確認しました。
ダウンウィンドでは安定したボートバランスを目標にアングルの変化によるお互いのセール・スピントリムとコミュニケーションの質を向上するための改善を長いレグを帆走しテーマを設けて取り組み改善に努めました。
2日間の合宿でしたが、風にも恵まれ課題の改善に取り組むことができました。海上の改善と陸上でのトレーニングもレベルアップには重要な項目ですので、継続した取り組みができるよう確認し合宿を終了しました。
Report & Photo by オリンピック強化委員会