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Day6


Balaton Laser 4.7 Youth Worlds 2013 Championships


2013年レーザー4.7級ユース世界選手権

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Report &Photo:斎藤 愛子
(JSAFオリピック強化委員会 情報科学担当)



大会閉幕
女子・遠藤 総合14位


(7月13日:大会6日目)
大会最終日を迎えました。毎日「待ち続けた」印象が強い大会でしたが、今日も何とか2ないし1レースができ、無事にワールドチャンピオンが誕生しました。
男子は地元ハンガリーを含みU16の活躍が目立ち、女子はスペインがトップ10に5人入る圧勝でした。

注目の女子・遠藤は第7レースで1上まで4位でしが、2上へのアプウィンドでシフトに対応できず20番台へ下がってしまいました。超ブルーな気分で迎えた第8レースは一生懸命取り組むものの、いまひとつの集中でした。総合14位は130艇のエントリーであと一息で10%に入るものです。頑張った遠藤のチャレンジもひとまず終了です。

大活躍のスペイン女子選手はスペイン各地から集まっています。強い選手がそろったせいか、レベルがあがりました。来年は唐津のワールドへ行くと張り切っていました。男子・岩城もあと2回チャレンジできます。表彰式を見ながら、唐津では自分が表彰されたいと思い、リベンジの意欲が湧いてきたのでしょう。今日は40‐3を取り、思い切りの良さが出た大会でした。今後の精進に期待します。

明日移動で早朝出発のため、レポートを仕上げている時間がありません。15日に帰国してから、あらためて写真と総評を記したいと思います。
時間に追われ、たいへんな10日間でした。

【大会成績】
○男子/46か国・239艇参加 決勝4グループ
 シルバーフリート(総合63位~124位)本日レース、合計7レース消化
藤本 拳(江の島ヨットクラブジュニア)
27-17-(55)-12-49-32-32 108位
岩城 海都(鹿児島ジュニアヨットクラブ)
35-25-21-27-1-(40)-3 72位
村上 義龍(熊本県立宇土高等学校ヨット部)
(40・BFD)-23-23-14-33-13 77位

○女子/33か国・130艇 決勝2グループ
 ゴールドフリート(総合1位~67位)
鄭 愛梨(B&G兵庫ジュニア海洋クラブ)
16-31-36-25-20-14-(40)-19 31位
遠藤 紅葉(ユースチーム東京)
24-14-18-12-2-40‐17-(44) 14位

シルバーフリート(68位~130位)
岸 祐花(湘南ジュニアクラブ)
49-(66・BFD)-31-32-34-3 19位(総合87位)

●大会公式サイト:http://www.balatonlaserworlds2013.com/

Day5



女子・遠藤 2位を取り総合12位に上昇
男子・岩城もSフリートでトップを引く
元気回復の日本チーム


1307_4.7YWC-40.JPG▲シルバーフリートでトップを快走する岩城1307_4.7YWC-41.JPG▲フィニッシュ後の村上(7月12日:大会5日目)
朝9時出艇、16時帰着。決勝レースは女子ゴールドが2レース、他は1レースを実施しました。女子ゴールドフリートの決勝1レース目で遠藤が2位でフィニッシュし、男子シルバーで岩城がトップを取りました。今日は女子をシンガポール、男子を日本のコーチボートがカバーしましたが、チームに笑顔と活気が戻ってきた1日でした。

男子・岩城は実は1上マークもトップできていたのですがアプローチ直前のタックでフットベルトに足がかからず、落水し、沈。起こしたら4位に下がっての1上でした。
「沈をしましたがで…も、ダウンウィンドで下マークまでにトップになっていたので、それからはトップキープしました。トップフィニッシュは気持ち良かったし、昨日までのレースがなかったみたいに、帳消しされた感じです。ほとんどビリでシルバーに残れたのですけど、明日もトップを取って上にあがりたいです」(岩城)
村上は初日の黒旗(BFD)から立ち直りましたが、藤本はいまひとつ歯車のかみ合わないレースをしてしまいました。

女子・遠藤は下スタートで下集団の上寄りから出て、左振れでタック、そこからトップの位置に出たものの、ラルにはまった時にトルコに前に出られてしまい、2位。その後は後続と離れたのでトップ争いをしながらも、最後まで抜くことができませんでした。
「ラルの中ではトルコだけがスーと前に出てしまったし、後ろがいなかったから、前だけを見て何とか抜こうとしたけど、だめでした。しっかり抑えてくるので、ドキドキするよりも、イライラがつのりました。でもゴールドフリートで2位フィニッシュはうれしかった!総合順位も次のレースが悪かったのでもっと落ちたかと思っていましたが、12位なので、明日またがんばります」(遠藤)
鄭も2レースを手堅く走り36位にあがってきました。岸は強弱ありシフトありのレースエリアで風に翻弄されてしまい、レース展開で負けてしまいました。

明日はまた9時にスタートです。男子は3レース、女子は2レースを予定しています。
最終日となりますが、やっと自分たちらしく走れるようになってきたので、いいレースを期待します。

【大会成績】(5レース、女子ゴールドフリートは6レース消化時点)
○男子/46か国・239艇参加 決勝4グループ
 シルバーフリート(総合63位~124位)
藤本 拳(江の島ヨットクラブジュニア)
27-17-(55)-12-49 101位
岩城 海都(鹿児島ジュニアヨットクラブ)
(35)-25-21-27-1 79位
村上 義龍(熊本県立宇土高等学校ヨット部)
(40・BFD)-9-23-23-14 74位

○女子/33か国・130艇 決勝2グループ
 ゴールドフリート(総合1位~67位)
鄭 愛梨(B&G兵庫ジュニア海洋クラブ)
16-31-(36)-25-20-14 36位
遠藤 紅葉(ユースチーム東京)
24-15-18-12-2-(40) 12位

シルバーフリート(68位~130位)
岸 祐花(湘南ジュニアクラブ)
49-(66・BFD)-31-32-34 30位(総合97位)

●大会公式サイト:http://www.balatonlaserworlds2013.com/

1307_4.7YWC-42.jpg▲レース終了後に公式計時をチェック1307_4.7YWC-43.jpg▲毎朝作るおにぎり
1307_4.7YWC-44.JPG▲フィニッシュに向かう藤本
1307_4.7YWC-45.jpg▲トップの岩城は海上でおにぎり

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day4



朝から晩まで12時間のセーリング
3レース消化 疲労こんぱい


1307_4.7YWC-34.jpg▲スタートで出られないと…厳しい現実です7月11日:大会4日目)
朝9時出艇、夜9時帰着。脅威の12時間セーリングでした。予報では北西が安定して15ノット吹き、定刻の10時スタートで3レースを連続して行うシナリオでした。しかし、ハーバーを出るときに吹いていたガストはレース海面に向かう途中でなくなり、両エリアでスタートしてはノーレースになることを繰り返して、ようやく夕方17時過ぎから3レースを実施しました。今日は初めての出来事ばかりでした。12時間のレーザーセーリング、8回スタートして3レースだけ。6レースやった気分での3レース。今日だけはレースコミッティーが「鬼」に思えました。

21時に戻って、成績も出ていません。明日の決勝のグループ分けも出ていません。ただ、「明日もスタート10時で3レースを予定。コーチミーティングは8時から」とだけ掲示されていました。
レポートを書くべきなのですが、私は5時起床で選手のおにぎり弁当をホテル部屋で30個作るミッションがあります。成績表がないので、本日は夕日の写真でお許しください。
(編集註:成績はその後の発表を受けて下記に掲載)

【大会成績】4レース消化時点
○男子/46か国・239艇参加
藤本 拳(江の島ヨットクラブジュニア)
27-17-(55)-12 86位
岩城 海都(鹿児島ジュニアヨットクラブ)
(35)-25-21-27 120位
村上 義龍(熊本県立宇土高等学校ヨット部)
(40・BFD)-9-23-23 84位

○女子/33か国・130艇
鄭 愛梨(B&G兵庫ジュニア海洋クラブ)
16-31-(36)-25 61位
遠藤 紅葉(ユースチーム東京)
(24)-15-18-12 28位
岸 祐花(湘南ジュニアクラブ)
49-(66・BFD)-31-32 99位

●大会公式サイト:http://www.balatonlaserworlds2013.com/

1307_4.7YWC-38.JPG▲Tihanyの丘を背景にフィニッシュに向かう遠藤1307_4.7YWC-39.JPG▲上マークにアプローチする村上
1307_4.7YWC-37.JPG▲フィニッシュ手前で最後の力を振り絞る鄭
1307_4.7YWC-35.jpg▲スタートは大混雑。黒旗で多数失格。岸もひっかかりました
1307_4.7YWC-36.jpg▲藤本がフィニッシュした20時半がちょうど日没。日本だったら保安庁に怒られるところです

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day3



長い待機の末 ようやく男女とも1レース消化
明日から巻き返し


1307_4.7YWC-26.jpg▲3回エリアを移動してやっとレースができました1307_4.7YWC-30.JPG▲最終第5マークを回航する岩城海都(7月10日:大会3日目)
スタート時刻が9時に変更されたので、今日は7時15分にハーバー入りしましたが、レース海面は全く無風で8時前に4時間延期の信号があがりました。延期の後、ルール42条の説明会が30分弱おこなわれ、あとはひたすら待つのみとなりました。回答旗が下りたのは12時55分でしたが、15時過ぎにB海面の女子は1レース、A海面の男子は18時前にやっとスタートできて1レースを行いました。
フィニッシュして陸に戻ったのは20時。長い1日がようやく終わりました。

B海面の女子はインナーでしたが、2回目の上マークでコース短縮となり、リーチングを走ることなく終わってしまいました。風も不安定で黄組の岸 祐花は1上15位から2上へのコースで風の入る側に行けず50位まで落ちてしまいました。混戦の中での駆け引きに迷っている間に周囲の展開について行けなかったようです。鄭 愛梨は良いと思ったサイドへ遅れ気味ながらも持っていくようにできましたが、遠藤 紅葉も迷った間に行き遅れてしまいました。女子勢にとってはコースも短縮されるなど、不完全燃焼な1日になりました。

男子もスタートから混戦の中で戦えなければ行きたい場所を走らせてもらえません。藤本拳はなんとか出ることができたものの20番台がやっとでした。男子は60艇が4フリートですから27位は×4でトータル108位です。それでも239艇の50%以内に入っていますから、巨大フリートではミスがないことが重要になります。岩城 海都はダウンウインドのレグでバイザリーから沈して順位を大きく落としました。その後に挽回して35位まで盛り返しましたが、ミスは1回しか許されないのが予選の厳しさです。

1307_4.7YWC-31.JPG▲フィニッシュ手前で競り合う藤本拳昨日、(男子のエリアでは3グループともスタートをして、1周目の途中でレースが中止となりました)赤組の村上 義龍はゼネリコの後の黒旗スタートで失格となり、今日の第1レースのスタートからは除外されていました。今大会では最初のスタートからU旗を使い、これまでレーザー特有のルールと考えられていた「1分前からスタートの間に出た艇は失格」が、国際規格になったと感じました。レース運営のポリシーとして、風が安定しているのにスタートで選手が引っ張ってゼネリコにするような場合は2回目から黒旗をあげるとしています。第1レースからBFDがついてしまった村上には痛いスタート日となりましたが、予選は4レースを終了するまで続き、1レースをカットすることができますから、残りのレースをしっかり戦うこと、ノーミスで追いかけなければなりません

明日は10時スタートで3レースを予定しています。気象情報によると、待望の10ノットオーバーの風が雨とともに吹く予報です。今の当地・バラトンでは10ノットは強風に見えるかもしれませんが、しっかり入った風の中で自分たちの走りを見せてほしいと思います。
初日は「Game Over」。リセットボタンを押して、明日の3レースを新たなるゲームでまとめられることを願っています。

【大会成績】(本日1レース消化)
○男子/46か国・239艇参加
藤本 拳(江の島ヨットクラブジュニア)
27 108位
岩城 海都(鹿児島ジュニアヨットクラブ)
35 140位
村上 義龍(熊本県立宇土高等学校ヨット部)
BFD 230位

○女子/33か国・130艇
鄭 愛梨(B&G兵庫ジュニア海洋クラブ)
16 32位
遠藤 紅葉(ユースチーム東京)
24 48位
岸 祐花(湘南ジュニアクラブ)
50 100位

●大会公式サイト:http://www.balatonlaserworlds2013.com/

1307_4.7YWC-32.JPG▲42条講習会後の斉藤愛子コーチの解説1307_4.7YWC-33.JPG▲総勢47カ国の旗がなびきます
1307_4.7YWC-27.jpg▲無線17チャンネルでコミッティーからの指示を傍受します
1307_4.7YWC-28.jpg▲コーチボートでこまめに風を測る高橋コーチ。今日は毛糸がなびかないことが多々ありました
1307_4.7YWC-29.jpg▲黒旗失格で今日はスタートできなかった村上。前向きに取り組んでいます

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day2



風に恵まれず 2日連続のノーレース


1307_4.7YWC-19.jpg▲日本選手は混雑でタジタジとなり出遅れてしまいました(7月9日:大会2日目)
今日もレースができませんでした。定刻スタートを目指して全艇出艇しましたが、A海面もB海面もスタートから30分もしないうちにN旗があがり、ノーレースとなりました。予報では11時から16時の間、風がないということだったのですぐにAP+H旗があがり、陸へ戻りましたが16時過ぎにAP+A旗になり、本日終了。ノーティスボードには明日のスタート時刻が午前9時、3レースを予定と掲示が出ました。

今、ヨーロッパは英国にある高気圧の影響で非常に良い天気で、晴れています。風も弱く、暑く、夏のバカンスには最高とのこと。太陽を楽しむにはもってこいでも、風が弱すぎてはレースができません。ハーバー内での過ごし方も全体的に「飽き」が目立つようになってきました。エネルギーの持っていき場所がなくて発散もできず、ギスギスしてきたところがあります。普段見慣れている大人のナショナルチームの選手達は気持ちのコントロールをするすべを心得ていますが、ユース世代は難しいなと思いました。

今日は女子の1上までのレグを中止になるまで見ましたが、イタリアやスペインの上位選手たちは見事なロールタックでした。身長は165cmくらいありますが体重は55kgくらいでしょうか。それでも体のこなしが艇と一体で、将来伸びる要素が満載です。

待ち時間を利用して来年8月に日本の佐賀県・唐津で開催される4.7ユース世界選手権のお知らせ情報を各国のコーチを探して配りました。唐津では2009年にラジアルユースを開催していますから、2回目になるコーチも多く、また唐津がとても楽しかったという話を周囲から聞いているので、来年は行きたいというコーチたちも多くいました。
どんなに遠くてもトップ選手たちはタイトルを獲りに来ます。日本のセーラーたちが世界レベルの走りを見ることができるように、宣伝しまくろうと思っています。

●大会公式サイト:http://www.balatonlaserworlds2013.com/

1307_4.7YWC-23.JPG▲海面チェックを始める日本女子チーム1307_4.7YWC-24.JPG▲1マーク手前でトップを快走するスペインの女子選手
1307_4.7YWC-25.JPG▲ジュリーが1マークにギリギリまで近づいてチェックしています
1307_4.7YWC-20.jpg▲ハーバーは長蛇の列で出艇が困難でした
1307_4.7YWC-21.jpg▲でもT旗があがっていたので曳航して間に合った
1307_4.7YWC-22.jpg▲荷物を準備して、今日もレースがんばるぞと持ったのでしたが…

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day1



初日 風無く レースおこなわれず


1307_4.7YWC-13.jpg▲海上での風待ち1307_4.7YWC-16.JPG▲レースはできず曳航して戻ります大会初日からフラストレーションがたまる展開となりました。10時スタート予定だったので、日本チームは6時集合で朝の体操と散歩、7時朝食、8時にはヨットクラブに到着して準備万端でいました。しかしながら、風は弱く8時45分に回答旗があがり延々と13時まで陸上待機となりました。

13時にGoサインが出て373艇が一斉に出艇していく様子は圧巻でした。地元のボランティアスタッフの皆さんは実に慣れていて、いかだみたいで壊れそうな桟橋から下す4.7を順序よくコントロールしながらさばいていきました。若い選手たちもこういったことを繰り返しながらトップセーラーへの要領のよさを学んでいくのでしょう。日本の女子選手たちは1番出艇で行きましたから頼もしいです。

レースエリアは2つに分かれており、ハーバーに近い側がAエリア、沖がBエリアです。女子は毎日遠いほうのBエリアへ行かなければなりません。男子は黄色、青色、赤色の3グループがAエリア、4グループ目の緑色が女子と同じBエリアになります。コーチはたいてい1艇で複数の選手をカバーしますから、エリアが分かれてしまうと手が回らなくなります。今日は日本チームも両エリアに分散したため、シンガポールチームと手分けして、男子はシンガポールのコーチボートがいって日本選手の弁当・水、予備品を預かってもらいました。女子は日本が同様にカバーしました。

残念ながら沖までいったのに風にめぐまれず、結局レースせずに戻りました。レースがありませんでしたので明日も同じ組でレースとなり、3レースを予定しています。

4.7が国際大会を開催したのは2002年が最初。オランダでユース大会を実施しました。1回目になる世界選手権で優勝したのがクロアチアのトンチ選手で、彼はロンドン五輪のメダルレースで3位争いをしていました。4.7を制してから10年でオリンピックの表彰台を目指せるのです。それまではOPからではないと経験豊富なユースセーラーがいないと言われてきましたが、4.7は14歳以下で大柄な選手達が集まり混戦を展開して大柄な選手の宝庫となっています。また、小柄な選手は次へのステップアップとして経験を積んでいきます。日本もうまくその流れにのっていけるようになりたいので、来年8月に唐津で開催されるユース世界選手権が待ち遠しくなります。

風待ちの間に何か国かの人たちと話をする時間もありました。選手も少しずつですが海外の選手と話をするようになってきたので、シャイにならずに友人を作ってほしいと思います。

●大会公式サイト:http://www.balatonlaserworlds2013.com/
1307_4.7YWC-17.JPG▲373艇の大フリート
1307_4.7YWC-18.JPG▲出艇は大混雑
1307_4.7YWC-14.jpg▲陸上待機はたいくつで、海を歩く選手がでてきました
1307_4.7YWC-15.jpg▲村上のTシャツに書かれたメッセージは「青春」

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

4.7YWC



ユース大会最大規模
レーザー4.7級ユース世界選手権 8日レース開幕


●レース日程:
7月6日~7日   受付、計測、7日開会式
7月8日~11日  予選レース、毎日2レース、合計8レースを予定
7月12日~13日 決勝レース、毎日2レース、合計4レースを予定
7月13日     レース終了後に表彰式と閉会式

●開催地 :ハンガリー・バラトンヒューレッド
●日本代表選手:
男子(3名):
村上 義龍(熊本県立宇土高等学校ヨット部)
藤本 拳(江の島ヨットクラブジュニア)
岩城 海都(鹿児島ジュニアヨットクラブ)
女子(3名):
岸 祐花(湘南ジュニアクラブ)
遠藤 紅葉(ユースチーム東京)
鄭 愛梨(B&G兵庫ジュニア海洋クラブ)

●JSAF帯同スタッフ:斉藤 愛子・高橋 昌威

●大会公式サイト:http://www.balatonlaserworlds2013.com/



1307_4.7YWC-01.jpg▲373艇のレース47か国、373艇が集まってのレーザー4.7級世界選手権がハンガリーのバラトン湖で始まります。男子245艇は4グループ、女子128艇は2グループに分けられ、7月8日からの予選8レースを行い、決勝は7月12日、13日で4レースを行います。

バラトン湖はハンガリー最大の湖で、レース会場のバラトンヒューレッドでは数多くの国際大会を開催してきました。2000年には470世界選手権も開かれ、シドニー五輪の代表選考を行った場所でもあります。

373艇というエントリー数はレーザー4.7が普及し始めてから最大の規模であり、またユースの国際大会としても最大規模となりました。将来の五輪メダリストやアメリカズカップ、世界一周レースのチャンピオン達がここから生まれていくのでしょう。「シングルハンドの源ここにあり」という期待に満ちています。

参加選手は17歳までですが、16歳未満の表彰もあり、岩城がその年齢カテゴリーに入っています。8日から13日までどんな大会になるのか想像がつきません。見たままをレポートしていきたいと思います。

1307_4.7YWC-07.JPG▲出艇前準備中1307_4.7YWC-08.JPG▲第1マーク回航する鄭
1307_4.7YWC-09.JPG▲第1マークにアプローチする岸1307_4.7YWC-10.JPG▲遠藤のクローズホールド
1307_4.7YWC-11.JPG▲日本女子3艇の接近戦1307_4.7YWC-12.JPG▲開会式ですがプラカード邪魔で見えません
1307_4.7YWC-02.jpg▲開会式
1307_4.7YWC-03.jpg▲計測
1307_4.7YWC-04.jpg▲大会バナー
1307_4.7YWC-06.JPG▲香港の女子選手と一緒に食事中
1307_4.7YWC-05.jpg▲日本チーム

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

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●2011.8.62011年 レーザー4.7級世界選手権 レポート
●2011.8.32011年 レーザーラジアル級ユース世界選手権 レポート
●2011.8.22011年 470級ジュニア世界選手権 レポート
●2011.7.252011テクノ293級 ウインドサーフィン U-17クラス世界選手権 レポート
●2011.7.25レーザースタンダード・ジュニア世界選手権 レポート
●2011.7.18ISAF ユースワールド2011 レポート
●2011.7.10東日本大震災 JSAFチャリティーフラッグ&ステッカーキャンペーン レポート
●2011.7.4ボードクラス 関西水域・ユニバーシアード派遣前 強化合宿 レポート
●2011.7.4ボードクラス 関東水域 強化合宿 レポート
●2011.6.23レーザーラジアルユース・4.7世界選手権代表選手強化合宿 レポート
●2011.6.10ダッチユースレガッタ2011 レポート
●2011.5.172011 ISAFジュニアユースワールド日本代表選考会 レポート
●2011.1.292010年 九州水域ジュニア・ユース強化合宿 レポート
●2011.1.142010年 ユースナショナルチーム候補合宿 レポート
●2011.1.11オーストラリアユースチャンピオンシップ レポート
●2011.1.72011年 420級世界選手権大会 レポート
●2010.12.242010年 470級ジュニア世界選手権 レポート
●2010.9.162010年 スナイプ級西半球および東洋選手権大会 レポート
●2010.9.162010年 第23回全日本420級選手権大会 レポート
●2010.9.8関西・四国・中国水域強化合宿 レポート
●2010.8.28関東水域強化合宿 レポート
●2010.8.28第1回 ユースオリンピック大会 レポート
●2010.8.2420級世界選手権大会 レポート
●2010.7.27レーザーラジアル ユースワールドチャンピオンシップ レポート