(速報:プレスリリース)
日本セーリング連盟・オリンピック特別委員会 広報発 2009年8月2日
2009年レーザー・4.7級ユース世界選手権(ブラジル)
セーリング日本代表 中・高校生選手 大活躍!
5部門で表彰台に立つ
日本時間本日8月1日早朝に閉幕したセーリング2009年レーザー・4.7級ユース世界選手権(ブラジル・ブジオス:現地7月26日~31日)において日本から出場していた男女5名の選手のうち3選手が大活躍し、5部門で表彰台に立つ成績をおさめました。
大会概要
参加資格:U12〜U18
エントリー:27カ国 148艇
大会公式サイト:http://www.laser47.org/site/
日本代表チーム:
(男子)多田 真帆 17歳 八千代松蔭高等学校3年(千葉)
脇 貞徳 14歳 清風中学校3年(大阪)
北村 勇一朗13歳 浜松市立三方原中学校2年(静岡)
(女子) 若林 友世 15歳 藤嶺学園鵠沼高等学校1年(神奈川・藤沢)
村山 仁美 14歳 横浜市立矢向中学校3年(神奈川)
レーザー・4.7級はシングルハンド(一人乗り)で五輪種目のレーザー級の入門艇(セールの面積を狭めている)として世界中の男女ユース世代セーラーが挙って乗っている艇種です。世代的にはジュニア世代のOP(オプティミスト)級に次ぐ艇種として位置付けられています。
今大会はいわば年齢的に高校3年生から中学1年生が同じクラスで混走して、総合成績の表彰のほかそれぞれの世代・年齢別の表彰をおこなうユースワールドならではの形が取られました。日本選手は大会中盤から調子を上げ、着実にポイントを獲得して好成績をおさめました。
部門別の日本選手上位成績は次の通りで、それぞれが表彰台に立ちました。
◆女子総合 若林 友世 2位
村山 仁美 3位
◆女子 アンダー16 村山 仁美 優勝
◆女子年代別 満16歳の部 若林 友世 1位
満15歳の部 村山 仁美 1位
◆男子年代別 満14歳の部 北村 勇一郎 1位
*上記年齢は2009年12月末現在の年齢でカウントされています。
女子の総合2位の若林選手は2008年のOP級世界選手権で優勝した日本セーリング界期待の星です。村山選手も若林選手に続く逸材です。女子2名の成績はもちろん快挙なのですが、今回特筆されるのは男子中学2年生・現13歳の北村選手の活躍です。男子総合では39位に位置しますが、決勝シリーズの上位グループであるゴールドフリート(55艇のみ)に進出、しかもその中では最年少選手でした。年上、そしてレベルの高い強豪国選手の中に混じって予選成績を16位もあげたこの健闘は北村選手のポテンシャルの高さを世界にアピールするに十分なものと言えます。
今回の3選手の活躍は「ロンドン五輪の次」を目指す日本セーリング界のユース世代にとって大きな励みになると思います。
以上