期間:2025年8月19日(火)〜8月22日(金)4日間
開催地:鳥取県・境港公共マリーナ

境港公共マリーナにて4日間の期間で第8回HOPEユース合宿を実施しました。各クラス海外大会や国内大会への出場を控えた選手達が、海上練習とフィジカルトレーニングを中心に強化に取り組みました。
今回は新たな試みとして、J3に属するガイナーレ鳥取((株)SC鳥取)様のご協力のもと、同チームのユース選手が寄宿しているガイナーレ誠道アカデミー(旧・誠道小学校)に宿泊させていただきました。
毎朝の食事の提供や天然芝グラウンドを使用したウォーミングアップなど、非常に良い環境で合宿期間を過ごすことが出来ました。
翌月のHOPEユース合宿の際にも利用させていただく予定で、今後様々なタイアップを検討しています。

【海上練習】各クラスコーチ
前回合宿同様、毎日30度を超える気温の中、熱中症に注意しながら海上練習を行い、各クラス軽風コンディションの中、海外大会や国内大会で挙がった課題克服に取り組みました。
軽風コンディションでシフトも激しく、ガスティーなコンディションでしたが、その中でのセールトリムやバランス、動作練習等をアップデートしながら、海面の特徴を掴んでいきました。秋から始まるレースに向けて非常に有意義な合宿となりました。

▲海上練習風景

【フィジカルトレーニング】鈴木トレーナー統括・井手トレーナー・大西トレーナー
今合宿でも各自与えられたトレーニングメニューを中心に取り組みました。普段選手自身が合宿外で取り組んでいるメニューをトレーナーにマンツーマンで正しいフォームか改めて確認してもらいました。

▲フィジカルトレーニング風景

【SDGs講習】市川コーチ
SDGs講習では自身のセーリング活動におけるSDGsの取り組みついて考えました。普段自身が取り組んでいるSDGsの活動を踏まえて、今後のセーリング活動にどう活かせるか選手同士で発表しました。

【メンタル講習】前田講師
メンタル講習では直近の大会の振り返りと今後の目標設定を行いました。直近大会の自分自身の目標としていたレースや出来事に対して出来たこと・キープすること・今後行っていくことを考えました。グループディスカッションの中で発表を行い、聞いていた仲間から質問や意見をもらいました。その後、これから何を意識して、どういう自分になっていたいかを選手それぞれで考え、今後の目標設定を行いました。

【栄養サポート】栄養士:武田統括・朴沢副統括・渡辺拠点リーダー・瀬山さん/調理師:安田さん・道祖尾さん
今合宿も鳥取県栄養士会のご協力の下で昼食と夕食の調理・提供を行っていただくとともに、セーリングの競技特性に即した提供内容のアップデートや、個別のニーズに応じた補食の提供も実施しました。
今回は出艇前と着艇後の選手の尿比重を図り、脱水に陥ってないかの検証を行いました。脱水になると、パフォーマンスが下がるだけでなく、熱中症の危険に繋がります。海上練習中での適度な休憩と水分補給の重要さを深く認識することが出来ました。

▲集合写真(ガイナーレ鳥取ユースチームの拠点である誠道小学校にて)

Report & Photo by オリンピック強化委員会

日本スポーツ振興センター

本合宿は、スポーツ振興くじ助成金を受けて実施されています。