期間:2025年8月5日(火)〜8月6日(水)2日間
開催地:葉山新港
神奈川県 葉山新港にて8/5-6の2日間の日程で、iQFOiLクラスのNextNT選手を対象とした強化合宿を行いました。本合宿では、2026年アジア大会、2028年ロス五輪やその先のオリンピックでの活躍を見据え、ルール面での強化を目的として2日間の講習を実施しました。
今回の開催で2回目となるIQFOILクラス選手向けのルール講習会は、第1回は1日だけの開催でしたが時間が大幅に足らないと認識し、今合宿では2日間の開催を計画しました。NextNT池田選手の参加の他には、クラス協会強化選手やユース選手の参加もあり8名ほどの選手及び関係コーチの参加が集まりました。
1日目は、第1回講習会の振り返りから行い、ルール確認テストの実施をして現在の選手の理解度を確認しました。初回はスプリントスラロームレースの際に、スタートから順を追って起こり得るケースを想定してルール講習を行いましたが、第2回ではコースレースの際に起こり得るケースをあげてスタートから順を追ってケーススタディーをしながら講習会を進めて行きました。選手からこれまであったケースについての質問や疑問についても多くあがり、講師の吉本さんからは適用されるルールや注意点などをご教示いただきました。
2日目の午前中は英字の抗議書を配り、ホワイトボードに指定したケースについて抗議書を指定時間内に各自作成、模擬審問を行いました。抗議や審問に慣れていない選手は多く、実際に証言をする際に押さえておくべきことやモデルシップを扱う際の注意点なども学べたと思います。抗議書の書き方も採点していただき、却下無効にならないための必須ポイントなども学びました。
午後からは海上に出て、実際のスタートを繰り返し行いながら、各自が走りながらその時々に適用されているルールについて考え、起こり得るケースを想定しながら走りました。リーチングスタートとアップウィンドスタートをグループにより役割やアプローチの仕方をあらかじめ決めておき、都度対処するような取り組みを実施しました。横からの映像とドローンによる上空からの映像も撮り、戻ってからは映像と実際に走っていた際の選手の感覚を擦り合わせながらケースについての検証も行いました。
第2回ルール講習会では2日に渡り色々な取り組みができましたが選手も積極的で時間は足らず、次回に向けては3日間の開催希望で第3回はさらに日数を増やしてルール講習会の開催を計画したいと思います。
Report & Photo by オリンピック強化委員会