Day6
Laser Radial Youth World Championship
レーザーラジアル級ユース世界選手権大会
Report : 藤谷 匠(JSAFジュニアユース強化委員会コーチングスタッフ)
Photo : 庄崎賀絵(帯同コーチ)
今回の経験を活かしてほしい!
大会最終日。陸上待機の後、12時半に出艇しましたが、海上に出てから風が5ノット以下になり、さらに海上で待機となりました。待機中も日本チームは課題であったスタート練習を自主的に行うなどレースへの意気込みは十分です。
本日の最終予告は15時です。14時過ぎにスタートシークエンスが始まり、時間的に1レースしかできそうもなく、今大会のラストレースになりました。
マークは345°に設定され、風速は6ノット。
樋口はスタートをもっとも上位置でスタートして即タック、右のガストを捉え、ほぼ全艇の前を切りました。しかし、右にもう一度返してコースを展開し、最後に左にシフトして1上を9位で回航、前日1位のハンガリー選手を抑えて9位でフィニッシュ。総合成績も9位となりました。
杉山、北村、西尾はスタートで失敗してしまい、苦しい展開になってしまいました。女子の多田、岸もスタートで出遅れ、苦しい展開のままレースが終了しました。岸はU-17で3位になりました。
男子の優勝は、ハンガリーのBenjamin Badnai選手。Benjamin選手は2年前のアルゼンチンのブエノスアイレスでのレーザー4.7級で優勝した選手です
女子の優勝は、フィンランドのMonika mikkoia選手。終始安定したスコアリングで、本日のレースが1レースと決定した時点で優勝が確定しました。
今大会の日本チームはスタートで出遅れてしまい、その後のレース展開が思い通りにできず、順位を下げることが多くありました。上位選手はスタートをしっかり決めて自分の思い通りにコースを展開しています。スタートの差が今回の大きな差となりました。
今大会が終わり、進学して新たなステージへ進む、来年もユース世界大会に挑戦する選手がいますが、今回の経験を活かし、今後も世界に目を向けてより上位をめざして活動してほしいと思います。最後に、今大会に出場するにあたりお世話になりました関係者各位、そして、応援していただきました皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
●成 績(5日目( )はカットレース)
男 子
杉山 航一朗(静岡県立清水東高等学校)
22位 3-8-40-25-11-25-(42)-24-34-21-34
樋口 碧(佐賀県立唐津西高校)
9位 10-10-12-29-(DSQ)-7-37-12-1-13-9
北村 勇一朗(聖隷クリストファー高等学校)
31位 15-(42)-33-22-25-23-2016-(41)-23-37
西尾 勇輝(和歌山県立桐蔭高等学校)
41位(16位U-17) 41ー44-27-18-38-(46)-27-41-(44)-(45)-32
女 子
岸 祐花(相模原中等教育学校)
17位 9-7-(22)-17-5-12-(21)-19-13-20-19
多田 緑(佐賀県立唐津西高校)
20位 18-21-20-10-11-18-(26)-15-15-(24)-18
▲男子1位Benjamin Badnai選手
▲男子入賞者(1位HUN,2位ITA,3位SUI、4位SIN、5位HUN)
▲女子1位Monika mikkoia選手
▲女子入賞者(1位FIN,2位NOR,3位NOR)
▲新年2014年記念の人文字。西尾選手がこの中にいます! わかりますか?
▲日本ユースチームの面々!!
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)
Day5
樋口2レース目にトップフィニッシュ!!
▲樋口笑顔で着順2位フィニッシュ
大会5日目は、シーブリーズの風が安定するまで陸上待機でレースが延期され、12時に出艇しました。レース海面では風速6~9ノットの安定した風で予定通り3レース行うことができました。
1レース目、男子は北村、樋口はお互い同じ真ん中上よりのポジションから少しトップ艇団より凹んでいましたが、まずまずのスタートで上マークを10番台前半で回航し、そのまま順位をキープして樋口が12位、北村が15位でフィニッシュしました。西尾、杉山はスタートで出遅れて苦しい展開となり、杉山はリカバリーができて、すぐにフレッシュウィンドウをつかみましたが、先頭艇団に挽回するには難しく順位を上げらないままフィニッシュしました。
女子、多田、岸はトップ集団よりもスタートが凹んでしまい、トップ10と勝負できる位置で合わせて走ることが出来ず岸が12位、多田が15位でフィニッシュしました。
2レース目、男子樋口がスタートラインの下に艇団が集まる中、スタート直前に風がシフトして、スタートラインの上寄りからトップスタートを決めました。そのままフリートをリードして1上の最後のアプローチで左に伸ばして、右に行ったスイス選手に抜かれましたが、上マークを2位で回航して、最後まで守り2位でフィニッシュして、1位でフィニッシュしたスイス選手がブラックで失格となり1位になりました。
その他の選手はスタートで凹んでいたり、出遅れて2線スタートになるなどミスをしてしまい順位を後退させました。
3レース目も樋口が好スタートを決め、途中までフリートをリードしていましたが、上マークまで残り1/3のところで左にシフトして右にいた樋口は髪マークを15番で回航しました。その後、2上で順位を上げて、そのまま13位でフィニッシュしました。
10レースが終了してカットレースが2レースとなりました。しかし、今日はケースも多くまだ暫定の結果しか出ていません。明日でいよいよ大会最終日となりますが、日本選手は男子樋口がシングルに入っているので点数的には自力で入賞は難しいですが上位を目指します。また、女子の岸はU-17で3位になっているので1位を目指します。その他の日本人選手も実力的には劣っていませんが、小さなミスが続き順位を落としてしまっています。明日は泣いても笑っても2レースです。今回の課題になっているスタートそして、スタート後の走るモードを切り替えてポジションをキープすることを念頭に最終日のレースを高い意識で臨みます。
●成 績(5日目( )はカットレース)
男 子
杉山 航一朗(静岡県立清水東高等学校)
18位 3-8-40-25-11-25-(42)-24-34-21
樋口 碧(佐賀県立唐津西高校)
9位 10-10-12-29-(DSQ)-7-37-12-1-13
北村 勇一朗(聖隷クリストファー高等学校)
28位 15-(42)-33-22-25-23-2016-(41)-23
西尾 勇輝(和歌山県立桐蔭高等学校)
41位(16位U-17) 41ー44-27-18-38-(46)-27-41-(44)-(45)
女 子
岸 祐花(相模原中等教育学校)
15位 9-7-(22)-17-5-12-(21)-19-13-20
多田 緑(佐賀県立唐津西高校)
20位 18-21-20-10-11-18-(26)-15-15-(24)
▲コーチボートがマーク付近で選手を見守ります
▲日本チーム陸上待機中
▲夕暮れに帰着します
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)
Day4
大会4日目、元旦ということで予告信号がいつもより1時間遅れ、13時となりました。
今日は早くシーブリーズが入ってきた影響か、2レース目の男子のスタート後に5ノット以下になってしまったのでN旗が掲揚され、その後APAで4日目は1レースのみで終了しました。
1海面はとてもムラがあり、風速5~9ノットのなか70°にマークが設置されました。
男子はゼネリコ1回の後にブラックが上がり、スタート。日本選手は好スタートを切り、ガストを捉え集団の良い位置にいましたが、その後、1上の途中で風が安定しないためN旗が掲揚され、リスタートとなりました。
北村はガストを拾うコースをとり1上を10番台前半で回航しましたが、2上で右に行った後続艇団に抜かれてフィニッシュは20位でした。女子の岸は好スタートで艇団をリードして右に伸ばしていました。しかし、徐々にヘッダーが入り始め、右集団がガストに入ってタックする一方、岸はガストの手前で艇団に合わせて早めに返しましたが、ガストが入り切らず順位を後退させてしまいました。
今日は、いつもの周期的な風からムラのある海面になったため順位の入れ替わりも多く、難しい海面でした。コースを考える上での優先順位をロングコースにおくのではなく、まずは、マイナスでもガストを拾いに行って、降りてくるガストをうまくつなぎ合わせないと上位には入れません。コースの考え方の切り替えができなかったのが今日の敗因です。
明日はできる限り3レースを行う予定なので、しっかりと順位をまとめられるように視野を広く持ち、冷静にレースに臨みたいと思います。
●成 績(4日目( )はカットレース)
男 子
杉山 航一朗(静岡県立清水東高等学校)
18位 3-8-40-25-11-25-(42)
樋口 碧(佐賀県立唐津西高校)
15位 10-10-12-29-(DSQ)-7-37
北村 勇一朗(聖隷クリストファー高等学校)
28位 15-(42)-33-22-25-23-20
西尾 勇輝(和歌山県立桐蔭高等学校)
37位 41ー(44)-27-18-38-46-27
女 子
岸 祐花(相模原中等教育学校)
15位 9-7-(22)-17-5-12-21
多田 緑(佐賀県立唐津西高校)
20位 18-21-20-10-11-18-(26)
▲北村のリーチングの走り
▲男子3日目までトップのイタリア選手とコーチ
▲APA
▲運営ボートは砂浜に乗り上げて止めます
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)
Day3
レーザーラジアル級ユース世界選手権3日目は2013年最後の大晦日に行われました。
朝のコーチミ-ティングの時、シーブリーズが入るまで陸上で待機する旨を伝えられました。風速は5ノット以上ありましたが、風向が定まっていないということで1時間弱陸上待機をし、13時にレースが行われました。1レース、2レースともに80°にマークが設置され、風速は8~12ノットで周期的な海風でした。
男子は、樋口がシングル後半で上マークを回航し、すべてのレグで順位を上げて2位でフィニッシュしたのですが、最終マークから接戦となっていたシンガポールとの2位争いに集中するあまり、後続のイタリアを意識できず、大きなミスを犯してしまいました。というのも、フィニッシュライン間際で有利なエンドに行こうとしたときに、追い上げてきたイタリア(スターボード・タック)がフィニッシュにアプローチしており、樋口(ポート・タック)は気づくのが少し遅れて下でタックするものの、相手からプロテストされ、そのまま2ターンせずにフィニッシュとなったのです。
イタリアはRRS10で抗議したのですが、審問の結果、タッキング中のミートと判断されて樋口はDSQとなりました。良い成績だっただけに痛恨のミスで順位を下げてしまいました。2レース目を7位でフィニッシュしたことからもわかるように、実力は十分に備えているので、今後同じミスをしないように気持ちをリセットし、残るレースに臨んで欲しいものです。
海外レース経験豊富な北村、多田は途中までは良いところにいるのですが、ゆっくり振れる周期的な風に早く反応してしまい、なかなか思うような結果が出ません。コースも長いので一回のシフトでは順位が確定せず、シフトをつかみ次のシフトが来るまで走りのモードを切り替え、自分を有利なポジションにおかなくてはいけません。
大会3日間が終わり折り返し点となりました。改めて目標を設定し直し、明日からの後半戦も上位に食い込めるように頑張ります。
●日本選手の目標
北村勇一朗 「まずは半分以上になるようにしたい」
樋口碧 「10位以内に入る」
杉山航一朗 「7位まで上がります」
西尾勇輝 「自分の納得できるレースをすることとシングルをとる」
多田緑 「上げられるところまで上げます!!」
岸祐花 「シングルを取ります」
●成 績(3日目( )はカットレース)
男 子
杉山 航一朗(静岡県立清水東高等学校)
10位 3-8-(40)-25-11-25
樋口 碧(佐賀県立唐津西高校)
9位 10-10-12-29-(DSQ)-7
北村 勇一朗(聖隷クリストファー高等学校)
28位 15-(42)-33-22-25-23
西尾 勇輝(和歌山県立桐蔭高等学校)
38位 41ー(44)-27-18-38-46
女 子
岸 祐花(相模原中等教育学校)
12位 9-7-(22)-17-5-12
多田 緑(佐賀県立唐津西高校)
20位 18-(21)-20-10-11-18
▲西尾のクローズ
▲多田が2位で上マーク回航
▲ホテルの壁には大きなポスターが貼ってあります
▲本部船は40フィートのカタマラン
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)
Day2
レーザーラジアル級ユース世界選手権2日目。
いつもとは異なる18ノットの海風が吹く沖を眺めながら、選手たちは朝のストレッチ、ウォーミングアップを行いました。ヨットクラブの両脇は遠浅のビーチになっており、防波堤の外ではブレイクする大きな波が立ち、運悪く高波にさらわれデスマストする艇もいました。
日本選手は一番に出艇して気合十分でしたが、試練の一日となりました。
1レース目は70°にマークが設置され、風向60°~80°、風速は6~12ノットと強弱のある海面。スタート後、周期的な風に合わせて走りのモードを切り替え、リフトで前に出し、ヘッダーで高さを保って自分のポジションをキープしなければトップグループでは生き残れません。また、いいポジションでしっかりと合わせて走れても、最後の上マークのアプローチで左右どちらを選択するかでシングルに入るか10番以下になるか、大きく変わります。樋口がよいポジションにいたものの、最後のアプローチでシングル中盤のところを10番台前半になってしまい、1マークを回航して12位でフィニッシュしました。その他の選手は、ミスが重なり順位を後退させてしまいました。
2レース目は、60°にマークが設置され、風速も上がり10~14ノットでフルハイクのコンディション。西尾が好スタートを決めて、自分のレース展開をして1マークを4位で回航しましたが、ダウンウインドですべての波に乗せようとするあまり蛇行を繰り返し、結果的に波にも乗れず失速して、有利なサイドにも行けなくなり、18位でフィニッシュしました。
女子の多田も今大会初めてスタートが決まり1マークを7位で回航し、2上で順位を落とすものの10位でフィニッシュしました。
本日で4レースが終了してカットレースが1つ入りました。レースも中盤となり点数も拮抗しているので1レース1レースに集中して大事にしていきたいと思います。
●成 績(2日目( )はカットレース)
男 子
杉山 航一朗(静岡県立清水東高等学校)
10位 3-8-(40)-25
樋口 碧(佐賀県立唐津西高校)
8位 10-10-12-(29)
北村 勇一朗(聖隷クリストファー高等学校)
28位 15-(42)-33-22
西尾 勇輝(和歌山県立桐蔭高等学校)
38位 41ー(44)-27-18
女 子
岸 祐花(相模原中等教育学校)
14位 9-7-(22)-17
多田 緑(佐賀県立唐津西高校)
20位 18-(21)-20-10
▲女子多田の最終マークからフィニッシュまでのアップウィンド
▲上マーク回航の西尾と北村
▲出艇前
▲防波堤の出口付近でブレイクする大きな波
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)
Day1
ひとつの選択ミスが大きな差となる世界選手権
▲女子1レース目スタート岸が好スタート
レーザーラジアル級ユース世界選手権はいよいよレース初日を迎えました。
朝、いつもよりも緊張の面持ちで準備していた選手たちですが、陸風のため出艇が延期され、午後12時半ごろようやく出艇しました。陸上で待機する間、選手は艤装をチェックしたり、日陰で体を休めたり、選手同士で談笑するなどほどよくリラックスでき、選手たちにとっていい時間となりました。
出艇のころには風向10~30°、風速5~8ノットのシーブリーズが海面全体に入っていました。
1レース目は、1マークが10°に設定されスタートしました。
男子の杉山、北村が真ん中下よりから好スタートを決め、前半に右へシフトして苦しい展開の中、トップ集団にくらいつき、ゆっくり左にシフトするまで耐え、ファーストタックを決めました。杉山はもう一度タックして左海面に向かい、北村はそのまま右海面に向かいました。そこが勝負の分かれ目となり、杉山は1マークを2位で回航し、北村は10番台後半で回航しました。フィニッシュ順位は杉山が一つ順位を落とし3位、北村が15位でフィニッシュしました。
また、樋口はスタートを失敗したもののリカバリーが早くでき、セオリー通りのロングコースを苦しい場面でも走りきり10番台中盤で1マークを回航して10位でフィニッシュしました。
このように世界選手権ではひとつの選択ミスが大きな差となってしまいます。そのことを今日の1レース目に痛感しました。いかに広い視野をもって判断できるかが上位をキープするために必要になります。
女子は、岸が下側から半艇身ほど艇団よりも出てスタートして、ゆっくりシフトする風に合わせてコースを展開して1マークを6位で回航しました。2上と最後の上りで順位を落としましたが9位でフィニッシュしました。
2レース目は1マークが20°に設定され、同様な状況で杉山が8位、樋口が10位、岸が7位でフィニッシュしました。北村はスタート直後にロッキングの42条違反でペナルティーターンして大きく出遅れ最後まで挽回できませんでした。
男子の西尾は下のピンエンドでスタートしたため、右に展開したくても上に艇がいてタックできず、混戦のスタートで競り負けてしまい、自分のレースができませんでした。女子の多田も同様にスタートで出遅れてしまいなかなか自分のレースができません。
明日は初日の反省を踏まえて、大きなミスをせずに、まずは自分のレースができるように修正していきたいと思います。今日と同じ風向で少し風も上がる予報なので、成績も右肩上がりになるように頑張ります!!
●成 績(1日目)
男 子
杉山 航一朗(静岡県立清水東高等学校)
4位 3-8
樋口 碧(佐賀県立唐津西高校)
8位 10-10
北村 勇一朗(聖隷クリストファー高等学校)
29位 15-42
西尾 勇輝(和歌山県立桐蔭高等学校)
44位 41ー44
女 子
岸 祐花(相模原中等教育学校)
8位 9-7
多田 緑(佐賀県立唐津西高校)
20位 18-21
▲杉山3位フィニッシュで小さくガッツポーズ
▲樋口上マーク回航
▲陸上待機中
▲朝焼けの中ウォームアップ
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)
RadialYouthWC
レーザーラジアル級ユース世界選手権大会が12月27日から1月3日にかけて、オマーンのAl Mussanah Sports Cityで開催されます。
日本からは、日本レーザークラス協会のランキングシステムで出場権を獲得した北村勇一朗(聖隷クリストファー高等学校)、樋口碧(佐賀県立唐津西高校)、杉山航一朗(静岡県立清水東高等学校)、西尾勇輝(和歌山県立桐蔭高等学校)、多田緑(佐賀県立唐津西高校)、岸祐花(相模原中等教育学校)の6名が出場します。また、参加総数は男子51名、女子28名と少数精鋭のため、予選と決勝が分かれておらず、シングルフリートとなりました。
日本人選手団は、24日のクリスマスイブに成田を出発し、ドーハ(カタール)を経由し、25日にオマーンに到着しました。26日にチャーターボートを受取り、27日に受付・計測を済ませ、28日プラクティスレース・開会式となりました。
2日間の練習期間では、主にスピード練習とコース練習を行いました。4~10ノットのシーブリーズが続きますが、海面にムラがあり、パッチーなコンディションです。
今日のプラクティスレースは、1回目のスタートがゼネリコで2回目もほとんどの選手がリコールをしましたが、レースはそのまま続行されました。プラクティスレースのため男女同時スタートです。日本人選手はスタートで出遅れてしまいましたが、樋口が1マークを6番で回航するなど明日からのレースに勢いをつけることができました。
レーザー級の選手・コーチから現地のアドバイスをたくさんもらい、また、事前練習もしっかり調整を行えたので準備は万全です。明日からのレースに今年1年間の取り組みを発揮できるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします。
●日本選手の目標
北村勇一朗 「ラジアルユースは最後になるので入賞します!!!」
樋口碧 「10番以内になります!!」
杉山航一朗 「シングルに入ります!!」
西尾勇輝 「控えめに半分以上を目指します」
多田緑 「入賞します!!」
岸祐花 「シングルを目指します!!」
▲事前練習の様子
▲計測は長蛇の列です
▲船を洗う杉山航一朗
▲上マーク6位回航の樋口碧
▲岸祐花のダウンウィンド
▲開会式にはラクダがきてくれました
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)