期間:2025年9月13日(土)〜9月16日(火)4日間
開催地:鳥取県・境港公共マリーナ
鳥取県境港公共マリーナにて4日間の期間で第9回HOPEユース合宿を実施しました。これから開催される国内大会や海外大会に向けて、クラスごとの海上練習やフィジカルトレーニングに加えて講習会を実施し強化に取り組みました。
今回の合宿においてもガイナーレ鳥取のユースアカデミー寄宿舎である旧誠道小学校に宿泊しました。2回目となり、選手もコーチも環境に慣れてきたことや宿舎の調理師の方々も選手に合わせたメニューの工夫をしていただくなど、大変温かい対応で迎えていただいています。ハーバー施設からも近いこちらの施設は今後タイアップしていくことでより良い環境構築ができると思います。
【海上練習】各クラス担当コーチ
前合宿より気温は少し和らいできましたが日差しはまだ厳しい中、4日間を通して軽風コンディションでの海上練習となりました。初日は合宿期間中唯一午後から南よりの風が12ノットくらいまで次第に上がり1日中練習ができました。期間中、風はシフティ、ガスティで1日を通していろいろな風向から風が吹き、各クラス基本動作の確認やマーク練習を行い、微中風のコンディションの中、大会で持ち帰ったそれぞれの課題に取り組みました。
【フィジカル講習/腰痛ケア】井手トレーナー・秋間トレーナー
今回の合宿ではセーリングの選手に腰痛を訴える選手が多いことから腰痛に関する講習をしていただきました。腰の痛みで見逃してはいけないサインや背骨の形状、なぜ腰痛が起きるのかについてを講習していただき、毎日選手がセルフケア・セルフストレッチをできるように腰痛のタイプ別のケアについても実習しました。選手は今後のトレーニングと併せて身体のケアについても日々の習慣をつけていき怪我のない強靭な体を作っていってほしいと思います。
【気象講習】岡本治郎講師
今回の気象講習は久しぶりの講習となりました。HOPEユース生の中には初めての気象講習となった選手も多く、基礎的な知識を中心に話していただきました。今回の講習内容としては海風の仕組みや風の吹き方、雲や雨の影響についてなど、日頃気にしている気象についてなぜそのような変化が起きていくのかについての知識を深めました。天気図の見方や、気象用語について、また講習の前には気象知識確認テストも行い選手の知識度の確認を行いました。
【ルール】吉本講師
毎日オンラインでの小テストを実施しています。実際の審問の流れを想定し、制限時間10分の中で英語の審問書に記載します。ルールに対する知識を高め、実戦でルールを有効に活用出来るよう引き続き取り組みを進めて参ります。
【フィジカルトレーニング】井出トレーナー・秋間トレーナー
毎朝宿泊先のガイナーレ鳥取のグラウンドで朝のウォーミングアップを行い1日がスタートします。海上練習後にはフィジカルトレーニングを実施、コアトレーニングを中心にクラス特性により必要な種目を組み込み、フォームチェックをしてもらいながらトレーニングを行いました。6月から行なっているホームトレーニング指導によりHOPEユースの選手もウェイトトレーニングの習慣ができ、身体つきや海上での動きにも変化が見えてきています。成長期に怪我が無いよう正しいフォームで取り組んで欲しいと思います。
【栄養サポート】栄養士:朴沢・山口副統括・渡辺拠点リーダー・瀬山さん/調理師:安田さん・大西さん・道祖尾さん
今合宿でも鳥取県栄養士会のご協力のもとで昼食と夕食の提供をしていただきました。今合宿では市長より地元の特産である蟹を差し入れしていただいた日もあり豪華な夕食となりました。毎日美味しい食事をいただきながら身体も心も強く丈夫にトレーニングに打ち込むことできています。いつもありがとうございます。
選手およびスタッフの皆さん、お疲れ様でした。また、宿泊先のガイナーレ誠道アカデミーの皆さま、境港公共マリーナのスタッフの皆さまお世話になりました。引き続き、HOPEユースの活動への応援をよろしくお願いいたします。
Report & Photo by オリンピック強化委員会