大会6日目
本日は、安永/松山組が出場するメダルレースと宇田川/毛利組が出場するラストレースが行われました。午前に行われたラストレースでは予報と反し7~8m/sの風が吹いており時折大きなうねりも入る海面となりました。また、メダルレースはハーバーの入り口付近で行われ時折13m/sオーバーのブローが入るコンデションの中行なわれました。
第10レース 風向310°風速7m/s
安永/松山組はアウター側よりスタート、左に展開した後集団とは少し離れた場所で右集団を追います、しかし右のシフトが強く上マークを19番で回航、2上は振れを掴みながら繋ぎ何とか順位を上げ14位でフィニッシュ。
宇田川/毛利組においてもアウター側からスタートし左に展開、ブローを取りマークに向かいますが、右のシフトが大きく18番で回航、リーチングで後続艇のブランケとなり、更に順位を下げてしまいます。2上では順位を戻しましたが、フィニッシュまでに順位を下げてしまい23位でフィニッシュ。
ラストレース風向 320° 風速7~8m/s
宇田川/毛利組は本部船側よりスタートし、右へ展開するプランであったが、下有利ラインであった為、アウター寄りからスタートした艇に前を切られタック出来ずに集団の左側で展開します、振れでタックを繰り返し順位を上げようとするも、上マークを10位で回航、その後も順位を上げる事が出来ず11位でフィニッシュ。
宇田川/毛利組は最後までJunior Worldでの調子を戻せず、今大会を18位という結果で終わる事となりました。
メダルレース 風向330°風速10~13m/s
安永/松山組は本部船側よりスタート、陸に近づく右のシフトを狙い展開して行きます、持ち前のボートスピードで右集団のトップに位置するも、左海面のハーバー入り口より吹き出してくるブローに乗った艇に前を行かれ上マークを3位で回航、下マークでは2艇抜かれ5位に順位を落としてしまいます、その後、2度目のアップウィンドでは1レグ目の反省を生かし、左展開し右艇団の艇を抜く事に成功し、2上を2位回航します、そのままダウンウィンドでも安定の走りを見せ2位でフィニッシュする事が出来ました。
メダルレースの結果、昨日の6位から3位まで順位を上げる事が出来ました。
【DAY5 総合成績】
470【参加48艇】
3位 安永 昂生 / 松山 大祐(早稲田大学)
2-11-3-7-1-5-2-1-11-14-(16)-M4
18位 宇田川 涼太郎 / 毛利 咲絵(日本大学)
4-18-5-8-3-13-18-21-15-(23)-14-11
Report & Photo by オリンピック強化委員会
大会5日目
本日は、メダルレースをかけた予選最終日となりました。海上では軽風の予報と反し7~8m/sの風が吹いており時折大きなうねりも入る海面となりました。
第10レース 風向310°風速7m/s
安永/松山組はアウター側よりスタート、左に展開した後集団とは少し離れた場所で右集団を追います、しかし右のシフトが強く上マークを19番で回航、2上は振れを掴みながら繋ぎ何とか順位を上げ14位でフィニッシュ。
宇田川/毛利組においてもアウター側からスタートし左に展開、ブローを取りマークに向かいますが、右のシフトが大きく18番で回航、リーチングで後続艇のブランケとなり、更に順位を下げてしまいます。2上では順位を戻しましたが、フィニッシュまでに順位を下げてしまい23位でフィニッシュ。
第11レース 風向320° 風速6~8m/s
安永/松山組はアウター側からスタートし左に展開、左のシフトを掴みながら寄せてくるも、なかなか前には出る事が出来ず、1上を19位で回航します。下マークまでのダウンウィンドで順位を上げてきますが、結果フィニッシュは16位。
宇田川/毛利組は側の上1で出た艇をポートで切ながらのポートスタートを決め、集団の先頭で右に展開して行きます、途中 右のブローがかみ切らない位置でタックを返してしまい集団に飲まれて行きます、それでも上マークは6位で回航、リーチングブランケやダウンウィンドでの波のタイミングが合わせられず、順位を更に落としていきます。2上においてもテンポを取り戻す事が出来ず、フィニッシュで14位まで順位を落としてしまいました。
本日の結果、日本チームは2チームとも順位を下げてしまいましたが、安永/松山組は明日のメダルレース出場を決めております。宇田川/毛利は明日ラストレースが予定されております。
【DAY5 総合成績】
470【参加48艇】
6位 安永 昂生 / 松山 大祐(早稲田大学)
2-11-3-7-1-5-2-1-11-14-(16)
17位 宇田川 涼太郎 / 毛利 咲絵(日本大学)
4-18-5-8-3-13-18-21-15-(23)-14
Report & Photo by オリンピック強化委員会
大会4日目
本日は、朝10時半から出艇予定でしたが、風が弱く1時間半の風待ちをしたのち出艇となりました。海面は最初平水面でしたが、徐々に波が立ちはじめ、風においても4~8m/s強弱と強弱を繰り返すと共に振れの激しい海面となりました。
第8レース 風向330°風速4~8m/s
安永/松山組はスタートを本部船寄りよりスタート、右のシフトに噛ませ集団をリードします。1上マークを2位で回航しサイドマーク・下マークと2位をキープ、下マーク回航では、TOP艇とコースをセパレートし安永艇は右のシフトを取りに行きます。そこで順位が入れ替わり、2上を1位で回航するとリードをキープし1位でフィニッシュします。
宇田川/毛利組は真ん中よりのスタートを行いますが、右展開の集団について行けず、途中タックを余儀なくされ徐々に遅れ、上マークでは20番前後回航、その後順位を上げる事は出来ず21位でフィニッシュ、悔しいレースとなりました。
第9レース 風向320° 風速4~7m/s
9レース目では、風が不安定になってきており、シフトによる2回のスタート中止を挟みレースがスタートします。安永/松山組はアウター側からスタートし左に展開、スピードは良いがシフトに合わず、上マークを10位前後で回航、下マークでやや挽回するもマークタッチをしてしまい順位を落とします。その後右へ展開しますが風は左へシフトして行き左の後続艇が一気にトップ集団に食い込む展開になります。それでも何とか右に行っている集団を抜く事で順位をキープし、11位でフィニッシュ。
宇田川/毛利組は本部船よりからのスタートを試みますが、スタートに失敗苦しい展開の中右へ出していきますがスピードに乗れず、順位を落としていきます。上マークを18番で回航しランニングでは順位を上げ、2上では左のブローをかませながら右へ展開してそこでも順位を上げ結果15位でフィニッシュ。
今回の海面は、非常にブローが見にくい海面な上、風が不安定な状態の為大変難しい海面となり、上位を走っていても気が抜けない海面となっていました。
【DAY4 総合成績】
470【参加48艇】
4位 安永 昂生 / 松山 大祐(早稲田大学)
2-(11)-3-7-1-5-2-1-11
15位 宇田川 涼太郎 / 毛利 咲絵(日本大学)
4-18-5-8-3-13-18-(21)-15
Report & Photo by オリンピック強化委員会
大会3日目
本日は、朝10時半から出艇し2レースを行いました。海面はブローの強弱とそれに伴うシフトもあり、ブローを掴み損ねると遅れてしまう大変難しい海面でもありました。
第6レース 風向320°風速7~9m/s
安永/松山組はスタートを下よりより決め集団の左でコースを展開、ブローに乗りスピードに乗りますが、右海面の陸側に寄せた集団のシフトには勝てず上マークを7位で回航し、フィニッシュまで順位を一つ上げ6位でフィニッシュ。
宇田川/毛利組はアウター側よりスタートを決め、ファーストブローで右の艇団を追う形を取ります、スピードも良く艇団の上位を走りますがタックで痛恨の沈、上マークを22位で回航、2レグ目のアップウィンドで左海面のシフトを受け、順位を上げ結果13位でフィニッシュします。
第7レース 風向320° 風速8~10m/s
安永/松山組は風速の上がった海面で他を圧倒するスピードを見せ、上マークをトップで回航、ダウンウィンドで2位に先を越されるものの、2上においてもスピードの良さで再びトップとなります、しかしまたダウンウィンドで抜かれてしまい、2位でフィニッシュ。
宇田川/毛利組はアウター側からのスタートでやや出遅れ15位前後で上マークを回航、下マークでは順位を上げてきましたが、下マークでスピンハリヤードがカットしきれず、大回りになり、2上で右海面シフトを狙うも下マーク回航時インに入られた艇のブランケットに阻まれてしまいシフトが入る前に左へ追いやられます、その後右のシフトが入った集団に先行されてしまい、順位を大幅に落としフィニッシュでは18位となってしまいました。
本日は強風のレースでボートスピードも十分に戦える事はわかっていましたが、自らのミスが徐々に大きくなり順位を落とす形となり悔しい結果となりました。
【DAY3 総合成績】
470【参加48艇】
4位 安永 昂生 / 松山 大祐(早稲田大学)
2-(11)-3-7-1-5-2
12位 宇田川 涼太郎 / 毛利 咲絵(日本大学)
4-(18)-5-8-3-13-18
Report & Photo by オリンピック強化委員会
大会2日目
本日は午後からの強風が予想されていた為、朝9時から出艇し3レースを行いました。
第3レース 風向320°風速6~7m/s
ブルーフリートの宇田川・毛利は真ん中アウター寄りからのスタート、全体が右海面に展開して行く中、スピードも良く集団の左側でレースを展開、上マークを6位で回航し、その後順位を1つ上げ5位でフィニッシュ。
イエローフリートの安永/松山ペアは本部船寄りからスタートし右海面に展開します。上マークを1位で回航、リーチングで1艇抜かれ2回目のダウンウィンドでも1艇抜かれててしまい結果としては3位でフィニッシュ。
第4レース 風向315° 風速7~9m/s
宇田川/毛利組は、真ん中からスタートし、1レース目の傾向を考慮し陸に寄せる右海面へ展開します、上マークでは風の吹きあがった海面にチューニングが合わず6位回航、2レグ目でもスピードに乗れず順位を下げ8位フィニッシュ。
安永/松山はアウター側からスタートし全体に合わせる形で右海面へ展開します、スピードに乗れず1上を4位回航、ダウンウィンドではブランケを嫌い回航後すぐにジャイブしそのまま集団から離れる状態で順位を落としてしまいます、2レグ目でも挽回する事は出来ず7位フィニッシュ。
第5レース 風向315° 風速8~11m/s
宇田川/毛利組は、本部船寄りからスタートし右海面へ行く集団を追う形で右へ展開、コースは良かったが、上位2艇のスピードについて行けず、1上を3位で回航、後ろの集団には引き離しは出来るがトップ2艇には追い付けず3位でフィニッシュ。
安永/松山は本部船側からスタートし右へ大きく展開、スピードも良く1上をトップ回航、そのままフィニッシュまで順位をキープし、今大会初のトップフォーンを鳴らす事が出来ました。
本日は順風から強風のレースになりましたが、風の上がった2レース目で2艇ともチューニングに迷いスピードに乗れなかったと感じております。明日も強風が予想されますので、、しっかりとチューニングを合わせて更なる上位を目指したいと思います。
また、本日で予選シリーズが終わり明日からは日本チーム2艇ともに ゴールドフリートでの戦いとなります。
【DAY2 総合成績】
470【参加48艇】
11位 安永 昂生 / 松山 大祐(早稲田大学)
2-(11)-3-7-1
10位 宇田川 涼太郎 / 毛利 咲絵(日本大学)
4-(18)-5-8-3
Report & Photo by オリンピック強化委員会
大会1日目
本日は昼過ぎから出艇し、風待ちを経て2レースが行われました。今回のレースは2フリートに分けられ、宇田川/毛利組はイエローフリート、安永/松山組はブルーフリートでのレースとなりました。
第一レース 風向320°風速2~3m/s
ブルーフリートの宇田川・毛利は真ん中アウター寄りからのスタート、そのまま潮の影響も加味して左に展開、上マークを4位で回航します。その後2上でスピードが上がらず危ない場面もありましたが、何とか順位をキープし4位フィニッシュ。
イエローフリートの安永/松山ペアは下有利のラインを読み切りアウター側から即タックし全艇の前を切って行きます。上マークでは一番アウター側でスタートした艇に1番を奪われたものの、その後も安定した走りで2位をキープしフィニッシュ。日本チームにとっても幸先の良いスタートとなりました。
第2レース 風向310° 風速1.5~7m/s
宇田川/毛利組は、風が弱く不安定な中 スタートして行きます。第一レースのような潮の影響よりも右へのシフトが大きく、左に行っていた宇田川/毛利は上マークで18位前後と出遅れ、その後順位を上げる事も出来ず、結果18位フィニッシュ。
安永/松山は本船有利となったラインに対上5番目よりスタート。1レース目同様に左展開しましたが、ブルーフリート同様、右側のシフトが入り上マークを18位前後で回航。2上では風も上がり、右に展開した事とダウンウィンドのコースがうまく行き11位まで挽回しフィニッシュします。
本日は軽風の中のレースとなりましたが、明日は強風が予想されております。うねりのある相模湾に似た海面である為、普段の練習通りの走りで上位を狙って行きたいと思います。
【DAY1 総合成績】
470【参加48艇】
11位 安永 昂生 / 松山 大祐(早稲田大学)
2-11
20位 宇田川 涼太郎 / 毛利 咲絵(日本大学)
4-18
Report & Photo by オリンピック強化委員会
大会前日
2025 470 Junior European Championshipsが7月20日〜7月27日までポルトガル・ポルトにて開催されます。
会場のポルトは大西洋に面した海洋性気候の影響で日中の日差しは強く暑さを感じますが、朝晩は冷え込み、トレーナーが必要な時もあるほどで、海上においても水が冷たく選手はウエットスーツを着ての練習となります。
練習期間は風があまりなくハーフトラピーズ以下の練習となりましたが、レース期間中の予報は、順風から強風の良い風の中レースが出来る予報です。本日は、無事に計測も終え夕方から軽めの練習を行い調整の一日となりました。明日からレースが始まります、皆様の声援をよろしくお願いいたします。
大会名:2025 470 Junior European Championships
開催地:ポルトガル・ポルト
大会期間:2025年7月20日(土)〜7月27日(日)
出場選手:
470【参加49艇】
宇田川 涼太郎 / 毛利 咲絵(日本大学)
安永 昂生 / 松山 大祐(早稲田大学)
Report & Photo by オリンピック強化委員会