最終日
●後半戦レポート(7日目〜最終日) 前半戦はこちらよりご覧ください。
Edit:オリ特 広報 Photo : 中嶋 一成・オリ特コーチ
470級女子 近藤 愛・田畑和歌子組 メダルレース10位
総合6位入賞
大会無事閉幕
12月18日(日)
5日からおこなわれていた2011年国際セーリング連盟 五輪種目合同世界選手権は本日最終日を迎えました。
日本セーリングナショナルチーム最後のレース、470級女子のメダルレース(総合1位から10位チームの最終順位決定レース)は13時15分から陸から一番近いセンターコースを使っておこなわれました。
フリートレース10レースを戦い抜き、総合5位でメダルレース(風下マーク~風上マーク間約700mを3周:、風SSW 12~14ノット)に進出した近藤愛・田畑和歌子組チーム(アビームコンサルティング)は世界トップ9チームと戦い、序盤中位にいましたが、その後の巻き返しがならず最下位の10位フィニッシュ。総合6位入賞(89点)となりました。
優勝はメダルレース7着のスペイン、2位は1着の英国、3位は3着のニュージーランドでした。
長期間にわたった2011パースワールドは無事閉幕しました。
次は来年の各種目世界選手権です。ロンドン五輪に向けて日本ナショナルチームは戦い続けます。
【大会総括:オリンピック特別委員会委員長 山田敏雄】
参加8種目すべて五輪参加枠獲得に挑んだ大会であったが、今大会では5種目にとどまった。残念であったが、参加選手・チーム関係者にさしたるトラブルもなく無事閉幕に至ることができて安堵している。
参加枠とは別に日本代表候補の一次選考を兼ねている大会であったため、このプレッシャーは精神的に大きなものであり、470級女子近藤・田畑組の後半2日間の崩れは信じられないものであった。男子松永組にして然りだ。
470級男女を含め、枠を獲得した種目も課題は山積で、2012年7月五輪本番に向けて明日からでもそれらの検証に取り組みたい。
枠取りが叶わなかった3クラスの中で、先ず49er級はレース展開の見直し、スター級もボートスピードの改善を図ることにより2012年の枠取りは限りなく近いものがあり、両チームの今後の努力に期待したい。
一方、レーザー級は参加3艇ともに110番台の結果で、世界の壁は厚いのは分かるがこれほど悪い成績とは考えていなかったので大きなショックを感じている。体調管理をはじめアスリートとしての基本をもう一度見直し、今回のレースを振り返り徹底的に問題点を洗い出し、来年の世界選手権に向かってほしい。これをおこなわない限り、枠取りは難しいと危機感を持っている。ひたむきにやってほしい。
滞在中、在パース日本国総領事館の石川達雄総領事にはJSAFチャリティーキャンペーンへの多大なご協力のほか、日本選手団に対し過分のおもてなしをいただきました。心からの御礼を申し上げる次第です。
最後に本大会参加に当たり、各方面から多くのご協力ご支援をいただきましたことに感謝を申し上げます。ご声援ありがとうございました。
今後とも日本ナショナルチームをよろしくお願い申し上げます。
【大会を終えて:ナショナルコーチ 中村健次】
ISAF PERTH WORLDも無事に終了した。
先ずは、今大会がロンドン五輪の日本代表選考でもある中で、日本選手がフェアプレー(スポーツマンシップ)で大会に臨み、自力で代表権を獲得した選手に敬意を表したい。
一方、上位を目指せる力を持ちながらその順位にたどり着けなかった事については、結果を意識しすぎたために、雑なレース展開になってしまった事が大きな原因と考える。これは、ワンチャンスで前を走ろうというギャンブル性の高いレースをしてしまった事に尽きる。勝ちたいという熱い気持と客観的な判断力をバランスよく備えて戦ってほしい。
それぞれの種目によって課題は違ってくると思うが、選手、スタッフ一丸となってより強いTeam JAPANを構築して、ロンドン五輪を迎えたいと思う。
最後に、選手・連盟役員・各チームコーチ・スタッフ総勢50名が何事もなく大会を無事に終えることが出来た事に感謝すると共に、多くの皆さまからのご支援、ご声援をいただきましたことに御礼申し上げます。
今後ともTeam JAPANを応援いただきますようお願いいたします」
《日本ナショナルチーム成績》
(12月17日暫定成績)*( )内に記載の国枠順位には英国は含まず。内定基準には英国を含む。
http://www.perth2011.com/results
●470級女子
(28か国53艇・2011国枠14・内定基準:12位以内or国別10位以内・12日~18日・予備日15日 MR・18日)1フリートのため予選S・決勝Sなし。
五輪参加国枠獲得。 近藤・田畑組日本代表候補内定。
【国別順位:6位】全10レース+メダルレース(近藤組)
6位 近藤 愛・田畑 和歌子組(アビームコンサルティング)
3-1-13-4-2-(28)-5-16-15-10-MR20 89点
14位 吉迫 由香・大熊 典子組(ベネッセコーポレーション)
(35)-22-5-28-14-18-2-9-8-15 121点
●470級男子
(39か国86艇・2011国枠19・内定基準:15位以内or国別10位以内・5日~11日・予備日8日 MR・11日)
五輪参加国枠獲得。代表候補は来年5月の世界選手権(スペイン・バロセロナ)にて決定。
日本最高位チーム。
【国別順位:11位】
16位 松永 鉄也・今村 公彦組(スリーボンド)
3-4-17-18-6・・17-4-19-(33)-21 109点(ゴールドF)
23位 原田 龍之介・吉田 雄悟組(アビームコンサルティング)
18-17-13-15-4・・5-37-BFD(41)-20-14 142点(ゴールドF)
51位 石川 裕也・柳川 祥一組(関東自動車工業)
17-26-31-BFD(41)-12-25・・BFD41-10-1-6-6160点(シルバーF)
48位 前田 弘樹・野呂 英輔組(エス・ピーネットワーク)
21-28-18-19-17・・17-4-BFD41-20-9 153点(シルバーF)
58位 渡辺 哲雄・八山 慎司組(エス・ピーネットワーク)
30-15-23-(32)-25・・15-30-24-11-10 184点(シルバーF)
●RS:X級女子
(35か国70艇・2011国枠20・内定基準:20位以内 or 国別12位以内・5日~11日・予備日9日 MR・11日)
五輪参加国枠獲得。代表候補は来年3月の世界選手権(スペイン・カディス)にて決定。
日本最上位者。
【国別順位:18位】全10レース
33位 須長 由季(ミキハウス)
(22)-16-10-17-16 ・・26-29-28-(31)-27 191点(ゴールドF)
45位 小菅 寧子(J-WILL PARTNERS)
6-(24)-21-21-20 ・・11-12-22-20-11 113点(シルバーF)
42位 大西 富士子(TEARS)
8-5-(29)-28-28 ・・6-8-16-16-15 144点(シルバーF)
●RS:X級男子
(45か国97艇・2011国枠28・内定基準:20位以内or国別12位以内・12日~18日・予備日16日 MR・18日)
五輪参加国枠獲得。代表候補は来年3月の世界選手権(スペイン・カディス)にて決定。
日本最上位者。
【国別順位:18位】全10レース
26位 富澤 慎(関東自動車工業)
14-13-18-20-17-(36)-30-19-30-20 181点(ゴールドF)
67位 金子 岳司(大垣共立銀行)
35-(38)-24-34-25-25-12-23-BFD46-15 231点(シルバーF)
86位 岩山 周平(NT外・琉球大学)
41-DNF47-39-DNF(47)-41-39-39-39-BFD46-37 369点(シルバーF)
80位 尾川 潤(NT外・島精機製作所)
38-39-41-40-36-38-DNC(46)-32-22-33 293点(シルバーF)
●レーザーラジアル級
(51か国105艇・2011国枠29・内定基準:国別15位以内・5日~11日・予備日9日 MR・11日)
五輪参加国枠獲得。代表候補は来年5月の世界選手権(ドイツ・ボルテンハーゲン)にて決定。
日本最上位者。
【国別順位:28位】
57位 蛭田 香名子(豊田自動織機)
18-26-(42)-26-27 ・・25-18-3-19-11 172点(シルバーF)
71位 高橋 香(福島県セーリング連盟)
24-39-30-25-(41) ・・24-20-11-30-26 238点(シルバーF)
73位 長谷川 哲子(NT外・豊田自動織機)
(47)-34-31-39-32 ・・17-12-21-24-34 243点(シルバーF)
92位 原田 小夜子(NT外・鹿屋体育大学)
BFD(52)-45-44-41-39・・42-23-34-37-36 341点(シルバーF)
●レーザー級
(66か国149艇・2011国枠35・内定基準:国別15位以内・12日~18日・予備日16日 MR・18日)
五輪参加国枠獲得ならず。2012年5月の世界選手権(ドイツ・ボルテンハーゲン)にて再度挑戦。残り12枠。獲得日本最上位者が日本代表候補。
【国別順位:*位】全10レース
110位 安田 真之助(鹿屋体育大学)
34-36-22-42-BFD(50)-34-20-14-14-10 227点(ブロンズF)
119位 城 航太(エス・ピーネットワーク)
(45)-43-35-45-38-22-25-9-13-22 251点点(ブロンズF)
111位 ホール・イアン(福岡ヨットクラブ)
35-31-32-(44)-22-26-30-22-16-16 233点(ブロンズF)
●49er級
(29か国74艇・2011国枠14・内定基準:国別14位以内・12日~18日・予備日15日 MR・18日)
五輪参加国枠獲得ならず。2012年5月の世界選手権(クロアチア・ザダール)にて再度挑戦。残り5枠。牧野組が獲得すれば日本代表候補。
【国別順位:15位】全15レース
37位 牧野 幸雄・高橋 賢次組(関東自動車工業)
11-21-DNF(35)-16-14-31-7-12-7-7-OCS(22)-15-1-7-2 173点
●スター級
(24か国50艇・2011国枠11・内定基準:国別11位以内・11日~17日・予備日15日 MR・17日)
1フリートのため予選S・決勝Sなし。
五輪参加国枠獲得ならず。2012年5月の世界選手権(フランス・マルセイユ)にて再度挑戦。残り4枠。鈴木組が獲得すれば日本代表候補。
【国別順位:17位】全10レース
25位 鈴木 國央・和田 大地組(和歌山セーリングクラブ・日吉染業)
(31)-16-28-31-31-19-22-20-27-15 209点
13日目
470級女子 近藤・田畑組 総合5位で明日のメダルレース進出
ロンドン五輪同級日本代表候補に内定
同級吉迫・大熊組 総合14位
ウインドRS:X級男子・富澤 五輪参加国枠獲得
代表候補内定基準には達せず
日本ナショナルチーム 今大会にて五輪参加国枠5種目獲得
470級女子メダルレースを残し大会終了
12月17日(土)
夏快晴のフリーマントル沖は午後になりいつものフリーマントルドクターが吹いてきました。今日は日本チームの競技種目最終日です。
注目の470級女子は14:30から2レースがおこなわれました。
前日まで総合2位を走っていた近藤組は調子が上がらず15–10に終わり、順位を落とし総合5位となりましたが、メダル圏内の希望を残し、明日の上位10艇のみが出場できる決勝メダルレース出場を決めました。また、近藤組は今日の5位にて日本代表候補内定基準(総合12位以内or国別10位以内)を満たし、2012年ロンドン五輪同級日本代表候補内定に名乗りをあげました。日本セーリングチームとして初の内定者です。
・近藤 愛(アビームコンサルティング)31歳 東京都出身 158cm・58kg
・田畑 和歌子(アビームコンサルティング)28歳 神奈川県出身 166cm・74kg
なお、JSAFオリンピック特別委員会(委員長:山田敏雄)では最強の日本代表を編成するため代表候補選手の変更基準(下記)を設けています。
《変更基準》
『2011年世界選手権にて代表候補が決定した場合でも、2012年世界選手権において代表候補以外のチームが総合成績3位以内の成績を収め(複数存在する場合は上位のチーム)かつ2011年決定の代表候補チームが以下2項目のいずれの成績も収めなかった場合には、代表候補を入れ替えることとする。①国別順位8位以内または②総合成績15位以内』
ただし、この基準は非常に高く、現実のチーム名をあてはめた時、吉迫組は2012ワールド(5月:スペイン・バルセロナ)で総合3位以内に入り、かつ同大会で近藤組が総合15位外・国順位8位外になった時のみに代表候補が逆転するケースとなります。
後半戦、急追した吉迫・大熊組(ベネッセコーポレーション)は8–15を取り、総合14 位。健闘及ばず大会を終えました。
ウインドRS:X級男子の富澤 慎(関東自動車工業)は30-20を収め最終成績総合26位、国枠順位18位。この成績によりロンドン五輪の同級参加国枠を獲得しました。ただし代表候補内定基準には達せず、同選手の五輪代表候補内定は来年のワールド(3月:スペイン・ガディス)に持ち越しとなりました。
その他、レーザー級、49er級は世界の壁を破ることが出来ず、いずれも来年のワールドにて参加国枠獲得の夢を託すことになりました。
【470級女子】
近藤組は総合5位の成績で1位~10位の最終順位を決定するメダルレースに明日出場します。メダルレースの得点は2倍で現在の持ち点に加算されます。現在の点差において近藤組の金メダルの可能性はついえましたが、2位イスラエル、3位英国、4位ニュージーランドとの差は僅差ですから表彰台に上がる可能性は十分に残されています。
【RS:X級男子】
富澤の実力は国内では抜きん出ていますが、残念ながら内定基準を満たすことが出来ませんでした。今回、2年に及ぶスランプから完全に脱して、北京五輪(10位)当時の力に近づいてきました。来年の活躍に期待が持てます。
【レーザー級】
想定外の成績に終わりました。国枠は残り12枠です。奮起が必要です。
【49er級】
国枠獲得に1国足りませんでした。ゴールドフリートに残れなかったことがすべてです。
シルバーフリートでは首位国です。残り5枠。獲得は目前にあります。
《日本ナショナルチーム成績》
(12月17日暫定成績)*( )内に記載の国枠順位には英国は含まず。内定基準には英国を含む。
■後半種目:3日目まで予選(スター級のみ4日目まで)、その後決勝
●RS:X級男子
(45か国97艇・2011国枠28・内定基準:20位以内or国別12位以内・12日~18日・予備日16日 MR・18日)
五輪参加国枠獲得。代表候補は来年3月の世界選手権(スペイン・カディス)にて決定。
日本最上位者。
【国別順位:18位】本日2レース 全10レース
26位 富澤 慎(関東自動車工業)
14-13-18-20-17-(36)-30-19-30-20 181点(ゴールドF)
67位 金子 岳司(大垣共立銀行)
35-(38)-24-34-25-25-12-23-BFD46-15 231点(シルバーF)
86位 岩山 周平(NT外・琉球大学)
41-DNF47-39-DNF(47)-41-39-39-39-BFD46-37 369点(シルバーF)
80位 尾川 潤(NT外・島精機製作所)
38-39-41-40-36-38-DNC(46)-32-22-33 293点(シルバーF)
●レーザー級
(66か国149艇・2011国枠35・内定基準:国別15位以内・12日~18日・予備日16日 MR・18日)
五輪参加国枠獲得ならず。2012年5月の世界選手権(ドイツ・ボルテンハーゲン)にて再度挑戦。残り12枠。獲得日本最上位者が日本代表候補。
【国別順位:*位】本日2レース 全10レース
110位 安田 真之助(鹿屋体育大学)
34-36-22-42-BFD(50)-34-20-14-14-10 227点(ブロンズF)
119位 城 航太(エス・ピーネットワーク)
(45)-43-35-45-38-22-25-9-13-22 251点点(ブロンズF)
111位 ホール・イアン(福岡ヨットクラブ)
35-31-32-(44)-22-26-30-22-16-16 233点(ブロンズF)
●470級女子
(28か国53艇・2011国枠14・内定基準:12位以内or国別10位以内・12日~18日・予備日15日 MR・18日)1フリートのため予選S・決勝Sなし。
五輪参加国枠獲得。 近藤・田畑組日本代表候補内定。
【国別順位:2位】本日2レース 全10レース
5位 近藤 愛・田畑 和歌子組(アビームコンサルティング)
3-1-13-4-2-(28)-5-16-15-10 69点 メダルレース進出
14位 吉迫 由香・大熊 典子組(ベネッセコーポレーション)
(35)-22-5-28-14-18-2-9-8-15 121点
●49er級
(29か国74艇・2011国枠14・内定基準:国別14位以内・12日~18日・予備日15日 MR・18日)
五輪参加国枠獲得ならず。2012年5月の世界選手権(クロアチア・ザダール)にて再度挑戦。残り5枠。牧野組が獲得すれば日本代表候補。
【国別順位:15位】本日3レース 全15レース
37位 牧野 幸雄・高橋 賢次組(関東自動車工業)
11-21-DNF(35)-16-14-31-7-12-7-7-OCS(22)-15-1-7-2 173点
●スター級
(24か国50艇・2011国枠11・内定基準:国別11位以内・11日~17日・予備日15日 MR・17日)
1フリートのため予選S・決勝Sなし。
五輪参加国枠獲得ならず。2012年5月の世界選手権(フランス・マルセイユ)にて再度挑戦。残り4枠。鈴木組が獲得すれば日本代表候補。
【国別順位:17位】大会終了
25位 鈴木 國央・和田 大地組(和歌山セーリングクラブ・日吉染業)
(31)-16-28-31-31-19-22-20-27-15 209点
■前半種目の最終成績
●RS:X級女子
(35か国70艇・2011国枠20・内定基準:20位以内 or 国別12位以内・5日~11日・予備日9日 MR・11日)
五輪参加国枠獲得。代表候補は来年3月の世界選手権(スペイン・カディス)にて決定。
日本最上位者。
【国別順位:18位】
33位 須長 由季(ミキハウス)
(22)-16-10-17-16 ・・26-29-28-(31)-27 191点(ゴールドF)
45位 小菅 寧子(J-WILL PARTNERS)
6-(24)-21-21-20 ・・11-12-22-20-11 113点(シルバーF)
42位 大西 富士子(TEARS)
8-5-(29)-28-28 ・・6-8-16-16-15 144点(シルバーF)
●レーザーラジアル級
(51か国105艇・2011国枠29・内定基準:国別15位以内・5日~11日・予備日9日 MR・11日)
五輪参加国枠獲得。代表候補は来年5月の世界選手権(ドイツ・ボルテンハーゲン)にて決定。
日本最上位者。
【国別順位:28位】
57位 蛭田 香名子(豊田自動織機)
18-26-(42)-26-27 ・・25-18-3-19-11 172点(シルバーF)
71位 高橋 香(福島県セーリング連盟)
24-39-30-25-(41) ・・24-20-11-30-26 238点(シルバーF)
73位 長谷川 哲子(NT外・豊田自動織機)
(47)-34-31-39-32 ・・17-12-21-24-34 243点(シルバーF)
92位 原田 小夜子(NT外・鹿屋体育大学)
BFD(52)-45-44-41-39・・42-23-34-37-36 341点(シルバーF)
●470級男子
(39か国86艇・2011国枠19・内定基準:15位以内or国別10位以内・5日~11日・予備日8日 MR・11日)
五輪参加国枠獲得。代表候補は来年5月の世界選手権(スペイン・バロセロナ)にて決定。
日本最高位チーム。
【国別順位:11位】
16位 松永 鉄也・今村 公彦組(スリーボンド)
3-4-17-18-6・・17-4-19-(33)-21 109点(ゴールドF)
23位 原田 龍之介・吉田 雄悟組(アビームコンサルティング)
18-17-13-15-4・・5-37-BFD(41)-20-14 142点(ゴールドF)
51位 石川 裕也・柳川 祥一組(関東自動車工業)
17-26-31-BFD(41)-12-25・・BFD41-10-1-6-6160点(シルバーF)
48位 前田 弘樹・野呂 英輔組(エス・ピーネットワーク)
21-28-18-19-17・・17-4-BFD41-20-9 153点(シルバーF)
58位 渡辺 哲雄・八山 慎司組(エス・ピーネットワーク)
30-15-23-(32)-25・・15-30-24-11-10 184点(シルバーF)
12日目
470級女子 近藤組5-16で総合2位を堅持
吉迫組 最高の走りで2-9 総合14位にジャンプアップ
12月16日
大会は残すところ3日間となりました。
今日のフリーマントルは初夏を思わせる爽やかな朝を迎えました。その後、終日快晴に恵まれ、気温は24~27°。正午過ぎから230°の待望のフリーマントルドクターがやってきました。
470級女子は陸からレースが観戦できる「センターコース」でおこなわれました。レース海面を囲む入り江の東岸には観客席スタンドが設けられ、各国応援団で賑わいました。4日目の2レースで吉迫組がともにシングルを取る活躍を見せました。
スター級は本日の2レースを以って終了しました。鈴木組は総合25位、国別順位17位でした。
49er級は前日の31位から37位に総合順位を落としています。
【470級女子】
近藤組は2位称号の青色ビブスをつけて登場しました。日本の2チームにとって大事な4日目となりました。観客席はスタートラインアウターの延長線上でスリットがよく見える位置です。
1レース目、230°セット・15ノット。ブラックフラッグスタート。下4の近藤組は胸のすくような完全トップの見事なスタートを見せました。吉迫組も下8からうまく出ました。1上では近藤組1番、吉迫組7番。日本は快調です。波も出てきました。1下は1番、6番。2上では17ノットに上がり、3番、5番。徐々に吉迫組が近藤組に迫ってきました。
2下はほぼ同時の3番4番。3上でついに吉迫組が逆転して5番4番。吉迫組は最終のダウンウインドでもスピード、コースともに冴え、大会2回目となるシングルの2位フィニッシュを決めました。トップはブラジル。近藤組は5位でした。
2レース目、風は左に振れ傾向で220°セット・18ノットのブラックフラッグスタート。近藤組は上寄りのよいスタート。吉迫組は出遅れ気味のスタートでした。近藤組はこのまま上位の回航順位をキープするかに見えましたが左攻めが当たらなかったのか徐々に順位を落とし、1下7位から予想外の16位フィニッシュとなってしまいました。対する吉迫組は1下10位、2下13位でしたがそれからの踏ん張りが奏功して9位フィニッシュまで順位を上げる健闘を見せました。今日は2レースともにシングルの活躍でした。「ダウンウインドがよかったし、風に素直に走らせたことが要因だろう」(中村健次ナショナルコーチ)。
2レースともシングルを取るというのはこの実力伯仲の中では至難のことです。ちなみに今日それを成し遂げたのはフリート48艇中4艇しかいません。上々のレースでした。
4日目を終え、近藤組は総合2位(44点)を堅持しています。1位はスペイン(31点)、3位はイスラエル(47点)4位はニュージーランド(53点)。強豪オランダは11位まで順位を下げています。吉迫組は20位から6番上げの14位にジャンプアップしました。10位まで22点差です。圏内入りはけして不可能ではありません。
【スター級】
後半種目のうち、一足早く今日が最終日でした。2012年に夢をつなぐことになりました。
残りの国枠は4枠です。
〔鈴木國央選手コメント〕
「今年中に国枠を獲得することを目標にしていた大会でしたが、ボートスピードが足りなかったことと、勝てるレース展開が出来なかったことが敗因です。
5月の世界選手権では必ず国枠を獲得できるよう、仕切り直しです」
〔和田大地選手コメント〕
「今回は風に翻弄されてしまいました。スタート後の加速が悪かったこともあり、思うようなコースも引かせてもらえませんでした。そのため、序盤にシフトを外してしまい、コースが短いこともあり挽回できませんでした。またアプローチで早い段階で外へ出てしまったために、長いことブランケットを走らされて、さらに順位を落とすという悪循環が続いてしまいました。
次の選考まで5か月間しかありません。その期間内で必ず国枠が取れるように修正して捲土重来を期したいと思います」
〔チーム帯同の舩澤泰隆戦略コーチコメント〕
「スタートとスピード不足が課題となりました。TOPグループに比べ、アップウィンドでもう少し、ダウンウインドでは2段くらいスピードが違うように外から見ていました。改善点はそれぞれ数か所見つけていますので、選手達に伝え、次回5月までに少しでもスピードアップが図れるようにしたいと思います」
【49er級】
あと3レースを残しています。今日の国順位は17番です。11年12年の総枠19か国内にはしっかり入っています。
【RS:X級男子】
本日レイデー
【レーザー級】
本日レイデー
《日本ナショナルチーム成績》
(12月16日暫定成績)*( )内に記載の国枠順位には英国は含まず。内定基準には英国を含む。
■後半種目:3日目まで予選(スター級のみ4日目まで)、その後決勝
●スター級
(24か国50艇・2011国枠11・内定基準:国別11位以内・11日~17日・予備日15日 MR・17日)
1フリートのため予選S・決勝Sなし。
五輪参加国枠獲得ならず。2012年5月の世界選手権(フランス・マルセイユ)にて再度挑戦。残り4枠。鈴木組が獲得すれば日本代表候補。
【国別順位:17位】本日2レース 大会終了
25位 鈴木 國央・和田 大地組(和歌山セーリングクラブ・日吉染業)
(31)-16-28-31-31-19-22-20-27-15 209点
●RS:X級男子
(45か国97艇・2011国枠28・内定基準:20位以内or国別12位以内・12日~18日・予備日16日 MR・18日)
【国別順位:19位】本日レイデー
30位 富澤 慎(関東自動車工業)
14-13-18-20-17-(36)-30-19 131点(ゴールドF)
65位 金子 岳司(大垣共立銀行)
35-(38)-24-34-25-25-12-23 178点(シルバーF)
86位 岩山 周平(NT外・琉球大学)
41-DNF47-39-DNF(47)-41-39-39-39 285点(シルバーF)
85位 尾川 潤(NT外・島精機製作所)
38-39-41-40-36-38-DNC(46)-32 264点(シルバーF)
●レーザー級
(66か国149艇・2011国枠35・内定基準:国別15位以内・12日~18日・予備日16日 MR・18日)
五輪参加国枠獲得ならず。2012年5月の世界選手権(ドイツ・ボルテンハーゲン)にて再度挑戦。残り12枠。獲得日本最上位者が日本代表候補。
【国別順位:*位】本日レイデー
116位 安田 真之助(鹿屋体育大学)
34-36-22-42-BFD(50)-34-20-14 203点(ブロンズF)
121位 城 航太(エス・ピーネットワーク)
(45)-43-35-45-38-22-25-9 216点(ブロンズF)
115位 ホール・イアン(福岡ヨットクラブ)
35-31-32-(44)-22-26-30-22 201点(ブロンズF)
●470級女子
(28か国53艇・2011国枠14・内定基準:12位以内or国別10位以内・12日~18日・予備日15日 MR・18日)1フリートのため予選S・決勝Sなし。
【国別順位:2位】本日2レース
2位 近藤 愛・田畑 和歌子組(アビームコンサルティング)
3-1-13-4-2-(28)-5-16 44点
14位 吉迫 由香・大熊 典子組(ベネッセコーポレーション)
(35)-22-5-28-14-18-2-9 98点
●49er級
(29か国74艇・2011国枠14・内定基準:国別14位以内・12日~18日・予備日15日 MR・18日)
五輪参加国枠獲得ならず。2012年5月の世界選手権(クロアチア・ザダール)にて再度挑戦。残り5枠。牧野組が獲得すれば日本代表候補。
【国別順位:17位】本日3レース
37位 牧野 幸雄・高橋 賢次組(関東自動車工業)
11-21-DNF(35)-16-14-31-7-12-7-7-OCS(22)-15 163点
■前半種目の最終成績
●RS:X級女子
(35か国70艇・2011国枠20・内定基準:20位以内 or 国別12位以内・5日~11日・予備日9日 MR・11日)
五輪参加国枠獲得。代表候補は来年3月の世界選手権(スペイン・カディス)にて決定。
日本最上位者。
【国別順位:18位】
33位 須長 由季(ミキハウス)
(22)-16-10-17-16 ・・26-29-28-(31)-27 191点(ゴールドF)
45位 小菅 寧子(J-WILL PARTNERS)
6-(24)-21-21-20 ・・11-12-22-20-11 113点(シルバーF)
42位 大西 富士子(TEARS)
8-5-(29)-28-28 ・・6-8-16-16-15 144点(シルバーF)
●レーザーラジアル級
(51か国105艇・2011国枠29・内定基準:国別15位以内・5日~11日・予備日9日 MR・11日)
五輪参加国枠獲得。代表候補は来年5月の世界選手権(ドイツ・ボルテンハーゲン)にて決定。
日本最上位者。
【国別順位:28位】
57位 蛭田 香名子(豊田自動織機)
18-26-(42)-26-27 ・・25-18-3-19-11 172点(シルバーF)
71位 高橋 香(福島県セーリング連盟)
24-39-30-25-(41) ・・24-20-11-30-26 238点(シルバーF)
73位 長谷川 哲子(NT外・豊田自動織機)
(47)-34-31-39-32 ・・17-12-21-24-34 243点(シルバーF)
92位 原田 小夜子(NT外・鹿屋体育大学)
BFD(52)-45-44-41-39・・42-23-34-37-36 341点(シルバーF)
●470級男子
(39か国86艇・2011国枠19・内定基準:15位以内or国別10位以内・5日~11日・予備日8日 MR・11日)
五輪参加国枠獲得。代表候補は来年5月の世界選手権(スペイン・バロセロナ)にて決定。
日本最高位チーム。
【国別順位:11位】
16位 松永 鉄也・今村 公彦組(スリーボンド)
3-4-17-18-6・・17-4-19-(33)-21 109点(ゴールドF)
23位 原田 龍之介・吉田 雄悟組(アビームコンサルティング)
18-17-13-15-4・・5-37-BFD(41)-20-14 142点(ゴールドF)
51位 石川 裕也・柳川 祥一組(関東自動車工業)
17-26-31-BFD(41)-12-25・・BFD41-10-1-6-6160点(シルバーF)
48位 前田 弘樹・野呂 英輔組(エス・ピーネットワーク)
21-28-18-19-17・・17-4-BFD41-20-9 153点(シルバーF)
58位 渡辺 哲雄・八山 慎司組(エス・ピーネットワーク)
30-15-23-(32)-25・・15-30-24-11-10 184点(シルバーF)
11日目
RS:X級男子 富澤 参加国枠獲得に向けて一歩前進
12月15日
今日のフリーマントルは快晴とは言えない晴天でした。気温は27°を上がらず、夕方には21°まで下がりました。インド洋に沈む大きな太陽を見ようとビーチ沿いには大勢の人々が集まっていました。昨日から当地も子供たちの夏休みに入ったとのことです。
470級女子とスター級がレイデーの今日。風傾向は昨日と同じように陸からの東南東の風が中心でセーリングに絶好のフリーマントルドクターは吹きませんでした。
明日はレーザー級、RS:X級男子がレイデーとなります。
【470級女子】
本日レイデー
【スター級】
本日レイデー
【RS:X級男子】
ゴールドフリートに日本の第一人者・富澤が登場しました。1レース目に捨てレースとなる(36)を取りましたが、次を30-19として3番アップの30位となりました。国枠も19位。参加国枠獲得にさらに前進しました。
〔関東自工チームに帯同の関 一人戦略コーチコメント〕
「今大会の富澤は以前に比べ、ボートスピードが格段に向上している。だが彼の持ち味である『風を見て先読みしたレース展開』が出来ていないことが悔やまれる。風相手に冷静に勝負できるか。明後日からの戦いに期待したい」
〔宮野幹弘コーチコメント〕
「今日はこれまでで一番難しい海面だったと思う。風向は100~130°風速は10~14ノットの中3レースが行われた
海面はガスティー&シフティー。風があるところはプレーニングするが、無いところは、止まってしまうほどの微妙なコンディションだった。
ゴールドフリートの上位の選手たちも成績をまとめることができず大荒れの展開となった。富澤も3レース共に1周目は10番中盤で回航するのだが2上で順位を落としてしまう場面が多かったが頑張った方かもしれない。
金子はシルバーフリートでのレースだったが、1レース目と3レース目は1周目を10番中盤で回航するのだが2上で順位を落としてしまう。フリーで懸命なパンピングで挽回するが、定位置でフィニッシュ。ワールドともなるとシルバーフリートでもなかなか前を走ることは難しい。2レース目は、何とか周りについていくことができ、12位フィニッシュ。1、3レースの成績が響き、総合では順位を1つ落としてしまった」
【レーザー級】
ブロンズフリートで戦う3人ですが、イアンが10番落ち、安田が5番、城が7番それぞれ順位を上げました。
〔飯島洋一コーチコメント〕
「今日のレーザー級エリアは130°を軸に150°、110°と大きく振れ回る風で選手を悩ませました。強さは10~14ノット。
コース設定が短めでトラぺゾイドコース3周。クローズのレグが比較的短めで上マークまでシフトの回数が少ない為、右か左か大きくコースをとらなければならず、1ラップ目で上位を走っても次のレグではシフトの逆を行ってしまうと大きく順位を落としてしまいます。この難しい風の中、2レース目に城は途中順位を大きく上げ9位でフィニッシュしました。
今回は戦前から強風シリーズが予想されましたが、ふたを開けてみれば中風域のレースばかりです。中風とはいえトラぺゾイドコース3周を行うとさすがに体力がなければ順位を上げてくることはできません。
ハイクアウトをし続けながら、次に来る風を予想しコースを引く。レーザーは本当にタフな艇種です。このタフな種目に挑戦する日本選手はレーザーを自分の体の一部のように操り、息を切らしてハイクアウトを続け、次の風を予想しながらコースを引けるようにするためには、さらなる精進努力が必要です。来年のドイツの世界選手権に向けて時間はあまりありません。現実を認識して、努力を続けてほしいと思います」
【49er級】
決勝シリーズ1レースがおこなわれました。牧野組は悔しいシルバーフリートの戦いでしたがシングルの7位を取りました。国枠もシルバーの2位に位置しています。
《日本ナショナルチーム成績》
(12月15日暫定成績)*( )内に記載の国枠順位には英国は含まず。内定基準には英国を含む。
■後半種目:3日目まで予選(スター級のみ4日目まで)、その後決勝
●スター級
(24か国50艇・2011国枠11・内定基準:国別11位以内・11日~17日・予備日15日 MR・17日)
1フリートのため予選S・決勝Sなし。
五輪参加国枠獲得ならず。2012年5月の世界選手権(フランス・マルセイユ)にて再度挑戦。残り4枠。鈴木組が獲得すれば日本代表候補。
【国別順位:18位】本日レイデー
27位 鈴木 國央・和田 大地組(和歌山セーリングクラブ・日吉染業)
(31)-16-28-31-31-19-22-20 167点
●RS:X級男子
(45か国97艇・2011国枠28・内定基準:20位以内or国別12位以内・12日~18日・予備日16日 MR・18日)
【国別順位:19位】本日3レース
30位 富澤 慎(関東自動車工業)
14-13-18-20-17-(36)-30-19 131点(ゴールドF)
65位 金子 岳司(大垣共立銀行)
35-(38)-24-34-25-25-12-23 178点(シルバーF)
86位 岩山 周平(NT外・琉球大学)
41-DNF47-39-DNF(47)-41-39-39-39 285点(シルバーF)
85位 尾川 潤(NT外・島精機製作所)
38-39-41-40-36-38-DNC(46)-32 264点(シルバーF)
●レーザー級
(66か国149艇・2011国枠35・内定基準:国別15位以内・12日~18日・予備日16日 MR・18日)
五輪参加国枠獲得ならず。2012年5月の世界選手権(ドイツ・ボルテンハーゲン)にて再度挑戦。残り12枠。獲得日本最上位者が日本代表候補。
【国別順位:*位】本日2レース
116位 安田 真之助(鹿屋体育大学)
34-36-22-42-BFD(50)-34-20-14 203点(ブロンズF)
121位 城 航太(エス・ピーネットワーク)
(45)-43-35-45-38-22-25-9 216点(ブロンズF)
115位 ホール・イアン(福岡ヨットクラブ)
35-31-32-(44)-22-26-30-22 201点(ブロンズF)
●470級女子
(28か国53艇・2011国枠14・内定基準:12位以内or国別10位以内・12日~18日・予備日15日 MR・18日)1フリートのため予選S・決勝Sなし。
【国別順位:2位】本日レイデー
2位 近藤 愛・田畑 和歌子組(アビームコンサルティング)3-1-13-4-2-(28) 23点
20位 吉迫 由香・大熊 典子組(ベネッセコーポレーション)(35)-22-5-28-14-18 87点
●49er級
(29か国74艇・2011国枠14・内定基準:国別14位以内・12日~18日・予備日15日 MR・18日)
五輪参加国枠獲得ならず。2012年5月の世界選手権(クロアチア・ザダール)にて再度挑戦。残り5枠。牧野組が獲得すれば日本代表候補。
【国別順位:16位】本日1レース
31位 牧野 幸雄・高橋 賢次組(関東自動車工業)
11-21-DNF(35)-16-14-31-7-12-7 119点
■前半種目の最終成績
●RS:X級女子
(35か国70艇・2011国枠20・内定基準:20位以内 or 国別12位以内・5日~11日・予備日9日 MR・11日)
五輪参加国枠獲得。代表候補は来年3月の世界選手権(スペイン・カディス)にて決定。
日本最上位者。
【国別順位:18位】
33位 須長 由季(ミキハウス)
(22)-16-10-17-16 ・・26-29-28-(31)-27 191点(ゴールドF)
45位 小菅 寧子(J-WILL PARTNERS)
6-(24)-21-21-20 ・・11-12-22-20-11 113点(シルバーF)
42位 大西 富士子(TEARS)
8-5-(29)-28-28 ・・6-8-16-16-15 144点(シルバーF)
●レーザーラジアル級
(51か国105艇・2011国枠29・内定基準:国別15位以内・5日~11日・予備日9日 MR・11日)
五輪参加国枠獲得。代表候補は来年5月の世界選手権(ドイツ・ボルテンハーゲン)にて決定。
日本最上位者。
【国別順位:28位】
57位 蛭田 香名子(豊田自動織機)
18-26-(42)-26-27 ・・25-18-3-19-11 172点(シルバーF)
71位 高橋 香(福島県セーリング連盟)
24-39-30-25-(41) ・・24-20-11-30-26 238点(シルバーF)
73位 長谷川 哲子(NT外・豊田自動織機)
(47)-34-31-39-32 ・・17-12-21-24-34 243点(シルバーF)
92位 原田 小夜子(NT外・鹿屋体育大学)
BFD(52)-45-44-41-39・・42-23-34-37-36 341点(シルバーF)
●470級男子
(39か国86艇・2011国枠19・内定基準:15位以内or国別10位以内・5日~11日・予備日8日 MR・11日)
五輪参加国枠獲得。代表候補は来年5月の世界選手権(スペイン・バロセロナ)にて決定。
日本最高位チーム。
【国別順位:11位】
16位 松永 鉄也・今村 公彦組(スリーボンド)
3-4-17-18-6・・17-4-19-(33)-21 109点(ゴールドF)
23位 原田 龍之介・吉田 雄悟組(アビームコンサルティング)
18-17-13-15-4・・5-37-BFD(41)-20-14 142点(ゴールドF)
51位 石川 裕也・柳川 祥一組(関東自動車工業)
17-26-31-BFD(41)-12-25・・BFD41-10-1-6-6160点(シルバーF)
48位 前田 弘樹・野呂 英輔組(エス・ピーネットワーク)
21-28-18-19-17・・17-4-BFD41-20-9 153点(シルバーF)
58位 渡辺 哲雄・八山 慎司組(エス・ピーネットワーク)
30-15-23-(32)-25・・15-30-24-11-10 184点(シルバーF)
10日目
470級女子 近藤・田畑組 2-(28) 総合2位へ 吉迫組 20位
RS:X級男子 富澤 ゴールドフリートへ
レーザー級 スター級 49er級
いずれも今大会での五輪参加枠獲得できず
12月14日
今日のフリーマントルは久しぶりの晴天に恵まれました。
昼過ぎにはフリーマントルドクターが入り始め、そのまま強まる予報でしたが、14時頃から風は200°から150°にシフト、その後さらに120°の陸風に変わり、夕方まで続きました。風速も各エリアおおむねガスト14ノット、平均では10プラスのレベルでした。
後半組種目3日目。470級女子は世界と互角以上の戦いをしていますが、その他の種目は残念ながら巻き返しとは行きませんでした。
ウインドRS:X級男子は今日1レースのみでしたが日程優先で明日から決勝シリーズになりました。富澤が総合33位ながらゴールドフリートに残りました。参加国枠も圏内にいます。レーザー級は低調を続け、予選を終えて3選手とも3桁順位。全員、上位から3レベル目のブロンズフリートで決勝シリーズを戦うことになりました。また現時点で今大会における五輪参加国枠の獲得が不可能となりました。49er級・牧野組も予選を終了しましたが、ゴールドフリートには残れず、シルバーフリートになってしまいました。参加国枠はゴールドフリートが英国を除いて14か国で占められたため、国順位17位の牧野組は今大会での参加国枠獲得が絶望となりました。スター級も今回1フリートで8レースを消化、残り2レースのみとなり、参加国枠の獲得の可能性は閉じられてしまいました。
【470級女子】
第1レース目、150°セット 11ノット。近藤組は下側からスタートを決め、左海面を攻め1上はイスラエル艇に続いて2番回航、2上以降はイスラエル艇とともに最後まで後続艇を大きく引き離す2人旅を続け、堂々の2位フィニッシュを飾りました。
吉迫組は左側のプレッシャーをうまく使えず14位フィニッシュでした。
第2レース、120°セット 9.5ノット ブラックフラッグ。上が大混乱するスタートでしたが、両艇とも1線から出られず、苦戦のレース展開でした。近藤組は捨てレースとなる28位、吉迫組も途中挽回しましたが18位フィニッシュがやっとでした。
3日目を終え、近藤組は強豪オランダ艇の9-(31)が幸いして総合1位スペインに7点差の
2位に上がりました。3位オランダ、4位イスラエル、5位に英国が続いています。
明日、470級女子はレイデーです。
【スター級】
〔舩澤泰隆チーム戦略コーチコメント〕
「安定した風が吹かず、振れや強弱がある1日でした。
鈴木・和田組も10番~30番まで順位が目まぐるしく変わる大きなグループの中で戦っていました。徐々にですが、調子を取り戻しつつありますが、あともう2レースしか残っていません。目標をシフトし、残りのレースで上位グループのスピードを身に着けるきっかけを作りたいと思います。
今大会は成績が振るいませんでしたが、次回2012年5月の世界選手権での五輪参加出場枠を狙えるように、一段、いや2段上の戦いが出来るように調整しておきたいと思っています」
【RS:X級男子】
〔宮野幹弘コーチコメント〕
「今日は、風が安定せず予定より遅れてのスタートになった。昨日より安定しないコンディションではあったため苦戦している選手は多かったが、上位を走る外国選手はボードスピードも速いが、しっかり風を読み、レースをしている富澤は昨日より風を見て走れるようにはなったが、自分走りにばかり気を取られ大きな視野でコースを見ることができなかった。今以上に順位を上げられるように頑張ってほしい」
【レーザー級】
〔飯島洋一コーチコメント〕
「今日は1レース目に挽回しようと思った安田が勇み足のBFD。
コースも前を走ろうとする気持ちが出るあまり欲張り、集団から離れてしまい順位を下げてしまっています」
《日本ナショナルチーム成績》
(12月14日暫定成績)*( )内に記載の国枠順位には英国は含まず。内定基準には英国を含む。
■後半種目:3日目まで予選(スター級のみ4日目まで)、その後決勝
●スター級
(24か国50艇・2011国枠11・内定基準:国別11位以内・11日~17日・予備日15日 MR・17日)
五輪参加枠獲得ならず。2012年持越し。
【国別順位:18位】本日2レース
27位 鈴木 國央・和田 大地組(和歌山セーリングクラブ・日吉染業)
(31)-16-28-31-31-19-22-20 167点
●RS:X級男子
(45か国97艇・2011国枠28・内定基準:20位以内or国別12位以内・12日~18日・予備日16日 MR・18日)
【国別順位:24位】本日1レース
33位 富澤 慎(関東自動車工業)14-13-18-(20)-17 62点
64位 金子 岳司(大垣共立銀行) 35-(38)-24-34-25 118点
87位 岩山 周平(NT外・琉球大学)41-DNF47-39-DNF(47)-41 168点
81位 尾川 潤(NT外・島精機製作所)38-39-(41)-40-36 153点
●レーザー級
(66か国149艇・2011国枠35・内定基準:国別15位以内・12日~18日・予備日16日 MR・18日)
五輪参加枠獲得ならず。2012年持越し。
【国別順位:47位】本日2レース
121位 安田 真之助(鹿屋体育大学)34-36-22-42-BFD(50)-34 169点
129位 城 航太(エス・ピーネットワーク)(45)-43-35-45-38-22 182点
105位 ホール・イアン(福岡ヨットクラブ)35-31-32-(44)-22-26 149点
●470級女子
(28か国53艇・2011国枠14・内定基準:12位以内or国別10位以内・12日~18日・予備日15日 MR・18日)
【国別順位:2位】本日2レース
2位 近藤 愛・田畑 和歌子組(アビームコンサルティング)3-1-13-4-2-(28) 23点
20位 吉迫 由香・大熊 典子組(ベネッセコーポレーション)(35)-22-5-28-14-18 87点
●49er級
(29か国74艇・2011国枠14・内定基準:国別14位以内・12日~18日・予備日15日 MR・18日)
五輪参加枠獲得ならず。2012年持越し。
【国別順位:17位】本日2レース
32位 牧野 幸雄・高橋 賢次組(関東自動車工業)
11-21-DNF(35)-16-14-31-7-12 112点
■前半種目の最終成績
●RS:X級女子
(35か国70艇・2011国枠20・内定基準:20位以内 or 国別12位以内・5日~11日・予備日9日 MR・11日)
五輪参加枠獲得
【国別順位:18位】
33位 須長 由季(ミキハウス)
(22)-16-10-17-16 ・・26-29-28-(31)-27 191点(ゴールドF)
45位 小菅 寧子(J-WILL PARTNERS)
6-(24)-21-21-20 ・・11-12-22-20-11 113点(シルバーF)
42位 大西 富士子(TEARS)
8-5-(29)-28-28 ・・6-8-16-16-15 144点(シルバーF)
●レーザーラジアル級
(51か国105艇・2011国枠29・内定基準:国別15位以内・5日~11日・予備日9日 MR・11日)
五輪参加枠獲得
【国別順位:28位】
57位 蛭田 香名子(豊田自動織機)
18-26-(42)-26-27 ・・25-18-3-19-11 172点(シルバーF)
71位 高橋 香(福島県セーリング連盟)
24-39-30-25-(41) ・・24-20-11-30-26 238点(シルバーF)
73位 長谷川 哲子(NT外・豊田自動織機)
(47)-34-31-39-32 ・・17-12-21-24-34 243点(シルバーF)
92位 原田 小夜子(NT外・鹿屋体育大学)
BFD(52)-45-44-41-39・・42-23-34-37-36 341点(シルバーF)
●470級男子
(39か国86艇・2011国枠19・内定基準:15位以内or国別10位以内・5日~11日・予備日8日 MR・11日)
五輪参加枠獲得
【国別順位:11位】
16位 松永 鉄也・今村 公彦組(スリーボンド)
3-4-17-18-6・・17-4-19-(33)-21 109点(ゴールドF)
23位 原田 龍之介・吉田 雄悟組(アビームコンサルティング)
18-17-13-15-4・・5-37-BFD(41)-20-14 142点(ゴールドF)
51位 石川 裕也・柳川 祥一組(関東自動車工業)
17-26-31-BFD(41)-12-25・・BFD41-10-1-6-6160点(シルバーF)
48位 前田 弘樹・野呂 英輔組(エス・ピーネットワーク)
21-28-18-19-17・・17-4-BFD41-20-9 153点(シルバーF)
58位 渡辺 哲雄・八山 慎司組(エス・ピーネットワーク)
30-15-23-(32)-25・・15-30-24-11-10 184点(シルバーF)
9日目
470級女子 近藤・田畑組13-4 総合3位 吉迫組 24位
他4種目は 苦戦続く
12月13日
今日のフリーマントルは昨日同様曇り、気温も夏とは思えない肌寒さでした。海上で選手たちをサポートする各チームのコーチたちも上下オイルスキン&ブーツの出で立ちでした。
海上のコンディションは低い雲が定期的に流れてくる事により、風のシフト・強弱が起きる1日となりました。
予選シリーズ2日目。結果を見る限り、470級女子は順調ですが、RS:X級・レーザー級・49er級、そしてスター級の4種目は調子が出ません。準備万端臨んだはずなのですが「勝たなくては」との気持ちが先行して、誰もが空回りしている印象を受けます。落ち着いて、周囲をよく見て、風の動きに素直に合わせていけばいつもの力が必ず発揮できるはずです。頑張ってほしいと思います。
「ヨットレースは『多くの情報の中からレースプランを立てるプライオリティーを決め、自分の信念を持ってレースに臨むスポーツだ』ということを選手は今一度考え、明日からのレースに集中して欲しい」(中村健次ナショナルコーチ)。
【470級女子】
初日総合首位に立った近藤組はセールに首位の称号となる金丸のステッカーを貼り、金をイメージする黄色のビブス(ゼッケン)を着用してレース海面に登場しました。第3レースは170°セット、ブラックフラッグ、17ノットでスタートしました。近藤・吉迫両組は並んで上からスタート。吉迫組はよいポジションから飛び出し、上位の期待が出来る展開を見せました。1上、吉迫組は7番回航、近藤組は15番。波高1mでしたが風は17ノット安定。2上は吉迫が英国、ドイツ、スペイン、イタリアに続いて5番。近藤組は17番。風はガスト19ノット。吉迫組は落ち着き払った走りで順位をキープ。3上を経て上々の5位フィニッシュを果たしました。近藤組は3上までに4艇、フィニッシュまでさらに1艇を抜いて12位フィニッシュでした。
第4レース。風はいつもの右に振れ、160セット、13ノットのスタートでした。近藤組はほぼ真ん中から、吉迫組は時間に合わせスルリと上1に入る鮮やかなスタートを決めました。再びシングルの声が出ましたが以外にもその後をどこかで外し、1上は28番。片や近藤組はその後のフォローが冴え、さすがの7番回航。風は上がり時折22ノットガストが入るようになりました。こうなると近藤組が持ち前の実力を見せ、2上6番、3上までに英国、イタリアを抜き去りついに4番まで上がってきました。強風の中そのままフィニッシュ。吉迫組は順位を上げられず28位でした。
2日目を終わり近藤組は総合3位に後退しましたが、明日になると捨てレースが出来て今日の13が外れれば首位に返り咲く可能性があります。吉迫組は5番アップの24位になりました。
〔中村健次ナショナルコーチコメント〕
「風のシフトに合せレースをする事、大きな雲が通るサイドを見逃さずにコース取りをしたチームが結果的に上位を走る展開となった。日本チームはその中でもレースの流れに逆らわず良いレースが出来たと思う」
【スター級】
〔舩澤泰隆チーム戦略コーチコメント〕
「考えていた以上に苦戦しています。
今日も第1レグが上手く行きませんでした。スタートして直ぐにポジションを失い、行きたい方へ行けなくなり、あとは悪循環に陥り、フリートに飲み込まれてしまいました。
まだ課題は多いです。残り4レースで、何とかきっかけをつかみたいところです」
【RS:X級男子】
〔宮野幹弘コーチコメント〕
「今日の海面は、ガスティでシフティー、ラルが多い展開だった。
富澤は、調子が良いのに成績が出ないからか、焦ってしまい、周りが見えずいつのも自分の走りができていない。2レース目には、スタートでケースを起こしてしまいバテンを折ってしまった。その中でも1番でも前へと気迫のこもったレースをするが、順位を上げることはできなかった。明日は起爆剤になるような順位を取り、決勝レースにつなげてほしい」
【レーザー級】
〔飯島洋一コーチコメント〕
「今日もレーザーチームは大苦戦です。強弱を繰り返す難しい風の中、前日の失敗を取り返そうと焦りが少し見られました。冷静さ、そして闘志が必要です」
【49er級】
2フリート(各33艇)でおこなわれました。1レース目、160°11.5ノット。左振れの中、右攻め。1上26番、2上18番、フィニッシュ16位。
2レース目、150°10.5ノット(49er級では中風域)。スタート後のコースの攻めが雑の印象。1上17番、2上15番、フィニッシュ14位。3レース目、140°11ノット。左に伸ばしましたが自滅の31位を叩いてしまいました。
〔関 一人コーチコメント〕
「得意な風域であったのに結果が出せなかったことは非常に残念です。レース展開が大雑把でシフト、ブローに対して素直に展開できなかったことが主因だと感じています。
選手達のモチベーションが非常に高いのがこのチーム。まだまだ諦めていません」
(中村健次ナショナルコーチコメント)
「1線でスタートするも、レースの流れに沿えず自滅したレースとなったのは残念であるし、そもそも結果が出せない大きな失敗と言える。
ボートスピードも艇の扱いも上達しているので「普通」にレースをすれば十分に枠取りが出来るのではないかと思うばかりだ」
《日本ナショナルチーム成績》
(12月13日暫定成績)*( )内に記載の国枠順位には英国は含まず。内定基準には英国を含む。
■後半種目:3日目まで予選(スター級のみ4日目まで)、その後決勝
●スター級
(24か国50艇・2011国枠11・内定基準:国別11位以内・11日~17日・予備日15日 MR・17日)
【国別順位:*位】本日3レース
30位 鈴木 國央・和田 大地組(和歌山セーリングクラブ・日吉染業)
31-16-28-32-31-31-19 156点
●RS:X級男子
(45か国97艇・2011国枠28・内定基準:20位以内or国別12位以内・12日~18日・予備日16日 MR・18日)
【国別順位:21位】本日2レース
30位 富澤 慎(関東自動車工業)14-13-18-20 65点
67位 金子 岳司(大垣共立銀行) 35-38-24-34 131点
87位 岩山 周平(NT外・琉球大学)41-DNF47-39-DNF(47) 181点
77位 尾川 潤(NT外・島精機製作所)38-39-41-40 158点
●レーザー級
(66か国149艇・2011国枠35・内定基準:国別15位以内・12日~18日・予備日16日 MR・18日)
【国別順位:*位】本日2レース
111位 安田 真之助(鹿屋体育大学)34-36-22-42 134点
133位 城 航太(エス・ピーネットワーク)45-43-35-45 168点
117位 ホール・イアン(福岡ヨットクラブ)35-31-32-44 142点
●470級女子
(28か国53艇・2011国枠14・内定基準:12位以内or国別10位以内・12日~18日・予備日15日 MR・18日)
【国別順位:3位】本日2レース
3位 近藤 愛・田畑 和歌子組(アビームコンサルティング)3-1-13-4 21点
24位 吉迫 由香・大熊 典子組(ベネッセコーポレーション)35-22-5-28 90点
●49er級
(29か国74艇・2011国枠14・内定基準:国別14位以内・12日~18日・予備日15日 MR・18日)
【国別順位:*位】本日3レース
49位 牧野 幸雄・高橋 賢次組(関東自動車工業)
11-21-DNF(35)-16-14-31 93点
■前半種目の最終成績
●RS:X級女子
(35か国70艇・2011国枠20・内定基準:20位以内 or 国別12位以内・5日~11日・予備日9日 MR・11日)
五輪参加枠獲得
【国別順位:18位】
33位 須長 由季(ミキハウス)
(22)-16-10-17-16 ・・26-29-28-(31)-27 191点(ゴールドF)
45位 小菅 寧子(J-WILL PARTNERS)
6-(24)-21-21-20 ・・11-12-22-20-11 113点(シルバーF)
42位 大西 富士子(TEARS)
8-5-(29)-28-28 ・・6-8-16-16-15 144点(シルバーF)
●レーザーラジアル級
(51か国105艇・2011国枠29・内定基準:国別15位以内・5日~11日・予備日9日 MR・11日)
五輪参加枠獲得
【国別順位:28位】
57位 蛭田 香名子(豊田自動織機)
18-26-(42)-26-27 ・・25-18-3-19-11 172点(シルバーF)
71位 高橋 香(福島県セーリング連盟)
24-39-30-25-(41) ・・24-20-11-30-26 238点(シルバーF)
73位 長谷川 哲子(NT外・豊田自動織機)
(47)-34-31-39-32 ・・17-12-21-24-34 243点(シルバーF)
92位 原田 小夜子(NT外・鹿屋体育大学)
BFD(52)-45-44-41-39・・42-23-34-37-36 341点(シルバーF)
●470級男子
(39か国86艇・2011国枠19・内定基準:15位以内or国別10位以内・5日~11日・予備日8日 MR・11日)
五輪参加枠獲得
【国別順位:11位】
16位 松永 鉄也・今村 公彦組(スリーボンド)
3-4-17-18-6・・17-4-19-(33)-21 109点(ゴールドF)
23位 原田 龍之介・吉田 雄悟組(アビームコンサ
ルティング)
18-17-13-15-4・・5-37-BFD(41)-20-14 142点(ゴールドF)
51位 石川 裕也・柳川 祥一組(関東自動車工業)
17-26-31-BFD(41)-12-25・・BFD41-10-1-6-6160点(シルバーF)
48位 前田 弘樹・野呂 英輔組(エス・ピーネットワーク)
21-28-18-19-17・・17-4-BFD41-20-9 153点(シルバーF)
58位 渡辺 哲雄・八山 慎司組(エス・ピーネットワーク)
30-15-23-(32)-25・・15-30-24-11-10 184点(シルバーF)
8日目
スター級に続いて後半種目始まる
470級女子 近藤・田畑組3‐1 貫録の総合1位 発進
他3種目は 苦戦の初日発進
スター級も順位下げる
12月12日
今日から大会後半種目の470級女子、レーザー級、RS:X級男子、49er級が始まりました。フリーマントルは曇り、気温も30℃を超えず、陸地から吹く南南東の風が支配する涼しい1日でした。
今日のトップニュースは、期待を裏切らない470級女子・近藤愛/田畑和歌子組の“初日首位発進”です。初日の2レースともプレ五輪金メダリストの実力にたがわない強さを見せ、3-1の総合1位という言うことなしの初日を終えました。
他の種目は初日の緊張感ということでしょうか、はたまた世界がますます強くなっているということでしょうか、いずれも大苦戦の初日となってしまいました。とくにレーザー級3選手は全員が3桁順位という想定をかなり下回る出だしとなりました。
【470級女子】
全48艇が出場、1フリートでおこなわれました。陸からの135°・16ノット~ガスト18ノット、ほぼフラットな海面で上下3周の第1レースがスタート。近藤組は下から、吉迫組は上の中団から出ました。1上、近藤組14番、吉迫組は遅れて35番前後。上空の雲行きが怪しくなり遠くに稲光が見え、突然のスコールがやってきました。ここから近藤組の巻き返しが始まり、左海面のダウンウインドの走りが冴えわたり2上では5番まで順位を上げてきました。3上ではついに2番。ダウンウインドでロシア艇に抜かれましたが堂々の3位フィニッシュを飾りました。吉迫組は振るいませんでした。
続く第2レース。上空不安定の中、155°セット、16ノットからガスト20ノット。吹いてきました。近藤組の得意な風域です。左に振れ戻り傾向。近藤組は下3からベストスタート。吉迫組は下8から出ましたが出遅れてしまいました。近藤組はオランダ艇をおさえて一気にトップに躍り出ました。このあたりの上手さは他の追随を許さないものがあります。1上、2上でも全フリートを従えるトップ。ガスト18ノット。ついにダントツになりました。危なげない走りはもはや王道を走るといったところです。フィニッシュはオランダ艇に30秒差をつけました。初日は3-1、早くも総合首位に立ちました。吉迫組は2レース目の1上では7位回航し、期待を持たせましたがその後が振るわず22位フィニッシュでした。初日総合29位発進です。
【スター級】
〔舩澤泰隆チーム戦略コーチコメント〕
「2日目ですが、上手くレースが出来ていません。スター級は五輪セーリング種目で最もタフなクラスですから、そう簡単に上位グループへとは考えていませんが、彼らは15番以内に食い込む実力は備えています。よいポテンシャルも持っています。
さらに今日などは、同じ海面で先にレースを終えたフィン級からの情報を得ているチームが多かったようです。皆したたかです。
スタートはタイミングがあって来ました。第1マークを上位で回航出来るように、第1レグのコース取りの修正をしていきます」
【RS:X級男子】
〔宮野幹弘コーチコメント〕
「選手たちは大会初日と言う事もあり緊張していたようだった。平常心を保ち、自分のレースができるようにアドバイスした。
富澤は、2レースともボードスピードもよく若干のミスがあったもののとてもよい走りを見せていたが、2レース共に海藻がフィンにかかり、それを取るためにスピードを落とし順位を下げてしまった。スピードレースだっただけにとても悔やまれた。しかし、ボードスピードが世界に通用するレベルまで上がってきているので、ミスを減らせば先は明るいはずだ」
【レーザー級】
成績がすべてで、コメントはありません。
【49er級】
初日はメダルレース海面で3レースがおこなわれ、牧野組は11-21-DNF(35)の44位発進となりました。3レース目のDNFは5位キープで3上を回航後、ジェネカーをUPして沈。その際にジェネカーポールにトラブルが発生。修復に時間を費やし、悔しいタイムリミットとなってしまいました。
《日本ナショナルチーム成績》
(12月12日暫定成績)*( )内に記載の国枠順位には英国は含まず。内定基準には英国を含む。
■後半種目:3日目まで予選(スター級のみ4日目まで)、その後決勝
●スター級
(24か国50艇・2011国枠11・内定基準:国別11位以内・11日~17日・予備日15日 MR・17日)
【国別順位:*位】
30位 鈴木 國央・和田 大地組(和歌山セーリングクラブ・日吉染業)
31-16-28-32 107点
●RS:X級男子
(45か国97艇・2011国枠28・内定基準:20位以内or国別12位以内・12日~18日・予備日16日 MR・18日)
【国別順位:19位】
25位 富澤 慎(関東自動車工業)14-13 27点
72位 金子 岳司(大垣共立銀行) 35-38 73点
87位 岩山 周平(NT外・琉球大学)41-DNF(47) 88点
77位 尾川 潤(NT外・島精機製作所)38-39 77点
●レーザー級
(66か国149艇・2011国枠35・内定基準:国別15位以内・12日~18日・予備日16日 MR・18日)
【国別順位:*位】
111位 安田 真之助(鹿屋体育大学)34-36 70点
133位 城 航太(エス・ピーネットワーク)45-43 88点
104位 ホール・イアン(福岡ヨットクラブ)35-31 66点
●470級女子
(28か国53艇・2011国枠14・内定基準:12位以内or国別10位以内・12日~18日・予備日15日 MR・18日)
【国別順位:1位】
1位 近藤 愛・田畑 和歌子組(アビームコンサルティング)3-1 4点
29位 吉迫 由香・大熊 典子組(ベネッセコーポレーション)35-22 57点
●49er級
(29か国74艇・2011国枠14・内定基準:国別14位以内・12日~18日・予備日15日 MR・18日)
【国別順位:22位】
45位 牧野 幸雄・高橋 賢次組(関東自動車工業)
11-21-DNF(35) 67点
■前半種目
●RS:X級女子
(35か国70艇・2011国枠20・内定基準:20位以内 or 国別12位以内・5日~11日・予備日9日 MR・11日)
五輪参加枠獲得
【国別順位:18位】
33位 須長 由季(ミキハウス)
(22)-16-10-17-16 ・・26-29-28-(31)-27 191点(ゴールドF)
45位 小菅 寧子(J-WILL PARTNERS)
6-(24)-21-21-20 ・・11-12-22-20-11 113点(シルバーF)
42位 大西 富士子(TEARS)
8-5-(29)-28-28 ・・6-8-16-16-15 144点(シルバーF)
●レーザーラジアル級
(51か国105艇・2011国枠29・内定基準:国別15位以内・5日~11日・予備日9日 MR・11日)
五輪参加枠獲得
【国別順位:28位】
57位 蛭田 香名子(豊田自動織機)
18-26-(42)-26-27 ・・25-18-3-19-11 172点(シルバーF)
71位 高橋 香(福島県セーリング連盟)
24-39-30-25-(41) ・・24-20-11-30-26 238点(シルバーF)
73位 長谷川 哲子(NT外・豊田自動織機)
(47)-34-31-39-32 ・・17-12-21-24-34 243点(シルバーF)
92位 原田 小夜子(NT外・鹿屋体育大学)
BFD(52)-45-44-41-39 ・・42-23-34-37-36 341点(シルバーF)
●470級男子
(39か国86艇・2011国枠19・内定基準:15位以内or国別10位以内・5日~11日・予備日8日 MR・11日)
五輪参加枠獲得
【国別順位:11位】
16位 松永 鉄也・今村 公彦組(スリーボンド)
3-4-17-18-6 ・・17-4-19-(33)-21 109点(ゴールドF)
23位 原田 龍之介・吉田 雄悟組(アビームコンサルティング)
18-17-13-15-4 ・・5-37-BFD(41)-20-14 142点(ゴールドF)
51位 石川 裕也・柳川 祥一組(関東自動車工業)
17-26-31-BFD(41)-12-25 ・・BFD41-10-1-6-6 160点(シルバーF)
48位 前田 弘樹・野呂 英輔組(エス・ピーネットワーク)
21-28-18-19-17 ・・17-4-BFD41-20-9 153点(シルバーF)
58位 渡辺 哲雄・八山 慎司組(エス・ピーネットワーク)
30-15-23-(32)-25 ・・15-30-24-11-10 184点(シルバーF)
7日目
後半種目の先陣を切って スター級始まる
鈴木國央・和田大地組 31-16で総合23位 国枠15位 発進
12月11日
今日から大会後半種目の先陣を切るスター級競技が始まりました。
日本からは国内で唯一の五輪キャンペーンを張っている和歌山の鈴木國央・和田大地組が出場しています。彼らは東京五輪以来となる48年ぶりの五輪出場を狙っています。
スター級はご存じのとおり五輪メダリストたちがステップアップして乗る究極の五輪種目といわれています。そしてその巨大なセールを操るために世界の巨漢セーラーコンビが乗りこみます。クラスルールで2人合わせた体重は(100kg-ヘルムスマン体重×0.7+100kg)と決められています。ちなみに今日の日本チームの体重はヘルムスマンの鈴木は96.4kg クルーの和田は101.3kgの総体重198kg。
レース海面のコンディションは昼までは北の微風でしたが、30分も経つと南の沖合からいつものフリーマントルドクターがやってきます。風の傾向はとても分かりやすいフリーマントルの海です。
1レース目、220°セット・上下2周・出場艇41艇、14ノットで始まりました。風はワンパターンで左に振れてきます。鈴木組は下10あたりから普通の出方をして即タック、そのあとに右方向からの艇とのポート・スターボーのケース(航路権侵害)になり、痛恨の720°(2回転)を食らってしまいました。1上は最後尾の41位回航。風は少し落ちて11ノット、曇り空の時はさほど風の上りがありません。その後挽回はしたものの10艇抜くのが精いっぱいで31位フィニッシュとなりました。トップはポーランド艇で2位を60秒近く離すダントツの走りでした。
2レース目、風はさらに左に振れ、180°セット・12ノット。鈴木組は上10の位置からスタート、左方向を主に攻め、1上はまれにみる大混戦グチャグチャの中うまく外に回り15番前後の回航を果たしました。風はさらに左に振って190°11、5ノット。1下13番回航、次の2上16番から順位をキープしてそのままフィニッシュしました。初日を終えて
総合23位・国枠15位の発進です。(スター級は1フリート)ちなみに2レース目の16位の国枠順位は(英国を除いて)13位です。五輪出場枠は11です。これから見てもかなりの激戦区であることが分かります。と言ってもまだ初日です。じわじわと順位を上げてくることを期待します。
【スター級】
〔鈴木國央選手コメント〕
「今日は良いところが全くなかった1日でした。スピードは悪くないので、スタートを決めて自分たちのレースができるように頑張ります」
〔チーム帯同の戦略コーチ・舩澤泰隆コーチコメント〕
「第1レースは半年の間、スター級のレースに出場出来なかったブランクの為か、タイミングが合わずスタートを失敗。さらに720°回転も強いられ、第1レースから大きなポイントを背負込むことになった。続く第2レースもスタートに失敗した。苦しみながらも、なんとかフレッシュな風を受けるべくポジションを探しながら、レースを展開していた。
スタートの失敗が大きく響いた初日となってしまった。
明日はスタートのタイミングを修正し、彼らしいレースを展開してくれることを期待している」
〔中村健次ナショナルコーチコメント〕
「第1レース、スタート後のペナルティー2回転は痛かった。やはりロンドン五輪国枠の
懸った今大会では、今までは抗議にならない様な事でもプロテストの声が多く聞かれ、本当に厳しい戦いであると感じた。
そんな中、2レース目は気持ちを切り替え良いレースが出来たと思う。
ヨットレースは成功と失敗の繰り返しが多いスポーツだから、常に前向きな気持ちでレースに臨んで国枠を獲得して欲しい」
《日本ナショナルチーム成績》
(12月11日確定成績)*( )内に記載の国枠順位には英国は含まず。内定基準には英国を含む。
■後半種目:3日目まで予選(スター級のみ4日目まで)、その後決勝
●スター級
(24か国50艇・2011国枠11・内定基準:国別11位以内・11日~17日・予備日15日 MR・17日)
【国別順位:15位】
鈴木 國央・和田 大地組(和歌山セーリングクラブ・日吉染業)
23位 31-16
●RS:X級男子
(45か国97艇・2011国枠28・内定基準:20位以内or国別12位以内・12日~18日・予備日16日 MR・18日)
【国別順位: 】
富澤 慎(関東自動車工業)
金子 岳司(大垣共立銀行)
岩山 周平(NT外・琉球大学)
尾川 潤(NT外・島精機製作所)
●レーザー級
(66か国149艇・2011国枠35・内定基準:国別15位以内・12日~18日・予備日16日 MR・18日)
【国別順位: 】
安田 真之助(鹿屋体育大学)
城 航太(エス・ピーネットワーク)
ホール・イアン(福岡ヨットクラブ)
●470級女子
(28か国53艇・2011国枠14・内定基準:12位以内or国別10位以内・12日~18日・予備日15日 MR・18日)
【国別順位: 】
近藤 愛・田畑 和歌子組(アビームコンサルティング)
吉迫 由香・大熊 典子組(ベネッセコーポレーション)
●49er級
(29か国74艇・2011国枠14・内定基準:国別14位以内・12日~18日・予備日15日 MR・18日)
【国別順位: 】
牧野 幸雄・高橋 賢次組(関東自動車工業)
■前半種目
●RS:X級女子
(35か国70艇・2011国枠20・内定基準:20位以内 or 国別12位以内・5日~11日・予備日9日 MR・11日)
五輪参加枠獲得
【国別順位:18位】
33位 須長 由季(ミキハウス)
(22)-16-10-17-16 ・・26-29-28-(31)-27 191点(ゴールドF)
45位 小菅 寧子(J-WILL PARTNERS)
6-(24)-21-21-20 ・・11-12-22-20-11 113点(シルバーF)
42位 大西 富士子(TEARS)
8-5-(29)-28-28 ・・6-8-16-16-15 144点(シルバーF)
●レーザーラジアル級
(51か国105艇・2011国枠29・内定基準:国別15位以内・5日~11日・予備日9日 MR・11日)
五輪参加枠獲得
【国別順位:28位】
57位 蛭田 香名子(豊田自動織機)
18-26-(42)-26-27 ・・25-18-3-19-11 172点(シルバーF)
71位 高橋 香(福島県セーリング連盟)
24-39-30-25-(41) ・・24-20-11-30-26 238点(シルバーF)
73位 長谷川 哲子(NT外・豊田自動織機)
(47)-34-31-39-32 ・・17-12-21-24-34 243点(シルバーF)
92位 原田 小夜子(NT外・鹿屋体育大学)
BFD(52)-45-44-41-39 ・・42-23-34-37-36 341点(シルバーF)
●470級男子
(39か国86艇・2011国枠19・内定基準:15位以内or国別10位以内・5日~11日・予備日8日 MR・11日)
五輪参加枠獲得
【国別順位:11位】
16位 松永 鉄也・今村 公彦組(スリーボンド)
3-4-17-18-6 ・・17-4-19-(33)-21 109点(ゴールドF)
23位 原田 龍之介・吉田 雄悟組(アビームコンサルティング)
18-17-13-15-4 ・・5-37-BFD(41)-20-14 142点(ゴールドF)
51位 石川 裕也・柳川 祥一組(関東自動車工業)
17-26-31-BFD(41)-12-25 ・・BFD41-10-1-6-6 160点(シルバーF)
48位 前田 弘樹・野呂 英輔組(エス・ピーネットワーク)
21-28-18-19-17 ・・17-4-BFD41-20-9 153点(シルバーF)
58位 渡辺 哲雄・八山 慎司組(エス・ピーネットワーク)
30-15-23-(32)-25 ・・15-30-24-11-10 184点(シルバーF)
前半戦レポートこちらよりご覧ください。