11時スタート、330度の風が12ノットで吹き始めていました。
最終日になるとみんな思い切りよくスタートするのか、毎回ゼネリコを繰り返し、ブラックの2回目くらいでスタートするのが各グループで続きました。BFDも増え、日本の三浦選手もその一人となりました。

R11は12ノットでスタートし、R12は少し強めの15ノット、レース終盤は18ノットを超えるガストが入るようになりました。それまでの冷たい風がなまぬるい風に変化したのは不思議でした。

スタンダード男子はこれまでトップをキープしていたTom Burton(リオ金メダリスト)が2レースとも崩して4位に後退し、オーストラリア若手No.1のMattWearnが優勝、2位はリオ銅メダルのSam Meech(NZL)、3位にイギリス若手No.1のLorenzo Chiavariniが入りました。日本のトップは51位の鈴木選手、瀬川選手は3点差で53位でした。

ラジアル女子はデンマークのAnne-Marie Rindom (リオ銅メダリスト)が圧勝、2位に女王Marit Bouwmeester(リオ金、世界チャンピオン)、3位はオーフスで世界チャンピオンになったEmma Plassschaert (BEL)が入りました。

今回、東京五輪の選考大会①となったラジアル女子は土居選手が12位、冨部選手が57位、以下3人の選手が参加しました。選考成績は別途オリ強HPの代表選考欄にて掲載します。ラジアル女子の選考大会②は7月18日から境港で開催されるラジアル女子世界選手権となります。またスタンダード男子も7月1日から境港での世界選手権が選考大会①となります。

6日間、微風から強風、サバイバルまでのコンディションでレースができました。次は日本での世界選手権とあって「See you in Japan」と声をかけ合う選手やコーチ達。次は境港です。

大会サイト(https://2019-senior.laser-europeans.org/)
成績(https://2019-senior.laser-europeans.org/2019-laser-senior-european-championships-results/)
(Trophy Results をご覧ください)

成績

レーザー・スタンダード 男子【日本から4艇参加/48ヵ国/162艇】

ゴールドフリート

51位鈴木義弘(早稲田大学)
20-10-35-(45)-16-9-41-45-39-(52)-41-44

53位瀬川和正(米子産業体育館)
13-(33)-20-19-12-22-45-(50)-50-48-38-35

シルバーフリート

71位南里研二(百五銀行)
39-12-17-44-(UFD)-13-26-(45)-17-21-4-5

103位北村勇一朗(サコス株式会社)
22-34-(49)-33-35-17-33-(46)-40-44-32-37

レーザー・ラジアル 女子【日本から5艇参加/40ヵ国/120艇】

ゴールドフリート

12位土居愛実(アビームコンサルティング) 
(17)-10-9-14-16-8-9-2-31-22-(36)-12

57位冨部柚三子(福井県スポーツ協会)
12-28-22-(41)-24-38-(57)-51-52-41-42-45

シルバーフリート

92位多田桃子(三重トヨタ自動車)
(50)-(52)-43-38-46-29-15-31-37-31-18-28

108位三浦凪砂(同志社大学)
31-(56)-51-55-38-22-48-48-47-46-(BFD)-38

111位柿元麻衣(豊田自動織機)
52-47-(56)-(55)-51-48-42-49-51-41-44-45

▲今日は2本ともシングルの南里
▲瀬川のダウンウインド
▲集団を追いかける鈴木
▲今日も後半は15ノットオーバーの強風で、3Gマーク回航するラジアルの多田選手
▲柿元(左)、多田桃子(中央)、冨部(右)の3人はハードなレースに疲労困憊ながらも達成感あり
▲大会が終わり、撤収作業が始まりました。ハーバー内には車が入れず、2台のヒッチ付トラックで各自のトレーラーを牽引し、ボートを引き上げました
▲あげた艇は指定スペースで水洗い、その後、レーザーを積み込むスペースへ移動します

Report by 齋藤愛子, Photo by 齋藤愛子・飯島洋一

11時スタートで、強風の2レースを行いました。
男女とも50分前後のレースでしたが、次第に強まる330度からの風に加えてウネリと波に翻弄され、後半はサバイバル気味の展開となりました。

今日のハイライトはゴールドフリートのR9で1上を18位で回航した鈴木選手でした。
ダウンウインドではトップ集団の後方で見劣りもせず走り、2上でマークタッチをして、沈して、フィニッシュは39位になってしまいました。15ノットでの走りで、オーストラリアやイギリスのトップ陣に食いついていく走りは、上位に囲まれて走るたびに成長していく若いエネルギーを感じます。ミスが減ると、最後までキープできるようになるのでしょうか。

今日で10レースが終わり2レースをカットすることになりましたが、SI22に記載されているとおり(5月20日に変更が出ています)決勝シリーズからは1レースしかカットできません。
瀬川選手は決勝から最も悪い1レース、予選で最も悪い31位の2レースがカットの対象で、決勝の10レース中2番目に悪い2個目の50位が捨てられないという状況になってしまいました。ゴールドフリートに残る選手は予選の成績が良いわけで、直接対決の決勝での成績が勝負に影響するような仕組みといえるでしょうか。

明日の最終日も朝から風が強い予報で、スタートは11時。吹き上がる前にレースが終わるようなスケジュールです。メダルレースはありません。最終日の2レースで終了となります。

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成績

レーザー・スタンダード 男子【日本から4艇参加/48ヵ国/162艇】

ゴールドフリート

53位鈴木義弘(早稲田大学)
20-10-35-(45)-16-9-41-45-39-(52)

54位瀬川和正(米子産業体育館)
13-(33)-20-19-12-22-45-(50)-50-48

シルバーフリート

81位南里研二(百五銀行)
39-12-17-44-(UFD)-13-26-(45)-17-21

106位北村勇一朗(サコス株式会社)
22-34-(49)-33-35-17-33-(46)-40-44

レーザー・ラジアル 女子【日本から5艇参加/40ヵ国/120艇】

ゴールドフリート

11位土居愛実(アビームコンサルティング) 
(17)-10-9-14-16-8-9-2-(31)-22

56位冨部柚三子(福井県スポーツ協会)
12-28-22-(41)-24-38-(57)-51-52-41

シルバーフリート

98位多田桃子(三重トヨタ自動車)
(50)-(52)-43-38-46-29-15-31-37-31

105位三浦凪砂(同志社大学)
31-(56)-51-(55)-38-22-48-48-47-46

112位柿元麻衣(豊田自動織機)
52-47-(56)-(55)-51-48-42-49-51-41

▲船が隠れてしまうほど大きなウネリの中でのレース
▲ゲートマークを回航する鈴木
▲R9の1上マークを18位で回航した鈴木は現在2位のGBRロレンツォ選手を追う
▲R9の3Gマークは大混戦
▲R9の1上マークでシルバーフリートの15位で頑張る南里選手
▲R10は15ノットオーバーのコンディションですが、それでも混戦のラジアル女子
▲ポルト市とガイア市を結ぶ橋へ向かって帰港する三浦選手

Report by 齋藤愛子, Photo by 齋藤愛子・飯島洋一

13時スタートの予定でしたが、出艇のG旗が降りず、12時20分にようやく出艇となりました。10ノットオーバーの風が吹いていたおかげでレースエリアには早めに艇が揃い、13時45分頃にオレンジ旗が上がって、レースが始まりました。

320度から330度、10ノットオーバーの風でスタートしましたが、後半は15ノットを超えるフルハイクのコンディションとなりました。波長の長いウネリに加えて小さな波が混じった複雑さは江の島の南西の波を思い出させ、東京オリンピックで活躍する選手を占う絶好のコンディションでした。

昨日、R6でフィニッシュしたにもかかわらずDNCがついた土居選手はScoring Inquiryを出し、実際にフィニッシュした8位がもらえました。7位で入ったイギリス艇に隠れてしまったようでした。ラジアル女子はアップウインドのフィニッシュでも連続して入ってくるため、セールが重なって見えにくくなることが多く、他にも読まれていない艇がいたようです。世界選手権やヨーロッパ選手権のように実力が僅差の選手が集まる大会では、フィニッシュを両側ともボートにして、両エンドから番号を記録することが必要かもしれません。今回は小さ目のフィニッシュボート1艇で記録していますから、無理があります。今日のゴールドフリートのフィニッシュでは1位から60位までが連続して入るし、20位から50位は混戦の塊が連続して入ってきます。男子も同様で、今日は南里選手の成績がついていないレースがありました。

今日のハイライトは2レースを9-2とまとめた土居選手の走りです。課題としていた強風に取り組み、オーストラリアのパースで何回も合宿した成果が現れました。アップウインドだけでなく、大勢を抜いてくるダウンウインドも圧巻でした。

明日はもっと強い風が吹く予報で、スタート時刻を11時に繰り上げて吹き上がらないうちに2レースできるようにと予定が変更されています。残り4レース、吹きっぱなしになりそうです。

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成績

レーザー・スタンダード 男子【日本から4艇参加/48ヵ国/162艇】

ゴールドフリート

52位瀬川和正(米子産業体育館)
13-33-20-19-12-22-45-(50)

54位鈴木義弘(早稲田大学)
20-10-35-(45)-16-9-41-45

シルバーフリート

96位南里研二(百五銀行)
39-12-17-44-(UFD)-13-26-45

106位北村勇一朗(サコス株式会社)
22-34-(49)-33-35-17-33-46

レーザー・ラジアル 女子【日本から5艇参加/40ヵ国/120艇】

ゴールドフリート

10位土居愛実(アビームコンサルティング) 
(17)-10-9-14-16-8-9-2

58位冨部柚三子(福井県スポーツ協会)
12-28-22-41-24-38-(57)-51

シルバーフリート

94位多田桃子(三重トヨタ自動車)
50-(52)-43-38-46-29-15-31

104位三浦凪砂(同志社大学)
31-(56)-51-55-38-22-48-48

112位柿元麻衣(豊田自動織機)
52-47-(55)-55-51-48-42-49

▲懸命にハイクアウトを懸命にする瀬川
▲ダウンウインドを走る鈴木
▲大混戦のゲートマーク回航
▲巨大なウネリの中を力走する土居
▲2回目の3ゲートマークを通過した土居は2位で回航し、そのまま2位フィニッシュ!
▲Scoring Inquiry用紙を記入する南里選手(右端)と書き方を助言する前園さん(左)。中央の北村選手は証言欄に記入して南里選手を助ける

Report by 齋藤愛子, Photo by 齋藤愛子・飯島洋一

13時前まで陸上待機でしたが、その後出艇して2レースを完了。3日間で合計6レースを終了し、予選シリーズを終えました。

男子は瀬川、鈴木がゴールドフリートに残りました。女子も土居と冨部がゴールドです。土居の成績が正しく載っておらず、R6がDNCになっています。実際には8位くらいでフィニッシュしていたので、今後、修正されると思います。

明日から決勝グループで上位が直接対決となります。ここからが勝負です。

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成績

レーザー・スタンダード 男子【日本から4艇参加/48ヵ国/162艇】

49位瀬川和正(米子産業体育館)
13-(33)-20-19-12-22

53位鈴木義弘(早稲田大学)
20-10-35-(45)-16-9

85位南里研二(百五銀行)
39-12-17-44-(UFD)-13

104位北村勇一朗(サコス株式会社)
22-34-(49)-33-35-17

レーザー・ラジアル 女子【日本から5艇参加/40ヵ国/120艇】

22位土居愛実(アビームコンサルティング) 
17-10-9-14-16-(DNC)

53位冨部柚三子(福井県スポーツ協会)
12-28-22-(41)-24-38

90位三浦凪砂(同志社大学)
31-(56)-51-55-38-22

99位多田桃子(三重トヨタ自動車)
50-(52)-43-38-46-29

114位柿元麻衣(豊田自動織機)
52-47-(55)-55-51-48

▲スタートでポジションをキープする鈴木
▲よいスタートを切った南里
▲今日も安定していた瀬川
▲北村。軽風で今イチ、スピードが乗らないことが課題
▲スタート前に入念なチェックをする土居選手
▲R6で土居は8位で3マーク回航
▲R6では三浦も20位前後で3マーク回航。途中もっと上位だったのにダウンウインドで抜かれました
▲予選最終日で積極的なスタートが多く、ブラックで掲示される艇も多々ありました
▲レース終了は19時近く。欧州は日没が20時過ぎなので、レースはできました
▲レース海面を横切る高速漁船

Report by 齋藤愛子, Photo by 齋藤愛子・飯島洋一

大会2日目も陸での風待ちから始まり、12時12分頃という中途半端な時間にG旗が降りて出艇となりました。海風が吹き始め、昨日よりも北寄りの320度が風軸のレースとなりました。10時半が干潮だった潮も夕刻17時半の満潮に向けて方向が変化し、1ノット超えとなり、強い向かい潮の中でのレースでした。幸いなことに、北寄りで入り始めた海風は少しずつ強くなり、1レース目は6ノット前後だったものの、2レース目が始まる頃には10ノットオーバーとなり、いいレースができました。

今日のラジアル女子はイエローではフィンランドのTuula Tenkanen, ブルーではデンマークのAnne's-Marie Rindomが2レースともトップをとりました。10ノットを超える風が入り始めると日本選手は苦しくなります。

レーザー男子では逆に10ノットを超えるコンディションになると瀬川選手が生き生きとしてきます。鈴木選手はスタートがうまくいかず、潮の影響をうまくとらえられていませんでした。

予選は明日で終了します。2レースを行い、決勝グループ分けへと進みます。女子は60艇、男子は54艇がゴールドフリートになります。明日も今日と同じような予報が出ているので、海風が入り始めれば、ある程度強い風でレースができるでしょう。

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成績

レーザー・スタンダード 男子【日本から4艇参加/48ヵ国/162艇】

54位瀬川和正(米子産業体育館)
13-(33)-20-19

77位鈴木義弘(早稲田大学)
20-10-35-(45)

82位南里研二(百五銀行)
39-12-17-(44)

110位北村勇一朗(サコス株式会社)
22-34-(49)-33

レーザー・ラジアル 女子【日本から5艇参加/40ヵ国/120艇】

22位土居愛実(アビームコンサルティング) 
(17)-10-9-14

49位冨部柚三子(福井県スポーツ協会)
12-28-22-(41)

102位多田桃子(三重トヨタ自動車)
50-(52)-43-38

107位三浦凪砂(同志社大学)
31-(56)-51-55

114位柿元麻衣(豊田自動織機)
52-47-(55)-55

▲54位まで順位を上げてきた瀬川
▲ルールアドバイザーの前園さん(写真上)は選手が抗議書を英語で作成する時に助言をしますが、書くのは選手本人です
ラジアル女子はポルトの街の沖がレース海面となります。ダウンウインドを走る冨部選手

Report by 齋藤愛子, Photo by 齋藤愛子・飯島洋一

初日は朝から風が弱く、約1時間半の陸上待機で始まりました。
11時45分頃に回答旗が降りてG旗も下り、全艇いっせいに出艇となりました。
ビーチ側の男子は30分くらいで出艇が完了しましたが、細いスロープ1本のラジアル男女は45分かかってもまだ残っている艇があり、20艇くらいが男子のビーチ側へ船を運んで出艇していました。事前のコーチミーティングでも懸念されていましたが、この混雑を解消するには何か工夫が必要です。

海上は南西からの3~4ノットの風から始まり、最後は西まで振れて6ノット前後となり、2レースを行うことができました。大西洋の外海だけあり、風が弱くても波とウネリがあるのは江の島と似ている気がしました。ただ、ドウロ川への干満潮汐での流れがあるため、河口に近いエリアは潮が速い場所がありました。

日本の男子はマルタ島やクロアチアのスプリットでトップセーラー達と合同練習に参加させてもらった成果が少しずつ現れ始めたようです。弱い風が幸いし、鈴木は師匠のパブロス(キプロス)よりも前の36位。54艇が進出できるゴールドフリートを目指します。

日本の五輪代表選考が始まった女子ですが、120艇を2グループに分けて、60艇のレースは少しのミスで順位が大きく落としてしまいます。

風が弱いのは今日だけで、明日からは適度にいい風が吹いてくる予報です。

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成績

レーザー・スタンダード 男子【日本から4艇参加/48ヵ国/162艇】

36位鈴木義弘(早稲田大学)
20-10

65位瀬川和正(米子産業体育館)
13-33

76位南里研二(百五銀行)
39-12

87位北村勇一朗(サコス株式会社)
22-34

レーザー・ラジアル 女子【日本から5艇参加/40ヵ国/120艇】

22位土居愛実(アビームコンサルティング) 
17-10

37位冨部柚三子(福井県スポーツ協会)
12-28

87位三浦凪砂(同志社大学)
31-56

105位柿元麻衣(豊田自動織機)
52-47

108位多田桃子(三重トヨタ自動車)
50-52

▲西からの風になびく万国旗
▲風が弱く難しいコンデションで上位を走ったレーザーの鈴木
2レース目で4位を走るものの、風のないところにハマって順位を下げたレーザーの南里
▲干潮時、レーザーが行列をなしてビーチから出艇
▲戻った時は満潮でビーチが消えていた
▲ラジアル女子スタートで混雑する中からしっかりスタートする土居(JPN199066)
▲ラジアルの土居
▲混戦の中で走りに集中する柿元(JPN213153)
▲ラジアルイエローでは日本選手の集団ができました

Report by 齋藤愛子, Photo by 齋藤愛子・飯島洋一

レーザー・スタンダード級、レーザー・ラジアル級のヨーロッパ選手権がポルトガルのポルトで始まります。2015年に49erとFXの大会が開催された場所ですが、2012年に建造されたDouro Marina は今後もディンギーの大会を積極的に招致しようという方針をもっており、川を挟んで対岸のPorto市とマリーナがあるGaia市の協力を得ての大会となりました。

開催地:ポルトガル・ポルト ドウロマリーナ
日程:2019年5月18日~25日
5月18~19日受付、インスペクション、プラクティスレース、開会式
5月20日〜22日予選シリーズ
5月23日~25日決勝シリーズ
メダルレースはありません

日本の参加艇

レーザー・スタンダード 男子【日本から4艇参加】
瀬川 和正(米子産業体育館)
南里 研二(百五銀行)
鈴木 義弘(早稲田大学)
北村 勇一朗(サコス株式会社)

レーザー・ラジアル 女子【日本から5艇参加】
土居 愛実(アビームコンサルティング)
冨部 柚三子(福井県スポーツ協会)
多田 桃子(三重トヨタ自動車)
柿元 麻衣(豊田自動織機)
三浦 凪砂(同志社大学)

帯同スタッフ
飯島 洋一・前園 昇・齋藤 愛子

チームコーチ
アーサー・ブレット

大会サイト(https://2019-senior.laser-europeans.org/)

大会はレーザー・スタンダード男子、ラジアル女子、ラジアル男子の3種目で、ヨーロッパ選手権とヨーロッパ外の選手を含むオープンタイトルの6種目でメダルが用意されています。

55カ国から339艇が集まりました。スタンダード男子は164艇中109艇がヨーロッパ、59艇がヨーロッパ外、ラジアル女子は123艇中92艇がヨーロッパ、32艇がヨーロッパ外、ラジアル男子は42艇中1艇だけがヨーロッパ外、35艇がU21の選手となります。

レースは2海面に分かれてラジアル女子、男子がA海面、スタンダード男子がB海面です。それぞれが3グループでレースをするため、2グループがアウターループ、1グループがインナーとなります。毎日2レースを予定しており、3日目までが予選、4日目から決勝グループに分かれてのレースで、予選・決勝あわせて12レースを予定しています。
3日目の予選終了時までに4レースできてれば決勝シリーズに入ります。レーザー級はクラスの方針で世界選手権、大陸選手権など多数艇が集まる大会では最終日まで全艇でレースを行い、メダルレースはありません。

ポルトは大西洋に面したイベリア半島の北西に位置します。水温が低いため、海からの風は冷たく、陸からの風は暖かい場所です。潮が速いこと、そしてヨットクラブがポルト市とガイア市を分けるドウロ川の河口にあり、流れが速くて出艇がたいへんなことが悩みです。

レースは5月20日が初日、25日が最終となります。

ラジアル女子は今大会が東京五輪の代表選考①となります。

http://jsaf-osc.jp/selection/selection-021.php
▲レーザーのインスペクション
▲開会式では音楽隊が場を盛り上げていました
▲開会宣言の後、国家斉唱と国旗掲揚がありました(サッカーや他のスポーツと同様の扱いでした)
▲ポルトとガイアの両市から代表が開会式に列席
▲ドウロマリーナはキールボート、パワーボートの基地となる巨大なマリーナ。防波堤に55カ国の国旗が並んでいます

Report by 齋藤愛子, Photo by 齋藤愛子・飯島洋一