W杯 第4戦
ISAF ワールドカップ 第4戦
第42回 イエールオリンピックウィーク
レポート&写真:ナショナルコーチ 中村 健次
日 程:2010年4月24日~30日
開催地:南フランス イエール(Hyeres)
日本代表選手:
●470級男子
原田・吉田組(アビームコンサルティング)
松永・今村組(スリーボンド)
市野・吉見組(ケアマネジメント・栄和)
●470級女子
近藤・田畑組(アビームコンサルティング)
吉迫・大熊組(ベネッセコーポレーション)
●レーザー級
ホール イアン(フリー)
安田 真之助 (鹿屋体育大学 在学)
帯同NTコーチ:中村 健次
大会サイト:http://sof.ffvoile.net/
欧州空路閉鎖で直前現地入り。
慌しく大会初日を迎えたチームJPN
ワールドカップ第4戦・イエールオリンピックウイークが開幕しました。
JSAFナショナルチーム(NT)の2010年度ヨーロッパ遠征の開幕戦です。
当初、オリンピック特別委員会ではこの大会に5種目のべ14名のNTを派遣する予定を立てていました。しかし、突然の4月15日のアイスランド火山噴火により、ヨーロッパ滞在中の先発NTチームと合流をするべく予定通り成田を発った後発NTチームと帯同コーチ陣は空路途中で飛行機がUターンしてしまい、一端日本に戻ることになってしまいました。その後、空路の閉鎖が続き、仕切り直しとなったチームJPNは大会への出場を再検討せざるを得なくなりました。
結果的に体調に左右されるRS:X級は遠征を断念しましたが、470級ベネッセチーム、レーザー級はレースに間に合うのであれば出場したいとのことで空路再開を待ち、苦労の末、オランダ経由でようやく大会ギリギリの23日に現地入りしました。
別便で発っていた470級男子の市野・吉見組は15日にオーストリア(ウィーン)に到着してしまい、ヨーロッパ内でも飛行機が飛ばなくなったため、そこから電車を乗り継ぎ、ブリュッセル(ベルギー)まで24時間をかけてオリ特スポンサー(車両供給など)であるトヨタヨーロッパ本社まで行きつく始末でした。
一方、既にフランス入りしていたアビームチーム、スリーボンドチームは予定通りイエール入りしており、準備万全です。今回は自然災害とはいえ、このように用意万端で大会に備えているチームとギリギリで大会に臨むチームの、精神的差(結果)がどのくらい結果に現れるのか? セーリング競技での勝つため(戦略的)の意味も含めて重要なポイントになりそうです。
初日はレーザー、マッチレース以外は風も弱く、また、時計回りに変わる風向により1レースもすることが出来ませんでした。選手は10時過ぎに出艇し16時過ぎまで海上で待機しました。セーリング競技は「待つこと」も勝負のうちです。とは言っても、長時間の待機で精神的には疲れた一日だったと思います。
1レースのみおこなったレーザー級(94艇エントリー)の成績ですが、イアン選手が65位、安田が77位でした。これからです。
慌しく迎えた初日。写真は今大会のスポンサーがTOYOTAの現地法人ということなので撮ってみました。
明日も風が弱い予報です。願わくば、よいレースが出来、ロンドンをめざすチームJPNにとって勢いのつく開幕戦になればと思っています。
今大会、トヨタがセーリングイベントにも参戦
2日目
470級男女発進
男子3チームは1レースずつシングルフィニッシュ
原田・吉田の下マークアプローチ、このレースは3位フィニッシュ。若手、市野・吉見、このレースは8位フィニッシュ。頑張りました。大会2日目、本日もここイエールは高気圧に覆われ、朝から無風。陸上待機を3時間、やっと12時頃から西風が入り出し、13時前に全クラスのAP旗が降下となりました。
470級男子(全90艇を2グループに分けた予選)は2レースを実施しました。風がライトで、選手たちはどちらのコースを取るか悩んだレースでした。最初のグループ(イエローグループ)の松永・今村組は下集団の上側からベストスタート。即タックで一度集団の前を切り、その後、「どちらの風が強いか確認しながらレースの組み立てをした」(松永)そうです。一見、左海面がよさそうに見えましたが徐々に風向が右に変化する事に気づき集団に対し右寄りのポジションを確保、さらに右からブロー気味のシフトが入りこの時点でトップ5が確定した形になりました。途中トップに立ちましたが、フィニッシュは2位!!上々の1レース目となりました。
ブルーグループの原田・吉田組は前グループのレース展開を確認しスタートから上2番手のスタートで即タック、松永組同様に最初のレグでトップ3に順位を確定させました。一方、市野・吉見組は前グループの流れを確認できず左よりのコースを選択、かつ思いっきり左に伸ばしてしまい大きくトップ集団に距離を空けられてしまいましたが、その後のダウンウインドで挽回し28位まで順位を上げました。
やはり、軽風では風の強い所をしっかり走る事が重要なポイントになります。
男子2レース目は、1レース目で2位、3位と快走した松永組、原田組共に勝ちたい気持ちが空回りしたのか、大きく順位を落とす結果となりました。コーチボートから見ていて、大ざっぱなコース取りになっていた気がしました。ボートスピード的にも上位と差が有りませんから、勝負を急ぐ必要が無いようにも思いました。もっと冷静な判断をして欲しかった、もったいないことをした的な感触です。一方、市野組は第一マークを11位で回航後、各レグで順位を上げ、8位フィニッシュと大健闘でした。フィニッシュ後のホッとした顔が彼らの思いを表わしていました。
女子第2上マーク。1上と順位が大きく入れ替わったシーン。 470級女子は44艇のエントリーですから予選決勝も無くこのシリーズを戦います。スタートからうまく飛び出した吉迫・大熊組はそのまま風の強い左側のコースを選択、第1マークを3位で回航、久々のレースで最高の出だしかと思っていた矢先、ダウンウインドで後続艇有利の風になってしまい、慌ててしまい、2回目の上りで良い風を見逃し、一気に集団にパスされて16位と順位を下げてしまいました。「不可抗力では無く、自分たちの視野が狭く、ブローを見落としてしまった」(吉迫)との事でした。近藤・田畑組はスタートで出遅れ、ほとんどの艇のスターンを通り右海面に(吉迫チームと逆コース)、シフトが右に戻る事無く第1マークを18位で回航するも、こちらは2回目の上りでしっかりブローを捉え一気にジャンプアップ。8位で2上を回航、その後も順位を上げ4位フィニッシュを果たしました。実力どおりとは言え、さすがでした。女子はこの1レースのみでした。
レーザー級はそれぞれのグループが1レースを行いました。中村は470級のレースサポートをしていましたので、レース内容が分かりませんが、なかなか前を走らせて貰えない様です。イアン、安田両選手は失敗を恐れずレース数をこなしレベルアップを図らないといけないと思います。世界はどんどん強くなっています。選手たちには海面でのサポートも満足にしてあげられず申し訳ないと思いますが、先ずは自力で結果を残し頑張ってもらうしかありません。彼らも現状を受け止め、「ガツガツやって行きたい」との事です。
明日3日目は、予定レースが不足しているため最初のスタート時間が1時間早くなり10時スタート予定となりました。自然相手とは言え、期待する風が吹かず、レースが出来ないのは消化不良な感じです。明日こそ風が吹くように。
■2日目終了時のチームJPN成績
○470級男子(90艇)
原田・吉田組 3-26 18位
市野・吉見組 28-8 27位
松永・今村組 2-41 41位
○470級女子(44艇)
近藤・田畑組 4 4位
吉迫・大熊組 16 16位
○レーザー級(141艇)
ホール イアン 35-25 96位
安田 真之介 39-46 135位
長い風待ちにはリラックスが必要!!
北京メダリスト、ワールドチャンプのセールシェイプ。コーチは情報集めも重要です。
3日目
軽風の中、470級男女が上位に浮上!!
女子・近藤組 総合トップ、吉迫組 7位。男子・原田組 7位に
原田・吉田組、堅い走りで終始上位をキープ。トータルでも7位に浮上1下マーク回航シーン。4,5位で吉迫組、近藤組が回航。ここから近藤・田畑組がトップに躍り出る!!大会3日目。「よい風の中、数多くのレースを」の願いも届かず、相変わらず高気圧どっぷりで無風。そうした中、軽風レースが何とか行われました。
470級はすべてのグループで1レースだけが行われました。
いつものイエールとは違い、昨日同様風に恵まれず、運営側も胃の痛む思いで1日を過ごしたのでは無いでしょうか。
470級女子の近藤・田畑組と吉迫・大熊組がそれぞれ1位、3位フィニッシュを果たし、総合1位と7位に浮上しました。男子原田・吉田組も5位フィニッシュで7位に上がりました。
470級男子は3日で3レースしか実施出来ませんでしたから、決勝日の明日を使って予選を消化するしかありません。470級女子は予選が有りませんからそのままフリートレースを行います。レーザー級は本日で4レースが消化出来ましたので明日から決勝レースとなります。
今回の様に、微・軽風のレースで外から見ていた者がつべこべ言うつもりはありませんが、いつもレポートしている様に、微・軽風では風の中に早く入り、より長くブローの中を走る事が前を走る重要なポイントです。ただ、言うのは簡単です。見えていたブローが途中で消えてしまうこともあります、そうした不確定な条件の中で選手はコースをプランニングし選択しなければなりません。コーチは結果論でレース後に選手と話をします。選手を信じ、悩み考える選手への的確なワンポイントアドバイスが出来たらといつも思います。ある選手はレースのプランニングが出来ていて、特段こちらから言うこともない選手もいます。その一方、中には、どうしてよいか分からなくなる選手もいます。私がそこでアドバイスすることは、たとえば「微軽風では風優先、風が強くなるにつれ、ヘッディング優先」などの話をします。セオリーです。ただ、机上での話ではなかなか身になりません、どれだけ実践を積めるかです。「強い相手と数多く戦うこと」そして執念を持って「貪欲に学ぶこと」です。世界で戦うための鍵です。今回の大会でもひとつひとつのレースが糧となり、次へのステップになる経験をして欲しいと思います。
■3日目終了時のチームJPN成績
○470級男子(90艇)
原田・吉田組 3-26-5 7位
市野・吉見組 28-8-21 31位
松永・今村組 2-41-10 27位
○470級女子(44艇)
近藤・田畑組 4-1 1位
吉迫・大熊組 16-3 7位
○レーザー級(141艇)
ホール イアン 35-25-18 79位
安田 真之介 39-46-43 138位
松永・今村組フィニッシュ。明日は順位を落とさないように!!トップグループで下マークを回航するも、フィニッシュ10位と上位をキープ出来ず!!
4日目
4日目も風に恵まれず。
470級男子は全艇決勝ゴールドフリートに進出。
女子・近藤組は3位に後退。
レーザー級はブロンズフリートに。
海外北京オリンピック依頼。久々のトップフィニッシュ! 選手には満面の笑み。スタートで失敗し、苦戦するも徐々に順位を上げる原田・吉田組。明日はスタートから飛び出してガンバレ。大会のプレスリリース、本日のタイトルはLongest day on the water.でした。イエールの大会がこんなに風が無い事は初めてです。
470級男子は予選シリーズをなんとか成立させるために、長い風待ち後、13時予選4レース目がおこなわれました。結果、男子・松永・今村組がトップフィニッシュで順位を15位に挙げてゴールドフリートに、若手のホープの市野・吉見組も手堅くゴールドに進みました。陸上での成績待ちの間に時刻は16時を過ぎ、今日の決勝レースはおこなわれないと思い込み、片づけをするチームもありましたが、ここはヨーロッパ。日没も遅く、17時半に決勝1レース目を行いました。
今日は、男子・女子共にスタートが悪く苦戦しました。さすがに決勝になるとフリートはよりシビアになります。一つの失敗がなかなか順位を上げさせてくれません。男子・松永組は一気に上位に来るチャンスでしたが甘くありませんでした。
女子についてもスタートではじき出され順位をまとめることが出来ませんでした。明日はどのチームもスタートダッシュで、上位争いに絡んでもらいたいと思います。
ただ、今シリーズは軽風でのレースとなっていますから、上位チームも成績を安定させることが出来ていません。その日のレースすべてを上位(続けて上位)でまとめるとメダル争いに加わることが出来ます。(惜しむらくは日本チームの成績はまだアップダウンが激しいです)
もっと風がほしいのですが、予報は期待薄のようです。自然の流れに勝つことはできませんから、与えられた条件でベストを尽くすことしかありません。470級男女ナショナルチームはそれができるはずです。
チームJPNは頑張ります。最後まで応援よろしくお願いします。
■4日目終了時のチームJPN成績
○470級男子(90艇)
原田・吉田組 3-26-5-14 決勝13 7位
市野・吉見組 28-8-21-18 決勝15 27位
松永・今村組 2-41-10-1 決勝30 15位
○470級女子(44艇)
近藤・田畑組 4-1-8-10-16 3位
吉迫・大熊組 16-3-6-16-25 7位
○レーザー級(141艇)
ホール イアン 35-25-18-DNF 決勝43-5 107位
安田 真之介 39-46-43-35 決勝10-33 129位
イエールヨットハーバーには無数のクルーザー(竹林の様です)
世界のセーリング界は日本のメジャースポーツ同様にアツい戦いが繰り広げられている。北京以降、49erはメインセールをスクエアヘッドに変更。セーリングの最先端を進んでいる。
風が弱く、今日も風待ち!!ヨーロッパの選手は家族と共にキャンパーでリラックス。毎日更新される前日までの成績。470級女子は近藤・田畑が堂々と掲示されていました。
5日目
470級男子 原田組総合5位でメダルレースへ。
銀メダルを狙える位置。
女子 近藤組 同じく5位でメダルレースへ進出。
完璧なスタートから、トップフィニッシュへ。スタートが良ければ、優勝争いに常に顔を出す、近藤・田畑。今回はスタートで苦しんだ。大会5日目。イエールの海面は相変わらずの軽風に終始しました。
その中、470級はすべてのグループで2レースが行われました。ようやく8レース消化です。
今日特筆すべきは男子・原田・吉田組の1レース目の戦いぶりです。下1のすばらしいスタート。見事でした。その後、誰にも前を走らせることなく、トップフィニッシュを果たしました。パーフェクトなレースとはこういうことをいうのではないでしょうか。「10回に1回出来るか出来ないかの完璧なスタートでした」(原田)とのこと。(それにつけても…次のレースの32位は信じられません。もったいないことをしました)今日の470級のチームジャパンはこの原田組の1レース目スタート以外は皆うまく行きませんでした。こういうときもあるのかもしれませんが、現在の日本470級のレベルは十分世界に通用するレベルにあります。そこは誇らしい気分なのですが、課題はやはりスタートです。このあたりのことを改善すれば日本470勢の不動の強さが実現できます。
本日を終わり、アビームチームの2チームがメダルレースに進出することが決まりました。男子・原田組は5位で銀メダルまで9点差に迫っています。女子・近藤組も点差は開いていますが頑張って欲しいと思います。男子・松永組は15位、市野組は23位です。市野組は果敢な戦いぶりでこれからの活躍に期待を抱かせます。吉迫組は18位でしたが遠征初戦としては健闘しました。
レーザー級2選手は低迷しました。ダウンウインドの力不足は否めません。ガルダ、デルタロイドと転戦しますがその間でさらなる学習をしてほしいと願うばかりです。
■5日目終了時のチームJPN成績
○470級男子(90艇)
原田・吉田組 3-26-5-14 ゴールドフリート13-3-1-32 5位
市野・吉見組 28-8-21-18 ゴールドフリート15-26-12-27 23位
松永・今村組 2-41-10-1 ゴールドフリート30-7-16-28 15位
○470級女子(44艇)
近藤・田畑組 4-1-8-10-16-17-24-10 5位
吉迫・大熊組 16-3-6-16-25-31-21-31 18位
○レーザー級(141艇)
ホール イアン 35-25-18-DNF ブロンズフリート42-5-19-17-32 111位
安田 真之介 39-46-43-35 ブロンズフリート10-33-35-35-20 129位
若手、市野・吉見のアグレッシブルなレースで総合23位に入る。
完璧な下1スタート。その後、誰にも前を走らす事無くトップフィニッシュ。あっぱれ、原田・吉田。完璧なスタートを切るESPチーム、日本チームは今回スタートでの出遅れ大きい反省材料となった。
最終日
470級 男子・原田組、女子・近藤組 メダルレース健闘。
共に総合5位入賞。
世界が認める2チームの実力。
男子のレース終了後、女子のレースを観戦。スタート位置が悪かったと反省気味の原田・吉田組近藤・田畑のスピンアップ。マーク回航直後にはスピンが展開されている。大会最終日。メダルレースの海面は相変わらずの軽風に終始しました。
軽風に悩まされた今大会、今日も風待ち後、ハイライトのメダルレースが行われました。
原田・吉田組、近藤・田畑組、この2チームは昨年からメダルレースの常連になり、誰もが注目するチームであることは間違いないのですが、実はメダルレースの勝率がよくないことも過去の結果から解っており、選手たち自身もそれぞれの思いでレースに臨みました。原田組は過去のメダルレースでリコールして順位を大きく落としたりする事が多くありましたが、それは彼らがいつも攻めのレースをすることを貫いていることを表しています。今回はメダルレース7位でした。フィニッシュ後に近寄ると「スタート位置が悪かった」とのことでした。右にシフトする事が予測できず、下3番手から左海面のコースを選択しました。メダルレースはトップレベルのフリートですからそう簡単に抜き去る事は出来ません。結果、挽回する大きなシフトも無く1マークの回航順位のままのフィニッシュとなりました。総合順位は変わることなく5位でしたが、常に上位を維持する実力は世界が認める存在になりつつあります。
一方、女子の近藤組もこれまでのメダルレースで順位を下げる事が多かったため、今回は5位で進出したメダルレースでその順位をキープ出来る様にしたいと目標を決めてレースに臨んでいました。1マークまでのストラテージ(コース選択)が悪く、2回目の上マークまで7位の順位でした。今回、今までと違ったところは、最後まで諦めず、チャンスを最後まで作るレース展開をしたことだと思います。順位は悪いが先行艇との距離は確実に近づいていたということです。最終マークを7位で回航するも、上位集団がやりあう中、冷静に風のあるポジションをキープし、少しの運もあったかもしれませんが、一気に2位でフィニッシュ出来ました。最後まで冷静さを失いませんでした。総合成績が変わることはありませんでしたが、レースを終えてホッとした顔を見て、技術だけではなく精神的成長がある様に思いました。
両チームはまさに日本セーリング界をリードする両雄です。これからもっと強くなるチームです。
他のNTチームは今回はぎりぎりの現地入りで、いつも遠征とは違い、満を持してということではありませんでした。かなりのストレスを抱えてのレース参戦でした。健闘にエールを送ります。
次の転戦地は北イタリアです。ガルダオリンピックウィーク(5月12日~16日:北イタリア・ガルダ湖)に参戦します。大会には470級男女、RS:X級、49er級、レーザー級、ラジアル級のNTが勢ぞろいして出場します。
レポートをご覧いただき、また、応援していただいた皆様にお礼申し上げます。
■チームJPN 大会最終成績
○470級男子(90艇)
原田・吉田組 3-26-5-14 ゴールドフリート13-3-1-32 メダルレース5位 5位
市野・吉見組 28-8-21-18 ゴールドフリート15-26-12-27 23位
松永・今村組 2-41-10-1 ゴールドフリート30-7-16-28 15位
○470級女子(44艇)
近藤・田畑組 4-1-8-10-16-17-24-10 メダルレース 2位 5位
吉迫・大熊組 16-3-6-16-25-31-21-31 18位
○レーザー級(141艇)
ホール イアン 35-25-18-DNF ブロンズフリート42-5-19-17-32 111位
安田 真之介 39-46-43-35 ブロンズフリート10-33-35-35-20 129位
メダルレースの目標が達成出来、とりあえずホッとした近藤・田畑。お疲れ様でした。
女子は、終始混戦模様のメダルレースとなった。メダルレースは特別! 出場艇は特別な場所(パドック)に艇を置き主催者に管理される。