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Day4
2013 470 Junior World and Ladies Junior World Championships
470 JUNIOR 世界選手権
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Report & Photo:中村 健一(JSAFオリンピック強化委員会)
メダルレース出場ならず 中村組15位 岩下組23位
強化課題として残る 強風域での世界との差

【8月2日・大会4日目】
 決勝ラウンド最終日。きょうは14~18ノットの強風域で2レース、8〜14ノットの中風域で1レースの計3レースが行われました。
 残念ながら、日本チームはメダルレースに進出・出場することができませんでした。世界の壁は大学生代表でさえ大きな壁となって立ちはだかる結果となりました。
 大会を通じて感じたことは、中風域ではレースを重ねる毎に世界と対等に戦える力があることが確認できましたが、
強風域では次の6つの項目
●ボートハンドリング
●ピンチモードでのボートバランス
●セールトリム
●ボディパンピング(クローズ)
●メンタルコントロール
●ロングコースでのタクティクスが大きな課題となっています。この課題を日本に持ち帰り、強化していくことと、世界で経験したことを多くの同世代セーラーに伝えてほしいと思います。
 次世代の五輪日本代表候補選手として彼らのこれからの活躍に期待します。
 今大会を通じ、我々日本チームは貴重な経験と教訓を得ることができました。
 きょうでジュニアワールドは終わりましたが、5日からは同じ場所でワールドが始まります。2チームは続けての参戦です。さらに強いフリートに挑戦することになります。今回学んだことを糧に集中力と勝負への執念を燃やして果敢に戦ってほしいと願っています。
【大会成績】全59艇(太字は予選順位点)
●岩下哲也・石井祐典組(日本経済大学)
 23位 20-19-12-12-20-(24)-24
●中村陸宏・清原 遼組(日本大学)
 15位 19-16-3-(24)-22-21-6
●大会公式サイト:http://events.sailracer.org/eventsites/classpage_microsite.asp?eventid=159445&cid=338
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)
Day3
決勝ラウンド レベルの高さに攻めあぐむ
両チーム2番UPの17位・18位
【8月1日:大会第3日】
 31日の予選ラウンドは無風のためキャンセルされました。
 8月1日のきょう、決勝ラウンドが始まり、3レースが行われました。右にシフトしていく恒常風で、6〜16ノットの強弱の激しいコンディション。日本2チームは当たり前のようにゴールドフリートに進出しましたが、フリートのレベルの高さとスピードについて行くのが精一杯で自分たちの思うようなタクティクスをさせてもらえないままにフィニッシュするケースが多く見られました。とくに「高さ」に悩まされているようです。
 まさに世界の洗礼を受ける形になりましたが、レース後半では徐々に自分たちのペースをつかんできている会話も出てきました。明日は決勝ラウンド最終日。彼らの集大成の日です。巻き返していけると思います。
 順応性の高い彼らはレース毎に成長しています。やはり世界は最高の経験値を与えてくれる舞台であることを実感させてくれます。
【大会成績】全59艇(第3日目 決勝ラウンド3レース終了時点:太字は予選順位点)
●岩下哲也・石井祐典組(日本経済大学)
 18位 20-(19)-12-12
●中村陸宏・清原 遼組(日本大学)
 17位 19-16-3-(24)
●大会公式サイト:http://events.sailracer.org/eventsites/classpage_microsite.asp?eventid=159445&cid=338
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)
Day2
苦しい状況の中 しっかり結果を出す
2チームとも調子は上向き 明日が勝負

【7月30日:大会第2日】
 大会2日目、予選ラウンド3レースが行われました。選手たちは昨日の反省を生かし果敢に攻めました。
 中村・清原組が2レース目にスピンをバーストして15位に後退したレースを除き、7-6とすべてシングルでフィニッシュすることができました。
 16~6ノットと、徐々に落ちていくレースの中、スタートを決め、その後の展開も安心して見ていられる的確なタクティクスで本当に良いレースでした。総合19位です。
 一方の岩下・石井組もこれまた9-8-7と3レースともシングルで前日の29位から20位へと9番ジャンプアップしました。2チームが仲良く並んでいます。
 苦しい中でしっかり結果を残したことは彼らの今後のレースに生かされるに違いありません。
予選ラウンドは明日1レースで終了します。決勝で上位争いをして行くためにも明日が勝負です。
【大会成績】全59艇(第2日目終了時点)
●岩下哲也・石井祐典組(日本経済大学)
 20位 (20)-12-9-8-7
●中村陸宏・清原 遼組(日本大学)
 19位 (15)-8-7-15-6
●大会公式サイト:http://events.sailracer.org/eventsites/classpage_microsite.asp?eventid=159445&cid=338

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)
Day1
ハンディキャップを背負った日本勢 初日 中位の発進
めげずに頑張ろう2チーム!

【7月29日:大会第1日】
 2013年ジュニア470級世界選手権は29日大会初日を迎え、予選ラウンド2レースが行われました。
 当地フランス・ラロッシェルのレースエリアは沿岸にふたつの川があり、干満による潮流が大きく影響しています。今日は風に対して真反対の潮でスタートは後ろから強い潮に押されるため、各グループともゼネラルリコールを繰り返す場面が多々ありました。
 日本2チームは第1レース、良いスタートから果敢に攻めましたが、シフトがかみ合わず順位を落としてのフィニッシュとなりました。三角波とブロー性のコンディションで周りを見る余裕が無かったことを反省し、第2レースに臨みました。
 第2レースはシフトをうまくつかみ、上マークをどちらもシングルで回航、しかしその後の展開で順位を落としてのフィニッシュとなりました。
 前レポートに記した事由によるチャーターボートのセッティング調整をレースの中で行っているため、全神経を「戦い」に集中できない不利がありますが、2チームとも上位に絡める実力はあると思います。
 予選ラウンドではまず、取りこぼしがないよう、そしてマーク毎の順位を落とさないようにレースを展開し、一日一日スピードを上げていきたいと考えています。
【大会成績】全59艇(第1日目終了時点)
●岩下哲也・石井祐典組(日本経済大学)
 29位 20-12
●中村陸宏・清原 遼組(日本大学)
 21位 15-8
●大会公式サイト:http://events.sailracer.org/eventsites/classpage_microsite.asp?eventid=159445&cid=338
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)
470Jr.WC
次を担う期待の大学2チーム選手 出場
自艇LOSTのアクシデントを乗り越えて頑張ろう!

●開催期間:2013年7月29日~8月3日
●開催会場 : フランス・ラロッシェル
●日程:
7月26日~27日    受付、計測
7月28日        開会式
7月29日〜31日    予選シリーズ
8月1日〜2日      決勝シリーズ
8月3日        メダルレース&フリートレース、閉会式
●日本代表選手:男子(2チーム)
○岩下 哲也・石井 祐典組(日本経済大学)
○中村 陸宏・清原 遼組(日本大学)
●JSAF帯同スタッフ:中村健一(オリンピック強化委員会)
●大会公式サイト:http://events.sailracer.org/eventsites/classpage_microsite.asp?eventid=159445&cid=338
 2013年ジュニア470世界選手権は7月29日からフランス:ラロッシェルで開催されます。日本から上記の2チーム・4選手が出場します。
 今回、日本チームは両チームの自艇を積んだ大型外航コンテナ船が洋上で沈没するといった予期せぬアクシデントにみまわれ、急遽チャーターボートで大会に臨みます。
 そして、そのチャーターボートが3日遅れできのう到着するなど…色々とありましたが、本日計測も無事終了。海上での練習調整を行う事ができました。
 明日28日はオープニングセレモニーです。
 男子は63艇のエントリーで、激戦が予想されますが、まずは世界に臆することなく良いスタートを切ってほしいと思います。

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

