2013年ISAFユースワールド・RS:X級、テクノ293世界選手権
代表候補事前強化合宿
兼
第1回関西水域強化合宿(ウィンドサーフィン)
Report & Photo : 萩原正大(JSAFオリンピック強化委員会/JISS)
世代間の情報交換と技術習得共有の場
充実した2日間
●期間:2013年 7月6日(土)〜7日(日)
●開催地:滋賀県高島市安曇川町下小川近江白浜水泳場内
ウィンドサーフィンショップ・パイレーツハーバー
7月6日(土)から7日(日)の2日間、琵琶湖の北西部に位置する滋賀県・近江白浜にて、ウィンドサーフィンクラスの関西水域強化合宿が開催されました。
この合宿には、RS:Xユースクラスの選手4名と、テクノ293クラスの選手11名の総勢15名の選手が参加しました。
開催の主目的は今年度のISAFユースワールド(7月11日~:キプロス)と各クラス別の世界選手権に出場する選手を招集して、事前強化を図ることでした。
今回は関西水域のユース選手たちに加えて、大学生の選手たち(テクノ293クラス)を巻き込み合宿を行うことが出来ました。これにより、ユース選手と大学生選手との情報交換や共有の場を設けることが出来たと考えています。また、今年は大学生選手たちの中でも上位レベルの選手たちが7月27日からポーランドのソポトで開催されるテクノ293クラスの世界選手権に参戦するということで、今回のコーチングスタッフとして指導にあたった小菅寧子コーチから大会開催地の情報提供も行われました。加えて、国際的に使われているゲートコースを使ってのレースの戦い方や上マークもゲートに設定してのレースなども試みました。
合宿2日間を通してスタート練習やコース練習を中心に行い、とくにコース練習ではシフティなコンディションのなか、どのようにレースを組み立てたらよいかを常に選手とスタッフで議論しながら練習を進めました。
陸上のミーティングでは海上練習をふりかえり、選手同士やコーチとの意見交換を行いひとつひとつ課題を解決していきました。また海上練習中のビデオを参考にスタート時の動き方(ポジショニング、加速動作など)、レース中のコース取り、さらにはセーリングのフォームなどの確認を行いました。
2日間という短期間の合宿でしたが、ほぼパンピングコンディションであったこともあり、体力強化としても充実したトレーニングが行えたと思います。
とくにISAFユースワールドに出場する選手(川崎、原)、テクノ293世界選手権に出場する選手(大学生数名)は、合宿後の大会までの限られた時間を有効活用し、各自の課題克服に向かって取り組んでいくはずです。
彼らが目標とする大会において好成績を収められるよう、今後とも皆様の応援をお願いする次第です。
最後になりましたが、今回の合宿では開催地であったパイレーツハーバーのスタッフの方々や選手の保護者の皆様に大変お世話になりました。厚く御礼を申し上げます。
▲スタート場面
▲風速1メートルの中のマーク練習
(編集・文責:オリンピック強化委員会 広報)