Day8
2014 Asian Games
第17回 アジア競技大会
Report by 中村 健次・Photo by 帯同コーチ
10月1日
▲2大会連続でメダル獲得の日本のマッチレースチーム
大会8日目、昨日でディンギークラス&ウインドサーフィンクラスは終了しています。
銀メダル3個という結果で目標を達成できず、マッチレースに金メダルの望みをかけ、ハーバーでマッチレースの選手たちを応援しました。
マッチレースは、今日のセミファイナルで韓国と対戦し2勝1敗(3勝先取)と王手をかけましたが、3勝目を目前に急激に落ちる風と無風スポットに陥り大逆転され、2勝2敗となります。
続く最終戦は2上マークまで先行しますが、軽風の接近戦のため、後続艇有利の同一ジャイブとなって韓国に逆転され、2勝3敗。金メダル争いから脱落してしまいました。
引き続き3位決定戦が行われ、マレーシアとの対戦となりました。風が極端に弱くレースを進行するのも難しい状況下の中、日本は常に風のあるサイドをプロテクトし2連勝(2戦先勝)で勝ち、銅メダルを獲得しました。
他国からマッチチームのパフォーマンスの高さを讃えられましたが、セミファイナルで勝ち上がれず、悔しい結果となりました。
●総 括
今回、銀メダル3、銅メダル1で金メダル0の不甲斐ない成績となり、応援していただいた皆様には大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。アジア大会という「少数フリート」での戦い、アジア諸国の「アジア大会にかける思い」、日本チームの「アジア大会に対する軽視」(アジア大会にかける時間、準備)が大きな敗因であり、反省すべき点だと思います。JSAFオリンピック強化委員会はこのことを深く反省し、考えるべきことがあるだろうと思います。
長期にわたり応援してくださった皆様に感謝するとともに、簡単ではありますが最終レポートとさせていただきます。
●成 績
○470級男子
土居 一斗・今村 公彦
総合2位 1-3-4-1-1-1-2-3-(DSQ)-3-4-2
○RS:X級男子
富澤 慎
総合5位 (7)-5-3-5-4-5-4-2-4-5-5-5
○レーザーラジアル級
土居 愛実
総合2位 1-1-2-4-1-1-(4)-2-3-1-3-3
○マッチレース
坂本 亘・和田 大地・岡本 康裕・今井 信行
総合3位 予選 12勝4敗 準決勝 2勝3敗 3位決定戦 2勝
○420級男子
小泉 維吹・松尾 虎太郎
総合2位 2-3-1-2-3-2-2-2-3-2-(4)-1
○420級女子
田中 美紗樹・高野 芹奈
総合4位 3-4-4-3-4-2-3-4-4-5-(5)
※( )の一番悪い成績を総合順位から削除して点数計算をする
●成績詳細:
http://www.incheon2014.kr/Sports/Schedule/BySport?RSC=SA0000000&Date=20140925&lang=en#/Sports/Schedule/BySport?RSC=SA0000000&Date=20140925&lang=en
●大会サイト:http://ag.ksaf.org/
●JOC(日本オリンピック委員会)アジア大会サイト:
http://www.joc.or.jp/games/asia/2014/schedule/
▲470級男子、惜しくも銀メダルとなる
▲420級男子、堂々の銀メダル
▲リオでリベンジを誓うラジアル級の土居愛実
▲マッチレース、3位決定戦は日本対マレーシア
▲レースオフィサーで活躍した愛知の岡田さん(左)、今後、東京2020で活躍する島根の磯部さん
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)
Day7
9月30日
▲470級男子。韓国VS日本戦で先行した艇が徹底的に相手をカバーします。これがアジア大会です
大会7日目、主催者からの天気予報、ネットでの天気予報ともに、北東の中風が吹くはずでしたが、予想以上に気温が上がり、気圧配置の風とシーブリーズの風がぶつかり合い、一度出艇するも海上で2時間待機し、さらにAP&H旗でハーバーに戻ることになりました。結局、シーブリーズが勝ち、沖からの風が安定した14時にAP旗が降下され、全クラスがレース海面へと向かいました。
ディンギーおよびウインドサーフィンクラスは、残りの2レースを8ノット程度の風の中で実施し、予定の12レースが実施されました。
結果、470級の土居・今村組は、1ポイント差で追いかけていた韓国チームに逆転され、僅差で銀メダルとなりました。
次に期待されていたレーザーラジアル級の土居愛実も、レース途中まで先行することがありましたが徐々に追いつかれ、格上の中国に2レースともに負けてしまい、銀メダルとなりました。最後まで格上の中国と互角に戦えたことは素晴らしい進化であり、さらにレベルアップが期待できる選手です。
420級男子の小泉・松尾組は銀メダルを獲得しました。アジア諸国のユース世代は世界でもトップ争いをする国が4カ国あり、7月に行われたISAFユースワールドからさらに進化を遂げていると言えます。
420級女子の田中・高野組は高校2年生コンビながらもアジア大会代表権を獲得し、420級男子同様、世界的にも高いレベルのアジア諸国の中でレースができたことは、次へのステップとなることは間違いありません。
RS:X級の富澤慎は、本人曰く、「どうしても良い走りが最後までできず、悔しい気持ちでいっぱい」というコメントを残しています。ポテンシャルのある選手ですから、悔しさをバネに次へと繋げて貰いたいと思います。
マッチレースは予選を終了し、昨日の3位から2位に順位を上げ、明日のセミファイナルに駒を進めることができました。風の状況(弱くてレース多くできない場合)により、明日はまだどうなるか分かりませんが、セミファイナルの対戦は、帆走指示書で決まっており、1位(SIN)対4位(MAS)、2位(JPN)対3位(KOR)となります。よって日本は韓国と対戦しますが、セミファイナルは3勝先取り。ファイナルは2勝先取りとなります。
最後まで応援よろしく、お願いいたします。
●成 績
○470級男子
土居 一斗・今村 公彦
総合2位 1-3-4-1-1-1-2-3-(DSQ)-3-4-2
○RS:X級男子
富澤 慎
総合5位 (7)-5-3-5-4-5-4-2-4-5-5-5
○レーザーラジアル級
土居 愛実
総合2位 1-1-2-4-1-1-(4)-2-3-1-3-3
○マッチレース
坂本 亘・和田 大地・岡本 康裕・今井 信行
予選4日目終了時 総合2位 12勝4敗(予選終了)
○420級男子
小泉 維吹・松尾 虎太郎
総合2位 2-3-1-2-3-2-2-2-3-2-(4)-1
○420級女子
田中 美紗樹・高野 芹奈
総合4位 3-4-4-3-4-2-3-4-4-5-(5)
※( )の一番悪い成績を総合順位から削除して点数計算をする
●成績詳細:
http://www.incheon2014.kr/Sports/Schedule/BySport?RSC=SA0000000&Date=20140925&lang=en#/Sports/Schedule/BySport?RSC=SA0000000&Date=20140925&lang=en
●大会サイト:http://ag.ksaf.org/
●JOC(日本オリンピック委員会)アジア大会サイト:
http://www.joc.or.jp/games/asia/2014/schedule/
▲470級男子、大混戦の最終日
▲レーザーラジアル級。隙をついてカバーを外して先行する土居
▲スタート後、中国との争いをするレーザーラジアル級
▲RS:X級の最終レース
▲鏡のような海面でした
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)
Day6
9月29日
▲曳航されハーバーバックする日本のマッチレースチーム
大会6日目、マッチレースを除くクラスはこれまで2レースを前倒しして、10レースを実施していましたから、今日は各クラス1レースが予定されていました。しかし、天気予報通り雨・微風の条件となり、14時頃にAP&A旗が掲揚され本日はノーレースとなりました。
マッチレースはハーバーを出て直ぐの所がレースエリアとなり、微風の中、10時過ぎに最初のフライトが実施されました。
日本チームは3フライト目にマレーシアと対戦し、スタートから先行するものの、上マークを並んで回航することになりました。
今回の使用艇はジェネカー使用であったため、同時ジャイブ時に後続艇が有利になる形となり、ここで先行を許していまい、今日の1戦目は黒星スタートとなりました。その後、大雨かつ無風となり、一度ハーバーに戻り、再度の陸上待機となりました。その後、14時過ぎに4〜5ノットの風が吹き出し再度海に向かいます。
つづく、バーレーン戦ではスタートから優位に展開し、良いクルー動作で勝ちました。
香港戦ではペナルティーを科せられるケースが2度ありました。僅差のレースになりましたが、午前中のマレーシア戦の上マーク回航時の反省を生かし、上マーク手前でオーバーラップをつくりスピードダウンさせました。ボートハンドリングでは一番すぐれたチームですから、相手の動きを封じ込めた後、冷静にチームワークで対応し勝ちました。
明日は中風域の風が予想されています。470級、レーザーラジアル級が金メダルに向けた戦いとなります。
●暫定成績
○470級男子(本日レースなし)
土居 一斗・今村 公彦
総合1位 1-3-4-1-1-1-2-3-(DSQ)-3
○RS:X級男子(本日レースなし)
富澤 慎
総合5位 (7)-5-3-5-4-5-4-2-4-5
○レーザーラジアル級(本日レースなし)
土居 愛実
総合2位 1-1-2-4-1-1-(4)-2-3-1
○マッチレース
坂本 亘・和田 大地・岡本 康裕・今井 信行
予選3日目終了時 総合3位 8勝3敗
○420級男子(本日レースなし)
小泉 維吹・松尾 虎太郎
総合2位 2-3-1-2-(3)-2-2-2-3-2
○420級女子(本日レースなし)
田中 美紗樹・高野 芹奈
総合4位 3-4-4-3-(4)-2-3-4-4
※( )の一番悪い成績を総合順位から削除して点数計算をする
●成績詳細:
http://www.incheon2014.kr/Sports/Schedule/BySport?RSC=SA0000000&Date=20140925&lang=en#/Sports/Schedule/BySport?RSC=SA0000000&Date=20140925&lang=en
●大会サイト:http://ag.ksaf.org/
●JOC(日本オリンピック委員会)アジア大会サイト:
http://www.joc.or.jp/games/asia/2014/schedule/
▲マッチレースでフィニッシュ最終アプローチのジャイブ前
▲雨と無風の中、レースを待つ左から坂本、岡本、今井、和田
▲雨と霧にかすむアジア大会のヨットハーバー
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)
Day5
9月28日
▲マッチレース、出艇前の日本チーム
大会5日目、仁川の朝は霧で迎えました。昨日まで吹いていた風がなくなり、弱い風でのレースとなりました。
昨日の470の審問は日本がDSQとなりました。このレースは捨てレースとなりましたが得点は変わらず、日本の470級はトップをキープしています。
今日は、マッチレース以外の種目はレイデイとなりました。
マッチレースは予選2日目となり、南寄りの弱い風でレースが行われました。
予定通り11時に始まったレースでしたが、風がなくなり、陸上待機の後、午後からレースは再開されました。日本はシンガポールに負けて6勝2敗となり、2位で予選2日目を終えました。
しかし、シンガポールに負けはしましたが日本チームのボートスピードは非常によく、またクルーワークは長年の経験により他のチームよりアドバンテージがあります。
マッチレースは明日も予選が行われます。明日も持ち前の明るさで調子を上げて予選を上位で突破し、セミファイナル、ファイナルと進んでほしいと思います。
明日はマッチレース以外のクラスは11時スタートで1レースが行われます。最後まで気を抜かず、気を引き締めてレースを続けてほしいと思います。
●暫定成績
○470級男子(本日レースなし)
土居 一斗・今村 公彦
総合1位 1-3-4-1-1-1-2-3-(DSQ)-3
○RS:X級男子(本日レースなし)
富澤 慎
総合5位 (7)-5-3-5-4-5-4-2-4-5
○レーザーラジアル級(本日レースなし)
土居 愛実
総合2位 1-1-2-4-1-1-(4)-2-3-1
○マッチレース
坂本 亘・和田 大地・岡本 康裕・今井 信行
予選2日目終了時 総合2位 6勝2敗
○420級男子(本日レースなし)
小泉 維吹・松尾 虎太郎
総合2位 2-3-1-2-(3)-2-2-2-3-2
○420級女子(本日レースなし)
田中 美紗樹・高野 芹奈
総合4位 3-4-4-3-(4)-2-3-4-4
※( )の一番悪い成績を総合順位から削除して点数計算をする
●成績詳細:
http://www.incheon2014.kr/Sports/Schedule/BySport?RSC=SA0000000&Date=20140925&lang=en#/Sports/Schedule/BySport?RSC=SA0000000&Date=20140925&lang=en
●大会サイト:http://ag.ksaf.org/
●JOC(日本オリンピック委員会)アジア大会サイト:
http://www.joc.or.jp/games/asia/2014/schedule/
▲マッチレースのスタート前
▲下マーク回航、息の合ったクルーワーク
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)
Day4
9月27日
▲トップを取られたら取り返す! 気迫のセーリングの土居
大会4日目、曇り空の仁川は昨日と同様、予想以上の風が吹きます。10~12ノットの風でマッチレース以外の種目は2レースが行われました。
470級はメダルを争う日本、中国、韓国がお互いスコアを崩し、上位3艇の順位は変わりません。しかし、第9レースで中国から上マークのゾーン内でタックをしたと日本艇に抗議が出されています。このレースはどちらにせよ、捨てレースとなりますので順位は変わりませんが、このレースがDSQなった場合は今後のレース展開に影響を及ぼします。(レポート執筆時は審問の結果が出ていません)
レーザーラジアル級は1レース目に中国がトップ、日本は3位となり「勝負あったか!」と思われましたが、2レース目には「やられたら、やり返す」とばかりにトップを取り返しました。中国1‐3、日本3‐1と同スコアで今日も終了しました。この2艇の戦いっぷりは運営をしている地元の人たちも「すごいレースが続いている」と話題になっています。
420級男子は3‐2とまとめましたが、金メダル争いをしているマレーシアが1‐1として点差が広がり、残り2レースに金メダルをかけて臨みます。
420級女子は4‐4として総合も4位となりました。
富澤は4‐5として変わらず総合5位。
初日を迎えたマッチレースは5レースを終え、4勝1敗でシンガポールに次いで2位につけています。マッチレースはシンガポール、日本、マレーシア、韓国が前評判どおり上位につけています。前回に比べ各国のレベルも上がり、見応えのあるレースがハーバーのすぐ目の前で行われています。
マッチを除いたクラスは残り2レース。予定どおりスケジュールが進行しているため、明日28日はレイディで、29日、30日に1レースずつ行われる予定です。残り2レースで成績が見えてきているクラスもありますが、一つでも良い色のメダルを目指して頑張ってほしいと思います。
さらなる応援をよろしくお願いいたします。
●暫定成績
○470級男子
土居 一斗・今村 公彦
総合1位 1-3-(4)-1-1-1-2-3-4-3
○RS:X級男子
富澤 慎
総合5位 (7)-5-3-5-4-5-4-2-4-5
○レーザーラジアル級
土居 愛実
総合2位 1-1-2-4-1-1-(4)-2-3-1
○マッチレース(27日からレース)
坂本 亘・和田 大地・岡本 康裕・今井 信行
予選1日目終了時 総合2位 4勝1敗
○420級男子
小泉 維吹・松尾 虎太郎
総合2位 2-3-1-2-(3)-2-2-2-3-2
○420級女子
田中 美紗樹・高野 芹奈
総合4位 3-4-4-3-(4)-2-3-4-4
※( )の一番悪い成績を総合順位から削除して点数計算をする
●成績詳細:
http://www.incheon2014.kr/Sports/Schedule/BySport?RSC=SA0000000&Date=20140925&lang=en#/Sports/Schedule/BySport?RSC=SA0000000&Date=20140925&lang=en
●大会サイト:http://ag.ksaf.org/
●JOC(日本オリンピック委員会)アジア大会サイト:
http://www.joc.or.jp/games/asia/2014/schedule/
▲レーザーラジアル級、中国とのデッドヒ-ト
▲470級男子、最終マークでインをつく攻防
▲接戦が続く420級男子
▲ウインドの富澤選手
▲マッチレースの初日、相手を追いかける日本チーム(左)。ハーバーのすぐ前でレースは行われる
▲マッチレース、スタートでの攻防
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)
Day3
9月26日
▲470級の土居・今村。勝にこだわり、レース海面に向かう
大会3日目、小さな低気圧の影響で今日も予想を上回る中風域でレースが行われました。470級、420級、RS:X級は2レースが行われ(すでに2レース前倒しの進行状況)、レーザーラジアル級については4レースが行われました。
南東寄りから南東へ風軸が変わりつつありましたが、雲が風軸に対して右から左へと流れており、風軸が大きくゆっくりと変わる状況でした。マーク位置と風軸の違いで選手がどのようにコースを組み立てるのか興味ある状況でした。
470級の土居・今村、1レース目はシフトに合わせスターボードタックからポートタックに進路を変えますが、状況から左方振れと判断してコースを変えたことが奏功し、トップフィニッシュを飾ります。
この時点で2位の韓国に対して総合順位で優位に立ったことから、2レース目はトップ狙いではなく、総合2位の韓国チームに勝つレース展開でポイントをキープしました。
3レース目はスタート時にX旗(リコールあり)の指示があり、万が一に備えリコール(早すぎるスタートによる失格)の解消をし、最下位から挽回を図りました。結果、今日の成績は1位の韓国と昨日までの成績(ポイント)は変わらず、3位の中国と得点を離すこととなり、徐々に金メダルに向けた準備ができていると言えます。
420級男子の小泉・松尾はユース世界トップレベルのシンガポール、マレーシアと互角以上の戦いを見せ、今日の3レースはこれまでの中で一番安定した走りを見せてくれました。これで、総合1位のマレーシアに2ポイント差まで迫りました。
420級女子は銅メダル争いをする韓国チームがスコアを伸ばし3位に浮上、日本の田中・高野は4位となっていますが、まだまだメダル争いに踏みとどまっています。
RS:X級の富澤は、これまでのモヤモヤした走りを解消させる走りを見せ、今日2レース目は2位フィニッシュと挽回の糸口を見つけたようです。
今日のハイライトはレーザーラジアル級の土居です。4レース中2回のトップフィニッシュを飾り、格上の中国に対して今日は2勝2敗。カットレースを入れると1ポイント差で中国に迫り、総合2位となりました。一進一退の攻防で勝ちたい気持ちが強い方が勝つと言うほどの接戦で、最終日まで目の離せないレースとなります。
ますますの応援をよろしくお願いいたします。
●成 績
○470級男子
土居 一斗・今村 公彦
総合1位 1-3-(4)-1-1-1-2-3
○RS:X級男子
富澤 慎
総合5位 (7)-5-3-5-4-5-4-2
○レーザーラジアル級
土居 愛実
総合2位 1-1-2-4-1-1-(4)-2
○マッチレース(27日からレース)
坂本 亘・和田 大地・岡本 康裕・今井 信行
○420級男子
小泉 維吹・松尾 虎太郎
総合2位 2-3-1-2-(3)-2-2-2
○420級女子
田中 美紗樹・高野 芹奈
総合3位 3-4-4-3-(4)-2-3
●成績詳細:
http://www.incheon2014.kr/Sports/Schedule/BySport?RSC=SA0000000&Date=20140925&lang=en#/Sports/Schedule/BySport?RSC=SA0000000&Date=20140925&lang=en
●大会サイト:http://ag.ksaf.org/
●JOC(日本オリンピック委員会)アジア大会サイト:
http://www.joc.or.jp/games/asia/2014/schedule/
▲しっかり中国をブロックする土居
▲420級男子の小泉・松尾。今日も安定した走りで金メダルに向け繊細な走りを見せる
▲420級女子の田中・高野。サイドマークに向かうリーチング
▲富澤、ダ2レースを2位でフィニッシュ
▲強い潮のために4本のアンカーを打つ本部船
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)
Day2
9月25日
▲420級女子の田中・高野、満面の笑みでコーチボートに応えます
大会2日目、朝から東寄りの風が10ノットほど吹き、定刻11時スタートに向け10時前にハーバーを出艇しました。それぞれのレース海面に着くころには南東150度前後の風となりましたが、定刻通りにスタートをしました。
470級、420級のA海面(ハーバーから最も遠い海面)では10ノットから徐々に弱くなり、フィニッシュをする頃には6ノット前後、風向も180度近くになって、偏った風の吹き方に選手も頭を悩ませたことでしょう。
470級の土居・今村は最終的に競り合うであろう韓国、中国に注意しながらも、変わる風軸に艇をうまく合わせ、最初のマークからトップを維持しました。
420級男子もトップ争いをしていますが、右に変わる風軸に合わせたマレーシア、シンガポールに次いでのフィニッシュでした。
420級女子はスタートで出遅れるも、マーク毎に距離を詰め、3位まで順位を上げました。
続く2レース目は5ノットの中でスタートしますが、風向が大きく右に変化して途中N旗(ノーレース)の指示があり、再スタートとなりました。その後も風が弱く、最終的には無風となり、470級、420級は海上でAP&A旗(後日に延期)が掲揚されました。昨日のExtra2レース(予定のplusレース)があったので、適切な判断だったと思います。
レーザーラジアル級は1レース目の途中で大きく風が変化しN旗が掲揚されました。その後もレースができるまでの風がなく、AH&H旗(ハーバーに戻る指示)となりました。
しかし、「ハーバーに戻ると風が吹いてくる」というありがちなパターンとなり、15時30分過ぎに海上へ向かいました。
土居愛実は、スタートラインのピンサイドから流れてくる潮の影響に対する考慮が足りず、また、スタート運営船が潮の影響で風に対し真横を向いていたブランケットに入ってしまい、大きくスタートから出遅れてしまいますが、そこから上位を追いかけ4位まで順位を上げることができました。
RS:X級(本日3レース)は午前中に1レース、午後から2レースを実施しました。
スタートは良いのですが、パンピングコンデシションで徐々に上位に離されることがあり、その艇団の中で走ることを嫌ったレース運びをするも、より順位を下げる結果となりました。トップ選手とスピード、体力のほんの少しの差を改善すればまだまだ挽回できる力を持っていますから、しっかり疲れを取って明日からに臨みたいと思います。
マッチレースは今日、明日と各国に各2時間の練習時間が与えられ、日本チームは昼に練習を行いました。サポート艇が少ないため、アンパイヤー(海上審判)が風の強さ、潮流の強さを考慮して、レースエリアまでの曳航を協力してくれたそうです。練習が終わってから、潮流についての不安要素を取り除くためのミーティングを行いました。
●成 績
○470級男子
土居 一斗・今村 公彦
総合1位 1-3-4-1-1
○RS:X級男子
富澤 慎
総合5位 7-5-3-5-4-5
○レーザーラジアル級
土居 愛実
総合2位 1-1-2-4
○マッチレース(27日初日)
坂本 亘・和田 大地・岡本 康裕・今井 信行
○420級男子
小泉 維吹・松尾 虎太郎
総合2位 2-3-1-2-3
○420級女子
田中 美紗樹・高野 芹奈
総合3位 3-4-4-3
●成績詳細:
http://www.incheon2014.kr/Sports/Schedule/BySport?RSC=SA0000000&Date=20140925&lang=en#/Sports/Schedule/BySport?RSC=SA0000000&Date=20140925&lang=en
●大会サイト:http://ag.ksaf.org/
●JOC(日本オリンピック委員会)アジア大会サイト:
http://www.joc.or.jp/games/asia/2014/schedule/
▲420級女子の田中・高野、混戦の上マーク
▲420級男子の小泉・松尾、リラックスしてレースの準備に入ります
▲風待ちの土居
▲土居がトップだったが……
▲レーザーラジアル級は風が大きく振れてノーレースに
▲470級男子の土居・今村、2位を引き離しての1マークに向かう
▲パンピングをする富澤
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)
Day1
9月24日
▲出だし好調の土居愛実
大会初日は、失速した台風16号のなごりで陸風(北北東)の中風域でレースが行われました。
今日以降、風が弱くなる予報なので、本日はできる限りレースを行う方針となり、ダブルハンドの470級、420級男子・女子が4レースを実施し、RS:X級、レーザーラジアル級が3レースを行いました。
陸風なのでシフトや強弱が多く、選手の頭を悩ませるレースが続きましたが、それぞれ、上々の成績を収めることができました。
470級は4レース中2回のトップフィニッシュを収め、同率ながらも初日総合1位。
420級男子も1回トップを取ることができ、2位につけています。
420級女子も世界選手権でトップクラスのシンガポールやマレーシアに次ぎ3位につけています。
RS:X級は、どうしてもスピードを出し切れず初日5位に低迷していますが、明日からの挽回に期待します。
本日の特記すべき点は、レーザーラジアル級が格上の選手を相手に1-1-2位の素晴らしい順位で首位に立ったことです。最初のマークで順位が悪くても、各マークで順位を上げられることは冷静な判断力があったからだと思います。
マッチレースチームについては、この数日間の減量に耐え、無事に体重計測をクリア(338.6㎏の2㎏アンダー)し、明日は各国に割り当てられる2時間練習を行い、明後日の初日を迎えます。
初日、上々とも言える成績ですが、今日以上を目指し頑張りたいと思います。
●成 績
○470級男子
土居 一斗・今村 公彦
総合1位 1-3-4-1
○RS:X級男子
富澤 慎
7-5-3
○レーザーラジアル級
土居 愛実
1-1-2
○マッチレース
坂本 亘・和田 大地・岡本 康裕・今井 信行
○420級男子
小泉 維吹・松尾 虎太郎
2-3-1-2
○420級女子
田中 美紗樹・高野 芹奈
3-4-4-3
●大会サイト:http://ag.ksaf.org/
●JOC(日本オリンピック委員会)アジア大会サイト:
http://www.joc.or.jp/games/asia/2014/schedule/
▲470級の土居・今村、1レース目をトップフィニッシュ
▲420級男子の 小泉・松尾、3レース目、最終マークをトップで向かう
▲420級女子の田中・高野、トップグループで上位に食らいつく
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)
2014 Asian
第17回アジア競技大会(韓国・仁川)セーリング競技がいよいよ始まります。セーリング競技は9月24日にレース初日を迎え、10月1日までの8日間がレースとなります。
本大会には21カ国198名が参加し、アジアでもセーリング人口が増えてきていることがわかります。日本からは470級男子、RS:X級男子、レーザーラジアル級、マッチレース、420級男子、女子の6種目(選手12名)が参加します。
大会初日(24日)は台風16号の影響もあり中風が予想されますが、2日目からは仁川特有の「いつもの」軽風が予想されています。最後まで集中を途切らせず、多くの金メダルを獲得し、皆様に報告できるように頑張ります。
●開催地:韓国・仁川 Inchon KOREA
●出場選手
○470級男子:土居 一斗・今村 公彦
○RS:X級男子:富澤 慎
○レーザーラジアル級:土居 愛実
○マッチレース:坂本 亘・和田 大地・岡本 康裕・今井 信行
○420級男子:小泉 維吹・松尾 虎太郎
○420級女子:田中 美紗樹・高野 芹奈
●役 員
斎藤 渉・飯島 洋一・宮野 幹弘・中村 健一・鈴木 國央・中村 健次
●大会サイト:http://ag.ksaf.org/
●JOC(日本オリンピック委員会)アジア大会サイト:
http://www.joc.or.jp/games/asia/2014/schedule/
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)