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最終日


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470級男子ナショナルチーム4位・5位入れ替え戦
RS:X級全日本選手権
2012年470級ジュニアワールド日本代表選考レース

Edit:オリ特 広報
Photo:中嶋一成・オリ特広報

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メダルレースの明暗
470級総合優勝の栄冠は逆転勝利の原田・吉田組
470級男子NT入れ替え戦 
前田・野呂組 昇格 渡辺・八山組 残留 
市野・吉見組 降格

1109_wakayama-inter-21.JPG470級メダルレース
9月11日・大会最終日
快晴 300°9ノット。順風コンディションの下、大会最終日の華「メダルレース」がおこなわれました。

【470級まとめ】
 昨日まで4位以下が僅差のなかにひしめく注目のメダルレース。上下の距離は0.5マイル。オンザウォータージャッジのジュリーボートが後方に張り付く独特の雰囲気の中、全10艇がスタートしました。
上下2周のレースを制したのはNT復帰をめざしていた前田・野呂組(SPN)でした。入れ替え戦のプレッシャーをはねのけ、2上でトップに立った奮起の走りは称賛に値します。見事にNT復帰を果たしました。2位は近藤・田畑組。3位は宮川・内野組でした。
残り1席のNTの椅子は中盤まで後位を走っていた現NT渡辺・八山組(SPN)が巧みなコースを引き、2上直前で同じく現NTの市野・吉野組に追いつき、さらに回航後の接近戦を制して同組を抜き去り、2艇身の差でフィニッシュ。大逆転のNT残留を決めました。土壇場のレース運びのしたたかさに一日の長がありました。
 メダルレースの得点をプラスした全10レース総合成績ではNT原田・吉田組(アビームコンサルティング)が優勝、2位に遠来のイスラエル・女子艇。3位には昨日まで首位を守っていたNT石川・柳川組(関東自動車工業)がメダルレース5位ながら滑り込みました。

【RS:X級まとめ】
 現NTの金子(大垣共立銀行)がメダルレースで高校生セーラー倉持を抑え、男子総合優勝を飾りました。かろうじてNTの面目を保ったという印象です。女子は小嶺(大垣共立銀行)が大差のトップフィニッシュ。優勝に輝きました。
ユース日本選手権(U-19)は2日間で4レースを消化。優勝は伊東大輝(神奈川県立横浜修猷館高等学校)でした。


【中村健次ナショナルコーチ レガッタ総括】
 今大会は恵まれた風の中、当初のレース数を無事消化。国際レガッタ&NT入れ替え大会としては素晴らしい大会であったと思う。
 僅差で持ち込まれたNTチーム枠取りはメダルレースでも大接戦となり、フィニッシュ直前まで手に汗握る白熱したレースであり、勝ち残ったチームは精神的にも強くなったと思う。12月に開催されるISAF Perth Worldでも活躍してTeam Japanとして大暴れして欲しい。
今回、惜しくも選考に残れなかったチームは、ロンドンオリンピックの夢は断たれた訳だが、何故負けたのか、何が足りなかったのかを検証して、今回の経験を肥やしにして諦めない強い気持ちを持って活動を続けて欲しい。そして2016年リオ(ブラジル)の主役となって欲しい。
470級の学生もこの大会に出場したチームは多くの経験もでき、学連の枠を超えた大会に出場する事でスキルアップも出来たと思う。インカレでその成果が発揮される事になるだろう。
また、RS:X級が18艇集まったことも今回の大きな成果であると思う。ただし、戦うためのセーリングの基本的教育面については、さらなる精進努力を望みたい。我々オリ特は、そのためのお手伝いを惜しまないつもりだ。

【イスラエル イラン・バシックコーチ 大会を終えてのコメント】
 まず日本セーリング連盟にこの素晴らしい大会に招待いただいたことに心より感謝申し上げます。レベルの高い日本の選手とレースができたことは私たちにとってたいへん良い経験となりました。そして2位という順位で終われたことも、とても嬉しく思っています。       
 これからロンドン五輪に向けてパースのワールドでまず良い成績を残すことが私たちの次の目標です。この大会はその目標のためのステップアップになりました。このような機会を与えてくれたJSAFオリンピック特別委員会にも本当に感謝しています。そして、素晴らしいレース運営を 行なっていただいたレースコミッティー、インターナショナルジュリー、スタッフの皆様にも心よりお礼を申し上げます。
これをきっかけにイスラエルと日本のセーリング界がいっそう友好的になることを願います。本当にありがとうございました。


●大会最終総合成績
http://www.wakayama-sailing.org/sailwakayama/2011InteNational_result.pdf


1109_wakayama-inter-22.JPGフィニッシュ直前まで争う渡邊組と市野組。左は総合2位のイスラエル艇1109_wakayama-inter-23.JPGRS:X級男子 トップの金子選手(中央)。2番手倉持選手(左)
1109_wakayama-inter-24.JPGRS:X級女子 小嶺選手                 1109_wakayama-inter-25.JPGスリーボンド社のカーレースでお馴染みのキッチンカー
1109_wakayama-inter-26.JPGスリーボンド社心づくしのランチボックス1109_wakayama-inter-32.jpgRS:X級男子優勝 金子選手
1109_wakayama-inter-27.JPGRS:X級女子 優勝した小嶺選手1109_wakayama-inter-28.JPGRS:X級男子ユースクラス 伊藤選手
1109_wakayama-inter-29.JPGRS:X級女子ユースクラス 原選手1109_wakayama-inter-30.JPGNTに昇格した、前田・野呂組
1109_wakayama-inter-31.JPG470級表彰式

3日目


絶好のコンディション
一般2種目ともオープニングシリーズを終了
470級 石川・柳川組 総合首位をキープ
470級男子NT入れ替え戦の決着は明日のメダルレースへ 
RS:X級男子 倉持も首位キープ 女子は小嶺

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9月10日
 快晴。245°11~14ノットの絶好の風に恵まれ、2種目とも予定通りの3レースを消化、トータル9レースのオープンニングシリーズを終了しました。大会は明日のメダルレースを残すばかりとなりました。

 今日の第1レース前にはジュニア・ユース世代セーラーへの積極的支援活動を展開していただいている株式会社スリーボンド(http://www.threebond.co.jp/のおなじみのケータリングサービスがマリーナ内でおこなわれました。特別キッチンカー内の厨房で調理されたランチが全参加選手をはじめとするレース関係者に振る舞われ、大会の緊張を和らげる楽しいひと時を過ごすことができました。

【470級まとめ】
 昨日までの首位、石川・柳川組が今日の出だし2レースを8-6として周囲の気をもませましたが、最終レースに奮起のトップを奪取。1点差で総合首位を堅持しています。総合2位には原田・吉田組が本来の実力を発揮、1-1-5を取り昨日までの2位イスラエル艇を抑え、貫録を見せました。「世界の近藤・田畑組」は13-10-3の内容で新NTの椅子を目指す前田・野呂組に続く5位に位置しています。上位3チームはひとつ抜け出した感があります。
 注目のNT4位5位の椅子取りレースは市野・吉見組が昨日の不調が嘘のように立ち直り、気合の4-2-2。9位から6位にジャンプアップ、昨日の11点差を1点差まで挽回、前田・野呂組に大接近しました。現NTの市野組が椅子争いに復帰、割ってはいったため、同じく7位の現NT渡辺・八山組を加えた3チームはわずか4点差の中に在ります。最終的にパースワールドへの2枚のキップはどのチームが獲得するのか?決着は上位10チームのみが出場できる明日のメダルレースの結果次第となりました。

 併催の470級ジュニアワールド日本代表選考レースの今大会勝利者(日本代表)は男女とも日本経済大学 土居一斗・磯崎哲也組と波多江慶・畑山絵里組と決定しました。

【RS:X級まとめ】
高校生セーラー・倉持が今日も5-1-2とまとめ、昨日に続いて同点ながら現NTの金子を抑え男子総合首位をキープしています。自信をつけた倉持が今後どこまで進化するのか? ウインド関係者の期待は高まるばかりです。女子は小嶺が1-1-2と安定した実力を見せ、優勝に王手をかけています。
今日から始まった同級ユース日本選手権(U-19)には男女6選手が出場しました。3レースを終えて、進境めざましく1-1-1を取った伊東大輝が首位に立ちました。


●3日目・大会オープニングシリーズ総合成績
http://www.wakayama-sailing.org/sailwakayama/2011InteNational_result.pdf

1109_wakayama-inter-11.jpg470級:石川・柳川組(総合1位)           1109_wakayama-inter-12.jpg470級:ギル・コーエン/ヴェレッド・ブースキラ組(総合3位)
1109_wakayama-inter-13.JPG470級:前田・野呂組(総合4位)1109_wakayama-inter-14.jpg470級:前田・野呂組(総合4位)
1109_wakayama-inter-15.jpg470級男子:市野・吉見組(総合6位)1109_wakayama-inter-16.JPG470級女子:近藤・田畑組(総合5位)
1109_wakayama-inter-19.JPGRS:X級男子:倉持(総合1位)1109_wakayama-inter-17.JPGRS:X級女子:小嶺(総合1位)
1109_wakayama-inter-20.JPG470級:石川・柳川組(総合1位)

2日目


軽風&シフティーのコンディションの中 熱戦の3レース
470級・石川組 総合首位を堅持
椅子取りは本日現在 前田組、渡辺組
RS:X級男子・高校2年生 倉持 首位キープ 
女子は小嶺 トップ

1109_wakayama-inter-05.jpgRS:X級:2日目も首位をキープした倉持大也(高校2年生)
9月9日
天候は昨日同様に快晴でしたが、午前の風予報は見事に外れて、海上は南寄りの超微風。定刻10時スタートが延期となりましたが、30分も過ぎると200° 8ノットが入り始めレースが出来る状態となりました。
その後、風は最後まで期待するほどは上がりませんでしたが、190°から240°の間を振れまわり、シフティーで強弱に終始する難しいコンディションの1日となりました。そうした中、両種目ともレース運営側の機敏な対応が奏功して3レースを消化しました。

●470級
 昨日に続いて好調を維持する石川・柳川組が2-(11)-3を取り首位を堅持しています。スタートがよく、その後も周囲をよく見て、風を拾い続ける戦い振りが結果に表れています。
 2位にはイスラエルのコーヘン・ボースキラ組が4-4-1の手堅さで4位から上がってきました。逆に近藤・田畑組は(13)-6-6と本来の冴えが見られずイスラエル組に9点差の4位に下がってしまいました。
 注目のNT4位5位の椅子取りレースは市野組が14-(16)-12と不振で順位を下げ、本日現在、前田・野呂組と現NTの前田・八山組が2つの椅子に腰かける結果になっています。市野組にとっては11点差を挽回する必要がありますが、残りは3レースとメダルレースの4レースですから他の肉迫しているチームも含めて挽回・大逆転の可能性は大いにあります。いずれにしても、まだまだ先行きは分かりません。

●RS:X級
高校2年生セーラー・倉持が3-2-3を取り、初日に続いて同点ながら男子総合首位をキープしています。自信にあふれたレースぶりは目を見張るものがあります。ISAFユースワールドの屈辱をバネとした夏の猛練習が身を結んでいる結果です。女子はユニバーシアード銀メダル獲得で一皮むけた小嶺が1-(2)-2を取り2位のNT選手大西を抑えトップに立っています。


【イスラエル イラン・バシックコーチのコメント】
 日本チームはとてもレベルが高いので、一緒にレースをすることによって私たちにとって、とてもいいトレーニングになっています。ただ、今回男子チームの入替え戦ということなので、少しみんな緊張してプレッシャーを感じているのか、本来の力を全て発揮できていないような感じがします。
 私たちのチームは日本に来て、間違いなくレベルアップしました。私たちは今回、スタート、選択したサイドでベストを尽くす、ダウンウィンドのテクニックの向上、とクリアな目標と課題を持って日本に来ました。今のところ、それらの課題がうまく行っているので、とても充実しています。
 チャーターボートもとてもいい艇なので、ハッピーです。時々、艇をチャーターするとひどいものがきたりしてそれだけでストレスになるので、艇の心配がなくレースができることに感謝しています。
 選手たちも日本でとても心地よく過ごせていると思います。食べ物も合っているようで、エネルギーレベルがとても高く、彼女達のセーリングにも良い影響を与えていると思います。
 今日はよいレースができましたが、明日はまた新しい日なので、また集中していきたいと思います


【イスラエル・スキッパー ギル・コーエン選手のコメント】

今日は全体的にいいスタートが切れて、スピードもよく、アップウィンドもダウンウィンドもよいレース展開ができたので、ハッピーな日でした。大会自体もレベルが高く、よい経験をさせてもらっています。


【イスラエル・クルー ヴェレッド・ブースキラ選手】
今日のコンディションは予想がつかないコンディションで集中力・判断力と俊敏さが強いられた日でしたが、それら全てがうまくできたので、いいレースが出来たと思います。ホームではないので、あまり有利ではない状況があったりもしましたが、私たち自身オープン・マインドでレースが出来たので、リズムを崩すことなく、自分たちのセーリングができました。10年ぶりぐらいにイエローフラッグをされましたが!全体的にいい日でした。
今回日本に来て、本当によかったと思います。日本にはワールドカップを転戦している選手以外にも沢山レベルの高いセーラーがいることを今大会で知り、驚きました。本当に思ったよりみんなレベルが高くでびっくりしました。
 また、レースコミッティーが素晴らしいです。毎日3レースしても日が長くないので、体力的にも助かります。ヨーロッパだと2レースだけでも、異常に日が長いので、それだけ日本のレースマネジメントは優れているということだと思います。このような環境の中でレースができることは私たちにとって大変刺激になるので、今回日本にきてレースをするという判断は本当に正しかったとあらためて思いました


【中村健次ナショナルコーチの目】
今日は小高い山を越えてくる南寄りの風のため、シフト&風の強弱の激しい選手泣かせのコンディションであった。レース全体としては初日から好調の石川・柳川組、イスラエルチームが順位をまとめ、一歩抜け出した感がある。両チームはスタートも昨日同様に良かったこと、スタート前のプランニングが良かった事(よく風を見ていた)が好成績に繋がっていると言えるだろう。
一方、注目のナショナルチーム入替え戦はSPNの2チームが踏ん張りを見せているが、まだまだ予断を許さない状況だ。昨日もコメントしたが、いかに冷静な判断が出来るかその場面での状況判断が出来るか、それに尽きるのではないだろうか。
いずれにせよ、オリンピック選考に残るチケット2枚を強い気持ちを持って勝ち取ってほしい。


【鈴木國央レース委員長の目】
今日の海面は予報通りにはならず、上空のグラディエントが山に阻まれレース海面に届かなかった。こんな日のレース運営は非常に難しかったが、順風の中、予定どおり3レースを行えることが出来たのは幸いであった。参加の選手にとっても難しい海面だったと思う。
山から下りてくる風の影響で、思わず風の振れた側へ行く選手が多かったが、冷静に海面を観察しその次の風を予測した選手が伸びているように見え た。
明日の予報は風が弱く、午後からはユース選手も交わってレースが行われる。良い風の中で良いレースが出来る事を願うばかりだ。


●2日目を終えた大会総合成績
http://www.wakayama-sailing.org/sailwakayama/2011InteNational_result.pdf

1109_wakayama-inter-08.jpg470級男子:手堅い走りを見せる前田・野呂組(総合5位)1109_wakayama-inter-09.JPGレースの間にギルとヴェレッドにアドバイスをするイランコーチ
1109_wakayama-inter-07.jpg470級:スタートシーン、首位をキープする石川・柳川組はスタートを今日も決めた

1日目


大会初日 2種目ともに想定外の展開
470級・石川組、RS:X級・高校生 倉持 首位発進!

1109_wakayama-inter-01.jpg470級:男子・女子同時にスタート、艇数は少ないもののレベルの高いレースとなっている
9月8日
第4回目となる和歌山インターナショナルレガッタが本日より和歌山NTC(和歌山セーリングクラブ)にて始まりました。
 実施種目は470級、ウインドサーフィンRS:X級の2種目。当初予定されていたレーザー級、レーザーラジアル級は競技会が立てこんでいるため実施が見送られました。
 男女混走の470級のエントリーはユース(U-22)7チームを含む全22チーム(男子12チーム、女子3チーム)。海外からは遠来のイスラエル女子チーム(ギル・コーヘン/ヴェレッド・ボースキラ組:プレ五輪470級女子7位、世界ランク20位)がエントリーしました。
今回、男子は現ナショナルチームの4位、5位チームの入れ替え戦も兼ねています。
 全日本選手権を兼ねているウインドサーフィンRS:X級にはU-19の男女7選手を含む男女20選手がエントリーしました。

LinkIconhttp://www.wakayama-sailing.org/sailwakayama/entry_list_2011.pdf


 大会初日の今日は快晴、南西12ノット前後の順風に恵まれ、両クラスとも3レースを消化しました。

●470級
初日トップに立ったのは2-1-3と手堅くまとめた石川・柳川組でした。好調を裏付けるかのように3本とも巧みなスタートを見せました。今シーズンは男子NTの2強に隠れがちでしたが今日の走りは今大会の活躍を予感させるものでした。2位にはプレ五輪女子金メダルの近藤・田畑組。4-2-4の走りは男子をしのぐ安定感です。3位には3レース目にトップを取った原田・吉田組が入りました。イスラエル艇は1-3の出だしでしたが3レース目にコース選択ミスがあり、11位に沈み4位。注目の男子入れ替え対象・現NT4位の市野・吉見組は3-4-8の5位。同じく5位の渡辺・八山組はNT復活を目指す前田・野呂組に6位を譲る7位に位置しています。

●RS:X級
男子、女子ともにNTのトップ選手(富澤・須長・小菅)は海外遠征中のため不参加となりましたが、初日は見守る大会関係者を驚かせる結果が出ました。高校生セーラーの倉持大也が男女NT選手を尻目に2-1-1の成績を収め、初日トップに立ちました。順風に幸いされたとは言え、そのレース振りは大器の片りんを見せるに十分な走りでした。2位には現NTの金子が1点差でつけています。明日からの倉持の戦いに注目したいと思います。


【中村健次ナショナルコーチの目】
 初日は470級男子ナショナルチーム4位5位2チームの入れ替え戦と言うこともあり、久々に張りつめた空気の中でレースが行われた。
 講評としては、3レース共に好スタートを決めた石川・柳川組が上位をきっちり走り、初日総合1位、また、海外招聘チームであるイスラエル女子チームが近藤・田畑組を脅かす走りを見せてくれ、日本チームにも良い刺激になった様だ。

 入れ替え戦対象のチームは緊張のせいか、それぞれのチームが取りこぼしをしてしまい拮抗した状況で初日を終えた。「勝ちたい気持ち」「冷静な判断」と相反する感情をコントロールできるチームが上位に食込んで来るような気配だ。明日も目が離せないレースになるだろう。


【鈴木國央レース委員長の目】
 今年は秋の訪れが早く、また台風の影響もあり、風のコンディションも心配されたが、今日は南西からの風が吹き、良いコンディションで3レースをおこなうことが出来た。

 3レース目は予想していた南へシフトする風の影響で順位が変わった。ゼネラルリコール中も集中力を切らさない様に海面を観察した選手が上位に来たと思う。

 RS:X級の倉持は、これまでにレース運営を行ってきた中で、着実な成長が見られ、堂々としたレース展開で上位を走ってくれている。こうした若手有望選手が成長していく姿をまじかに見ることは、運営サイドとしても隠れた楽しみのひとつだ。


●初日成績
http://www.wakayama-sailing.org/sailwakayama/2011InteNational_result.pdf

1109_wakayama-inter-02.jpgRSX男子:ユースナショナルチームの倉持大也が初日一般を抑え首位に!!1109_wakayama-inter-03.jpg招聘チーム:開会式で挨拶をするイスラエル女子470チーム
1109_wakayama-inter-04.jpg470級:初日2・1・3位で首位になった石川・柳川組

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