文・写真:飯島洋一
密度の濃い5日間の強化合宿を実施。
「世界と戦う」ための高い目標を持とう。
標記強化合宿を4月29日から5月3日まで江の島ハーバーにて開催しました。
今回は春のヨーロッパ遠征と重なったこと、また、津でレーザーラジアルの練習を行っているNT選手の永井が参加できなかった為、NTは斎藤の一人となりました。しかし、NTと同等の力を持つSPNの城、千葉県の真田と実力のある選手が集まりました。斎藤も彼らから得るものがたくさんあったのではないでしょうか。
初日は15m近く吹き、その他の日も朝は風が弱くても、午後には決まって7m以上の風が入り、充実した海上練習が行うことができました。練習内容は短いマークを使ったマークラウンディングと長い距離を走ることに重点を置きました。
時間割は6時に起床しジョギング、ストレッチ、朝食、出艇準備のあと10時~15時までみっちりセーリング、16時から17時までフィードバック、その後18時半過ぎまで陸上トレーニングを設定しました。風に恵まれたことも幸いし、毎日ほぼ時間通りにスケジュールをこなすことができ、選手達には体力的に非常にシビアな合宿になったと思います。このスケジュールを5日間粛々と続けるとさすがに選手の顔には疲れの色が見え始めましたが、世界選手権は7日間です。この合宿を当たり前にこなすことができなければ、世界選手権に参加しても最終レースまで乗り切ることができません。選手達には今後もこのような視点でトレーニングを続けて行くことを期待したいと思います。
今回はマスターズ選手のほか、和歌山の谷口、江の島の鈴木など若手も参加しました。彼らはまだ国内のトップセーラーとは実力の差はあるものの、部分的には光るものも多く、今後が楽しみになります。強い気持ちを持ってチャレンジをしてください。
最後に
たくさんの差し入れ、ボランティアでの運営協力をしていただいた地元レーザー江の島フリートの皆様に参加者を代表して御礼を申し上げます。
ありがとうございました。