大会6日目(最終日)
最終日は1時間ほど陸で風待ちをした後、西風でスタートし、2レースを完了しました。
土居愛実選手は第10レースで2位をとり、RDGポイントでの平均点がアップしたことも幸いし、その時点では13位まで順位をあげました。あと15点でトップ10が見えてきたのですが、最終レースが振るわず、総合15位に終わりました。「15位は不本意です。もっと上位を目指して準備をしてきましたから。でも、大会の序盤でつまづき、そこから上がってきたことを思うと15位は貴重です」と、土居選手は苦しかったレースを振り返りました。
境港での11レースは難しいコンディションで、トップ選手も風に翻弄されていました。しかし、終わってみれば、表彰台の1位から4位は歴代のワールドチャンピオンが固め、様々なコンディションを制したオールラウンドセーラーが勝ちました。上位陣もスコアを崩した厳しい大会でした。
日本からは12人がチャレンジしましたが、ゴールドフリートへ進出したのは土居選手だけで、残りはシルバーフリートに甘んじました。トップ選手達の体格、ハイクアウト、気迫に圧倒されましたが、肌で感じた世界のトップです。得たことを糧に、次を目指してほしいと思います。
2度目のワールドチャンピオンに輝いたリンドム選手が、「今回は私の10回目の世界選手権ですが、最も思い出深いものになりました。たいへん難しいコンディションの中で11レースを完了したレースコミッティーは素晴らしかったです。感謝の気持ちいっぱいです」と選手を代表して感想を語ってくれました。
境港で大会を運営してくださった皆様、ありがとうございました。素晴らしい大会でした。
今大会が東京五輪の代表選考②となります。(詳しくはこちら) 大会サイト(https://2019worlds.laserjapan.org) 成績表日本の参加艇
レーザーラジアル級【女子12艇】
15位 土居愛実(アビームコンサルティング株式会社)
65位 冨部柚三子(福井県スポーツ協会)
74位 多田桃子(三重トヨタ自動車)
89位 三浦凪砂(同志社大学)
94位 荒井かおる(レーザー江ノ島フリート)
99位 丸田杏(株式会社モンベル)
102位 太田七海(新潟県セーリング連盟)
105位 大村杏奈(東海大学付属相模高等学校)
108位 須永笑顔(横須賀学院高等学校)
109位 柿元麻衣(株式会社豊田自動織機)
110位 見目なお子(レーザーTokyo Bay フリート)
111位 鈴木萌風(佐賀県立唐津西高等学校)
Report by 飯島洋一 Photo by Junichi Hirai
大会5日目
決勝2日目は朝から西のいい風が吹いています。
レース中は20Knot近くまで吹き強風レースとなり、上マークまでの距離も1マイルと長く、体力勝負の世界選手権らしいレースとなりました。
土居は33位、24位という成績でした。RDGがあるので24日の成績次次第では大きく順位をあげることが可能です。24日の2レースを頑張ってほしいと思います。
シルバーフリートでワールド初参加の選手たちも世界選手権の過酷さを十分に感じたことでしょう。今後もトレーニングを続け、世界中のトップアスリートに挑戦してほしいと思います。
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レーザーラジアル級【女子12艇】
土居愛実(アビームコンサルティング株式会社)
冨部柚三子(福井県スポーツ協会)
多田桃子(三重トヨタ自動車)
柿元麻衣(株式会社豊田自動織機)
荒井かおる(レーザー江ノ島フリート)
見目なお子(レーザーTokyo Bay フリート)
丸田杏(株式会社モンベル)
三浦凪砂(同志社大学)
太田七海(新潟県セーリング連盟)
大村杏奈(東海大学付属相模高等学校)
須永笑顔(横須賀学院高等学校)
鈴木萌風(佐賀県立唐津西高等学校)
Report by 飯島洋一 Photo by Junichi Hirai
大会4日目
風待ちで始まった決勝シリーズですが、すぐに西からの風が入って来ました。レース中は10Knotを超え、世界選手権らしい迫力のあるレースが見られました。
昨日、調子を上げた土居はスタートで遅れるものの、10番後半でレースを進めます。そして数艇を抜いて16位でフィニッシュ。レベルの高い決勝フリートでまずまずの滑り出しでした。続いて行われた決勝第2レース。ゴールドフリートはいつものようにゼネリコを繰り返します。そしてブラックフラッグ掲揚からのゼネラルリコール。その中になんと、土居のセールナンバーが含まれていました。
レースをせずにハーバーに引き上げますが、納得のいかない土居はジュリーに救済を要求しました。審問の結果、レース委員会がミスを認め、救済が認められました。結果、第2レースはRDGとなり、決勝シリーズの平均点が第2レースにつくことになります。
また、昨日までトップを独走していたOlsson Josefin(SWE)は決勝1レース目イエローフラックのペナルティー解消のターンの回転不足。決勝2レース目はスタート時のスカリングと2つの捨てレースを作ってしまう等、波乱だらけの決勝スタートとなりました。
23日はいい風が吹く予報です。少しでも平均点を優位なものにしたい土居は勝負の1日となります。気を引き締めて頑張ってほしいと思います。
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レーザーラジアル級【女子12艇】
土居愛実(アビームコンサルティング株式会社)
冨部柚三子(福井県スポーツ協会)
多田桃子(三重トヨタ自動車)
柿元麻衣(株式会社豊田自動織機)
荒井かおる(レーザー江ノ島フリート)
見目なお子(レーザーTokyo Bay フリート)
丸田杏(株式会社モンベル)
三浦凪砂(同志社大学)
太田七海(新潟県セーリング連盟)
大村杏奈(東海大学付属相模高等学校)
須永笑顔(横須賀学院高等学校)
鈴木萌風(佐賀県立唐津西高等学校)
Report by 飯島洋一 Photo by Junichi Hirai
大会3日目
大会3日目も台風の影響で雨と雲が残った状況でした。かなり強く雨は降りますが、風は十分。11時スタートのためにレース艇は出艇していきます。
1レース目は良い風でレースができたものの、雨が上がるとともに風はなくなり風向が定まりません。続いて行われたイエローグループ2レース目はインナーループのゲートでNとなってしまいました。「今日も1レースしかできないのか?」と運営、選手ともに不安に思っていたところ、3時過ぎに南から良い風が吹き始め10Knotを超える絶好のコンデションとなりました。ここからレースコミッティーの迅速な対応と好判断で2レースを行い、予選は5レースを行い終了しました。
3レースを行い着艇が18時になると選手、運営ともにさすがにクタクタです。土居は落ち着きを取り戻し10-6-5として総合24位まで順位をあげ、危なげなくゴールドに残りました。
冨部61位、多田73位と順位を下げて残念ながらシルバーフリートとなってしまいました。
台風も過ぎ去り雨も上がり、境港はみなと祭りで花火が打ち上げられ、ハーバーではミッドナイトパーティーが開催され、明日からの決戦に備えます。
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レーザーラジアル級【女子12艇】
土居愛実(アビームコンサルティング株式会社)
冨部柚三子(福井県スポーツ協会)
多田桃子(三重トヨタ自動車)
柿元麻衣(株式会社豊田自動織機)
荒井かおる(レーザー江ノ島フリート)
見目なお子(レーザーTokyo Bay フリート)
丸田杏(株式会社モンベル)
三浦凪砂(同志社大学)
太田七海(新潟県セーリング連盟)
大村杏奈(東海大学付属相模高等学校)
須永笑顔(横須賀学院高等学校)
鈴木萌風(佐賀県立唐津西高等学校)
Report by 飯島洋一 Photo by Junichi Hirai
大会2日目
大会2日目は台風の影響で雨と雲が残った状況で迎えました。しかし、風はレースをするには十分にあります。海上はいつもより右寄りの東の風。台風の影響か美保湾には珍しく、風向よりやや右寄り120°約30m/minの潮が流れています。今日の日本チームは、この潮に苦しめられました。
昨日、調子の良かった多田は38位。冨部は42位。巻き返したい土居も32位となってしまいました。次のレースで挽回したい日本チームでしたが、昨日同様に風は落ち始め風向は定まらず、風が安定するのを海上で待ちましたが、AP/A旗が掲揚され3日目にレースは持ち越しになりました。
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レーザーラジアル級【女子12艇】
土居愛実(アビームコンサルティング株式会社)
冨部柚三子(福井県スポーツ協会)
多田桃子(三重トヨタ自動車)
柿元麻衣(株式会社豊田自動織機)
荒井かおる(レーザー江ノ島フリート)
見目なお子(レーザーTokyo Bay フリート)
丸田杏(株式会社モンベル)
三浦凪砂(同志社大学)
太田七海(新潟県セーリング連盟)
大村杏奈(東海大学付属相模高等学校)
須永笑顔(横須賀学院高等学校)
鈴木萌風(佐賀県立唐津西高等学校)
Report by 飯島洋一 Photo by Junichi Hirai
大会初日
ラジアルワールドは長い風待ちで始まりました。
レースコミッティーは代わる代わる風を見に行きますが、少し吹いてくる風もすぐになくなってしまいます。2時を過ぎてレースコミッティーが最終判断をするまさにその時、南の風が吹いて来ました。
14時40分にAP旗降下し、全艇美保湾に出艇。スタート前、12Kontまで風が上がったもののレース中風は5Knotまで落ち、風のある場所とない場所の差が大きいクシャクシャなコンデションになってしまいました。
この風の中、多田はイエローグループで9位(総合17位)として好調な滑り出しをしました。ブルーグループ冨部も9位(総合17位)、土居はスタート後、風にうまく合わせることができずブルーフリートで37位となってしまいました。
明日はもう少しコンデションに恵まれそうな予報です。
レース数も明日は3レースと変更になり、タフな1日となることでしょう。
日本の参加艇
レーザーラジアル級【女子12艇】
土居愛実(アビームコンサルティング株式会社)
冨部柚三子(福井県スポーツ協会)
多田桃子(三重トヨタ自動車)
柿元麻衣(株式会社豊田自動織機)
荒井かおる(レーザー江ノ島フリート)
見目なお子(レーザーTokyo Bay フリート)
丸田杏(株式会社モンベル)
三浦凪砂(同志社大学)
太田七海(新潟県セーリング連盟)
大村杏奈(東海大学付属相模高等学校)
須永笑顔(横須賀学院高等学校)
鈴木萌風(佐賀県立唐津西高等学校)
Report by 飯島洋一 Photo by Junichi Hirai
大会前日
ラジアル級世界選手権がスタンダードに続いて鳥取県の境港市で始まります。
女子は49カ国から111艇の参加となりました。日本からは12選手の参加となります。ラジアル男子の世界選手権も合わせて開催され、同一海面でレースは行われます。
開催地:日本・境港市
日程:2019年7月17日~24日
7月17日~18日受付・インスペクション・プラクティスレース・開会式
7月19日~21日予選シリーズ(予定)
7月22日~24日決勝シリーズ(予定)
*メダルレースはありません
日本の参加艇
レーザーラジアル級【女子12艇】
土居愛実(アビームコンサルティング株式会社)
冨部柚三子(福井県スポーツ協会)
多田桃子(三重トヨタ自動車)
柿元麻衣(株式会社豊田自動織機)
荒井かおる(レーザー江ノ島フリート)
見目なお子(レーザーTokyo Bay フリート)
丸田杏(株式会社モンベル)
三浦凪砂(同志社大学)
太田七海(新潟県セーリング連盟)
大村杏奈(東海大学付属相模高等学校)
須永笑顔(横須賀学院高等学校)
鈴木萌風(佐賀県立唐津西高等学校)
この大会はラジアルクラスの東京オリンピック代表選考会の第2戦となっており、参加日本人選手はオリンピックを目指して戦います。
また、東京オリンピックの国枠獲得大会となっており、この世界選手権では10枠の国枠がかけられています。
日本人選手だけでなく、各国の参加選手はオリンピック参加を目指しレースに臨みます。
毎日2レースを予定しており、3日目までが予選、4日目から決勝グループに分かれてのレースで、予選・決勝あわせて12レースを予定しています。
3日目の予選終了時までに4レースできてれば決勝シリーズに入ります。レーザー級はクラスの方針で世界選手権では最終日まで全艇でレースを行い、メダルレースはありません。
レースは7月19日が初日、24日が最終となります。
男子の世界選手権は梅雨時期にしては珍しく雨に降られることもなく、良い風に恵まれました。女子の方はどうでしょうか? 天気予報は雨マークが並びます。
雨であろうが男子の世界選手権に負けない、迫力のあるレースが随所に見られると思います。
応援よろしくお願いします。
今大会が東京五輪の代表選考②となります。(詳しくはこちら)Report by 飯島洋一 Photo by Junichi Hirai
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