日本セーリング連盟・オリンピック特別委員会 広報発 2010年5月25日
第16回アジア競技大会 セーリング競技
派遣種目&日本代表候補選手を決定
(財)日本セーリング連盟(会長:山崎達光 http://www.jsaf.or.jp/)・オリンピック特別委員会(委員長:山田敏雄 http://jsaf-osc.jp/)は来る11月に中国・広州にて開催される第16回アジア競技大会( http://www.gz2010.cn/en)
・セーリング競技(競技会場:汕尾・シャンウェイ)に派遣する種目と日本代表候補選手を下記のとおり決定しました。
編成は日本オリンピック委員会(JOC)の内示枠14名を受けて当オリンピック特別委員会が「メダル獲得に最も近い種目・選手・チーム」「次代の日本セーリング界を担う実力あるユース・ジュニア選手」かつ「大会では10m超の風が吹くことが予測されるため、強風域にも勝てる選手・チーム」を派遣することを主眼に審議・決定したもので、6種目8クラス14名の陣容としました。
(前回2006年ドーハ・アジア競技大会では8種目に12名の選手を派遣。金1、銀4、銅1の各メダルを獲得しました)
なお、帯同する役員についてはJOCの枠が未定のため、決定次第あらためて発表の予定です。
●470級(2人乗り)・男子
原田龍之介(25歳・早大卒)/吉田雄悟(26歳・法大卒)組
アビーム コンサルテイング(株)所属
世界ランキング13位
・2010年 ナショナルチーム選考レース 優勝
・2009年 世界選手権 3位
・ヨーロッパオープン選手権 優勝
●470級(2人乗り)・女子
近藤 愛(29歳・日大卒)/田畑和歌子(26歳・福岡経済大卒)組
アビーム コンサルテイング(株)所属
世界ランキング4位
・2010年 ナショナルチーム選考レース 優勝
・2009年 世界選手権 8位
・ワールドカップ・キールウイーク 3位
・ヨーロッパオープン選手権 2位
●RS:X級(ウインドサーフィン)・男子
富澤 慎(25歳・関東学院大卒)
関東自動車工業(株)所属
北京五輪日本代表
・2010年 アジア選手権 2位
・ナショナルチーム選考レース 優勝
・マイアミOCR 2位
・2009年 東アジア競技会 優勝
・世界選手権 25位
●ラジアル級(一人乗り)・ 男女オープン
永井 久規(30歳・名城大卒)
豊田合成(株)所属
・2010年 ナショナルチーム選考レース レーザー級3位
・2009年 ラジアル級世界選手権 4位
●マッチレース(4人乗り)・男子
坂本 亘(31歳・同志社大学卒)
岡本 康裕(31歳・小樽水産高卒)
吉藤 博章(30歳・東海大学卒)
和田 大地(36歳・同志社大学卒)
チーム シエスタ 所属
・2010年 アジア大会選考レース 優勝
※主催者側で用意するスポーツヨットにチーム4名が乗り組み、1艇対1艇の勝ち抜き戦を行います。初参加種目です。坂本を艇長とするこのチームシエスタは代表選考会で今年のアジア競技会において金メダルを獲得した日本の第一人者・中村匠チームを破り出場権を獲得しました。実力的に金メダルが期待できます。
●420級(2人乗り)・U-19男子
山口 寛規(18歳・福岡第一高校3年)/磯崎 哲也(18歳・福岡第一高校3年)組
・2010年 ユースナショナルチーム選考レース 優勝
・ISAFユースワールド 日本代表
・2009年 470級全日本選手権 11位
※全長4.7mの五輪種目470級に対して、420級はその一回り小さい4.2m。470級に向けての入門艇に位置付けられています。日本の高校総体の艇種外ですが、現在では五輪を目指す世界のユースセーラーが挙って競っている艇種です。山口・磯崎組は目標高く、強豪揃う昨年の470級全日本に高校2年生組ながら出場、大健闘の11位に入りました。また、今年のユースナショナルチーム選考レースでは全9レースすべてに1位を獲得、ユース世代では段違いの実力を見せつけ、一躍次のリオ五輪のホープに躍り出た日本セーリング界待望の逸材です。アジア競技大会では現在アジアのトップに位置するシンガポールと互角の勝負が出来るものと大きな期待を持っています。
●オプティミスト(OP)級(1人乗り)・U-15 男子
岡田 奎樹(14歳・大分市立碩田中学校3年)
福岡ジュニアヨットクラブ所属
・2010年 世界選手権 日本代表
・ナショナルチーム選考会 優勝
・2009年 全日本選手権 2位
・世界選手権 12位
●オプティミスト(OP)級(1人乗り)・U-15 女子
深沢 瑛里(14歳・湘南白百合学園中学校3年)
湘南ジュニアヨットクラブ所属
・2010年 世界選手権 日本代表
・ナショナルチーム選考会 総合3位 女子優勝
・2009年 全日本選手権総合 8位 女子3位