TOP-B.png

ba_競技活動レポート.png

最終日


World Star Championship 2012

2012年世界スター級選手権

− ロンドン五輪スター級出場国枠獲得大会

line-535.png

Report & Photo : 帯同コーチ
Edit:オリンピック特別委員会 広報

鈴木・和田組 力及ばず
日本スター級 五輪出場の夢 ついえる

5月11日(大会最終日・第6レース)
2005年から開始した鈴木・和田組によるスター級五輪挑戦。北京大会は1か国の差で参加枠が獲得出来なかった悔しさを胸にロンドンに向けて再挑戦を行なってきましたが、今回も第5レース終了時点でほぼ参加枠獲得は望み薄となっていました。
そして最終日。コンディションは昨日と同様快晴微風。第4レースでマストのトップが曲がり、レイデーにマストを交換しましたが、昨日の第5レース終盤でまたもやマストに不具合が発生、応急修理をして今日のレースに臨みました。しかしながら、その甲斐もなくリタイア(DNC)となり鈴木・和田組の五輪挑戦の戦いは幕を閉じました。

  スター級は独自の世界を持っておりクラス別世界選手権は1日1レース、コースの長さは約2マイル、上下を2回または3回、1レースの所要時間は2~3時間と他のオリンピック種目のレースとは趣を異にしています。
これだけ長いコースだと当然レースエリアの左右の広がりも大きく、今回の様に微風かつ振れの多いコンディションではコース選択が非常に難しくなります。鈴木・和田組は第1~3レース目まではスタートで出遅れていましたが、第4、第5レースではベストタイミングで最高のスタートをしました。しかしその後のコース選択が上手く行かず、結果はスタートに失敗したレースの方が良い成績であったのは皮肉なものです。
  参加選手達はベテランが多く、上位選手のほとんどはレーザー級五輪代表等の百戦錬磨のつわもの揃いでそのレーステクニックたるや素晴らしいものがあり、我が国のヨット文化との相違をまざまざと見せつけられた感じです。

優勝はスター級ワールド優勝3回目(レーザークラス8回のワールドチャンピオン)のブラジル、ロバート・シェイド、2位英国イアン・パーシー、3位デンマーク ミカエル・へストバークとなりました。4席残っていた参加枠はデンマーク、ニュージーランド、ギリシャ、クロアチアが獲得しました。

今回もまたキールボート種目で1964年東京大会以来のスター級五輪参加の夢は叶いませんでしたが、鈴木・和田組の挑戦は価値のあるものであったと思います。
次回リオ五輪ではスター級は実施されず彼らのキャンペーンは今日で終了となりますが、8年間手探りで挑戦を行なってきた彼らの努力とチャレンジ精神に敬意を表すると共に「お疲れ様」の言葉を掛けたいと思います。
また種目は違っても日本の若いセーラー達が果敢に新しい事に挑戦する事を期待し、レポートを終わります。連日のご声援に感謝します、有難うございました。

大会公式HPhttp://www.starworlds2012.com/

総合成績28か国73艇参加:最終成績)
38位 鈴木國央(和歌山セーリングクラブ)和田大地(日吉染業)組
36-10-21-34-(63)-DNC

開催地:南フランス・プロバンス イエール(時差:日本時間-7時間)
会 期:
5月2日       受付
5月3日~4日   受付・計測 4日午後プラクティスレース・開会式
5月5日~8日   レース
5月9日      予備日
5月10日~11日 レース 11日表彰式・閉会式

艇種説明&動画:http://jsaf-osc.jp/cn08/pg04-04.html

出場国枠既獲得国(12か国)ブラジル、ドイツ、米国、ポーランド、スウェーデン、ノルウエー、フランス、カナダ、アイルランド、ポルトガル、スイス、英国

帯同オリンピック特別委員会スタッフ:
山田 敏雄
宮野 幹弘

5日目


鈴木・和田組 5日目痛恨の63位
総合28位に後退 難しい局面に

1205_w_star-15.jpg▲右海面へ5月10日(大会5日目)
昨日のレイデイは曲がってしまったマストの交換と艇の整備をおこない、残りの2レースに備えました。
今日は朝から雲一つない晴天、気温も高く20度を超えています。予報でも風は上がらないようです。10時半にAP旗が掲揚され風待ちに。待つこと1時間、ようやく風が入り始め全艇出艇しました。
風向120°、風速4~6ノット。2回のゼネリコ後、ブラックフラックが掲揚され本日3度目のスタート。鈴木・和田組は風が右に10°シフトしていたこともあり、上から好スタートし、即タックで右海面へ。その後風が左にシフトし左海面へ行った艇が伸び始め、各艇が上マークに近づいたときに再度右にシフトしました。この風をうまく使い鈴木・和田組は20番前半で上マークを回航、その後風がさらに落ち始める中、風をよく読みフリーで10番後半まで順位を上げました。続く2上も右に振れ始めていたため再度右海面を使い上位を狙いましたが、左右から入る風がケンカをして海面は無風状態に。他のクラスであれば中止になるケースでしたが、スター級はコースが広いため、そのままレースは続行。右海面は無風状態でしたが左のエッジだけ風が残っていたため、そこをついた選手が巧みに上マークを回航していきました。右海面にいた鈴木・和田組は、無風の中かすかに右から入る風で挽回を試みましたが事態は改善せず、右海面無風のまま2上を最後尾で回航。その後右から10ノットの風は入り込みましたが、時すでに遅く挽回は不可能となりそのまま63位のフィニッシュとなってしまいました。今日の結果、五輪出場国枠取りは9位に下がり、総合でも5つ落ちの28位となりました。
今日は他の艇との位置関係、風の振れまわりに翻弄される難しい展開でしたが、上位選
手たちはそれを読み、レースを組み立てています。さすがというほかはありません。
 大会はあと1日、1レースが残るだけです。難しい局面となってしまいました。

大会公式HPhttp://www.starworlds2012.com/

成績28か国73艇参加:5日目終了時)
28位 鈴木國央(和歌山セーリングクラブ)和田大地(日吉染業)組
36-10-21-34-(63)

1205_w_star-16.jpg▲下マーク回航

開催地:南フランス・プロバンス イエール(時差:日本時間-7時間)
会 期:
5月2日       受付
5月3日~4日   受付・計測 4日午後プラクティスレース・開会式
5月5日~8日   レース
5月9日      予備日
5月10日~11日 レース 11日表彰式・閉会式

艇種説明&動画:http://jsaf-osc.jp/cn08/pg04-04.html

出場国枠既獲得国(12か国)ブラジル、ドイツ、米国、ポーランド、スウェーデン、ノルウエー、フランス、カナダ、アイルランド、ポルトガル、スイス、英国

帯同オリンピック特別委員会スタッフ:
山田 敏雄
宮野 幹弘

4日目



鈴木・和田組 伸びず

1205_w_star-11.jpg▲1上マーク回航5月8日 大会4日目
今日から折り返しの後半戦がスタートしました。風が弱い予報なので鈴木艇はセイルを変えて出艇しました。
風向85~95°風速6~8ノットで定刻通りのスタート。鈴木・和田組は、上側から最高のスタートを決めそのまま左海面へ、その後次第に風が右へ15°シフトしてスタートを失敗して右海面へ行った艇団が息を吹き返し1上を上位で回航する展開となりました。鈴木・和田組も上マークに近づくにつれ風は再度左に振れ戻り、何とか20番前半で上マークを回航しました。その後の走りもよく、風の振れなどもあり10番中盤まで上がりましたが、下りのレグ3分の2ほどのところで、再度右に大きく振れ、30番前半まで落ち下マークを回航、下マークでコース変更旗が掲揚され上マークの位置が右へ移動しました。鈴木・和田組は風を読み挽回を試みましたが、順位を上げることができず34位でフィニッシュしました。
今日のレースで圧巻だったのはポーランドのチームです。1上を20番後半で回航し下り
ですぐに方向転換をして右海面を使い10番後半で下マークを回航、その後左奥まで行き、さらに順位を上げなんと大ゲインの2位でフィニッシュしました。その後宿泊先でチームコーチと話をしたところ「あの2上はギャンブルだった。良い成績が取れて良かった」と言っていました。勝負にはしっかりした風の読み、コース取りも重要なのですが、彼らのように運を味方につけることも必要なのかもしれません。セーリングの奥の深さです。
今日の成績により鈴木・和田組は総合順位を3つ落として23位。国枠取りも7番目から
8番目へと1つ下げてしまいました。

明日はレイデイです。しっかり休み、リフレッシュして再度チャレンジです。

大会公式HPhttp://www.starworlds2012.com/

成績28か国73艇参加:4日目終了時)
23位 鈴木國央(和歌山セーリングクラブ)和田大地(日吉染業)組
36-10-21-34

1205_w_star-12.jpg▲フィニッシュ1205_w_star-13.jpg▲毎朝の艇掃除
1205_w_star-14.jpg▲良スタート

開催地:南フランス・プロバンス イエール(時差:日本時間-7時間)
会 期:
5月2日       受付
5月3日~4日   受付・計測 4日午後プラクティスレース・開会式
5月5日~8日   レース
5月9日      予備日
5月10日~11日 レース 11日表彰式・閉会式

艇種説明&動画:http://jsaf-osc.jp/cn08/pg04-04.html

出場国枠既獲得国(12か国)ブラジル、ドイツ、米国、ポーランド、スウェーデン、ノルウエー、フランス、カナダ、アイルランド、ポルトガル、スイス、英国

帯同オリンピック特別委員会スタッフ:
山田 敏雄
宮野 幹弘

3日目



鈴木・和田組 強風の中 健闘 順位ひとつ上げる

1205_w_star-09.jpg▲大混戦の中2マーク回航5月7日(大会3日目)
今日は晴天雲一つない天気です。朝は風が無く心配していたのですが、徐々に予報通りの風が入り始めました。
鈴木・和田組は微風用のセイルから強風用のセイルに変えて出艇。風向260~270°風速13~15ノットで定刻通りにスタートしました。
大会始まって初めての吹いた中でのレース。コースも3上フィニッシュになりました。
鈴木・和田組は、真ん中から好スタート。コース取りも悪くなかったのですが、スピードが伸びず大混戦の中、1上を30番前半で回航。2上へ向かう途中で左に10°の振れ、左奥まで伸ばした中盤の艇がオーバーアプローチになっている間にしっかり風を読み、順位を20番中盤まで上げ、3上でさらに順位を上げ21位フィニッシュ。総合20位と前日よりひとつ順位を上げることができました。
残り国枠(4国)順位は昨日と変わらず7番目に位置しています。厳しいレースが続きますが、枠取りの圏内にいます。残り3レースで何としても頑張ってもらいたいところです。
明日の予報は、風向も変わり南東の風で4~5ノットの予報。練習では調子のよかった風です。

大会公式HPhttp://www.starworlds2012.com/

成績:第3日目終了時28か国73艇参加:3日目終了時)
21位 鈴木國央(和歌山セーリングクラブ)和田大地(日吉染業)組
36-10-21

1205_w_star-10.jpg▲下マークへ

開催地:南フランス・プロバンス イエール(時差:日本時間-7時間)
会 期:
5月2日       受付
5月3日~4日   受付・計測 4日午後プラクティスレース・開会式
5月5日~8日   レース
5月9日      予備日
5月10日~11日 レース 11日表彰式・閉会式

艇種説明&動画:http://jsaf-osc.jp/cn08/pg04-04.html

出場国枠既獲得国(12か国)ブラジル、ドイツ、米国、ポーランド、スウェーデン、ノルウエー、フランス、カナダ、アイルランド、ポルトガル、スイス、英国

帯同オリンピック特別委員会スタッフ:
山田 敏雄
宮野 幹弘

2日目



鈴木・和田組 10位フィニッシュ
4枠入りをめざし 明日が正念場

1205_w_star-07.jpg▲2上10位で回航フィニッシュへ5月5日(大会2日目)
今日も風待ちからのスタートです。
風待ちの間、ハーバー内で選手たちと昨日のレースのことや今日の風傾向などを話しました。
このクラスは、1日1レースのみなのでしっかり風が入ってからレースが始まります。
次第に風が入り始め、13:15、風向235°~245°風速6~8ノットでスタートしました。鈴木・和田組は、上側からのスタートを狙いましたが、ニュージーランドにつぶされて
しまい、ポートに返し右海面へ。その後風が右にシフトしたことにより有利にレースを展開することができ、1上を9位で回航。1下までの間に後続艇4艇にぬかれ13位で回航。続く2上までの間に風が落ちシフティーで難しい海面になりましたが、冷静な判断でコースを取り3艇を抜き2上を10位で回航。結局そのまま10位でフィニッシュしました。
難しい海面でしたが、鈴木組はスタートに失敗したものの冷静な判断で風を読み初日の出遅れを挽回するほぼシングルの順位でフィニッシュすることができました。総合21位です。残り国枠4国ですが現在は7番目に位置しています。上にスペイン、デンマーク、オーストリア、クロアチア、ニュージーランド、ギリシャがいます。明日の3レース目が正念場となります。
1上までが2.1マイルで1レース約2時間30分の長いレース。この間集中をしてレースを組み立て行く選手たちの判断力、精神力のタフさには驚かされます。1日1レースの理由もとてもよくわかります。
明日は強風の予報が出ています。気を引き締めて五輪枠獲得に向け前進あるのみです。

大会公式HPhttp://www.starworlds2012.com/

成績:第2日目終了時28か国73艇参加:1日1レース)
21位 鈴木國央(和歌山セーリングクラブ)和田大地(日吉染業)組
36-10

1205_w_star-08.jpg▲シングルで1上回航

開催地:南フランス・プロバンス イエール(時差:日本時間-7時間)
会 期:
5月2日       受付
5月3日~4日   受付・計測 4日午後プラクティスレース・開会式
5月5日~8日   レース
5月9日      予備日
5月10日~11日 レース 11日表彰式・閉会式

艇種説明&動画:http://jsaf-osc.jp/cn08/pg04-04.html

出場国枠既獲得国(12か国)ブラジル、ドイツ、米国、ポーランド、スウェーデン、ノルウエー、フランス、カナダ、アイルランド、ポルトガル、スイス、英国

帯同オリンピック特別委員会スタッフ:
山田 敏雄
宮野 幹弘

1日目



鈴木・和田組 初日36位 そろり発進

1205_w_star-05.jpg▲スタートライン5月5日(大会初日)
いよいよ2012年STAR級世界選手権が始まりました。鈴木國央と和田大地がロンドン五輪出場を目指す大一番です。

今日は朝から晴天、風はなく風待ちからの大会初日となりました。定刻から90分遅れてスタートしましたがゼネリコに。その後風が振れ、無風となりAP旗。2時間ほど海上待機したのち安定した風が入り始め、風向180°風速8ノット~10ノットで14時28分ようやく第1レースがスタートしました。
鈴木・和田組は、スタートもよく途中まで好位置につけていましたが、上マーク付近で
振れにうまく合わすことができず、1上を30番後半で回航、その後2上で挽回するも及ばず、36位でフィニッシュしました。
スタートとボードスピードもよかっただけに1上でのコース判断が悔やまれるレース展開でした。コースの距離が長い分、少しの振れが大きな差になりその差が判断力を鈍らせよくないコースへと動かされるしまう傾向があります。
今日のレースは、トップ5のうち4人が元世界チャンピオンといたきわめてハイレベルな戦いでした。周りを見ることも必要ですが周りに流されず、しっかりとした状況判断、決断力が上位に入るポイントです。
初日の成績で国枠取りを見るのは早計かもしれませんが、日本は残り4枠取りの中で10番目発進です。まだまだ先は長いです。
明日は、スタート時間が予定より1時間遅れの正午(日本時間19時)です。

大会公式HPhttp://www.starworlds2012.com/

成績:第1日目終了時(72艇参加:1日1レース)
36位 鈴木國央(和歌山セーリングクラブ)和田大地(日吉染業)組
36

1205_w_star-06.jpg▲1上回航

開催地:南フランス・プロバンス イエール(時差:日本時間-7時間)
会 期:
5月2日       受付
5月3日~4日   受付・計測 4日午後プラクティスレース・開会式
5月5日~8日   レース
5月9日      予備日
5月10日~11日 レース 11日表彰式・閉会式

艇種説明&動画:http://jsaf-osc.jp/cn08/pg04-04.html

出場国枠既獲得国(12か国)ブラジル、ドイツ、米国、ポーランド、スウェーデン、ノルウエー、フランス、カナダ、アイルランド、ポルトガル、スイス、英国

帯同オリンピック特別委員会スタッフ:
山田 敏雄
宮野 幹弘

WSC2012-2



五輪出場国枠 残り4枠
いよいよ明日から決戦始まる

1205_w_star-01.jpg▲計測風景5月4日(大会前日)
明日からロンドン五輪出場枠獲得を懸けた2012年スター級世界選手権が南仏・イエールにて開催されます。
大会は既報の通り明日5日から11日までレイデイ(9日)を含む7日間で1日1レースの計6レースを行います。1上までの距離は1.9マイル(約3.5km)、1レースの所要時間は2時間~3時間、フリート分けはなく全艇一斉にスタートます。
参加艇数は81艇、国数31か国。2011年の世界選手権で既に五輪出場枠を獲得しているブラジル、米国、フランス、ポーランドをはじめとする12か国とまだ枠の取れていない日本を含む19か国(元世界チャンピオンのニュージーランドをはじめ、イタリア、スペインなどの強豪国がいます)が残り4つの五輪出場枠獲得を目指し熾烈なレースを戦います。
日本から参加のナショナルチーム鈴木・和田組は、レジストレーション、計測などを無事終了し、決戦に備えています。ここ数日の微風から中風コンディションでの練習では調子がよく、好調ぶりをうかがわせています。

際スター級協会HPhttp://www.starclass.org/search.cgi?Action=show_calendar&Event_id=1851

1205_w_star-02.jpg▲計測風景1205_w_star-03.jpg▲計測待ち、鈴木
1205_w_star-04.jpg▲プラクティスレース

開催地:南フランス・プロバンス イエール(時差:日本時間-7時間)
会 期:
5月2日       受付
5月3日~4日   受付・計測 4日午後プラクティスレース・開会式
5月5日~8日   レース
5月9日      予備日
5月10日~11日 レース 11日表彰式・閉会式

大会公式HPhttp://www.starworlds2012.com/
艇種説明&動画:http://jsaf-osc.jp/cn08/pg04-04.html

出場国枠既獲得国(12か国)ブラジル、ドイツ、米国、ポーランド、スウェーデン、ノルウエー、フランス、カナダ、アイルランド、ポルトガル、スイス、英国

帯同オリンピック特別委員会スタッフ:
山田 敏雄
宮野 幹弘

WSC2012-1


日本スター級48年ぶりの悲願達成を目指し
鈴木・和田組 チャレンジ
レースは5日スタート

2012年世界スター級選手権が5月2日(レースは5日開始)~11日の日程で、フランスオリンピックウィークを終えたばかりの同じ南仏・プロバンスのイエールにて開催されます。  
日本からは北京五輪キャンペーンに続き五輪出場キャンペーンを展開している日本唯一のスター級ナショナルチーム・鈴木國央(和歌山セーリングクラブ)和田大地(日吉染業)組が参戦します。
この大会で鈴木・和田組は今年残されたロンドン五輪出場国枠の獲得を目指しています。スター級の五輪出場国枠は英国を含めて16枠で、すでにそのうちの12枠は昨12月の世界選手権(パース)で獲得国が確定しています。残された枠は4枠です。
名だたる名手が揃う「世界のスター級」、しかも残り枠が少ないだけに獲得のためのハードルは高い位置にあります。ライバルに確実視されている上位常連のイタリア・ディエゴチームと世界チャンピオンのニュージーランド・ハーミッシュチームもまだ枠を獲得できていません。そうした中、前哨戦のフランスオリンピックウィークで鈴木・和田組は総合12位に食い込み、強風域での戦い方のイメージがかなり良いレベルまで作れています。
2人合わせて体重200kgの巨漢コンビは持ち前の体力・精神力で果敢にチャレンジ、ロンドン五輪の切符を手に入れるべく万全の準備で大会に臨みます。
国枠を獲得すると日本スター級にとっては1964年東京五輪以来48年ぶりの悲願達成となります。


開催地:南フランス・プロバンス イエール(時差:日本時間-7時間)
会 期:
5月2日       受付
5月3日~4日   受付・計測 4日午後プラクティスレース・開会式
5月5日~8日   レース
5月9日      予備日
5月10日~11日 レース 11日表彰式・閉会式

大会公式HPhttp://www.starworlds2012.com/
艇種説明&動画:http://jsaf-osc.jp/cn08/pg04-04.html

出場国枠既獲得国(12か国)ブラジル、ドイツ、米国、ポーランド、スウェーデン、ノルウエー、フランス、カナダ、アイルランド、ポルトガル、スイス、英国

出場ナショナルチーム選手:
鈴木國央(和歌山セーリングクラブ)・ 和田大地(日吉染業)組

帯同オリンピック特別委員会スタッフ:
山田 敏雄
宮野 幹弘


1204_SOF2012-15.jpg▲先月行われたフランスオリンピックウィーク大会より

ba_過去レポート.png

●2011.12.18:2011パースワールドチャンピオンシップ後半戦 大会レポート
●2011.12.12:2011パースワールドチャンピオンシップ前半戦 大会レポート
●2011.11.14:第1回東日本大震災被災地支援セーリングクリニックレポート
●2011.10.23:江ノ島オリンピックウィーク22011大会 レポート
●2011.9.11:和歌山インターナショナルレガッタ大会 レポート
●2011.8.13:2011年 セーリング プレ五輪大会 レポート
●2011.7.17:Open Europeans Helsinki 2011(ヨーロッパ選手権2011)レポート
●2011.6.12:Sail for Gold 2011レポート
●2011.5.30:デルタロイドレガッタ2011レポート
●2011.4.30:第43回フランスオリンピックウィーク
●2011.1.11:2011年度 JSAFナショナルチーム選考レースレポート
●2010.12.11:2010アジアビーチゲームズ レースレポート
●2010.11.22:パースインターナショナルレガッタ2010 レースレポート
●2010.11.21:第16回アジア競技大会 レースレポート
●2010.10.25:JSAF和歌山インターナショナルレガッタ レースレポート
●2010.9.8:2010 レーザー級世界選手権 レースレポート
●2010.9.6:2010 RS:X級世界選手権 レースレポート
●2010.8.13:スカンジアセールフォーゴールド2010 レースレポート
●2010.7.30:韓国・日本NT合同強化合宿 レポート
●2010.7.23:ISAFユースワールド レースレポート
●2010.7.21:470級2010世界選手権大会 レースレポート
●2010.7.17:レーザーラジアル級世界選手権大会 レースレポート
●2010.7.13:49er級2010ヨーロッパ選手権大会 レースレポート
●2010.7.12:RS:X級2010ヨーロッパ選手権大会 レースレポート
●2010.6.13:スター級2010ヨーロッパ選手権大会 レースレポート
●2010.5.31:ISAFワールドカップ第5戦 デルタロイドレガッタ レースレポート
●2010.5.18:エキスパート・オリンピック・ガルダレガッタ レースレポート
●2010.5.7:レーザー級 NT合同強化合宿レポート
●2010.5.1:ISAFワールドカップ第4戦 第42回イエールオリンピックウイーク
●2010.4.9:レーザー4.7ユース世界選手権 レースレポート
●2010.3.31:第14回 アジア選手権 レースレポート
●2010.3.29:2010年度ユース日本代表選考レースレポート
●2010.2.18:2010年度 JSAFナショナルチーム選考レースレポート
●2010.2.2:ISAF ワールドカップ 第2戦 マイアミ OCRレースレポート
●2010.1.27:ユース選手の目標・目的を明確にしたユース合宿レポート
●2010.1.24:ノースアメリカンチャンピオンシップレポート
●2010.1.13:レーザー級・ラジアル級合同合宿レポート
●2010.1.13:2010年 49er世界選手権大会 レースレポート
●2009.12.14:第5回東アジア競技大会 レースレポート
●2009.12.9:49er全日本選手権大会 レースレポート
●2009.11.29:全日本470級ヨット選手権大会 レースレポート
●2009.11.24:470級国内強化合宿レポート
●2009.10.19:和歌山インターナショナルレガッタ レースレポート
●2009.9.23:Skandia Sail For Gold Regatta (ISAFワールドカップ最終戦・第7戦)現地レポート
●2009.9.12:2009 RS:X級世界選手権大会 in イギリス 現地レポート
●2009.8.31:2009 470級世界選手権大会 inデンマーク 現地レポート
●2009.8.29:2009レーザー級世界選手権inカナダ 現地レポート
●2009.8.18:2009レーザーラジアル(Y&M)世界選手権in唐津 現地レポート
●2009.8.10:2009スター級世界選手権inスウェーデン 現地レポート
●2009.8.5:レーザーラジアル級世界選手権in唐津 現地レポート
●2009.7.30:レーザーラジアル級世界選手権事前合宿レポート
●2009.7.22:49er級2009年世界選手権大会inイタリア 現地レポート
●2009.7.12:スター級2009年ヨーロッパ選手権inドイツ 現地レポート
●2009.5.18:ラジアル女子 海外選手招聘合宿レポート
●2009.4.23:第41回フランス・イエール オリンピックウイーク
●2009.2.20:JSAFインターナショナルレガッタ