期間:2025年11月1日(土)〜11月7日(金)7日間
開催地:沖縄県・座間味村

第5期HOPE育成プログラム(第11回HOPEユース・HOPE合同合宿)を、2025年11月1日(土)から7日(金)までの7日間、沖縄県座間味村にて実施しました。本土では冬の気配を感じる季節となっていましたが、沖縄は依然として海開きが続く温暖な気候であり、過ごしやすい環境のもと、HOPE選手・HOPEユース選手が合同で充実した合宿を行うことができました。

【海上練習】
本合宿では、420級、49erFX級、ILCA6級、ILCA7級、iQFOiL級の5艇種を使用し、海上練習を実施しました。HOPE選手とHOPEユース選手はそれぞれグループに分かれ、海上練習とフィジカルトレーニングの時間を効果的に配分しました。コーチおよびトレーナーによる支援体制のもと、陸上・海上ともに質の高いトレーニング環境が整備されました。その結果、コーチが選手一人ひとりに対してより個別指導に近い形で対応することができ、各選手が集中して課題に取り組むことができました。また、日照時間が長く風と波の強い沖縄の海の特性を最大限に活かし、連日、濃密な練習スケジュールをこなすことができました。

▲冬の強風、座間味合宿が始まりました
▲スキフチーム 海上練習の様子
▲ユースワールド大会を控えるダウスト絵麻・後藤一太ペア
▲ハードなコンディションでの沈も貴重な経験です。マンツーマンに近いサポート体制だからこそ積極的に攻めた練習を行うことができます
▲高校生ながら既に49erクラスでの活動を開始している後藤大志選手(写真右)。パートナーの怪我により、ダウスト選手と29erで練習を行なっているシーン
▲iQFOiLクラスの練習シーン。小薗正虎選手(写真左) 大島朱莉選手(写真右)
▲2ボートでの練習を行うILCA7クラス 黒田浩渡選手と豊澄成光選手
▲ILCA6クラス。ユースワールドを控えた舩澤奈菜選手も瀬川コーチと合宿に参加し強風の練習を行いました
▲420クラス。田中大基選手と梶村幸永選手
▲普段470で活動するHOPEの占部心美選手とHOPEユースの田中大基選手。ポジションを変えながら、体力と集中力を限界までプッシュした練習を行っています
▲選手と一緒に乗艇してコーチングを行う土居一斗コーチ(420/470担当)
▲沖合ではマストトップサイズのうねりも頻繁に起こりハードな良い練習が出来ます

【フィジカルトレーニング】鈴木トレーナー・井手トレーナー・秋間トレーナー・寺田トレーナー
フィジカルトレーニングは、HOPE選手とHOPEユース選手に分かれて実施しました。各チームには専属のトレーナーが付き、個々の目的やレベルに応じた指導を行いました。HOPE選手は、日常的に実施している個別メニューやサーキットトレーニングを中心に取り組み、HOPEユース選手は寺田トレーナー監修のもと、個別強化メニューに基づいたトレーニングを実施しました。それぞれの選手が自らの身体的課題を把握し、競技パフォーマンス向上を目的とした効果的な強化を行うことができました。

▲毎朝の合宿開始は、体重・体調のチェック、ストレッチから始まります
▲選手・トレーナー・コーチでの朝のウォーミングアップ
▲座間味島のアップダウンした地形を利用して、中〜長距離ランもトレーニングに採り入れています

【タクティクス・ストラテジー講習】講師:市川
HOPEユース選手を対象に、戦術・戦略(タクティクス・ストラテジー)に関する講習を実施しました。講習では、戦術構築の基本的な考え方に加え、各選手の担当艇種や競技レベル、走行特性を踏まえた戦略的アプローチについて解説しました。また、「勝つために、そして負けないために必要な要素は何か」をテーマに、選手が自ら思考を深め、言語化・アウトプットする力を養うことを目的として行いました。こうした専門講習を継続的に取り入れることで、技術面のみならず思考力の強化にもつなげています。

▲タクティクス/ストラテジー講習の一部抜粋

【気象講習】講師:岡本治郎さん
HOPEユースの選手を対象に専門スタッフの岡本さんから気象講習を行なっていただきました。気圧や雲の種類・特徴を復習しながら、気象とストラテジーの関係性について見直す時間となりました。HOPE合宿では毎日担当者が朝に気象の発表を行い、練習後には実際の気象変化とそれによる風の変化などにどう影響したのかの振り返りを行なっています。HOPEユースの選手達はそれぞれ、場所に捉われることなく、地形や気象条件から己の力で風を予測すること、さらにはレースのストラテジーにどう活用するのかまで、思考力・分析力を養っていく為の学習を続けています。海上練習による競技力向上だけでなく、自ら考え行動できる選手を育成するためのプログラムを取り入れて実践しています。

▲気象講習の様子

例年は12月に開催していた沖縄・座間味島での合宿ですが、本年度は1か月早い11月からの実施となりました。第5期HOPE育成プログラムも、残すところ12月合宿のみとなります。12月にはユースワールド大会が予定されており、2026年1月からは新たなメンバーを迎えて第6期プログラムが座間味島でスタートします。選手の皆さん、そしてスタッフの皆さん、1週間にわたる合宿本当にお疲れ様でした。今後もユースワールドでの入賞、ジュニアワールドでの上位進出を目指し、HOPE育成プログラムをさらに発展させてまいります。

▲栄養士さんのサポートで栄養価をしっかり考えられた食事を摂ることが出来ます
▲選手集合写真
▲全体集合写真

Report & Photo by オリンピック強化委員会

日本スポーツ振興センター

本合宿は、スポーツ振興くじ助成金を受けて実施されています。