2014 East Japan Tohoku camp
2014年度 東日本水域練習会(東北)レポート
●開催日:2014年10月4日(土)~10月5日(日)
●開催地:宮城県七ヶ浜町花淵浜小浜沖
●主 催:JSAFオリンピック強化委員会
●協 力:宮城県セーリング連盟
●参加学校・団体:
東北大学、東北大学医学部、東北学院大学、新潟大学、仙台第二高校(計36名)
●コーチングスタッフ:
○中村 健次(JSAFオリンピック強化委員会470級担当ナショナルコーチ)
○飯島 洋一(JSAFオリンピック強化委員会東日本担当ナショナルコーチ)
10月4日、5日と2日間、宮城県七ガ浜町で2014年度東日本水域練習会(東北)を開催しました。今回は国体の準備のため高校生の参加は少なかったものの、多くの大学生が参加しました。台風接近で風は安定せず、強くなったり、弱くなったりとのコンデションでしたが、遠くは新潟からの参加もあり、活気のある練習会となりました。
今回の練習会は「ヨットレースでのコースの引き方(考え方)」、「ヨットを速く走らせる」の2つのテーマを持って行いました。
実際にレース練習を行い、コースの引き方、スタートについて考え方、良い風が入った時は2つのマークを回ってボートハンドリングの練習を行うといった普通の練習でしたが、選手たちが真剣に練習に取り組む姿が印象的でした。
夜の講習ではプロジェクターを使って、スタートの準備、スタート時のボートコントロール、コースの引き方(考え方)を講習しました。選手から多くの質問が飛び交い、いつものように夜遅くなるまで講習会は続きました。
多くの場合、学生選手はNT選手のセーリングテクニックや艤装、チューニングを聞きたがる傾向があります。しかし、NT選手と学生選手の違いは「船が速く走る」ことではなく「ヨットを速く走らせる(操る)こと」、「当たり前の情報収集」なのです。この点を中村コーチから指摘され、選手が興味深く聞いていたのが印象的でした。
東北地方は冬の寒さが厳しく、練習時間が他の水域に比べ限られてしまうかもしれませんが、今回学んだことを活かして大きく成長してほしいと思います。
(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)