2022杭州アジア大会代表選考(案)
PUBLISHED ON:8. June 2021

(公財)日本セーリング連盟
オリンピック強化委員会

JSAFオリンピック強化委員会(以下、オリ強)は、2022杭州アジア大会(以下、2022アジア大会)代表の選考を、以下の内容で検討しており、同大会の艇種が正式に決定以降、すみやかに公示する予定です。
本案に対する質問、意見がございましたら、mt-oly-kyou@jsaf.or.jpまでお送りください。(期限:6月20日)

1. 2022アジア大会の位置づけ -2024パリオリンピックに向けて-

● 2024パリ五輪は東京大会よりも出場艇数削減見込みであり、国枠獲得のハードルは高い。
● 2022アジア大会は、2024パリ五輪のアジア枠となる可能性が高いため、2022アジア大会金メダル獲得は、2024パリ五輪に直結するという、重要な位置づけである。
● 一方、国内のスポーツ関連行政機関および統括機関において、アジア大会でのメダル獲得は、セーリング競技の評価、ひいては強化環境へ大きく影響することから、オリ強はアジア大会を重要視している。

2. 2022アジア大会種目

● 2022アジア大会は下記14種目が現時点で発表されているが、IOCによる2024パリオリンピックの艇種決定(6月8日予定)に伴い、変更される可能性がある。
〈2022アジア大会種目〉470men, 470women, 470mix, Laser, Radial, Laser4.7, 49er, 49erFX, iQFoil men, iQFoil women, RS:X men, RS:X women, Nacra17, Kite mix

3. 選考対象種目の方針(案)

● 選考(派遣)対象艇種は2024パリ五輪艇種とする。
● 2022アジア大会にてメダル獲得の可能性がある艇種を、選考(派遣)対象とする。
● 2022アジア大会の代表選考は、選考時期を鑑み、2022クラス別世界選手権大会またはオリ強化が指定する大会への遠征補助対象選手を決定するための選考大会も兼ねる。

4. 選考(派遣)対象艇種と選考方法(案)

選考対象種目 選考指定大会 選考方法
1 2 3
Laser/Radial 全日本選手権
(11月;光)
ミッドウィンター
(2月)
選考大会
(2月;江の島)
各大会の総合成績をポイント換算し、
3大会中、早く成立した2大会の総合ポイント最上位
470mix 全日本選手権
(11月;高松)
選考大会
(2月;江の島)
各大会の総合成績をポイント換算し、
2大会の総合ポイント最上位
iQFoil男女 全日本選手権
(11月;大分)
選考大会
(冬季;津久井浜)
同上
49er/FX
Nacra17
選考大会
(3月;江の島)
大会最終成績最上位
Kite_mix ※別途公示(3月末までの選考完了を予定)

※表の種目は、2024パリ五輪艇種決定結果により変更する場合がある。
※表中にある選考大会の開催月は、おおよその時期のみを示している。
※2大会の総合ポイントとする種目の、各大会のポイント格差是正方法は、正式公示までに明確化する。

5. その他

2022アジア大会は、オリ強が定める「ナショナルチーム等強化対象選手に関する規程」4(4)に記載の、オリ強が指定する大会であり、2022アジア大会への参加は、強化対象選手の義務です。なお、同規程4前文にある「やむを得ない理由」のうち、クラス別世界選手権大会など他大会との日程に関する理由は、「やむを得ない理由」とはみなさない予定です。