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London 2012 #9


London 2012 Olympics

ロンドン五輪 2012

− in Weymouth

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Report :オリンピック特別委員会 広報 浅野英武



470級男子 原田・吉田組 21-12 総合17位発進
他3クラス 今日も調子上がらず

1207_londonOlympic-067.jpg▲470級男子スタート
【8月2日:ウェーマス発】
今日のウェーマスは気温17℃、晴れ曇りの繰り返しでした。風向205~220°、風速は17~20ノットの絶好の吹き。各海面とも白熱した戦いが繰り広げられました。

大会5日目、注目の470級男子・原田/吉田組が登場しました。低迷する日本チームに喝を入れる存在になるかと関係者の期待を一身に集めましたが、初日は2レースを終え27艇中の17位にとどまりました。しかし、2レース目では一時期は右海面のフリートリーダーになり、また中盤ではシングル回航を果たすなど随所に実力の片鱗を見せました。明日に期待ができます。
他の3種目(レーザーラジアル級はレイデー)は今日も低迷しました。順位を上げることができません。ここに至っては残りのレースをひとつひとつ頑張って、少しでも順位を上げる走りをして欲しいと思います。

明日はいよいよメダル候補、470級女子の近藤 愛・田畑和歌子組の登場です。
ウインドRS:X級男女はレイデーです。

【470級男子・原田 龍之介/吉田 雄悟組】
 1レース目は波もさほどなく、走りやすい海面でした。中間からのスタートの出遅れが最後までひびきました。
 2レース目はスタート後右に伸ばしてトップに立ちましたが、左海面によいブローが入り逆転されてしまいました。風の軸は安定していましたが、地形の影響か強弱が激しく、場所によっては13ノットとか18ノットのムラがあり、風の見極めが勝負を決めた感があります。原田組は中盤には6位まで順位を上げました。冷静にこの順位をキープしてくれていればという思いを強くしたレースでした。


【出場種目・日程・代表選手】
49er(フォーティー・ナイナー)級(ダブルハンド) 20か国
7月30日(月)~6日(月)全15レース ≪4日・7日予備日≫ メダルレース8日(水)
牧野 幸雄・高橋 賢次組(トヨタ自動車東日本)
1207_Result_49er-D4.jpg

レーザーラジアル級(シングルハンド) 39か国
7月30日(月)~4日(土)全10レース ≪2日・5日予備日≫ メダルレース6日(月)
土居 愛実(慶應義塾大学)
1207_Result_Radial-D3.jpg

ウインドサーフィン RS:X(アールエス エックス)級男子 38か国
7月31日(火)~5日(日)全10レース ≪3日・6日予備日≫ メダルレース7日(火)
富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
1207_Result_RSXmen-D3.jpg

ウインドサーフィン RS:X(アールエス エックス)級女子 28か国
7月31日(火)~5日(日)全10レース ≪3日・6日予備日≫ メダルレース7日(火)
須長 由季(ミキハウス)
1207_Result_RSXwomen-D3.jpg

470(ヨンナナマル)級男子(ダブルハンド)/27か国
8月2日(木)~7日(火)全10レース ≪5日・8日予備日≫ メダルレース9日(木)
原田 龍之介・吉田 雄悟組(アビームコンサルティング)
1207_Result_470men-D1.jpg

470(ヨンナナマル)級女子(ダブルハンド)/20か国
8月3日(金)~8日(水)全10レース ≪6日・9日予備日≫ メダルレース10日(金)
近藤 愛・田畑 和歌子組(アビームコンサルティング)

【公式WEB
http://www.sailing.org/olympics/london2012/index.php
http://www.london2012.com/sailing/

【リザルトセンター
http://www.sailing.org/olympics/london2012/results_centre.php

1207_londonOlympic-068.jpg▲原田艇(右)1207_londonOlympic-069.jpg▲470級 男子 原田・吉田組
1207_londonOlympic-070.jpg▲RS:X級男子 富澤1207_londonOlympic-071.jpg▲RS:X級男子 富澤
1207_londonOlympic-072.jpg▲RS:X級男子 富澤1207_londonOlympic-073.jpg▲RS:X級女子 須長
1207_londonOlympic-074.jpg▲観客席から日本470級男子を応援するJSAF河野博文会長(左下)1207_londonOlympic-075.JPG▲観客席に設けられたライブ中継大スクリーン
1207_londonOlympic-076.jpg▲470級 男子 原田・吉田組
1207_londonOlympic-077.jpg▲470級 男子 原田・吉田組
1207_londonOlympic-078.jpg▲RS:X級男子 富澤
1207_londonOlympic-079.jpg▲RS:X級女子 須長
1207_londonOlympic-080.jpg▲プラクティスレースに出場した470級女子 近藤・田畑組
(撮影:中嶋一成)<写真は無断転用禁止です。問合先:info@laylinemedia.co.jp>

#8



日本チーム、4クラスとも浮上のきっかけつかめず

1207_londonOlympic-054.jpg▲レーザーラジアル級スタート
【8月1日:ウェーマス発】
今日もウェーマスは終日曇り空でした。気温15℃、風はほぼ南の16ノット前後。体感的にはかなり冷える感覚で、風よけの日向が欲しくなる1日でした。海上は風が沖合から吹いてくるため、波も出始め、多少ハードなコンディションでした。レース海面によってはガスト20ノット超まで吹き上がったようです。

 今日のレーザーラジアル級のレース海面に面した高台のJSAF本部には土居選手の家族が見え、オシャンビューの窓に激励横断幕を張り、遠くでおこなわれているレースを双眼鏡で眺め、時に傍らのTVライブ(BBCのNET動画配信)に目をやりながら一喜一憂の応援が続きました。

大会4日目、期待する日本勢は残念ながら不調で4クラスともに下位に低迷しています。それぞれが懸命に世界に挑んでいることは見て取れますが、今ひとつ「冴え」が見られません。「順位」がほしいところです。

明日から日本のエース種目470級の男子が登場します。4年間の集大成として文字通り満を持しての出陣です。

【49er級・牧野幸雄/高橋賢次組】
 今日の最初のレース(第5レース)は良いスタートで第1上マークを4位回航しました。これで大浮上と思わせましたが、その直後にシート(細ロープ)2本がどうしたことかキンク(絡む)してしまい。それを解くのに手間取り、1下マークは11位に後退してしまいました。18位フィニッシュは不運な捨てレースとなってしまいました。スピード競争ですから一つのトラブルが起きると即順位が下がり、挽回は至難の業になります。
牧野組は1レースごとにチューニングを工夫しています。2レース目は11位というシングル手前まで行きました。走りが改善され始めているように思えます。明日シングルを取れば浮上のきっかけをつかめるかもしれません。

【レーザーラジアル級・土居愛実】
 「これぞ五輪レース」を、身をもって経験しています。スタートは改善してきましたが、ファーストタック後の風のシフトが読み切れず上位に上がることができませんでした。若さを活かして世界のビッグネームたちに臆することなく、思い切ってチャレンジしてほしいと思います。攻めてください。レース後の反省会では2つのヒントがコーチから出されていました。明日はレイデーです。

【RS:X級男子・富澤 慎】
 何かきっかけをつかめば流れが変わるはずです。

【RS:X級女子・須長由季】
 1上までが勝負です。ガスティーでシフティーのコンディションに乗りきれませんでした。
セッティングは改善の兆しが見えてきました。本領発揮が待たれます。


【出場種目・日程・代表選手】
49er(フォーティー・ナイナー)級(ダブルハンド) 20か国
7月30日(月)~6日(月)全15レース ≪4日・7日予備日≫ メダルレース8日(水)
牧野 幸雄・高橋 賢次組(トヨタ自動車東日本)
1207_Result_49er-D3.jpg

レーザーラジアル級(シングルハンド) 39か国
7月30日(月)~4日(土)全10レース ≪2日・5日予備日≫ メダルレース6日(月)
土居 愛実(慶應義塾大学)
1207_Result_Radial-D3.jpg

ウインドサーフィン RS:X(アールエス エックス)級男子 38か国
7月31日(火)~5日(日)全10レース ≪3日・6日予備日≫ メダルレース7日(火)
富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
1207_Result_RSXmen-D2.jpg

ウインドサーフィン RS:X(アールエス エックス)級女子 28か国
7月31日(火)~5日(日)全10レース ≪3日・6日予備日≫ メダルレース7日(火)
須長 由季(ミキハウス)
1207_Result_RSXwomen-D2.jpg

470(ヨンナナマル)級男子(ダブルハンド)/27か国
8月2日(木)~7日(火)全10レース ≪5日・8日予備日≫ メダルレース9日(木)
原田 龍之介・吉田 雄悟組(アビームコンサルティング)

470(ヨンナナマル)級女子(ダブルハンド)/20か国
8月3日(金)~8日(水)全10レース ≪6日・9日予備日≫ メダルレース10日(金)
近藤 愛・田畑 和歌子組(アビームコンサルティング)

【公式WEB
http://www.sailing.org/olympics/london2012/index.php
http://www.london2012.com/sailing/

【リザルトセンター
http://www.sailing.org/olympics/london2012/results_centre.php

1207_londonOlympic-055.jpg▲笑顔でカメラに応える土居。1207_londonOlympic-056.jpg▲頑張る土居
1207_londonOlympic-057.jpg▲49er級スタート。右に牧野・高橋組1207_londonOlympic-058.jpg▲世界に挑む牧野組
1207_londonOlympic-059.jpg▲RS:X級 須長1207_londonOlympic-060.jpg▲RS:X級 須長
1207_londonOlympic-061.jpg▲明日に備える470級男子コンビ。原田(右)、吉田(左)。1207_londonOlympic-062.jpg▲観戦中の土居選手応援団
1207_londonOlympic-063.jpg▲頑張る土居
1207_londonOlympic-064.jpg▲世界に挑む牧野組
1207_londonOlympic-065.jpg▲RS:X級 須長
1207_londonOlympic-066.jpg▲左から高橋、富澤、牧野の180cm超のトリオ
(撮影:中嶋一成)<写真は無断転用禁止です。問合先:info@laylinemedia.co.jp>

#7



49er級牧野組、レーザーラジアル級土居 伸びず
ウインドサーフィンRS:X級 男子・富澤 女子・須長
苦戦の発進

1207_londonOlympic-043.jpg▲RS:X 女子
【7月31日:ウェーマス発】
今日のウェーマスは朝方の雨のあとは終日曇天。気温16℃、風は南西寄り16ノット前後。陽が射さない分、肌寒さを感じる1日でした。

 選手家族のサポート拠点となったキャッスル・コーブ・セーリング・クラブ(CCSC)には午前中から3選手の家族&応援関係者が来場し、オリ特スタッフが運転するゴムボートに分乗して海上からの応援、また「ノーズ」観客席や海岸沿いの道からの思い思いの応援など五輪大会ならではの光景が見られました。

大会3日目、日本勢はウインドサーフィンRS:X級男女が初日を迎えました。
 2日目に入ったレーザーラジアル級・土居と49er級・牧野組は予想外の苦戦を強いられました。中風域を超えるコンディションの中、ともに順位の上下こそありましたが4レース通算総合ではフリートの後位に位置しています。
一方のRS:X級男子・富澤と女子・須長も同様な状態で初日の2レースを終えました。
明日からの巻き返しに期待したいと思います。

【レーザーラジアル級・土居愛美】
 スタートの出遅れが成績に表れています。ライン入りをもう少し早くすることが必要かもしれません。世界の強豪の中に割って入る攻めるスタートが欲しいところです。スタート後の加速は改善され、スピードは悪くありません。コース取りにもうひと工夫があれば上位に食い込めます。帰着後テレビの放映ビデオをチェックして明日に備えるとのことです。
 それにつけても、上位艇の走りはますます男性化しています。15分間のハイクアウトを物ともしない姿には驚かされるばかりです。日本の男子選手でもなかなかできないことです。

【49er級・牧野幸雄/高橋賢次組】
 今日のレース海面は時折20ノット近くまで吹き上がりました。49erはスピード競争ありきのクラスです。牧野組はスタートは問題なく出切れていますが、今日はその後のスピードに難があり、苦しい展開を招いてしまいました。
レース終了後、海上にてコーチとの意見交換をおこない、実直に練習するふたりの姿が印象的でした。

【RS:X級男子・富澤 慎】
25-25の27位発進でした。
「富澤はこんなものではないはずなのに」と誰しもが思った初日の走りでした。
スタートに本来の冴えが見られませんでした。

【RS:X級女子・須長由季】
 チャーター艇(支給艇)を使いこなせていない状態です。セッティングに戸惑いがあるのが走りに影響しているようです。想定外の19-23。22位発進となりました。今日の風は須長の得意とする風域には足りないこともありましたが、スタート後のポジション取りがうまく行きませんでした。明日に期待です。


【出場種目・日程・代表選手】
49er(フォーティー・ナイナー)級(ダブルハンド) 20か国
7月30日(月)~6日(月)全15レース ≪4日・7日予備日≫ メダルレース8日(水)
牧野 幸雄・高橋 賢次組(トヨタ自動車東日本)
1207_Result_49er-D2.jpg

レーザーラジアル級(シングルハンド) 39か国
7月30日(月)~4日(土)全10レース ≪2日・5日予備日≫ メダルレース6日(月)
土居 愛実(慶應義塾大学)
1207_Result_Radial-D2.jpg

ウインドサーフィン RS:X(アールエス エックス)級男子 38か国
7月31日(火)~5日(日)全10レース ≪3日・6日予備日≫ メダルレース7日(火)
富澤 慎(トヨタ自動車東日本)
1207_Result_RSXmen-D1.jpg

ウインドサーフィン RS:X(アールエス エックス)級女子 28か国
7月31日(火)~5日(日)全10レース ≪3日・6日予備日≫ メダルレース7日(火)
須長 由季(ミキハウス)
1207_Result_RSXwomen-D1.jpg

470(ヨンナナマル)級男子(ダブルハンド)/27か国
8月2日(木)~7日(火)全10レース ≪5日・8日予備日≫ メダルレース9日(木)
原田 龍之介・吉田 雄悟組(アビームコンサルティング)

470(ヨンナナマル)級女子(ダブルハンド)/20か国
8月3日(金)~8日(水)全10レース ≪6日・9日予備日≫ メダルレース10日(金)
近藤 愛・田畑 和歌子組(アビームコンサルティング)

【公式WEB
http://www.sailing.org/olympics/london2012/index.php
http://www.london2012.com/sailing/

【リザルトセンター
http://www.sailing.org/olympics/london2012/results_centre.php
1207_londonOlympic-044.jpg▲RS:X 男子 富澤1207_londonOlympic-045.jpg▲RS:X 女子 須長
1207_londonOlympic-050.jpg▲RS:X 男子 富澤1207_londonOlympic-047.jpg▲RS:X 女子 須長
1207_londonOlympic-048.jpg▲RS:X 男子 富澤1207_londonOlympic-049.jpg▲RS:X 女子 須長
1207_londonOlympic-046.jpg▲RS:X 男子 富澤
1207_londonOlympic-051.jpg▲RS:X 女子 須長
1207_londonOlympic-052.jpg▲RS:X 男子 富澤
1207_londonOlympic-053.jpg▲RS:X 女子 須長
(撮影:中嶋一成)<写真は無断転用禁止です。問合先:info@laylinemedia.co.jp>

#6



49er級牧野・高橋組、16-13の16位発進
レーザーラジアル級土居、29-32の32位発進

1207_londonOlympic-035.jpg▲49er級第1レーススタート
【7月30日:ウェーマス発】
大会2日目、日本勢登場の日を迎えました。
 今日のウェーマスは日本の秋のような爽やかな快晴でした。気温15℃、風は西南西15ノット前後。セーリング競技には絶好のコンディションです。
 日本チームの初陣を担ったのはレーザーラジアル級・土居と49er級・牧野組です。レーザーラジアル級のレース海面はウェーマス湾の沖合の「サウス」、49er級は陸から観戦が可能な「ノーズ」海面です。
 49er海面に近い岸沿いには多くの観客が詰めかけ、とくに有料スタンド席が設けられた「ノーズ」には参加各国の国旗が打ち振られ、自国のチームが岸近くに近づくたびに大歓声が沸き上がり、「見せて魅せる」競技に進化するセーリング競技の一端がうかがえました。

【レーザーラジアル級・土居愛美】
初日の2レースを29-32で終え41艇中の32位発進となりました。風は最大17ノットまで上がり、沖合のため波が悪く予想以上の苦戦を強いられました。この風域はもっとも体重の影響を受けるとされています。そうした中、土居はスタートのせめぎあいに巻き込まれ、思うようなスタートがさせてもらえませんでした。ほんのちょっとしたポジション取りさえ修正が利けば1線のスタートが可能となり、10番台の順位が見えてきます。ほろ苦い初日を終え、負けず嫌いの土居は悔しい顔をしていましたが、明日はレース海面が沖から岸に近い海面になるため今日よりは走りやすさが期待できます。

【49er級・牧野幸雄/高橋賢次組】
 1レース目、リコール旗が揚がり牧野組を含めた7艇がスタートラインに戻りました。見る側にはアウター寄りの数艇がリコールに見えましたが、中央寄りから出た牧野組は実際にはリコールではなく、これが最後まで災いし2上で挽回をしたものの上位に上がることはできず16位フィニッシュ。
 2レース目はよいスタートで左海面狙いの上位集団に続きましたが、中間でのタックが裏目に出て1上回航順位を1番あげた13位フィニッシュでした。初日は20艇中の16位発進となりました。右海面奥に小高い陸地があるため風を見つけて走る難しさを実感させる「ノーズ」海面でした。

 明日はウインドRS:X級の男女が登場します。
 天気予報は南からの前線が通過するため、やや強めの南西15~20ノットの風が吹き、雨もようと出ています。


【出場種目・日程・代表選手】
49er(フォーティー・ナイナー)級(ダブルハンド) 20か国
7月30日(月)~6日(月)全15レース ≪4日・7日予備日≫ メダルレース8日(水)
牧野 幸雄・高橋 賢次組(トヨタ自動車東日本)
1207_Result_49er-D1.jpg

レーザーラジアル級(シングルハンド) 39か国
7月30日(月)~4日(土)全10レース ≪2日・5日予備日≫ メダルレース6日(月)
土居 愛実(慶應義塾大学)
1207_Result_Radial-D1.jpg

ウインドサーフィン RS:X(アールエス エックス)級男子 38か国
7月31日(火)~5日(日)全10レース ≪3日・6日予備日≫ メダルレース7日(火)
富澤 慎(トヨタ自動車東日本)

ウインドサーフィン RS:X(アールエス エックス)級女子 28か国
7月31日(火)~5日(日)全10レース ≪3日・6日予備日≫ メダルレース7日(火)
須長 由季(ミキハウス)

470(ヨンナナマル)級男子(ダブルハンド)/27か国
8月2日(木)~7日(火)全10レース ≪5日・8日予備日≫ メダルレース9日(木)
原田 龍之介・吉田 雄悟組(アビームコンサルティング)

470(ヨンナナマル)級女子(ダブルハンド)/20か国
8月3日(金)~8日(水)全10レース ≪6日・9日予備日≫ メダルレース10日(金)
近藤 愛・田畑 和歌子組(アビームコンサルティング)

【公式WEB
http://www.sailing.org/olympics/london2012/index.php
http://www.london2012.com/sailing/

【リザルトセンター
http://www.sailing.org/olympics/london2012/results_centre.php
1207_londonOlympic-036.jpg▲ちょっと緊張気味の顔をした土居          1207_londonOlympic-037.jpg▲出艇前、佐々木コーチのアドバイスを聞く土居
1207_londonOlympic-038.jpg▲波乗せをする土居1207_londonOlympic-039.jpg▲絵になる49er級のスピン展開
1207_londonOlympic-040.jpg▲今日も練習に余念の無い470級の近藤・田畑組
1207_londonOlympic-041.jpg▲リーチングレグを走る土居
1207_londonOlympic-042.jpg▲牧野・高橋組
(撮影:中嶋一成)<写真は無断転用禁止です。問合先:info@laylinemedia.co.jp>

#5



明日から出陣 49er級とレーザーラジアル級
レースを前にした3選手のコメント

1207_londonOlympic-028.jpg▲スター級スタート
【7月29日:ウェーマス発】
 本日より五輪セーリング競技が始まりました。
 今日のウェーマスは快晴でしたが15ノット前後の南西風が肌寒く、気温は17℃を上がることはありませんでした。
 今日の日本チームは明日の出陣を前にしたレーザーラジアル級・土居と49er級・牧野組が最後の調整を兼ねたプラクティスレースに参加しました。

【レーザーラジアル級・土居愛実 コメント】
「今日は非常に乗りにくい海面でスピードキープに苦労しました。スタートの位置取りと走るコースは悪くなかったと思いますが、波に叩かれる事が多く、トップスピードの維持が思うように出来ませんでした。
明日はひと波ひと波をクリアし、トップスピードを維持するレースを心掛けます」

【同上 佐々木共之コーチのコメント】
「風は240~255°、14~18ノット。追い潮と風により非常にラフな海面となり、タフなコンディションでした。
明日は12~14ノットと少し弱くなるとのことで、今日のレース後の特訓が活きるようなレースをしてくれればと期待しています。(レース後フリーの練習がしたいと2本ほど走りこみをしました)」

【49er級・牧野幸雄 コメント】
「牧野・高橋組の気持ちは一つです。お互いに声を掛け合うことはありません。
 やるべきことは分かっているからです。ベストを尽くします」

【49er級・高橋賢次 コメント】
「自分の持っている全てを出し切りたいと思います。コンディションも良い状態。あとはイメージして風を感じたいと思います」

【出場種目・日程・代表選手】
49er(フォーティー・ナイナー)級(ダブルハンド) 20か国
7月30日(月)~6日(月)全15レース ≪4日・7日予備日≫ メダルレース8日(水)
牧野 幸雄・高橋 賢次組(トヨタ自動車東日本)

レーザーラジアル級(シングルハンド) 39か国
7月30日(月)~4日(土)全10レース ≪2日・5日予備日≫ メダルレース6日(月)
土居 愛実(慶應義塾大学)

ウインドサーフィン RS:X(アールエス エックス)級男子 38か国
7月31日(火)~5日(日)全10レース ≪3日・6日予備日≫ メダルレース7日(火)
富澤 慎(トヨタ自動車東日本)

ウインドサーフィン RS:X(アールエス エックス)級女子 28か国
7月31日(火)~5日(日)全10レース ≪3日・6日予備日≫ メダルレース7日(火)
須長 由季(ミキハウス)

470(ヨンナナマル)級男子(ダブルハンド)/27か国
8月2日(木)~7日(火)全10レース ≪5日・8日予備日≫ メダルレース9日(木)
原田 龍之介・吉田 雄悟組(アビームコンサルティング)

470(ヨンナナマル)級女子(ダブルハンド)/20か国
8月3日(金)~8日(水)全10レース ≪6日・9日予備日≫ メダルレース10日(金)
近藤 愛・田畑 和歌子組(アビームコンサルティング)

【公式WEB
http://www.sailing.org/olympics/london2012/index.php
http://www.london2012.com/sailing/

【リザルトセンター
http://www.sailing.org/olympics/london2012/results_centre.php
1207_londonOlympic-029.jpg▲フィン級スタート1207_londonOlympic-030.jpg▲五輪ハーバーでは各チーム最後の整備が行われていました。
1207_londonOlympic-031.jpg▲レース海面が間近に見渡せるノーズコースの観客席。実際のレースを観戦しながらビックスクリーン(写真右下)のビジョンでライブ映像を見ることができます。
1207_londonOlympic-032.jpg▲五輪だからということでの特別な気負いはないそうです。
1207_londonOlympic-033.jpg▲49er級高橋 調整はうまく行っていますとのこと。
1207_londonOlympic-034.jpg▲470級女子近藤・田畑組は練習レースに出るための準備中。
(撮影:中嶋一成)<写真は無断転用禁止です。問合先:info@laylinemedia.co.jp>

#4



セーリング競技 開幕直前
ウェーマスも五輪ムードの盛り上がり


1207_londonOlympic-010.jpg▲ウェーマス駅前の広場。1ヶ月前のセールフォーゴールドの際はなかった五輪オブジェや旗がオリンピックの競技地を漂わせています。1207_londonOlympic-027.jpg▲28日聖火台へのベン・エインズレーの点火。【7月28日:ウェーマス発】
感動的な開会式から一夜が明けた五輪セーリング競技会場のウェーマスは、英国北部に停滞する寒気を伴った低気圧の影響で晴天ながら幾分肌寒さを感じる一日となりました。
町の中心部は五輪にちなんださまざまなイベントがおこなわれ、五輪と夏休みを楽しむ多くの家族連れで大変な賑わいを見せています。ビーチの近くには巨大スクリーンのパブリックビューイングも設置され五輪初日の競技種目のもように大きな歓声が上がっていました。
 マリーナでは18時から五輪聖火の点火式がおこなわれ、地元英国のセーリングビッグスターであるフィン級ベン・エインズリーが最終ランナーとしてミニ聖火に火を入れました。夜に入ってはビーチで五輪祝賀の花火が打ち上げられるなど、いよいよウェーマスも五輪ムードが高まってきました。

今日の日本チームは49er級の計測があった他、RS:X級、レーザーラジアル級はオフとなり、海上に出た470級男女のみがオーストラリアチームと合同練習をおこないました。
明日29日はいよいよフィン級からセーリング五輪の幕が切って落とされますが、日本チーム関連では30日初日を迎える49er級とレーザーラジアル級のプラクティスレースがおこなわれます。

【参考情報】
マルチサポート事業の現地におけるサポート活動
セーリング競技470級は、文部科学省が実施しているチーム『ニッポン』マルチサポート事業のターゲット種目として2010年8月に指定されました。
ロンドン五輪でのメダル獲得に向けて、国立スポーツ科学センター(以下JISS)および筑波大学が中心となり様々なサポート活動を実施してきました。
その集大成と言える今大会には各分野のスタッフ陣が現地・ウェーマス入りし、チームJAPANスタッフと連携のもと各種のサポート活動を展開しています。

風情報の提供
セーリング競技においてレース海面の風向・風速などの情報は選手がレース戦略を立てるために重要なものです。このいわゆる「風調査」は筑波大学の研究・開発の事業とも協力しながら大会海面の風情報を収集、分析してきました。本番ではこれまで収集してきたデータとその日の気象予報とを照らし合わせたデータを選手に毎日提供します。

コンディションサポート
長期間、長時間のレースを戦い抜くためには、良いコンディションを保つことがとても重要です。日本にいる時と同じような環境を作ることを目的に、選手村近くにサポート拠点を設けられています。連盟の管理栄養士、トレーナー、JISS科学スタッフ、トレーニング指導員、管理栄養士が協力して選手のコンディションサポートを実施しています。
サポート拠点で選手は日本食、ケア、トレーニング指導などのサポートを受けることができます。毎日の選手のコンディションチェックも実施されていています。
また、このサポート拠点には、選手がセルフケアやリラックスするための空間も準備されています。

情報共有サイトの構築と活用推進
選手はレースに関わる多くの情報を把握理解してレースに臨む必要があります。そして、こうした情報はレースの進行状況、気象条件などにより、日々更新されます。その情報を素早く正確に選手に伝えるため、またチーム内での情報共有を図るため、独自の情報共有サイトを構築活用しています。マネジメントスタッフが各種情報を収集、適宜日本語訳しサイトにアップすることで、選手は全員が保持している情報端末でこれらの情報を得ることができます。

【公式WEB
http://www.sailing.org/olympics/london2012/index.php
http://www.london2012.com/sailing/

1207_londonOlympic-011.jpg▲街中は至るところにユニオンジャックがかかげられています。1207_londonOlympic-012.jpg▲1日に数回あく街の中心を流れる運河の橋。ちょっとした観光名所です。
1207_londonOlympic-013.jpg▲オリンピック中は橋が開く時間に変更があるようです。1207_londonOlympic-014.jpg▲練習レースを見終わった観客が帰ってきました。
1207_londonOlympic-015.jpg▲運が内に横付けされたセールボート。              1207_londonOlympic-016.jpg▲街中は港町らしく、細かな路地が続きます。カフェやパブもあって可愛い感じの街です。
1207_londonOlympic-017.jpg▲練習レース観戦から帰ってきた観客。          1207_londonOlympic-018.jpg▲左上の丘の上からメダルレースのコースや他の海面を観ることが可能です。
1207_londonOlympic-020.jpg▲古い工場もお店やパブになっていて、リゾート地らしくいい雰囲気です。1207_londonOlympic-021.jpg▲いたるところに看板もあって分かりやすい。Beach Live Siteはレースが生で観戦できます。
1207_londonOlympic-022.jpg▲漁船もいい雰囲気をかもし出します。1207_londonOlympic-023.jpg▲デコレーションが綺麗です。

1207_londonOlympic-024.jpg▲ビート横には移動遊園地があってレトロな観光地の雰囲気です。
1207_londonOlympic-025.jpg▲Beach Live Siteのビートでイベントが開催されていました。
1207_londonOlympic-026.jpg▲夕刻にはオープニングイベントが開催されていました。昨日のイベントにはチームGBRも出演していたようです。

#3



開幕を間近にした日本セーリングチーム
各クラス担当コーチからの直前レポート


【7月26日:ウェーマス発】
五輪セーリング競技会場のここ英国・ウェーマスは首都ロンドンから南南西に220km離れた(東京から静岡県浜名湖付近の距離イメージ)英国情緒漂う古くからの観光リゾート地です。
今週に入り、当地の天候はそれまでの冷たい雨が続いた日々から一転、爽やかで心地よい初夏の毎日となっています。(26日午後のウェーマス湾:気温23℃、南東の風12ノット・約6m/s)

去る16日に勢揃いした日本代表選手たちはそれぞれのペースで直前合宿をこなし、練習を続けながら本番開幕に備えています。
昨日は午前中にマリーナ内のチームコンテナにて選手・コーチ全員の最終確認ミーティングが行われ、夜は選手村に隣接したマルチサポート事業が支援するサポートハウスにてコーチ・スタッフ合同会議が開かれるなど、チームJAPAN全体も開幕を待つ万全の状態となっています。

明日ロンドンにて開かれる開会式にはRS:X級須長由季、レーザーラジアル級土居愛実の2選手と中村健次代表監督が赴きます。セーリング競技は29日のフィン級を皮切りに始まりますが日本チームの出陣は30日(日本時間:30日20:00)です。

本日は開幕を前にした代表監督および各クラス担当コーチからの直前レポートをお知らせします。
選手の調整具合は?
事前合宿で主に留意した点は?
本番への抱負

また、後段にはチームJAPAN帯同の岡本治朗気象予報士による「大会中の傾向予測」コメントも添付いたしました。


【各コーチの開幕直前レポート】
中村健次 代表監督
(重点種目を中心に見ておりましたので、それについて)
470級男女は7月9日からの前入りで、ウェーマスの風に慣れつつ、各国コーチが合同で主催する練習レースにも積極的に参加しレース感を失わない取組みをしてきました。
後半戦では、レースの勝敗を分けるスタート・ボートスピードの再確認を行い、不安要素が整理できましたので、良い状態になっている事は確かです。
※マルチサポート(栄養・ケア・トレーニング・体調把握)の支援のお蔭で、何とかオーバーワークにならずに良い状態を保てています。

・スタートでの成功率を上げるために、選手のスタート前のルーティーンの再確認を行うと共に、ビデオ撮影で改善点を見つけ出し、それを再トライして改善を図りました。
・ボートスピード=チューニングの整理をするためマルチサポート事業であるセール開発スタッフに当地入りしてもらい、GPS・カメラ・解析ソフトなどを使ったパフォーマンス評価を行うことで選手が納得できるチューニングの整理をおこないました。

他のクラスも想定内の調整が進んでいるとの印象を持っています。いずれにしても、本番では選手・チームの「力」を出し切ってもらうことが一番大切なことです。チームJAPAN一丸となって選手をサポートしたいと考えています。


小松一憲 470級担当コーチ
技術面の課題克服を除き、全ては順調です。

男子:スタートのテクニック、コースストラテジー(コース戦略)、
    波のある海面でのランニングのセーリングテクニック
 女子:微・軽風(3~6m)のクローズホールドのスピード、
    波のある海面でのランニングのセーリングテクニック
最後の最後まで可能性を信じ、上記の課題克服を目標に現在も引き続き練習をしています。

「メインポールに日の丸を揚げる」を目標に頑張ってきましたが、それはチーム結成以来、常に持ち続け、オリンピック開催を目前にした今も変わるものではありません。


関 一人 RS:X級男子担当コーチ
富澤は2回目のオリンピックという事で前回とは違い、落ち着いて調整しています。

力まず、普段通りのレースに向けた調整を心がけました。
チャーター艇(支給艇)ですので道具に不安がありましたが、前回とは違い、差が少ないように感じます。

日本代表のウインドサーファーとして、最後まで戦い抜いてほしいと思っています。


宮野幹弘 RS:X級女子担当コーチ
須長は少し疲れがたまっていますが、概ね良い状態だと思います。
チャーター艇のチューニングに戸惑っていますが、まだ少し乗り込み時間があるので最終調整をしていきたいと思います。

事前合宿では固定観念をなくし、お互いにコミュニケーションを図りながら、スタート、ボードトリムを重点的に練習しました。
ガスティーなコンディションの中でのボードスピードを維持するために、リグ部を動かさないように体の重心移動に注力しました。

五輪前の2国際大会では得意とする強風域の中、シングルを取ることができていることから、得意な風が吹けば確実に上位に入ることがでるはずです。
事前合宿での重点課題を肝に銘じて、コースを大きく見ることができればメダルレースに出場し(10位以内)、入賞(8位以内)することもできると考えています。


関 一人49er級担当コーチ
牧野組はこちらに来て調子が良く、順調に調整が出来ています。

一番良いと思っている道具の最終調整及び他国選手とのスピードチェック、ラウンディング練習を重点的に行いました。

2人は日本のみならず、アジア圏の代表でもあります。持ち前の精神力でベストをつくしてほしいと願っています。


佐々木共之 レーザーラジアル級担当コーチ
17日にウェーマスに到着してから時差解消の時間を設けたことで、その後の練習も効率的に進めることができています。目標としていた体格UP(体重)も準備が整いました。

海外選手のパワーセーリングに負けない走り、チームの目標とするミスとロスのないセーリングを追及することです。

五輪海上の風、波、潮流を味方につけ、果敢に挑戦するセーリングを心掛けます。
「土居愛実18歳、五輪初挑戦」を全力でサポートしていきます。


【岡本治朗気象予報士の会期中の傾向予測コメント】
今週はウェーマスにも夏がやってきて温かい日が続きましたが、大会のスタートと共に北から寒気が南下して少し肌寒くなりそうです。これは上空に寒気を伴う低気圧がイギリス付近に停滞するためで、大会前半は西寄りの風が15ノット(7.5m)前後で強弱の大きい日が続きそうです。大気の状態が不安定になって雨や雷雨の可能性も少しあります。雲のできかた、雲や雨が来るタイミングによって風が変化するコンディションが考えられるため、データチェックと共に観天望する日が続きそうです。
大会終盤は夏の温かさが戻ってきそうですから、10ノット(5m)までの弱い風でのレースになるかもしれません。


【出場種目・日程・代表選手】
49er(フォーティー・ナイナー)級(ダブルハンド) 20か国
7月30日(月)~6日(月)全15レース ≪4日・7日予備日≫ メダルレース8日(水)
牧野 幸雄・高橋 賢次組(トヨタ自動車東日本)

レーザーラジアル級(シングルハンド) 39か国
7月30日(月)~4日(土)全10レース ≪2日・5日予備日≫ メダルレース6日(月)
土居 愛実(慶應義塾大学)

ウインドサーフィン RS:X(アールエス エックス)級男子 38か国
7月31日(火)~5日(日)全10レース ≪3日・6日予備日≫ メダルレース7日(火)
富澤 慎(トヨタ自動車東日本)

ウインドサーフィン RS:X(アールエス エックス)級女子 28か国
7月31日(火)~5日(日)全10レース ≪3日・6日予備日≫ メダルレース7日(火)
須長 由季(ミキハウス)

470(ヨンナナマル)級男子(ダブルハンド)/27か国
8月2日(木)~7日(火)全10レース ≪5日・8日予備日≫ メダルレース9日(木)
原田 龍之介・吉田 雄悟組(アビームコンサルティング)

470(ヨンナナマル)級女子(ダブルハンド)/20か国
8月3日(金)~8日(水)全10レース ≪6日・9日予備日≫ メダルレース10日(金)
近藤 愛・田畑 和歌子組(アビームコンサルティング)

【公式WEB
http://www.sailing.org/olympics/london2012/index.php
http://www.london2012.com/sailing/

#2



開会式まで1週間 順調に進む直前合宿


1207_londonOlympic-009.JPG▲470セールチェックをする前の入念なMTG【7月18日:ウェーマス発】
7月16日、日本代表チームの第2陣となるRS:X級男子:富澤 慎(トヨタ自動車東日本)、49er級:牧野幸雄・高橋賢次組(トヨタ自動車東日本)、レーザーラジアル級:土居 愛実(慶応義塾大学)、および帯同する複数役員がウェーマスに到着。これで選手・コーチ、サポートスタッフが五輪開催地に勢ぞろいしました。

ウェーマスは相変わらずのすっきりしない天気が続いています。晴れて20°、曇って雨が降ると15°の毎日です。風も強く、海上に出ると指先がしびれる具合です。

16日深夜に現地入りした選手たちは選手村に入村を済ませ、長旅の疲れを癒すために即就寝になりました。
17日午後には、レーザーラジアル級のチャーター艇の受取り、本日18日はウインドサーフィンRS:X級のチャーター艇の受取りを完了しました。
以前ですと到着後直ぐに練習開始でしたが、チームJAPANはそのスタンスを変え、ここ数年取り組んでいるコンディショニング(時差調整や疲労回復)の為に少し休んで体調を整えることを優先しています。こうしたスローペースのリズムに選手たちも慣れてきている様子です。心がけていることは「いつもと同じように」です。

470級男女チームは9日から調整を続けていますが、昨日マルチサポート事業の一端を担うセール開発チームも当地入りし、本日から24日まで開発したセールのチェックを行い本番に備えます。
RS:X級女子も9日の現地入りから課題克服(とくにスタート練習)を継続しています。

ここ数日で6種目9名の選手たちの海上練習も本格化してきます。選手をサポートする施設関係の準備もほぼ整いました。

開会式まで1週間。チームJAPANの熱き戦いも間もなくです。

#1



練習・調整に余念の無い第1陣代表チーム
16日にチームJAPAN 勢揃い


【7月13日:ウェーマス発】
7月9日、日本代表チームの一陣として470級男子:原田・吉田組(アビームコンサルティング)、470級女子:近藤田畑組(アビームコンサルティング)とRS:X級女子:須長(ミキハウス)および帯同する複数役員が開催地の英国・ウェーマスに入りました。

本日13日には英国全土を人から人へと引き継がれたTorch Relay(聖火リレー)が当地に到着し、大きな盛り上がりを見せるなど、街も“五輪開幕間近”を印象付けています。

470級は本日から3日間、強豪国が集まり合同模擬レースを行っており、我が日本チームも積極的に練習に取り組んでいます。ウインド女子の須長も香港チームと合同練習を行い最終調整に余念がありません。
まだ夏の来ないウェーマスは15℃前後の毎日ですが、代表選手たちは熱い闘志を燃やししっかりと準備をしています。
代表チーム第2陣のRS:X級男子:富澤(トヨタ自動車東日本)、レーザーラジアル級:土居(慶應義塾大)、49er級:牧野・高橋組(トヨタ自動車東日本)は日本での調整を続け、16日に英国入りします。これで日本チーム選手役員がすべて集結します。

ロンドン五輪開会式まで残り2週間。我々のなすべき事は、五輪を目標に選手たちが培ってきた実力を存分に発揮できる環境作りをするだけです。役員・コーチ・選手一丸となってオリンピックを迎えたいと思います。

1207_londonOlympic-001.jpg▲調整段階に入る470級近藤・田畑組、男子、原田・吉田組のスピードテスト1207_londonOlympic-002.jpg▲RS:X級須長選手、ジャパンセーリングチームが契約する
1207_londonOlympic-003.jpg▲五輪ルールのため、メーカー名およびコマーシャルを消す作業です1207_londonOlympic-004.jpg▲チームジャパンスタッフ                   
1207_londonOlympic-005.JPG▲トーチリレー①1207_londonOlympic-006.JPG▲トーチリレー②
1207_londonOlympic-007.JPG▲トーチリレー③1207_londonOlympic-008.JPG▲トーチリレー④

ba_過去レポート.png

●2011.12.18:2011パースワールドチャンピオンシップ後半戦 大会レポート
●2011.12.12:2011パースワールドチャンピオンシップ前半戦 大会レポート
●2011.11.14:第1回東日本大震災被災地支援セーリングクリニックレポート
●2011.10.23:江ノ島オリンピックウィーク22011大会 レポート
●2011.9.11:和歌山インターナショナルレガッタ大会 レポート
●2011.8.13:2011年 セーリング プレ五輪大会 レポート
●2011.7.17:Open Europeans Helsinki 2011(ヨーロッパ選手権2011)レポート
●2011.6.12:Sail for Gold 2011レポート
●2011.5.30:デルタロイドレガッタ2011レポート
●2011.4.30:第43回フランスオリンピックウィーク
●2011.1.11:2011年度 JSAFナショナルチーム選考レースレポート
●2010.12.11:2010アジアビーチゲームズ レースレポート
●2010.11.22:パースインターナショナルレガッタ2010 レースレポート
●2010.11.21:第16回アジア競技大会 レースレポート
●2010.10.25:JSAF和歌山インターナショナルレガッタ レースレポート
●2010.9.8:2010 レーザー級世界選手権 レースレポート
●2010.9.6:2010 RS:X級世界選手権 レースレポート
●2010.8.13:スカンジアセールフォーゴールド2010 レースレポート
●2010.7.30:韓国・日本NT合同強化合宿 レポート
●2010.7.23:ISAFユースワールド レースレポート
●2010.7.21:470級2010世界選手権大会 レースレポート
●2010.7.17:レーザーラジアル級世界選手権大会 レースレポート
●2010.7.13:49er級2010ヨーロッパ選手権大会 レースレポート
●2010.7.12:RS:X級2010ヨーロッパ選手権大会 レースレポート
●2010.6.13:スター級2010ヨーロッパ選手権大会 レースレポート
●2010.5.31:ISAFワールドカップ第5戦 デルタロイドレガッタ レースレポート
●2010.5.18:エキスパート・オリンピック・ガルダレガッタ レースレポート
●2010.5.7:レーザー級 NT合同強化合宿レポート
●2010.5.1:ISAFワールドカップ第4戦 第42回イエールオリンピックウイーク
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●2010.3.31:第14回 アジア選手権 レースレポート
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