2011年8月12日
セーリング プレ五輪大会(英国・ウェイマス)
470級女子 近藤 愛・田畑 和歌子組 金メダルを獲得
男子 松永鉄也・今村公彦組も 4位入賞
8月4日から英国・ウェイマスの2012ロンドン五輪ヨットハーバー(ポートランド)にて開催されていたセーリング競技・五輪テストイベント(プレ五輪)大会:http://www.sailing.org/london2012/2011-test-event.phpは現地時間12日、大会最終日を迎え、男女470(ヨンナナマル)級(2人乗り種目・男子:33か国33艇・女子26か国26艇)の予選シリーズ10位までのファイナリストのみが出場できる決勝・メダルレースがおこなわれました。
女子の予選シリーズ第2位で決勝に進んだ近藤 愛・田畑和歌子組(アビーム コンサルティング)は1点差で予選首位の英国チームと「先着したほうが金メダル」という文字通りの一騎打ちの戦いとなりました。近藤組はスタートから終始英国艇をリードするなど冷静かつ巧みなレース運びを見せ、ニュージーランド艇に次ぐ第2位フィニッシュ。英国艇は4位に沈み、近藤組は堂々の逆転総合優勝・金メダルを獲得しました。近藤組は強風を得意とするチームで予選シリーズの後半の強風戦で本領を発揮、得点で英国艇に追いつき、最後の最後に逆転勝利をものにしました。
男子の予選シリーズを第7位として同じく決勝に進んだ松永鉄也・今村公彦組(スリーボンド)は上位3位までとは得点が開いておりメダル獲得は厳しい状態の中、上位入賞をめざし決勝に臨みました。決勝では中盤まで後位に位置していましたが、最後の周回コースで奮起、3艇を抜いて5位フィニッシュ。メダルには届きませんでしたが大健闘の総合4位を獲得しました。
来年のロンドン五輪に向けて日本セーリングチームの470級は男女とも「メダル獲得」を目指しています。まだ1年先とはいえ、五輪は同じ時期に同じ海面でおこなわれるため、今回の日本470級の活躍は本番での期待をさらに高めるものになりました。
なおこのプレ五輪には470級の他5種目に出場しました。それぞれの戦いぶりにつきましては下記の日本セーリング連盟・オリンピック特別委員会 プレ五輪現地レポートをご参照ください。
http://jsaf-osc.jp/cn03/pg03_53.html
【参 考】
日本セーリング連盟(JSAF):http://www.jsaf.or.jp/
JSAF オリンピック特別委員会:http://jsaf-osc.jp/
470級女子:スタート前の攻防、JPNを追いかけるGBR
470級女子:近藤・田畑組、GBRとテール・ツー・ノーズで金メダルメダルに向け先行を許さぬ
470級女子:近藤・田畑組
表彰式