大会6日目

大会最終日はメダルレース組を除くフリートでラストレースとメダルレースが行われました。風速は期間中で一番強く12-16knotsの風が入ってきました。ラストレースでは占部・上原ペアが目標順位50%以内を目指し、抜群の走りをしました。
スターは失敗したものの、すぐに抜け出し右海面に展開していきます。良いシフトを掴み、上マークを7位で回航し、ダウンウィンドで追い上げ5位になります。2上でも安定したコースを取り、順位を守り切り、5位フィニッシュをし、目標にしていた50%以内をクリアし、20位で大会を終えました。メダルレースに出場の宇田川・毛利ペアは3位には点差的に上がれないため、4位キープを目標にレースを展開します。
GERとFRAを意識したコース展開を行いながら、上マークを4位で回航します。その後2上のコース取りで少し順位を落としますが、6位フィニッシュし、総合4位を守り切りました。宇田川・毛利ペアは引き続きポルトガルで行われるジュニアヨーロピアンにも出場します。日々走りが良くなっていたので、ジュニアヨーロピアンでのメダル期待しています。
日本チームの応援ありがとうございました。

【DAY6 総合成績】
470Mixed【参加42艇】

4位 宇田川 涼太郎 / 毛利 咲絵(日本大学)
25-15-20-6-(27)-5-1-10-8-11-7-12

20位 占部 心美 / 上原 慎平(HOPE/同志社大学/明海大学)
20-(35)-18-31-1-21-18-22-14-30-11-5

▲総合4位で表彰を受ける宇田川・毛利ペア
▲U21カテゴリで7位表彰を受ける占部・上原ペア
▲上位3チーム(1位イスラエル、2位フランス、3位イタリア)

Report & Photo by オリンピック強化委員会

日本スポーツ振興センター
日本スポーツ振興センター

大会5日目

本日は風速は少し上がり、8-12knotsのレグ間によってはオスカーコンディションの中、2レース行われました。宇田川・毛利ペアは昨日に引き続き、本日も好調な走りを見せます。
1レース目ではスタートから安定した走りを見せ、11位フィニッシュ。2レース目では日本チームは両艇とも右展開をし、1上マークでは宇田川・毛利ペアは2位、占部・上原ペアは12番手で回航します。そこから、2上を回航し、占部・上原ペアはダウンウィンドで追い上げ、一時6位まで来ますが、下マークルームで競り負け、11位まで落ちます。宇田川・毛利ペアは占部・上原ペアを抜き7位フィニッシュし、暫定4位にジャンプアップしました。
占部・上原ペアは下マークルームでのケースでイタリアにプロテストを出しましたが、審問の末、却下となりました。結果は却下となりましたが、日々の学びを出せる良い経験になったと思います。宇田川・毛利ペアはジュニアワールド初出場ながら、レースの回数を重ねる毎にレースが安定しだし、日々進化を感じます。
明日はメダルレース組を除くフリートで1レースとメダルレースが予定されています。宇田川・毛利ペアは点差的にメダルは取れない点差ですが、ベストの走りをし、4位キープをしてほしいと思います。

【DAY5 総合成績】
470Mixed【参加42艇】

4位 宇田川 涼太郎 / 毛利 咲絵(日本大学)
25-15-20-6-(27)-5-1-10-8-11-7

22位 占部 心美 / 上原 慎平(HOPE/同志社大学/明海大学)
20-(35)-18-31-1-21-18-22-14-30-11

▲暫定4位でメダルレースに進出が決まった宇田川・毛利ペア
▲水面には見たことのない種類のクラゲが無数にいます

Report & Photo by オリンピック強化委員会

日本スポーツ振興センター
日本スポーツ振興センター

大会4日目

本日は8-9knotsのコンディションの中、2レース行われました。宇田川・毛利ペアは昨日に引き続き、本日も好調な走りを見せます。1レース、2レース目共にスタートを成功させ、1上マークから安定して上位で展開し、10位、8位と2レースを纏め、総合6位へとジャンプアップしました。
占部・上原ペアは1レース目はスタート時に42条のスカリングでペナルティを受けてしまい22位。続く2レース目では抜群のスタートを決めますが、どっちつかずのコース取りになってしまい、上マークを中盤で回航。その後2上での局地的な風をうまく捉え、12番まで上がりますが、その後のルームの取り合いで勝てず2つ順位を落とし、14位フィニッシュ。
明日でオープニングシリーズ最終日となります。宇田川・毛利ペアはレースをする毎に安定してきているため、明日のレース次第では更なる上位も期待できます。

【DAY4 総合成績】
470Mixed【参加42艇】

6位 宇田川 涼太郎 / 毛利 咲絵(日本大学)
25-15-20-6-(27)-5-1-10-8

20位 占部 心美 / 上原 慎平(HOPE/同志社大学/明海大学)
20-(35)-18-31-1-21-18-22-14

▲安定して上位を走るようになってきた宇田川・毛利ペア
▲占部・上原ペア

Report & Photo by オリンピック強化委員会

日本スポーツ振興センター
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大会3日目

本日も8-10knotsのレグによってはオスカーコンディションの中、3レース行われました。1レース目では、占部・上原ペアが1上マークを1位で回航し、その後、後続艇をグングン引き離し、トップフィニッシュを飾りました。続く2レース目では宇田川・毛利ペアがアウター寄りから抜群のスタートを決め、1上マークから上位で展開します。最終のダウンウィンドレグで集団を一気に抜き5位フィニッシュ。続く3レース目でも、スタートから抜け出し、3位でレースを展開します。2上のコース取りで接戦を制し、1位へ上がり、そのまま順位をキープし、トップフィニッシュを飾りました。本日行われた3レースで2レースを日本が1位を取る、良い一日となりました。明日は2レースが予定されています。

【DAY3 総合成績】
470Mixed【参加42艇】

9位 宇田川 涼太郎 / 毛利 咲絵(日本大学)
25-15-20-6-(27)-5-1

21位 占部 心美 / 上原 慎平(HOPE/同志社大学/明海大学)
20-(35)-18-31-1-21-18

▲後続艇を大きく引き離しトップフィニッシュの占部・上原ペア
▲競り勝ってトップフィニッシュの宇田川・毛利ペア

Report & Photo by オリンピック強化委員会

日本スポーツ振興センター
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大会2日目

昨日より少し風が入り、10-12knotsのオスカーコンディションの中、本日も2レース行われました。
占部・上原ペアは、1レース目は良いスタートを決めますが、その後の競り合いで残ることが出来ず、上位で上マークを回航することが出来ません。2上で10番付近まで追い上げますが、2下マークの最後のリーチングレグで抜かれ18位フィニッシュ。
宇田川・毛利ペアは2レース目では前日の反省からか、1上から大きく展開し、5番手で回航、そこから1つ順位を下げますが、6位でフィニッシュし、暫定16位へ上がりました。ボートスピードは海外選手にも負けていないため、明日からの走りにも期待できます。
明日は本日よりは風が少し落ちる予報の中、3レースが予定されています。

【DAY2 総合成績】
470Mixed【参加42艇】

16位 宇田川 涼太郎 / 毛利 咲絵(日本大学)
(25)-15-20-6

29位 占部 心美 / 上原 慎平(HOPE/同志社大学/明海大学)
20-(35)-18-31

▲宇田川・毛利ペア
▲占部・上原ペア
▲ハーバーの様子

Report & Photo by オリンピック強化委員会

日本スポーツ振興センター
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大会1日目

完全なシーブリーズの8-10knotsの緩やかな風の中、予定通り14時スタートで2レース行われました。
今回のレースは1フリートとなり、フリート分けは行われません。宇田川・毛利ペアは1レース目はアウター寄りから、抜群のスタートを決め、上マークを10位で回航しますが、その後のダウンウィンドと2上で順位をキープ出来ず25位でフィニッシュ。続く、2レース目はスタートは失敗しますが、コースでカバーし、15位でフィニッシュし、暫定20位につけています。
占部・上原ペアは、1レース目は上マークを下位で回航しますが、ダウンウィンドの走りが良く、ジワリと追い上げ20位フィニッシュ。2レース目は、良いスタートを決めますが、その後の走りで競り負け、思ったような位置でタックを返せず、終盤で回航。そのまま、変わることなく35位フィニッシュとなりました。
明日も変わらない風が予想されており、15時スタート予告となっております。

【DAY1 総合成績】
470Mixed【参加42艇】

20位 宇田川 涼太郎 / 毛利 咲絵(日本大学)
25-15

31位 占部 心美 / 上原 慎平(HOPE/同志社大学/明海大学)
20-35

▲上位で上マークを回航する宇田川・毛利ペア
▲470海外レース初参戦で苦戦している占部・上原ペア
▲上位と下位ではかなりの差がつきます

Report & Photo by オリンピック強化委員会

日本スポーツ振興センター
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大会前日

2025 470 Junior World Championshipsが7月5日〜7月12日までスペイン・ムルシアにて開催されます。会場はスペイン・ムルシアのメノル湖という、海と一部が繋がっている塩湖になります。ヨーロッパの多くの地域で警報が出るほどの異常な高温で、スペイン南部に位置するムルシアでは毎日暑く、日中は40度近くになり非常に体力を消耗します。
湖ではありますが、海に面しているため、気温が上がる昼過ぎには、毎日シーブリーズが8-10knots程度入ってきており、レース中も軽風ではありますが安定した風は望めそうです。日本から出場する2チームは無事計測を終え、本日開会式に参加しました。

大会名:2025 470 Junior World Championships
開催地:スペイン・ムルシア
大会期間:2025年7月5日(土)〜7月12日(土)

出場選手:
470Mix【参加42艇】

宇田川 涼太郎 / 毛利 咲絵(日本大学)
占部 心美 / 上原 慎平(HOPE/同志社大学/明海大学)

▲海上練習
▲計測の様子①
▲計測の様子②
▲開会式(左から宇田川・上原・占部・毛利)

Report & Photo by オリンピック強化委員会

日本スポーツ振興センター
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