選手コメント
UNIVERSIADE 2011 SHENZHEN
第26回 ユニバーシアード競技大会
Report : オリ特・中村健一
Edit : オリ特・広報委員会
●全10選手・2チームのコメントです。
※全動画が正しく表示されない場合、他のタグをクリック後、
再度【選手コメント】タグをクリックして下さい。
●470級 徳重・外薗組
●470級 土居・磯崎組
●レーザー級 安田選手
●レーザー級 鈴木選手
●レーザーラジアル級 高橋選手
●レーザーラジアル級 原田選手
●RS:X級 原選手
●RS:X級 金子選手
●RS:X級 小嶺選手
●RS:X級 小島選手
●470級 チームレース
●テクノ293チームレース
最終日
470級 徳重エリカ・外薗潤平組(日本経済大学)銅メダル!
RS:X級女子 小嶺恵美(大垣共立銀行)銀メダル!
TEAM JAPAN 団体・国別総合順位で3位・銅メダル獲得!
●メダルレース(470級)
小嶺選手表彰式徳重・外薗組はトップマークを4番回航から徐々に順位をあげ、最終下で1位に上がりましたがフィニッシュ手前で風が無くなりジャイブ合戦で1艇に抜かれ2位でフィニッシュ。総合3位・銅メダルを獲得しました。
土居・磯崎組もスタートから攻め、上即タックで右展開、左が伸びて上を8番回航するも、マークごとに追い上げ4位フィニッシュ。総合4位へ上がりました。
両チームの戦いは大変見ごたえのある内容でした。
●470級(16艇)最終成績
4位 土居・磯崎組 1-2-9-(OCS)-2-5-14-11-3-12-4
3位 徳重・外薗組 2-4-10-2-6-2-5-2-(14)-1-2
徳重エリカ「うれしいです!! でもまだまだ上を目指して練習に励んでまた挑戦します。」
外薗潤平「うれしかったです。これからも悪い所を改善してもっと上を目指します。」
土居一斗「自分の悪いところが全部出たレースでした。」
磯崎哲也「今日のレースはコースが悪く、順位を落としていたと思います。日本に帰ったら悪い所を改善して上を目指します。」
●メダルレース(RS:X級女子)
小嶺はスタート後の1上マークを7位で回航、下マークでまさかのペナルティーを受け360度回転。手痛いミスで誰もがあきらめムードになる中、集団とは逆の左に一気に突っ込み、勝負をかける。この賭けが当たり2上を4位回航。その後順位をキープし4位でフィニッシュ。まさに劇的な勝負。総合2位、堂々たる銀メダル獲得です。
●RS:X女子(13艇)最終成績
2位 小嶺 2-2-2-5-1-(11)-5-1-3-7-4
小嶺恵美「最後まであきらめず漕ぎ続けました。自分の得意な風で勝負できたのがよかったです。本当にうれしいです!!」
【監督 中村健一の総括】
今回のレースを通じ、選手たちは多くの経験をしたことで、一回り大きく成長した事と思います。特に国際レースに参加する機会が少ない学生の期間に、こうしたよい体験を積める事は私から見ても本当に羨ましく思えます。
470級は日本のお家芸になりつつある現状で、彼らには大きな「期待」という目に見えない重圧がのしかかっていたと思います。その重圧を見事はねのけてのメダル獲得は、本当に価値ある事ではないかと思う次第です。
RS:X級はレベルの高いフリートの中で2位をキープし続けての銀メダルです。まさに圧巻でした。これまでの「世界には歯が立たない」というイメージを払拭できたのではないかと思います。今回のメダル獲得でウインド界に新たな風が入り、更に発展してほしいと思います。
その他の種目に関しては、残念ながら成果をあげることはできませんでしたが、今持てる力を十分発揮して戦いました。
今回、国別総合順位では3位を獲得し、団体の部で銅メダルを獲得しました。これは全選手が、各々のがんばりと、助け合いの精神で団結し戦った結果の成果だと私は信じています。
2つのメダルを獲得したものの、やはり私が思うのは、日本代表であるからには「常に1位を目指していかなければならない」ということです。今回のレースで得たもの、今後努力しなければいけない所を選手・コーチ・監督がそれぞれ反省し、次回大会に向けて改善していかなければこれ以上の成果は今後も得る事は難しいでしょう。
次のロシア大会にセーリング競技が採用されるかわかりませんが、しっかり体制を構築して、更に強い日本Sailing Teamで出場できるよう頑張って行きたいと考えています。
最後になりましたが、沢山の応援と祝福のメッセージをいただき誠にありがとうございました。合わせて、支援いただきましたご関係各位に感謝を申し上げます。
●レーザー級(23艇)
16位 安田真之助 11-15-20-2-10-15-14-14-(21)-15
23位 鈴木祥郎 23-18-13-22-(23)-21-23-22-22-17
●レーザーラジアル級(18艇)
12位 高橋 香 6-12-10-6-(12)-8-4-12-10
15位 原田小夜子 18-8-14-(OCS)-5-10-10-16-5
●RS:X男子(15艇)
11位 金子岳司 9-11-10-11-12-(14)-7-10-13-14
15位 原 拓郎 12-14-13-(15)-14-15-15-12-14-13
●RS:X女子(13艇)
2位 小嶺恵美 2-2-2-5-1-(11)-5-1-3-7-4
11位 小島真理子 10-6-12-11-(13)-7-9-7-10-11
大会HP:
http://www.sz2011.org/Universiade/games/sportsprog/5649.shtml
小嶺選手表彰直後小嶺選手銀メダル
470級チーム&栗田コーチレーザー・ラジアルチーム
470級チームレース組RSX級男女・テクノ293チームレース組
水野・佐藤メディカルスタッフ榮樂・栗田コーチ
徳重・外薗組メダル獲得
Sailing Team JAPAN
5日目
メダルレースに2種目3チームの出場
470級女子MIX、470級男子、RS:X級女子
8月20日
●フリートレース(470級・レーザー・レーザーラジアル・RS:X)
TOPを取った小嶺選手A海面(470、レーザー、ラジアル)コメント:榮樂コーチ
470チームは、昨日提出した中国への抗議が通り、落ち着いてレースに望むことができました。海面は相変わらずのシフティーな難しいコンディションの中、シフトしていく風を読みきった徳重・外薗組が最終レースでトップフィニッシュしました。満面の笑みが印象的でした。土居・磯崎組にも明日のメダルレースに期待がかかります。各選手悔いのない戦いをしてほしいと思います。レーザー、ラジアル級は最後までコース取りに苦戦し、本大会を終了しました。今回の結果を受けて大いに反省しコーチ共々次の課題に向けた取り組みを考えていかなければなりません。
B海面(RS:X)コメント:杉本コーチ
男子・金子が昨日の追い上げを残り2レースで出すことができれば10位圏内に入ります。女子・小島が昨日10位に這い上がり11位との差は僅か1ポイント、ラスト1本の着順によっては明暗が分かれます。12:00に予告信号、男子、女子ともに予定通り出艇しましたが、あまりにもの無風で一度ハーバーバックになりました。そしていつもより強い風が入りだし、一気に全レースを消化しました。14ノットの中、日本選手達が最も苦手とする完全プレーニングレースでした。男子・金子、原、そして女子・小島はあと一歩で残念ながらメダルレース出場権を逃しました。2位の小嶺は最も苦手とする風で、ポーランドにトップを取られポイントで同点追いつかれましたが、内容で小嶺が2位をキープしました。明日はいよいよメダルレースです。メダルをかけての激しい最後の戦いが待っています。
日本代表選手コメント
【470級男子】
●土居一斗
精一杯がんばります。
●磯崎哲也
明日のメダルレースは思い切っていきます。
【470級女子MIX】
●徳重エリカ
自分たちのプランがずれてくるとスピードもコースも悪循環になってしまいました。まずはスピードをリセットしていくようにします。明日のメダルレースは思い切っていってきます。
●外薗潤平
スタートはよかったが次の展開が悪くヘダーを走りすぎていた。明日はリフトを走りベストスピードで臨みたいと考えています。
【RS:X級男子】
●原 拓郎
日本では吹いたレースで、速いほうだと思っていましたが、世界の中ではNGでした。ユニバで学んだ事を日本に戻ってから学連のみんなに伝え改善していきたいです。充実した5日間のレースでした。
●金子岳司
昨日のレースでポイント差を詰めることができたのに、今日は逆に離されてメダルレースに残れませんでした。この経験を活かしこれからも頑張っていきます。
【RS:X級女子】
●小島真理子
最終レースはプレーニングレースとなり、外国選手との差を見せつけられ、メダルレースには行けませんでした。もっともっと練習しないといけないと思います。このレースを通じていろんな経験ができたので、これからのレースに活かしていきたいです。大会中、お世話になった方々に感謝しています。
●小嶺恵美
今日は苦手な上りプレーニングレースになり、この環境でのレース経験不足なのとプレーニングのスピードがないのでトップ選手と競うことができませんでした。しかし自分なりにはあきらめずに最後まで一生懸命走りました。明日はメダルレースです。たくさん人々に応援してもらってきましたので、メダルを取りたいです。
【レーザー級】
●安田真之助
今回は軽風シリーズのレースでした。上手くスコアをまとめることができずに終わりました。ミスした原因を見直して次につなげていきます。
●鈴木祥郎
自信を持って臨んで崩されてしまいましたが、部分的にはよいところもありました。次の課題も見つかり、これからも頑張っていきたいです。
【ラジアル級】
●高橋 香
目標を達成できずすごく悔しいです。体重を増やしてから微軽風が苦手な風域になってしまいましたが、今回のレースを通して克服出来た部分もありました。失敗した時のリカバリーを課題に取り組みたいと思います。もっと練習して悔いのないレース結果にできるようにしていきたいです。
●原田小夜子
コースの取り方、プランの立て方を見直す良い機会になりました。他艇と一緒に走れるスピードを身につけること、レース中に走りを修正できる力をつけることを今後の課題にしていきます。ダウンウインドで順位を落とすことが少なくなったのはよかったです。
暫定成績
●470級(16艇)
→6位 土居・磯崎組 1-2-9-(OCS)-2-5-14-11-3-12 メダルレース出場
→3位 徳重・外薗組 2-4-10-2-6-2-5-2-(14)-1 メダルレース出場
●レーザー級(23艇)
↘16位 安田真之助 11-15-20-2-10-15-14-14-(21)-15
→23位 鈴木祥郎 23-18-13-22-(23)-21-23-22-22-17
●レーザーラジアル級(18艇)
↘12位 高橋 香 6-12-10-6-(12)-8-4-12-10
→15位 原田小夜子 18-8-14-(OCS)-5-10-10-16-5
●RS:X男子(15艇)
↘11位 金子岳司 9-11-10-11-12-(14)-7-10-13-14
→15位 原 拓郎 12-14-13-(15)-14-15-15-12-14-13
●RS:X女子(13艇)
→2位 小嶺恵美 2-2-2-5-1-(11)-5-1-3-7 メダルレース出場
→11位 小島真理子 10-6-12-11-(13)-7-9-7-10-11
大会HP:
http://www.sz2011.org/Universiade/games/sportsprog/5649.shtml
4日目
470級女子MIX 徳重・外薗組 総合3位に上昇
RS:X級女子・小嶺 健闘の1-3 総合2位キープ
レーザーラジアル級・高橋 総合7位につける
8月18日
●フリートレース(470級・レーザー・レーザーラジアル・RS:X)
A海面(470、レーザー、ラジアル)コメント:榮樂コーチ
各クラス3レースずつ消化しました。昨日より風が弱く、順位が入れ替わる気の許せないレースが続きました。470級の徳重・外薗組が苦戦しながらも2上で順位を上げる展開を続け3位につけています。ラジアル級の高橋選手も7位に上がってきました。残り2レースとなり、各選手入賞・メダルの可能が十分にあります。緊迫したレースが続きますが、中村監督のアドバイスである「平常心を持って」レースに臨んでほしいと思います。
B海面(RS:X)コメント:杉本コーチ
1本目、女子の第8レースでは3~4ノットと小峯にとっては最も得意とするコンディション。終始トップを走り続け今大会2回目のトップフィニッシュを果たしました。この風速での小嶺の艇速とパンピングの力強さは、どの選手よりも勝っており、はまるとトップを取れます。2本目の第9レースでは、ポイント争いをしている3位ポーランドにスタートからマークされ、厳しいスタートとなった上に、風速も上がり大会前半なら明らかに順位を落とす状態でしたが、きっちりポーランドを抑えて3位でフィニッシュしました。この大会期間中にどんどん成長している事を感じさせるレース運びでした。男子・金子も順位を上げ、メダルレース出場まであと少しです。女子・小島も順位を10位としメダルレース圏内にたどり着きました。明日はメダルレース出場の権利をかけて激しい戦いが待っています。
日本代表選手コメント
【470級男子】
●土居一斗
明日はしっかりとレースをします。
●磯崎哲也
明日は気持ちを切り替えて走ります。
【470級女子MIX】
●徳重エリカ
軽風のクローズでのボートバランスを丁寧にし、もっとスピードで前に行きたい。最終日まで集中を切らさず頑張ります。
●外薗潤平
2上で順位を上げることができたのがよかったです。明日はボートスピードを止める時間を少なくして走りたい。
【RS:X級男子】
●原 拓郎
スタートが上手くできても、艇速で負けたり、他の艇につぶされたり、わけのわからないコースを走ってしまったので、自分の思い通りのコースを走れるようにしたいです。明日はもっと一生懸命に漕ぎたいと思います。最下位を取らないようにします。
●金子岳司
だんだん外国選手のスピードについていけるようになってきました。10位と10ポイント差があったのを5ポイント詰めることができたので、明日もポイント差をなくしメダルレースに出たいと思います。
【RS:X級女子】
●小島真理子
1本目はライバル達を見ながら走ることができました。風が上がるとハーネスワークで負けてしまうので、明日はどういう風になってもしっかりと周りをみて走りたいと思います。メダルレースに絶対行きます。
●小嶺恵美
自分の走りをするためにスタートから攻めることができた結果、1位をとることができました。2本目は順位争いをしているポーランドの選手との戦いがきつかったのですが、上りで抜かれても下りで抜き返せたので自信になりました。明日も自分の走りを心掛けます。
【レーザー級】
●安田真之助
スタートが良いレースと悪いレースがありました。常に良いスタートができるよう心がけたいです。
●鈴木祥郎
昨日よりフリーはよくなった。自分のコースを走り、最後まで諦めずにレースを行います。
【ラジアル級】
●高橋 香
よいコースを引くことができました。ボートスピードもあり、順位を上げることが出来ました。明日も悔いのないようにレースをしたいと思います。
●原田小夜子
スタートがよかったです。しかし、リードを捨ててしまうようなコース取りをしてしまい、順位を落としてしまう場面が多かったです。コースだけでなくスピードを落とさずに走ります。
暫定成績
●470級(16艇)
↘6位 土居・磯崎組 1-2-9-(OCS)-2-5-14-11
↗3位 徳重・外薗組 2-4-(10)-2-6-2-5-2
●レーザー級(23艇)
↘15位 安田真之助 11-15-(20)-2-10-15-14-14
↘23位 鈴木祥郎 23-18-13-22-(23)-21-23-22
●レーザーラジアル級(18艇)
↗7位 高橋 香 6-12-10-6-(12)-8-4
↗15位 原田小夜子 18-8-14-(OCS)-5-10-10
●RS:X男子(15艇)
→11位 金子岳司 9-11-10-11-12-(14)-7-10
→15位 原 拓郎 12-14-13-(15)-14-15-15-12
●RS:X女子(13艇)
→2位 小嶺恵美 2-2-2-5-1-(11)-5-1-3
→11位 小島真理子 10-6-12-11-(13)-7-9-7-10
●チームレース(470級)
コメント:栗田コーチ
470級のチームレースは今日で予選が終わります。日本チームは昨日の結果でファイナルに進むことができないことは分かっていましたが、最後まで諦めず次に繋げるレースをするという気持ちをもって選手達は出艇していきました。
日本チームは2レース残っていて、どちらも中国との戦いでした。1レース目の中国には途中まで勝っていたのですが、最後の下マークで落とされてしまい負けてしまいました。
最後のレースは、最初から最後まで中国と熱い戦いを繰り広げ、最後に1位・2位でフィニッシュをすることができました。ここまで1勝もしていなかったので、初めての勝利ですが、最後にすばらしいレースをしてくれたと思います。
日本代表選手コメント
【470級男子】
●長尾 昴
最後の最後に勝ててよかったです。レースを重ねるごとに成長しているのが実感できました。
●山本健太郎
最後までしっかり話し合って最後のレースで1勝できたことは本当によかったです。初のチームレースで負けていてもエンジョイし続け、勝ち方にこだわり続けたのがよかったと思います。この経験は絶対に忘れずこれから活かし続けます。最後までサポートしてくださった方々に本当に感謝します。
【470級女子MIX】
●葛城拓未
レースを重ねるごとに成長でき、まだまだレースをしたいと思いました。もっと経験を積んでまたチームレースをしたいと思いました。最後の1勝は一生忘れません。
●沖 朱理
ドラマチックなワン・ツーフィニッシュで終われました。最後に輝けてよかったです。
成績(予選2日目)
1位 USA 9勝1敗
2位 RUS 8勝2敗
3位 BRA 6勝4敗
4位 CHN1 3勝7敗
5位 CHN2 3勝7敗
6位 JPN 1勝9敗
●チームレース(テクノ293級)
8月18日 予選敗退
成績(予選2日目)
1位 CHN1 7勝1敗
2位 CHN2 5勝3敗
3位 JPN 0勝8敗
大会HP:
http://www.sz2011.org/Universiade/games/sportsprog/5649.shtml
3日目
470級男女フリートレース 上位キープ
RS:X級女子 小嶺2位キープ
チームレース
両クラスともファイナルに進出できず
8月17日
●フリートレース(470級・レーザー・レーザーラジアル・RS:X)
A海面(470、レーザー、ラジアル)コメント:榮樂コーチ
10ノットの風で各クラス2レースずつ消化しました。470級土井・磯崎組が昨日の叩き(9位)を挽回しようと気持ちが入りすぎたせいかOCSとなってしまいました。しかし、気持ちが途切れることなく次のレースで2位を取り、総合3位に留まっています。徳重・外薗組も同様に粘りのある戦いを見せ健闘しています。シングルハンドはコース取りのプランを明確にすることで安田が2‐10位と走り順位を大きく上げました。明日から後半戦となり、各選手の目標順位に向けて重要なレースが続いていくので、再度気持ちを引き締めて取り組んでいきたいと思います。
B海面(RS:X)コメント:杉本コーチ
男子、女子ともに2R予定でしたが、時間が経つにつれて風が上がり、レース数の少ない男子のみ3R行われました。女子は、昨日トップを取って総合2位につけている小嶺選手が今日の1本目のレース中にバテンを折り11位とカットレースを作ってしまいました。短いレースの合間にバテン交換をコーチボートで試みましたが、フランス、ポーランドのコーチも(お互いメダル争いをしている敵にもかかわらず)手伝ってくれましたが間に合わず、折れたままの状態でレースに挑み、なんとか5位と踏ん張り、総合2位を保ちました。昨日、一昨日のように風が極端に弱ければ前を走れますので、あと3日間微風になることを願います。男子は風が上がった3本目は明らかに外国選手との実力の差があり、プレオリやワールドでも優勝するようなトップレベルの選手が集まる今回のユニバでは、まだまだ実力差があります。
日本代表選手コメント
【470級男子】
●土居一斗
展開は悪くないのでスタートのコンビネーションを考え、確実なレースをします。
●磯崎哲也
大事なところでリコールしてしまいました。明日はしっかり気持ちを切り替えて走ります。
【470級女子MIX】
●徳重エリカ
風の流れや潮をもっと考え、ランニングでゲインしていきたいです。
●外薗潤平
1上の順位が悪いので、スタートから1マークまでを大事にしたいです。
【RS:X級男子】
●原 拓郎
今日は初めてのプレーニングレースで慌ててしまい、セッティングをミスしてさらにスタートもミスしたので、明日は気持ちを入れ替えて頑張ります。
●金子岳司
第6レースは大会初めてのプレーニングレースとなり、少し戸惑いました。スタートでミスをして順位を上げることができませんでした。明日は気持ちを切り替えて頑張ります。
【RS:X級女子】
●小島真理子
後ろの選手を気にしすぎて自分がセールを落とすなどのミスが多かったです。自分の走りをしっかりしたいです。メダルレースに絶対出られるように頑張ります。
●小嶺恵美
風が昨日よりも上がって焦ってしまい、走りたいコースを走れず、下りも漕ぐのか、プレーニングさせるのか中途半端になり抜かれまくりました。明日はどんな風でも諦めず、精一杯頑張ります。
【レーザー級】
●安田真之助
スタート時、42条でミスがありましたが、自分で決めたコースでレースができました。明日もしっかりレースをします。
●鈴木祥郎
落ち着いて考えながら動作していきたいと思います。最後まで平常心でレースに取り組んで行きます。
【ラジアル級】
●高橋 香
昨日決めた目標が達成できず悔しかったです。今日はスタート後のリカバリーが上手くできずミスが多かったです。まだ半分レースが残っているので最後まで諦めずにレースをします。
●原田小夜子
ハイクアウトコンディションの中、順位を上げるレースができたことはよかったです。1上のコース引きをプラン通りに展開していけるよう頑張ります。
暫定成績
●470級(16艇)
→3位 土居・磯崎組 1-2-9-(OCS)-2
→4位 徳重・外薗組 2-4-(10)-2-6
●レーザー級(23艇)
↗9位 安田真之助 11-15-(20)-2-10
↘22位 鈴木祥郎 23-18-13-22-(23)
●レーザーラジアル級(18艇)
→9位 高橋 香 6-12-10-6-(12)
→16位 原田小夜子 18-8-14-(OCS)-5
●RS:X男子(15艇)
↘11位 金子岳司 9-11-10-11-12-(14)
→15位 原 拓郎 12-14-13-(15)-14-15
●RS:X女子(13艇)
→2位 小嶺恵美 2-2-2-5-1-(11)-5
↘11位 小島真理子 10-6-12-11-(13)-7-9
●チームレース(470級)
コメント:栗田コーチ
日本は今日の予選で全勝しないとファイナルに進むことができません。このクラスはフリートレースにもチームレースにも出場している選手がいるので、今日は14時過ぎにレースが始まりました。まだ午前中の風が残っていました。選手達は十分に作戦を練って今日のレースに挑んだのですが、世界のスピードや技術についていけずに遅れをとり、前を走ることができず負けてしまいました。夕方になるにつれ、風が徐々に弱くなり全ての予選レースを消化することができず、今日は終わりました。明日、日本はあと2レース残っています。今日の成績でファイナルに残ることができないのは分かっていますが、最後まであきらめずまずは1勝することを目標にがんばってほしいと思います。
日本代表選手コメント
【470級男子】
●長尾 昴
全敗したけど、いいレースをすることができました。明日は気合で勝ちます。
●山本健太郎
全敗…。しかし世界を相手に精一杯戦った結果だと思います。最後まで諦めず目の前の勝ちにこだわり戦い抜きます。
【470級女子MIX】
●葛城拓未
スタートの時点で前にいれば、後の展開で他の国に負けることはなかった。スタートフィニッシュでのハンドリングとタクティクスをつめれば勝てると思います。
●沖 朱理
レースごとに何かをつかんでいると思います。どんどん成長して最終的に戦えるレベルになります。
成績(予選2日目)
1位 RUS 8勝1敗
2位 USA 7勝1敗
3位 BRA 6勝3敗
4位 CHN1 3勝5敗
5位 CHN2 1勝7敗
6位 JPN 0勝8敗
●チームレース(テクノ293級)
コメント:栗田コーチ
昨日は1勝もできなかったので、今日は作戦を立て直してレースに挑みました。今日は朝から100°の方から10ノットのよい風が入っており、レースはスムーズに行われました。2人の選手にとっては苦手な風ではないので、気合十分で挑んだのですが、蓋を開けてみればやっぱり世の中はそんなに甘くありません。尾川も伊勢田もチームレースに慣れていないということと、中国の男子選手にはスピードや技術といった点でついていくことができずに負けてしまいました。予選2日目も勝つことができなかったのでファイナルに残ることができず、今日でテクノ293は終了しました。ファイナルは中国同士の戦いです。
成績(予選2日目)
1位 CHN1 7勝1敗
2位 CHN2 5勝3敗
3位 JPN 0勝8敗
大会HP:
http://www.sz2011.org/Universiade/games/sportsprog/5649.shtml
2日目
2日目 RS:X級女子 小峯2位キープ
チームレース 苦戦の出だし
8月17日
●フリートレース(470級・レーザー・レーザーラジアル・RS:X)
午前中スタートのRS:X男女が1レース目を終えるころ、上空に黒雲が広がると同時に雷が鳴りだし、全艇フィニッシュ後、AP-Hでハーバーに戻されました。午後から行われる470・レーザー・レーザーラジアルも陸上でAP旗が掲揚され待機となりました。
雷雨と強風が徐々に激しくなり、ハーバーに設置してあった長さ30mほど連なるテントがすべて吹っ飛ぶ程の突風が来襲。それが去った14時半にAP旗が降下、晴天微風に戻ったコンディションの中で各種目それぞれレースを行いました。
強弱の激しい風と、30度の振れが頻繁に起こる中、選手たちはコース選択が中途半端になり、安定した順位を取ることができず各クラスともに悩ましい一日となりました。
日本代表選手コメント
【RS:X級男子】
●原 拓郎
やはりストラップパンピングになった時の艇速の差が大きくて、今の段階では外国選手に追いつかないので、速い選手の動きを学んでいきたいです。風が弱いとそこまでスピード負けもしないのでちゃんとスタートを切って少しでも前を走りたいです。
●金子岳司
上りのスピードで差があるので、その分をスタートでカバーしていきたいです。
【RS:X級女子】
●小島真理子
反省は山ほどあります。外国選手はレースの展開が上手く、よく海面を見ていると思います。私はパンピングにばかりに意識がいってしまいがちで、よく周りをよく見ないといけないと思います。明日はメダルレースに近づくために外人選手からよいところを盗みたいです。
●小峯恵美
1位を取れたレースは風が弱かったので、周りの選手に漕ぎ負けないようにすることを意識しました。しっかり周りを見ることができたのでいいレースでした。今日はスタートが上手く切れないレースが何本かあったので、明日はそこに意識を持って行きたいです。最後まで諦めずに頑張ります。
【レーザー級】
●安田真之助
自分の走りとレースが出来ていません。対相手を意識しすぎているので、自分のペースをしっかり持ってレースをしていきます。
●鈴木祥郎
スタートが上手く切れませんでした。明日は思い切ったスタートとコース取りをしたいと思います。フリーではリーチテンションを確認しながら走りたいです
【ラジアル級】
●高橋 香
スタートでの加速ができず苦戦しています。その後のリカバリーで順位を上げているので、明日は積極的なスタートをしたいと思います。シフティーな海面で、いつでもチャンスがあるので、海面をよく見て、シングルの順位でまとめたいです。
●原田小夜子
課題にしていたスタートが1本目は上手くできました。スタートが決まれば前を走れることが分かったので、集中してスタートできるよう頑張ります。
暫定成績
●470級(16艇)
↘3位 土居・磯崎組 1-2-9
↘4位 徳重・外薗組 2-4-10
●レーザー級(23艇)
↘17位 安田真之助 11-15-20
↗18位 鈴木祥郎 23-18-13
●レーザーラジアル級(18艇)
↘9位 高橋 香 6-12-10
↗16位 原田小夜子 18-8-14
●RS:X男子(15艇)
→7位 金子岳司 11-6-11-11
→15位 原 拓郎 15-14-14-14
●RS:X女子(13艇)
→2位 小嶺恵美 2-2-2-5-1
→8位 小島真理子 10-6-12-11-13
●チームレース(470級)
470級代表選手は、長尾・沖組(関西大学)、葛城・山本組(関西大学)です。このクラスは中国(2チーム)・アメリカ・ロシア・ブラジルの6チーム総当りでレースが行われました。
今日は10ノットくらいの風の中予定通りに行われ、レース自体は10分とかなり短いのですがその中での早い展開についていけなかったり、自分達のペースにもっていけずに負けてしまう形になり、今日は4戦:1勝3敗となってしまいました。明日は今日の続きからの対戦でまた総当りとなるので、今日の他国との戦いで学んだことを生かして勝利しファイナルに進みたいと思います。
日本代表選手コメント
【470級男子】
●長尾 昴
今日の失敗は二度としません。今日みたいな失敗をしなければ必ず勝てます。
山本健太郎: チームレースはやっぱり難しい。イメージどおりにいくように常に先をよむことが大事だと痛感しました。明日はイメージを貫徹します。目指すぞ全勝!!
【470級女子MIX】
●葛城拓未
1レース目からスタートで想定外に相手から攻められ、余裕がなくなってしまいましたが、レースを重ねるたびに改善できたので明日は絶対に勝てます。
●沖 朱理
練習では本気を出していなかった敵の姿を見ることができたので、明日は作戦を立て直して勝ちに行きます。ポジティブ! ポジティブ!
USA 4勝0敗
RUS 3勝1敗
CHN 2勝2敗
JPN 1勝3敗
BRA 1勝3敗
CHN 1勝3敗
●チームレース(テクノ293級)
今回の日本代表選手は、尾川潤(株式会社島精機製作所)・伊勢田愛(ビワコマリンスポーツクラブ)の2名です。テクノは中国2チームと日本1チームの3チームでの争いです。
470級が終わってからのレースでしたが、サンダーストームが来ているということで、出艇が延期。嵐が去った後は天気も回復し、風も入ってきてレースは行われました。
日本チームは、チームレース自体が初めてで要領をつかめず、0勝4敗と中国に負けてしまいました。夜は必死に今日のレースについてのミーティングを行い、明日は互角に戦えるように作戦を練りました。明日はもっといいレースをみせてくれるはずです。
日本代表選手コメント
【テクノ293級男子・女子】
●尾川 潤
チームレースでの戦略が中国の方が勝っていた。今日は何もできずに終わってしまった。チームレースは初めてだったので、少しあせってしまった部分もありしっかりとレースができなかった。今日は全敗してしまったが、気持ちを切り替えて明日は勝ちにいきます。
●伊勢田愛
初めてのチームレースで自分がどうすればいいのか分からなかった。チームレースについて、もっと勉強して明日は必ず勝ちます。
CHN 4勝0敗
CHN2 2勝2敗
JPN 0勝4敗
大会HP:
http://www.sz2011.org/Universiade/games/sportsprog/5649.shtml
1日目
フリートレーシング初日 Team JAPAN 順調な滑りだし
470級男子・土居組 第1レース トップ
8月16日
今日は朝から風が無く、予定されていた10時からのスタートが延期され、全クラス繰り下げて14時からのスタートとなりました。風は3~9ノットで強弱の激しいコンディションで、潮の流れも速く順位の入れ替わりの激しいレースとなりました。それぞれのクラスともに良いレースを展開していますが、緊張のせいか全体を見渡す視野が少し狭まり、良いブローを見落としての順位後退が目立ちました。
フリートレース2日目となる明日は、もう一度気持ちを落ち着かせ、自分たちの力が発揮できるよう送り出していきたいと思います。
チームレースはいよいよ明日から始まりますが、470級に関してブラジル、ロシアのエントリーが追加され、6チームでの戦いとなります。日本チームは今回、新たにエントリーする事を監督判断でやめました。
チームの結束も固く、素晴らしいSailing Teamになっています。チーム一丸となりメダル獲得に向け明日も頑張ります。
日本代表選手コメント
【470級男子】
●土居一斗
出だしのレースを大切にします。
●磯崎哲也
今日は海に出て艇のチェックをしました。明日は本番なのでしっかり体を休めて明日に備えます。
【470級女子MIX】
●徳重エリカ
シフティーな海面なので、しっかりシフトに合わせて今まで練習してきた事を正確に表現していきます。
●外薗潤平
自分のしてきた事をしっかりと出して、1レース目を大事にしていきます。
【RS:X級男子】
●原 拓郎
初めて外国人とレースをしたが、メダルレースに残れる可能性を感じました。
●金子岳司
軽風で体の大きい外国人選手に漕ぎ負けないよう、頑張って行きます。
【RS:X級女子】
●小島真理子
外国人選手だからといって物怖じせず、攻めていきたいと思います。あと、熱中症には気をつけます。
●小峯恵美
今日のプラクティクスレースでは全く前を走る事ができませんでした。日本代表選手として選ばれた限り、代表の名に恥じないよう精一杯、自分の力を出し切ります。
【レーザー級】
●安田真之助
今日は無風のトライアルレースでした。明日の本番までに時差ぼけを治して頑張ります。
●鈴木祥郎
プレレースは無風でできませんでしたが、韓国のジミー選手と少し走り合わせました。ブローが入って来た時と抜けた時に、ボートバランスが崩れていたので気をつけていきたいと思います。
【ラジアル級】
●高橋 香
昨日より艇に慣れました。ベストを尽くします。
●原田小夜子
風が中々安定しない印象です。レース期間中も待ち時間を上手く使って集中力を切らさないよう気をつけていきたいと思います。
Team Racing
【470級男子】
●長尾 昴
今日はプラクティスレースで中国に負けてしまいましたが、男子組を抑えることができればいけると思います。なんとかなります。自分たちの本来のパフォーマンスが出せたら、たぶん大丈夫です。
●山本健太郎
日本人はどうしても海外ではなにかと後手に回ってしまいがちなので、大会会場、レースコースを含めて早くこの雰囲気に慣れないといけないと思います。明日も頑張ってチームレースの戦いに慣れていきたいです。
【470級女子MIX】
●葛城拓未
暑かったです。プラクティスレースでは中国にスタートからしてやられました。チーム同士で連携して、どこで抜けるかというポイントを見抜いていきたいです。明日は米国と戦ってみたいです。かなり強いので楽しみです。
●沖 朱理
ほんとに今日は暑かったです。今日よかったことは、中村コーチに指導いただいたロールタックで息が合うようになったことです。明日も中村コーチにしっかり見ていただきたいです。また、戦術面での練習もしていきたいです。
【テクノ293級男子・女子】
●尾川 潤
とにかく暑かったです。バランスを変えたら、角度を上げながらスピードが出たので今日はよかったです。明日はマークを回る練習を中心に行い、プラクティスレースで慣れていきたいです。
●伊勢田愛
昨日とは違ったセール(レ―スごとに艇が変わる)を使ったため、セールが硬くて乗りにくかった印象があります。いろいろ調節してみましたが、当たるセールによってバラつきがあるので、うまく早くチューニングできるようにしたいです。
暫定成績
●470級(16艇)
1位 土居・磯崎組 1
2位 徳重・外薗組 2
●レーザー級(23艇)
15位 安田真之助 11-15
22位 鈴木祥郎 23-18
●レーザーラジアル級(18艇)
6位 高橋 香 6
18位 原田小夜子 18
●RS:X男子(15艇)※OCSがあるため、順位変動あり。
7位 金子岳司 11-6
15位 原 拓郎 15-14
●RS:X女子(13艇)
2位 小嶺恵美 2-2
8位 小島真理子 10-6
大会HP:
http://www.sz2011.org/Universiade/games/sportsprog/5649.shtml
Practice
本番レース開始を前に各自調整をはかる
開催期間:また変更がありました。
Fleet Racing
8月14~15日 Practice
8月16~19日 Races
8月20日 Possible lay day(470・Laser M・Laser W)
8月21日 medal race
Team Racing
8月14~16日 Practice
8月17~18日 Races
8月19日 Possible lay day
8月20日 finals
8月15日
30度を超える暑さの中、朝から風が無く、フリートレースグループのプラクティスレースは無風の中RS:X男女のみの超ショートコースでレースが行われました。結局はスタートしたものの、上マークで終了となり、全クラスハーバーバックで、ほとんど練習できることなく終了する事になりました。
チームレースグループも明日プラクティスが行われます。これまで順調に仕上がってきていますが、最終調整をしっかりおこなっていきたいと思います。
本日もコーチミーティングでフリートレースの全日程のスタート時間が変更された事を知らされました。こうしたことは選手たちには非常に負担のかかることですが、もはや驚きを超えて素直に受け止められるようになりました。
どのような状況に置かれても順応できる強いセーリングチームとして、まとまってきています。心強く思っています。チーム一丸となって明日から頑張って行きます。
日本代表選手コメント
【470級男子】
●土居一斗
出だしのレースを大切にします。
●磯崎哲也
今日は海に出て艇のチェックをしました。明日は本番なのでしっかり体を休めて明日に備えます。
【470級女子MIX】
●徳重エリカ
シフティーな海面なので、しっかりシフトに合わせて今まで練習してきた事を正確に表現していきます。
●外薗潤平
自分のしてきた事をしっかりと出して、1レース目を大事にしていきます。
【RS:X級男子】
●原 拓郎
初めて外国人とレースをしたが、メダルレースに残れる可能性を感じました。
●金子岳司
軽風で体の大きい外国人選手に漕ぎ負けないよう、頑張って行きます。
【RS:X級女子】
●小島真理子
外国人選手だからといって物怖じせず、攻めていきたいと思います。あと、熱中症には気をつけます。
●小峯恵美
今日のプラクティクスレースでは全く前を走る事ができませんでした。日本代表選手として選ばれた限り、代表の名に恥じないよう精一杯、自分の力を出し切ります。
【レーザー級】
●安田真之助
今日は無風のトライアルレースでした。明日の本番までに時差ぼけを治して頑張ります。
●鈴木祥郎
プレレースは無風でできませんでしたが、韓国のジミー選手と少し走り合わせました。ブローが入って来た時と抜けた時に、ボートバランスが崩れていたので気をつけていきたいと思います。
【ラジアル級】
●高橋 香
昨日より艇に慣れました。ベストを尽くします。
●原田小夜子
風が中々安定しない印象です。レース期間中も待ち時間を上手く使って集中力を切らさないよう気をつけていきたいと思います。
Team Racing
【470級男子】
●長尾 昴
今日はプラクティスレースで中国に負けてしまいましたが、男子組を抑えることができればいけると思います。なんとかなります。自分たちの本来のパフォーマンスが出せたら、たぶん大丈夫です。
●山本健太郎
日本人はどうしても海外ではなにかと後手に回ってしまいがちなので、大会会場、レースコースを含めて早くこの雰囲気に慣れないといけないと思います。明日も頑張ってチームレースの戦いに慣れていきたいです。
【470級女子MIX】
●葛城拓未
暑かったです。プラクティスレースでは中国にスタートからしてやられました。チーム同士で連携して、どこで抜けるかというポイントを見抜いていきたいです。明日は米国と戦ってみたいです。かなり強いので楽しみです。
●沖 朱理
ほんとに今日は暑かったです。今日よかったことは、中村コーチに指導いただいたロールタックで息が合うようになったことです。明日も中村コーチにしっかり見ていただきたいです。また、戦術面での練習もしていきたいです。
【テクノ293級男子・女子】
●尾川 潤
とにかく暑かったです。バランスを変えたら、角度を上げながらスピードが出たので今日はよかったです。明日はマークを回る練習を中心に行い、プラクティスレースで慣れていきたいです。
●伊勢田愛
昨日とは違ったセール(レ―スごとに艇が変わる)を使ったため、セールが硬くて乗りにくかった印象があります。いろいろ調節してみましたが、当たるセールによってバラつきがあるので、うまく早くチューニングできるようにしたいです。
大会HP:
http://www.sz2011.org/Universiade/games/sportsprog/5649.shtml
開会式
開会式挙行
銀河ショーに感動
開催期間:変更がありました。
Fleet Racing
8月14~15日 Practice
8月16~19日 Races
8月20日 Possible lay day
8月21日 medal race
Team Racing
8月14~16日 Practice
8月17~18日 Races
8月19日 Possible lay day
8月20日 finals
12日の開会式セレモニーでは、銀河をイメージしたショーが繰り広げられ、大変感動しました。
今回一番驚いたのは、選手村の深圳(しんせん)から開会式の会場までの約58kmの道路を、選手団バスの移動のためだけに封鎖し、300台近いバスで1時間かけて移動したことです。また、この距離でありながら、道の両側は市民で埋め尽くされ、我々に手を振っている様は圧巻でした。
私自身2007年のプレ五輪以来、4年ぶりの中国となりますが、この目覚ましい発展には脅威すら感じるほどのすごさでした。
この日は深夜0時を過ぎての就寝となりましたが、選手達は興奮さめやらぬようで、レースに対するモチベーションも上がってきました。
レースに関してですが、日が進むごとにレース日程とスタート時間が変わります。明日14日はいよいよ現地に出向きますが、まだまだこれから変更される可能性もあると思っています。監督、コーチでしっかり把握しながら、選手の負担をできるだけ軽減できるように頑張って行きたいと思います。
大会HP:
http://www.sz2011.org/Universiade/games/sportsprog/5649.shtml
UNIVERSIADE 2011
開催地:中国・深圳
開催期間:
Fleet Racing
8月14~15日 Practice
8月16~20日 Races
8月21日 medal race
Team Racing
8月15~16日 Practice
8月16~19日 Races
8月20日 semi-finals and finals
日本代表選手:
●470級男子
土居一斗・磯崎哲也 組(日本経済大学)
●470級女子MIX
徳重エリカ・外薗潤平 組(日本経済大学)
●RS:X級男子
原 拓郎(早稲田大学)
金子岳司(関東学院大学)
●RS:X級女子
小島真理子(立命館大学)
小峯恵美(関東学院大学)
●レーザー級
安田真之助(鹿屋体育大学)
鈴木祥郎(東海大学)
●ラジアル級
高橋 香(鹿屋体育大学)
原田小夜子(鹿屋体育大学)
Team Racing
●470級男子
長尾 昴・山本健太郎 組(関西大学)
●470級女子MIX
葛城拓未・沖 朱理 組(関西大学)
●テクノ293級男子・女子
尾川 潤(早稲田大学)
伊勢田愛(同志社)
オリ特帯同スタッフ:
監督:中村健一
コーチ:榮樂洋光・杉本 武・栗田直美
トレーナー:水野元晴・佐藤結香
大会HP:
http://www.sz2011.org/Universiade/games/sportsprog/5649.shtml
セーリング日本代表
2011中国ユニバーシアード大会に参戦
波乱の始まり
8月7日 結団式 開式(東京)
8月8日 移動
8:55 羽田空港 出発
14:45 深圳港 到着※中国入境域
18:30 選手村 到着
第一陣の日本選手団18名は全員無事に深圳選手村に到着しました。当地の気候は平均気温30℃で、蒸し暑く湿った空気でじめじめとしています。
選手村の部屋は、思いのほか快適でクーラーも各部屋に完備されており、トイレも問題なく機能しています。
現在一番の問題は、チャーターボートを受け取れるのが大会開催前日の14日からとなっており、セーリング会場の準備がかなり遅れていることが原因の様です。
この非常事態に監督、コーチ陣は色々な対応をしていますが、まずは流動的に変化している状況に耳を傾けながらも、選手達のモチベーションが切れないよう日々のスケジューリングを行い、メリハリをつけて過ごしていく様にしています。
活動初日となる9日は、朝からウォーキングとストレッチを行い、各競技選手との交流をレクリエーションを通じて深め、セーリング日本代表として一致団結して闘っていく事を確認しました。