大会6日目

昨日同様、風の入りが遅くAPフラッグが掲揚され、1時間程度の風待ちの後、出艇していきました。女子は2レース、オープン・MIX、シルバーは1レース消化しました。最終日は一矢報いてやろうという気が強いのか何度もゼネラルリコールを繰り返し、16時30のタイムリミットを迎えレガッタは終わりました。
日本チームは女子の森山・林組が最終レースに抜群のスタートを決めマーク毎にリードを広げ最終的には1レグ近く差をつけトップフィニッシュを決めました。
オープン・MIXでは5日目まで安定したスコアを取り続けたブラジル・ギリシャが3位以下に11レースを終えて30点差をつけており優勝争いは2チームに絞られました。
結果的に成立することのなかった12レース目では3度のスタートシークエンスの中ブラジルとギリシャは4分前から本部船の上から仕掛け合います。白熱したマッチレースはサポートボートエリアまで進出し避けなければならないほどでした。3回目のゼネラルリコールを迎えた時点で16時25分になりA P A旗が掲揚され11レース目に会心のトップフィニッシュを決めたブラジルの逆転優勝になりました。
優勝したブラジルチームは11レース中6レースを3番以内に抑えるといった抜群の安定感を見せました。今大会を終えて各チーム現状の確認と新たな課題が出たと思います。日本に帰り練習に取り組み更なる高みを目指して欲しいと思います。
日本チームの応援ありがとうございました。

【DAY5 総合成績】
420Men/Mix級【全101艇】

25位 池田 航介 / 本多 剛(霞ヶ浦セーリングチーム)
6-3-16-14-(34)-28-31-11-15-31-20

44位 岡田 海洋 / 渡邊 陽斗(津工業高校ヨット部)
25-42-12-30-19-20-20-(42)-40-37-37

69位 上田 舞花 / 中川 出帆(葉山町セーリング協会)
46-37-(47)-40-20-35-11-12-7-3-33

79位 内田 歩 / 佐藤 直輝(葉山町セーリング協会)
37-26-35-37-40-(44)-1-7-36-18-40

96位 蔭山 陵 / 中野 瑠一(和歌山工業高校ヨット部)
48-48-48-47-29-46-14-33-34-(BFD)-48

100位 齋脇 倖佑 / 丸野 悠正(西南学院高校)
47-47-44-49-49-(51)-41-39-46-43-49

101位 谷地館 侑斗 / 高橋 昇太郎(仙台第一高校)
47-50-50-50-50-50-42-(BFD)-39-41-46

420Women級【全42艇】
20位 森山 伊織 / 林 深姫(鳥取県セーリング連盟)
34-28-6-24-6-8-9-22-33-(NSC)-26-1

34位 嘉手川 浬帆 / 三浦 海珠(葉山町セーリング協会)
(38)-27-32-30-32-19-28-24-20-21-38-37

U17級【全74艇】
40位 青山 侑友 / 飯田 泰雅(葉山町セーリング協会)
26-19-27-(29)-18-14-4-6-10-13-6

57位 岡田 晴 / 西村 航洋(江ノ島ジュニアヨットクラブジュニア)
25-DNC-28-22-34-27-(BFD)-18-17-14-2

70位 三浦 汰依 / 稲葉 奏介(葉山町セーリング協会)
27-29-33-35-24-32-26-30-8-(35)-27

▲スタート前に仕掛け合うブラジル・ギリシャチーム
▲オープンMIXの上位3チーム
▲最終ミーティングの様子

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日本スポーツ振興センター
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大会5日目

昨日同様、風の入りが遅くAPフラッグが掲揚され、1時間程度の風待ちの後、出艇していきました。ゴールド・女子フリートは沖、シルバーフリートは岸寄りでの海面で、全フリート2レースが行われました。昨日より風速が弱く8knot~10knot、上がった時は12knot程度まで上がります。コーチボートから見た感じだと、風速が上がれば右、落ちれば岸の影響で左が大きく伸びます。当然、海外選手も同じことを考えており、有利サイドには多くの船が集まり混戦の中でのスタートとなります。ゴールドフリートの日本チームはスタート後に有利サイドに展開できません。そして一度順位を落とすと艇団に飲まれてしまい、なかなか上げる事が出来ません。日本チームだけでなく、他国のチームも出入りの激しいレースとなっています。シルバーフリートでは強弱の激しい中、上田・中川ペアが本日2レースで7・3と順位を上げる事が出来ています。
明日は大会最終日です。順位を少しでも上げれるようしっかりと準備してレースに臨みます。

【DAY5 総合成績】
420Men/Mix級【全101艇】

24位 池田 航介 / 本多 剛(霞ヶ浦セーリングチーム)
6-3-16-14-(34)-28-31-12-15-31

44位 岡田 海洋 / 渡邊 陽斗(津工業高校ヨット部)
25-42-12-30-19-20-20-(43)-40-37

65位 上田 舞花 / 中川 出帆(葉山町セーリング協会)
46-37-(47)-40-20-35-11-12-7-3

75位 内田 歩 / 佐藤 直輝(葉山町セーリング協会)
37-26-36-37-40-(44)-1-7-36-18

93位 蔭山 陵 / 中野 瑠一(和歌山工業高校ヨット部)
48-48-48-47-29-46-14-33-34-(BFD)

99位 齋脇 倖佑 / 丸野 悠正(西南学院高校)
47-47-45-49-49-(51)-41-39-46-43

101位 谷地館 侑斗 / 高橋 昇太郎(仙台第一高校)
47-50-50-50-50-50-42-(BFD)-39-41

420Women級【全42艇】
22位 森山 伊織 / 林 深姫(鳥取県セーリング連盟)
34-28-6-24-6-8-9-22-33-(NSC)

30位 嘉手川 浬帆 / 三浦 海珠(葉山町セーリング協会)
(38)-27-32-30-32-19-28-24-20-21

U17級【全74艇】
40位 青山 侑友 / 飯田 泰雅(葉山町セーリング協会)
26-19-27-(29)-18-14-4-6-10-13

60位 岡田 晴 / 西村 航洋(江ノ島ジュニアヨットクラブジュニア)
25-DNC-28-22-34-27-(BFD)-18-17-14

69位 三浦 汰依 / 稲葉 奏介(葉山町セーリング協会)
27-29-33-35-24-32-26-30-8-(35)

Report & Photo by オリンピック強化委員会

日本スポーツ振興センター
日本スポーツ振興センター

大会4日目

大会4日目は長い1日となりました。2時間の風待ちの後ゴールド・女子フリートは沖の海面へシルバーフリートは岸寄りの海面へと出艇し、18時30ごろまでレースを行い全カテゴリー2レースを消化しました。
チームジャパンは全体的に順位を上げることができた1日でした。オープンMIX・女子は順位の浮き沈みが激しい1日でしたが、上位陣を含めてカットレースに近いスコアを複数持っているため、残り4レースで大きく順位の入れ替わりが予想されます。シルバーフリートでは内田・佐藤組が1-7とスコアをまとめ前日から大きく順位を上げました。
明日も軽風が予想されます。チャンスはまだまだ残っています、少しでも順位を上げれるように取り組んでいきます。

【DAY4 総合成績】
420Men/Mix級【全101艇】

27位 池田 航介 / 本多 剛(霞ヶ浦セーリングチーム)
6-3-16-14-(34)-28-31-12

45位 岡田 海洋 / 渡邊 陽斗(津工業高校ヨット部)
25-42-12-30-19-20-20-(43)

70位 内田 歩 / 佐藤 直輝(葉山町セーリング協会)
37-26-36-37-40-(44)-1-7

74位 上田 舞花 / 中川 出帆(葉山町セーリング協会)
46-37-(47)-40-20-35-11-12

91位 蔭山 陵 / 中野 瑠一(和歌山工業高校ヨット部)
(48)-48-48-47-29-46-14-33

99位 齋脇 倖佑 / 丸野 悠正(西南学院高校)
47-47-45-49-49-(51)-41-39

101位 谷地館 侑斗 / 高橋 昇太郎(仙台第一高校)
47-50-50-50-50-50-42-(BFD)

420Women級【全42艇】
17位 森山 伊織 / 林 深姫(鳥取県セーリング連盟)
(34)-28-6-24-6-8-9-22

31位 嘉手川 浬帆 / 三浦 海珠(葉山町セーリング協会)
(38)-27-32-30-32-19-28-24

U17級【全74艇】
42位 青山 侑友 / 飯田 泰雅(葉山町セーリング協会)
26-19-27-(29)-18-14-4-6

66位 岡田 晴 / 西村 航洋(江ノ島ジュニアヨットクラブジュニア)
25-DNC-28-22-34-27-(BFD)-18

70位 三浦 汰依 / 稲葉 奏介(葉山町セーリング協会)
27-29-33-(35)-24-32-26-30

Report & Photo by オリンピック強化委員会

日本スポーツ振興センター
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大会3日目

2日目までスケジュール通りにレースがこなせており、本日も13時スタートに向けて今までと同様の時間で準備をすすめました。昨日までと比べて、風速は少し落ちましたが、10~12knotの風が入ってきており、一昨日と同様、女子とU17は岸に近い海面、オープンMIXは沖の海面へ12時に出艇していきました。予選最終日となる今日、チームジャパンは少しでも多くの艇がゴールドフリートに残れる為の大切な1日です。
オープンMIXでは、池田・本多ペアが1レース目にスタート後フロントラインで生き残れたものの、逆海面の艇団にごっそりやられてしまい34位。2レース目はスタートではじき出されてしまい28位と、ゴールドフリートには残りましたが、良いところがありません。ゴールドフリートのボーダーであった岡田・渡邊ペアは両レース20位前後で、滑り込みでゴールドフリートとなりました。女子は森山・林ペアが、スタートは良くないものの、ボートスピードとシフトに合わせたコース取りで6位・8位とまとめ順位をアップさせました。大切な1日でしたが、日本チームは順位を落とす艇が多く、残念な結果となりました。
オープンMIX・U17はゴールド・シルバーに分かれてレースとなります(女子は1フリート)。レースはここからが本番。明日は今日以上に風が落ちる予報です。上位陣も崩している艇が多く、チャンスはまだまだ残っています。落ち着いてレースをして少しでも順位を上げれるように気持ちを切り替えてレースに臨みます。

【DAY3 総合成績】
420Men/Mix級【全101艇】

27位 池田 航介 / 本多 剛(霞ヶ浦セーリングチーム)
6-3-16-14-(34)-28

50位 岡田 海洋 / 渡邊 陽斗(津工業高校ヨット部)
25-(42)-12-30-19-20

84位 内田 歩 / 佐藤 直輝(葉山町セーリング協会)
37-26-36-37-40-(44)

85位 上田 舞花 / 中川 出帆(葉山町セーリング協会)
46-37-(47)-40-20-35

96位 蔭山 陵 / 中野 瑠一(和歌山工業高校ヨット部)
(48)-48-48-47-29-46

98位 齋脇 倖佑 / 丸野 悠正(西南学院高校)
47-47-45-49-49-(51)

101位 谷地館 侑斗 / 高橋 昇太郎(仙台第一高校)
47-(50)-50-50-50-50

420Women級【全42艇】
17位 森山 伊織 / 林 深姫(鳥取県セーリング連盟)
(34)-28-6-24-6-8

32位 嘉手川 浬帆 / 三浦 海珠(葉山町セーリング協会)
(38)-27-32-31-32-19

U17級【全74艇】
48位 青山 侑友 / 飯田 泰雅(葉山町セーリング協会)
26-19-27-(29)-18-14

62位 岡田 晴 / 西村 航洋(江ノ島ジュニアヨットクラブジュニア)
25-(DNC)-28-22-34-27

65位 三浦 汰依 / 稲葉 奏介(葉山町セーリング協会)
27-29-33-(35)-24-32

Report & Photo by オリンピック強化委員会

日本スポーツ振興センター
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大会2日目

大会2日目はコーチミーティング後に大会開催記念の植樹セレモニーが実施されました。前日までに比べ風速も落ち着き10〜15ktで全カテゴリー予定通り2レースを完了するこができました。海面は昨日と入れ替えで女子とU17は沖の海面、オープンMIXは岸よりの海面へ12時に出艇していき、定刻通りにスタートをしました。
日本チームはスタートで苦戦を強いられ、いきたい海面に行くことができず1マークから海外選手に置いて行かれることが多かったです。そんな中でも森山・林組は第3レースでうまく抜け出し6位でフィニッシュをしました。
明日は予選最終日、軽風予報です。Women以外はゴールド・シルバーフリートに分けられます。少しでも多くの艇がゴールドフリートに残るために最後まで上位を目指し走り抜いて欲しいと思います。

【DAY2 総合成績】
420Men/Mix級【全101艇】

12位 池田 航介 / 本多 剛(霞ヶ浦セーリングチーム)
6-3-(16)-14

58位 岡田 海洋 / 渡邊 陽斗(津工業高校ヨット部)
25-(42)-12-30

83位 内田 歩 / 佐藤 直輝(葉山町セーリング協会)
(37)-26-37-37

89位 上田 舞花 / 中川 出帆(葉山町セーリング協会)
46-37-(47)-40

97位 齋脇 倖佑 / 丸野 悠正(西南学院高校)
47-47-46-(49)

97位 蔭山 陵 / 中野 瑠一(和歌山工業高校ヨット部)
(48)-48-48-47

101位 谷地館 侑斗 / 高橋 昇太郎(仙台第一高校)
47-(50)-50-50

420Women級【全42艇】
23位 森山 伊織 / 林 深姫(鳥取県セーリング連盟)
(34)-28-6-24

36位 嘉手川 浬帆 / 三浦 海珠(葉山町セーリング協会)
(38)-27-32-31

U17級【全74艇】
57位 青山 侑友 / 飯田 泰雅(葉山町セーリング協会)
26-19-27-(29)

60位 岡田 晴 / 西村 航洋(江ノ島ジュニアヨットクラブジュニア)
25-DNC(38)-28-22

65位 三浦 汰依 / 稲葉 奏介(葉山町セーリング協会)
27-29-33-(35)

▲第3レースゲートマークを4位で回航する森山・林組
▲ゲートマーク付近は大混戦です
▲植樹セレモニーの様子

Report & Photo by オリンピック強化委員会

日本スポーツ振興センター
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大会1日目

13時スタート予定に向けて11時頃から選手たちが集まり始めました。風は午前中からしっかりと入っており、女子とU17は岸に近い海面、オープンMIXは沖の海面へ12時に出艇していき、定刻通りにスタートをしました。
沖からの安定した風で、風速は18knots~25knotまで吹き上がり、全てのクラスで2レースが行われました。日本チームは強風域での走りで海外選手に置いて行かれることが多かったですが、池田・本多ペアは両レースともにシングルで上マークを回航し、徐々に順位を上げていきました。特にダウンウインドでのスピードが良く、現地で練習した際に乗艇位置を意識した走りがはまっている様子でした。本日の2レースを6位、3位と走り切り、暫定成績で6位としました。
明日以降は風が少し落ち着く予報です。明後日までが予選シリーズとなっている為、少しでも多くの艇がゴールドフリートに残り、レベルの高い中でのレースができるように頑張っていきます。

【DAY1 総合成績】
420Men/Mix級【全101艇】

6位 池田 航介 / 本多 剛(霞ヶ浦セーリングチーム)
6-3

68位 内田 歩 / 佐藤 直輝(葉山町セーリング協会)
37-26

72位 岡田 海洋 / 渡邊 陽斗(津工業高校ヨット部)
25-42

87位 上田 舞花 / 中川 出帆(葉山町セーリング協会)
46-37

96位 齋脇 倖佑 / 丸野 悠正(西南学院高校)
47-46

98位 蔭山 陵 / 中野 瑠一(和歌山工業高校ヨット部)
48-47

99位 谷地館 侑斗 / 高橋 昇太郎(仙台第一高校)
47-50

420Women級【全42艇】
29位 森山 伊織 / 林 深姫(鳥取県セーリング連盟)
34-28

36位 嘉手川 浬帆 / 三浦 海珠(葉山町セーリング協会)
38-27

U17級【全74艇】
46位 青山 侑友 / 飯田 泰雅(葉山町セーリング協会)
26-19

57位 三浦 汰依 / 稲葉 奏介(葉山町セーリング協会)
27-30

63位 岡田 晴 / 西村 航洋(江ノ島ジュニアヨットクラブジュニア)
25-DNC(38)

▲出艇時の様子。かなり遠浅です
▲レース海面までの帆走練習
▲フィニッシュシーン

Report & Photo by オリンピック強化委員会

日本スポーツ振興センター
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大会前日

2025 420 World Championshipsが7月1日〜7月9日までトルコ・ウルラにて開催されます。
トルコ・ウルラは、夏は日が長く夜9時近くまで明るく、朝5時前には陽が上り明るくなります。気温も高く日中は35度を超え選手の体力を奪っていきます。この時期は吹くことで有名で事前練習期間も連日25kt〜30kt overでした。大会期間中は前半が強め、後半は軽風シリーズが予想されています。
艇重量不足などありましたが、全チーム無事計測を終え明日からの本番に向け入念に準備していきたいと思います。

大会名:2025 420 World Championships
開催地:トルコ・ウルラ
大会期間:2025年7月1日(火)〜7月9日(水)

出場選手:
420Men/Mix級

池田 航介 / 本多 剛(霞ヶ浦セーリングチーム)
岡田 海洋 / 渡邊 陽斗(津工業高校ヨット部)
内田 歩 / 佐藤 直輝(葉山町セーリング協会)
蔭山 陵 / 中野 瑠一(和歌山工業高校ヨット部)
上田 舞花 / 中川 出帆(葉山町セーリング協会)
谷地館 侑斗 / 高橋 昇太郎(仙台第一高校)
齋脇 倖佑 / 丸野 悠正(西南学院高校)

420Women級
森山 伊織 / 林 深姫(鳥取県セーリング連盟)
嘉手川 浬帆 / 三浦 海珠(葉山町セーリング協会)

U17級
青山 侑友 / 飯田 泰雅(葉山町セーリング協会)
三浦 汰依 / 稲葉 奏介(葉山町セーリング協会)
岡田 晴 / 西村 航洋(江ノ島ジュニアヨットクラブジュニア)

▲事前練習の様子
▲開会式の様子

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