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東日本大震災
JSAFチャリティーフラッグ&ステッカーキャンペーン
@ISAF Youth Sailing World Championship
Report : オリ特・松岡けい
会場中央カフェテラスの東日本大震災JSAFチャリティーキャンペーンブース16月のSkandia Sail for Gold(英国・ウェイマス)にて行われた東日本大震災・JSAFチャリティーフラッグ&ステッカー海外キャンペーン第一弾に続き、ISAF ユースワールド(クロアチア・ザダル)でも東日本大震災・JSAFチャリティーフラッグ&ステッカーキャンペーンを展開します。
7月7日は大会レジストレーション初日ということから、午前中の会場はチャーター艇引渡しなどで会場は混雑していましたが、午後には会場中央にあるカフェテラスにチャリティキャンペーンブースを設置することができました。この場所は会場内で唯一の日陰のため、多くのチームはここで休息やミーティングを行っており、多くの人が行き交います。今日からこの場所で3日間キャンペーン展開をします。
今日は艇の準備や海上トレーニング等でブースを訪れる人は多くはありませんでしたが、多くの人の目にキャンペーンバナーが止まり、パンフレットを持っていく人や、東日本大震災の写真集をテーブルに持っていきチーム内で閲覧するなど、関心はありました。
明朝、チームリーダー&選手全体ミーティングが行われます。ISAFの計らいで、そこで東日本大震災とこのJSAFのチャリティーキャンペーンについてお話をさせていただく時間をいただきました。そこでアピールをしっかりしたいと思います。
会場中央カフェテラスの東日本大震災JSAFチャリティーキャンペーンブース2アンチ・ドーピングについてのクイズを受ける420級女子古屋選手
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心温まる 各国ユースセーラーのチャリテイー協賛
全体会議でJSAF義援金活動アピール17月8日
今日は朝9時半からコーチ・選手全体会議が会場中央テラスで行われました。各国チームのほとんどと思われる500名近くが出席しました。席上、ISAF Youthの計らいで、この会議中に3月11日に起きた東日本大震災について、その被害状況、そしてJSAFの被災地セーラー支援義援金活動・チャリティーフラッグ&キャンペーンについて簡略ではありましたが、私からお話をさせていただきました。そして、合わせて今日までISAFはじめ各国セーリング連盟、世界のセーリングコミュニティからいただいた多くのサポートについても御礼を申し上げました。皆様が真剣に聞いてくださり、盛大な拍手をいただきました。
全体会議、チームリーダーズミーティングのあとに、会場テラスに昨日同様、JSAFチャリティーブースを設置したところ、反響はすぐにあらわれました。各国ユースセーラーたちが次々とブースに見え、パンフレットを手にとり、内容を読み、そしてお小遣いであろう小銭をチャリティーボックスに入れてくれました。ある選手はチャリティーステッカーを購入してもらえないかチームリーダーにあとで聞いてみるなど、若いセーラーたちが関心を示してくれたことにはとても心が温まりました。
また、選手だけでなく、各国のチームリーダーや選手の家族が「よくセーリングに戻ってきてくれたね、日本のチームにここで会えたことをうれしく思っている」などのねぎらいの言葉をかけてくださったり、チャリティーフラッグ&ステッカーを購入していただいたり、母国に帰ってからしっかりと支援をしたいので私の名刺を持ち帰って後日支援について連絡するといった方など、本当に多くの方々の温かいお気持ちをいただき、優しさに触れることができました。
明日からレースが始まります。そしてこのチャリティーブースは明日までとなりますが、その中で、少しでも多くの方々のお気持ちを日本に持ち帰りたいと思います。
全体会議でJSAF義援金活動アピール2全体会議後、大反響のチャリティーブース
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大会会場に広がるチャリティーの輪
インタビューを受ける佐々木監督と土居選手各国からのメッセージ7月9日
今日は朝10時から大会メディアのインタビューを佐々木監督とレーザーラジアル級の土居愛美選手とともにチャリティーブースで受けました。東日本大震災についてのそれぞれの感想や、JSAF東日本大震災チャリティーフラッグ&ステッカーキャンペーンについて話をしました。出艇信号前のカフェテリアで撮影を行ったことから、この撮影風景をみて更に関心を持ってくれる人が増え、出艇直前まで各国のユースセーラーやチームコーチがブースを訪れ、寄付をしてくれました。
オーストラリアの420女子チームが男子レース終了を待っている間にチャリティーブースを訪れ、「震災がなければ大阪で合同練習に参加する予定だったから、震災が起こったときはショックで、本当に悲しかったし、日本にいけなくなってしまったのがとても残念だった。早く日本が元気になってほしいし、そして今度こそ日本に行きたい」と言って寄付をしてくれました。日本人のみならず、海外の人にも間接的に影響があったということを改めて感じ、復興を心より願ってくれていることを感じました。
会場でのチャリティーブース展開は本日で終了しますが、大会側からこの活動はレース期間中続けてほしいと嬉しい申し出をいただいたので、チャリティーフラッグ&ステッカー販売は引き続き日本チームコーチによって受け付けることになりました。毎朝行われるチームリーダーズミーティングでも活動について積極的にアピールをしてくださるということで、今後も更なる支援の輪が広がることが期待できます。
3日間という短い期間ではありましたが、本当に多くの方から温かい気持ちをいただきました。またユースという若い世代から寄せられた関心は、長い復興への道のりに明るい光を灯してくれました。ご支援いただきました皆様に心より感謝申し上げる次第です。
【7月19日:追記】
ISAF ユースワールドでの義援金は、€402.60と$100となりました。ご支援いただきました皆様に重ねまして心より感謝を申し上げます。
なお、この海外での義援金活動は、今後JSAFナショナルチームが参戦する12月にオーストラリア・パースで開催されるISAFワールドでも展開していく予定です。
JSAFチャリティー活動に大変協力してくださったISAF Youth Chairmanのフィオナさん(右)とレーザーラジアル級土居愛美選手