期間:2025年5月9日(金)~5月11日(日)3日間
開催地:葉山沖 /葉山新港・森戸海岸
神奈川県 葉山にて5/9〜5/11の3日間の日程で、iQFOiLクラスのHOPEユース選手を対象にした個別強化合宿を実施しました。本合宿は、和歌山NTCで5月5日まで開催された選考大会を経てユースワールド代表となった小薗選手と大島選手が参加し、7月末にフランスで開催されるIQFOILユース世界選手権及び12月にポルトガルで開催されるユースワールドに向けてそれぞれの課題を強化することを目的に行われました。
3日間を通し南よりの風が吹き、微風から強風まで様々なコンディションの中で海上練習を実施できました。初日は普段あまり時間の取れない用具の整備も行い、ダウンのカニンガムシステムを作成しテストするなどの時間を確保しました。海上ではフォイルタック練習に最適なコンディションでマークを使って反復練習を行い、4月合宿時より動作効率が上がり素早い乗り移りでのタック練習を実施しました。2日目は大雨及び視界不良により、午前はトレーニング施設に移動しウェイトを使ってフィジカルの課題に取り組みました。増量に加え上半身の筋力アップも今後の目標となります。午後は風向風速が夕方にかけて変化の激しい難しいコンディションでしたが、シニア選手とマーク練習を実施しストラテジーやタクティクスにおいて学ぶことの多い練習ができました。最終的には25~30ノット近い荒れたコンディションになり強風のうねりの中での帆走力も確認できました。3日目は風の期待できない予報でしたが、午前から風が入り始め、スピード面での課題であるフォーム改造に向けてテストを行いました。今後の合宿でも改善に向けて取り組んでいきます。
この時期から週末の葉山沖合はヨットが多くそれぞれのクラスの強化の現場も賑わっています。合宿を通していろいろな経験を積み重ね今後も目標に向けて強化を進めていきます。
Report & Photo by オリンピック強化委員会