ノースアメリカンチャンピオンシップレポート
文・写真:関 一人
RSX級富澤選手 準優勝を飾る
1月16日から18日まで、米国・マイアミにてノースアメリカンチャンピオンシップが開催されました。日本からはウインドサーフィンRSX級に富澤慎選手(関東自工)、49er級に牧野幸雄、高橋賢次組(関東自工)が参加。富澤選手が準優勝、牧野、高橋組が10位の成績を収めました。
成績表URLは
49er:http://www.mycyouthsailing.org/calendar.php
RSX:http://www.cavigliafoundation.org/results-2010/RSX_Men-2010_regatta_results.
です。
今回優勝したニュージーランドチームと競る牧野、高橋組。どこまでいけるか楽しみです。この大会はパラリンピックの種目も含め、様々な種目がマイアミヨットクラブをホームクラブとして周辺のヨットクラブの協力のもと、開催されました。
49er級はマイアミローイングクラブの横から出艇。RSX級はココナッツグローブにあるシェイクアレックヨットクラブからの出艇となりました。
マイアミには沢山のヨットクラブがあり、日本で言うと江の島、葉山、佐島等のハーバーから出艇してきて葉山沖でレースをしているイメージです。
今回は参加艇数こそ少ないものの、RSX級は昨年度の世界チャンピオンも参加。49er級もゴールドフリートに残る選手の参加もあり、軽風から20ノット程度の強風まで、様々な風が吹くという選手達にとっては非常に内容の濃いレガッタになりました。
トップ選手達と戦う富沢選手。苦手な風域でもまれることで一つ一つ階段を上っていっています。準優勝した富澤選手のコメントです。
『結果は準優勝でしたが、世界との差を痛感した大会でした。オリンピックまであと2年半、計画的にトレーニングに励まないと結果は見えてこないと思っています。努力を惜しまず、出来る限りのことをやっていきます。』
この季節、北半球の選手達にとっては極寒の冬。スウェーデン、ノルウェー、デンマーク等北欧諸国ではセーリングが出来ないため、この時期はマイアミに滞在し、強化合宿を行っているそうです。今年も1カ月半滞在し、合宿を行うとのことでした。
各国ともオリンピック、国内強化に注力してきている事を実感します。
マイアミにも若手を帯同している国が多く、次世代育成もしっかりと行っており、この国々とオリンピックを戦う楽しみがまた増えました。
今月24日より、ISAFセーリングワールドカップ第2戦、マイアミOCRが開催されます。
日本からは49er級に牧野、高橋組、RSX級に富澤選手、高橋良典選手が参加する予定です。
その他、海外のトップ選手も数多く参加する予定ですので激しい戦いが予想されます。
チームJPNがどこまで戦えるか。今からとても楽しみです。
ご声援、よろしくお願いします。