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Day5



45th SEMAINE DE HYERES 2013
ISAF Sailing World Cup Hyeres

ISAF ワールドカップ イエール 2013

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Report &Photo:中村健次(オリンピック強化委員会:JOCナショナルコーチ)
49er Photo:石川裕也(トヨタ自動車東日本)



日本勢 大会終了
走りの精度を向上させ次に向かおう


1304_SDH2013-28.jpg▲470級 松永・吉田組、第一マークからトップ回航1304_SDH2013-29.jpg▲470級 土居・今村、上マーク手前上位チームと競り合う大会5日目(決勝シリーズ3日目・最終日)
予報(中風予報)より弱い風12→6ノット、105°→95°の中、470級、レーザーラジアル級2レース、49er級、3レースが行われました。ベタ雲の影響か、決勝シリーズに入り軽風傾向のコンディションとなりました。

【470級:決勝5レース目】
当初の約1時間遅れ(海上AP旗)で、ほぼ風が安定してからのスタートとなりました。
12→10ノットの中で松永・吉田組、下10番手、土居・今村組はその上からのスタートです。土居組は出遅れスタート直後にタック、松永組も2分も経たずにタックをする状況となりました。
風は左側が良く両艇共に20位近くで回航(コースO2:上マーク回航後リーチングコース)、左に風がシフトしていたため。松永は直ぐにはスピンを上げずポジションを確保してから展開します。一方の土居組は早く上マークを回航したいがため、インサイドで上マークを回航します。松永組は順位をキープしますが、土居組はブランケットを長く走る事になり上位に追いつくことができませんでした(上マークを回った後のことを考える事が大切でした)。
結果、松永組はかろうじて20位で凌ぎますが、土居組は28位と大きく順位を落としてしまいました。

【6レース目】
風軸が少し左に変わり95°マークセット、風速も少し落ち10ノットでスタートしますが、左75°の風が入りスタートライン下側が込み合い多くの艇がオーバーラインしてしまい、ゼネラルリコールとなります。直ぐに再スタートになりますが、予告信号はブラックフラッグ掲揚です。土居組は左海面を選択し、下寄りスタートで頭一つ飛び出します。松永組は上寄りスタートを切り、早めに右展開。風が徐々に弱くなり左右どちらが良いか分からない状況となりました。湾の奥側で走るクルーザーを見ていると右寄りの風が入っている事を確認できました。松永組はそれを見ていたのかは分かりませんが、右ブローでレース展開を組み立てます。予想通りにその風が入りトップ回航、そのまま艇団をカバーしトップフィニッシュを果たしました。今大会予選を含め2回目のトップフィニッシュです。
「軽風ではボートスピードも良く、レース組み立てもある程度できますが、中風以上が全くダメでした」(松永)
土居組も8位で1上マークを回航しますが、課題であるダウンウインドで5艇にパスされ下マーク13位、2回目のアップウインド(風がさらに弱く6ノット)で大きく挽回し6位、あのロンドン金メダリストのベルチャー組(AUS)を後目に快走します。しかし、(フィニッシュ後に分かったことですが)BFD(失格)となっていました。
土居組のBFDがあったものの、軽風域での日本チームの走りは海外チームにも一目置かれたレースでした。まだまだ「ダメ出し」が多いですが、それゆえに「伸びしろ」があると期待しています。今後、選手と共にレベルアップを図りたいと思います。

【今日の49er級】
前日の総合13位から、ミラクルとなるトップ10入りを目指して臨みましたが、気負いすぎたのか1レース目で痛恨のリコール(27点)をしてしまい、最終総合順位を16位まで落とす結果となりました。

リコールをしてしまった1レース目は、上位を狙い攻めた結果ですので、しかたがない部分もありますが、着順4番でフィニッシュしただけに、なんとも惜しいレースでした。
2レース目は、スタートは悪くなかったものの、7ノットあった風が、スタート後、徐々に風弱まり2ノットまで落ち、我慢のレース展開となりました。その中、牧野組は他艇よりも風の弱いエリアを長く走ってしまい、トップグループに大きく離され、19位でフィニッシュ。
3レース目になると、安定した10ノットの風が吹き、第1マークを15位で回航しますが、その後、他艇よりも良いスピードを引き出し、また風の読みも当たり、最終マークまでに10艇をパスして5位でフィニッシュ。前2レースの悔しさを晴らすかのような快心のレース展開でした。

【大会を終えた選手コメント】
○470級:松永・吉田組
「スタートの位置、仕方、スタートの後の走らせ方に工夫が必要だと感じました。また、レース全般を通して余裕を作るために470級でのセーリングの仕方を早く確立することが必要です。今レガッタはいろんなことを試すことができたので良かったと思っています」(松永)
「今回は軽風から中風強まであり色々な風の中レースができたことで、自分たちの得意不得意がはっきりしました。これからの課題は、15ノットオーバーのコンディションの中でいかにうまく走らせることができるかどうかという点だと思います。次のワールドまでにしっかりと不得意なところを改善して少しでも上に行けるようしたいと思っています」(吉田)

○470級:土居・今村組
「今大会ではプリンセスソフィアで走り負けた強風のクローズのスピードやスタート後の走りを課題としていました。結果を出すことは出来ませんでしたが、セッティングやトリムなどを変えることによってクローズは少しずつ良くなってきていると感じています。しかし、フリーの技術は根本的に足りてなく、抜かれるだけになっています。次の遠征ではフリーの走りを課題として、上マークの回航順位をキープできるように技術を身につけて行きたいと思います」(土居)
「今大会は第1回目の遠征の締めくくりとして前大会までの反省を活かせるようレースに臨みました。課題としていたスタートとダウンウインドでは、良い部分と悪い部分が浮き彫りとなり、上位をキープすることの難しさを痛感しました。特に順風域のダウンウインドでは、自ら波に乗せるアクションを起こさなければならない時に、コンビネーションが合わなかったり、角度を付けすぎて余計な距離を走しってしまい大きく順位を落とすケースが多々ありました。次回遠征ではダウンウインドに的を絞ってトレーニングに励みたいと思います」(今村)

○49er:級牧野・高橋組
「前回のスペイン大会では、風下へのスピード不足が一番の課題として残りましたが、それが今回で改善確認できたことは収穫です。まだまだ、精度を上げていかなければいけませんが、次へのきっかけが作れました。また、その他の要素も含めて今回の内容を再度、検証し、今後の強化に繋げていきたいと考えています」(牧野・高橋)

○レーザーラジアル級:田畑和歌子
「最終レースで2位を取れて、少しまた成長出来たと思います。まだまだ課題は沢山ありますが、一つずつ克服していきたいです」

【中村健次の大会総括】
それぞれのチームが課題を持ち、臨んだ大会でした。その課題が直ぐに解決できる訳ではありませんが、少しずつ解決され、新しい発見ができたと言えます。
470級に関しては、ロンドン五輪で開発したマストを松永、土居組共に使用し、松永組はいろいろなセッティングを試みました。土居組は本大会での課題を明確にしていたこと、(前大会スプリングカップである程度現状で良いと思えるチューニングを確立していました)それ以外のスタートとダウンウインドのテクニックを向上させる事に注力した大会でもありました。
49er級もダウンウインドでのコース取りや波のある海面での走らせ方に改善点を見つけていました。
レーザーラジアル級の田畑和歌子も種目を470級から替えて、日々新しい発見とやるべきことを明確にしています。
私の考えるリオ五輪は軽風域を予想していますから、今回の結果(総合成績)で悲観するところは少ないと感じています。
英国の470チームもロンドン五輪以降、チームを組み替えています。強風に強い大柄なクルーを使っていなかったり、経験値の高い過去のメダリストが復活したりと、これも実はリオ五輪対策ではないかと想像をしています。我々日本チームも徐々にターゲットを絞り、メダル獲得のための諸準備をしなければならないと思っています。
大会期間中、レポートを読んで応援していただきました皆さまに御礼申し上げる共に、これからの日本チームの活動を応援していただきますようお願い致します。


【イエールワールドカップ大会 最終総合成績】
■470級男子(67艇)
○松永鉄也・吉田雄悟組 チームスリーボンド
18位 国別13位 8-26-23-(OCS)-21-20-1 ゴールドフリート
○土居一斗・今村公彦組 アビームコンサルティングチーム
(日本経済大学・九州旅客鉄道株式会社)
27位 15-25-28-24-15-28-(BFD) ゴールドフリート
■49er級(52艇)
○牧野幸雄・高橋賢次組 トヨタ自動車東日本
16位 国別10位 12-4-16-14-23-6-20-(OCS)-19-5 ゴールドフリート
■レーザーラジアル級(55艇)
○田畑和歌子 アビームコンサルティングチーム
35位 14-7-4-8-8-(18)-2 シルバーフリート

●大会webサイト:http://swc.ffvoile.fr/
●ワールドカップwebサイト:http://www.sailing.org/worldcup/home.php

1304_SDH2013-30.jpg▲470級 最終日1レース目、大混戦の上マーク1304_SDH2013-31.JPG▲49er級 最終レース、上位フリートに追いつき5位に
1304_SDH2013-32.JPG▲49er級 最初のレース4位でフィニッシュするもOCS、この時点でメダルシリーズが消える
1304_SDH2013-33.jpg▲470級 AUS金メダリストと並びサイドマークへ
1304_SDH2013-34.jpg▲松永・吉田、今大会2回目のトップフィニッシュ

Day4



スピードに苦しむ松永組 22位 
フリーに悩む土居組 23位


1304_SDH2013-22.jpg▲470級 上位チームに喰らいつく土居・今村組1304_SDH2013-23.JPG▲49er級ポートアプローチで攻める牧野・高橋組大会4日目(決勝シリーズ2日目)。予報された強風が吹かず、朝は風待ちから始まり定刻より30分遅れで470級、レーザーラジアル級2レース、49er級、3レースが行われました。概ね東風の中風域10~15ノットコンディションでした。

【470級:決勝3レース目】
昨日に似たコンディションでしたが、予想以上に薄い雲が空全体に広がっていたせいでしょうか、風は吹き上がりそうで上がらず、海面はシフトは少ないものの強弱が激しく難しいレースとなりました。
松永・吉田組は決勝第3レース(本日1レース目)、先にスタートした女子レースの状況を見て上側5番手からのスタートを切ります。X旗(リコール艇有り)の信号が上がりましたが、誰も戻らずそのままレースが進みました。右に見えていたガストはスタートして間もなく消えてしまい、逆に右側からのガストが入り始めます。スタート後、日本チームのレース展開を気にしながら私は本部船に近寄りボードに記されているリコール艇の確認をしたところ3艇がOCS(失格)。その中には松永・吉田組も入っていました。その他にはNZL、TURでしたから、松永艇の近くに居たグループがリコールを読まれたことになります。残念ですが仕方ありません。
土居・今村組はこれまでの海面・風向の特徴である左コースを選択して下側5番手のスタートです。しかも、風下には十分なスペースを確保できていましたから、そのままスターボタックを走り切ります。
1上マークでは8位で回航しますが、課題であるダウンウインドで数艇にパスされ後続艇群にも追いつかれてしまいました。2回目のアップウインドでは先に説明した風ムラのある海面になってしまい、1上マークで良かった左寄りのコースを選択しますがブローは降りてこず両サイドにパスされフィニッシュ時は24位まで落ちてしまいました。その場面では結果的にブローを取りに行く選択が良かった訳ですが、その判断はあまりにも難しすぎると思いました(選手には結果論としてブローを取りに行くべきだったと説明しましたが)。

【4レース目】
松永組は前回と同じ上5番手からスタートしますが、完全に出遅れてしまい即タックをします。タックしてから少し走り左の艇団を意識したのか、左側に後追いで追いかけますが、肝心のブローには噛んでおらず、走る場所を失いました。1上マークは最下位前です。その後、ダウンウインドでもチャンスをつくるべく艇団に対しスプリットしますがなかなかチャンスが来ることがなく、挽回する事は出来ませんでした。21位でした。
「昨日今日と何をやっても上手くできないので頭を悩ましています」(松永)

一方の土居組はこのレース踏ん張りました。スタートこそ失敗しましたが、上手く左側に艇を持って行き上位グループと同じブローを掴むことができ1上マーク10位で回航します。これまでのレースでは徐々に順位を下げフィニッシュが20番以降になってしまいましたが、このレースではダウンウインドでも良い側を走り艇団の流れに沿う展開ができました。ゴールドフリートでの15位フィニッシュは評価できます。
「我々はダウンウインドがまだ遅いので、レース中何艇かにパスされることは覚悟していて、レースの中でも速いチームのテクニックを習得してレベルアップを図りたい」(今村)

【今日の49er級】
今日の様なコンディションは(ゴールドフリートのレベルになると)、誰もが良いスピードを引き出し、走りきることが可能な風域のため、ちょっとしたミスが順位に影響し、一度大きなミスをしてしまうと、挽回することが非常に難しくなります。
2レース目では上位集団の中で走りきることができましたが、1、3レース目では、ゴールドフリートでの一つのミスの重さを実感する結果となりました。23-6-20のひとつ下がりの総合13位です。

【決勝2日目を終えた選手コメント】
○470級:松永・吉田組
「イエールの東の風はほとんどが左海面から入るため、スタートしてしばらく左海面に伸ばしていく展開ができたチームが上位を占めます(決勝シリーズはこの風)。
我々はスピードに苦しみスタートしてから艇団についていくことができず、フレッシュウィンドを取るためにタックを余儀なくされる展開がほとんどとなっています。それゆえ、いつも風の不安定な右海面に行かざるをえない状況となっています。わかっていても良い方向に行かせてもらえない。風に対してレースができないというのが現状です。
その状況を打破するために日々、1レースごとにセッティング等いろんなトライをしていますが、なかなか突破口を見出すことができない状況となっています。
ダウンウインドはほとんど追い上げることができています。アップウインドでのボートパフォーマンス(VMG)を上げることが今もっとも必要なことです。
明日は決勝の最終日となります。最後まで諦めず、収穫のあるレースにしたいと思います」(松永)
「セッティングを変えて、昨日よりは良くなった感じはあります。セッティングよりも、良いアングル(風の当て方、ジブのトリムの仕方など)で走るという感覚が少し鈍くなっており、まずはそこを修正しないと前を走ることができません。走り自体が悪いと、コースも堅さが無くなり、勝負に出る悪循環に陥ります。明日でなんとか、走りの感覚を少しでも取り戻したいです」(吉田)

○470級:土居・今村組
「今日はスタートに関しては2レースともしっかり出られることがでました。スタートさえしっかり出ることができれば上マークを10番ぐらいで回れるのですが、そこからのフリーの技術が足りず抜かされてしまいます。明日も上位で回航して、フリーの走りが少しでも良くなるように色々な動きに挑戦したいと思います」(土居)

○レーザーラジアル級:田畑和歌子
「今日の一言です。明日で最終日、今までの反省を改善してレースに臨みたいと思います」


【総合成績】(24日・4日目 決勝シリーズ第2日目終了時 *最初の数字は予選順位得点)
■470級男子(67艇)
○松永鉄也・吉田雄悟組 チームスリーボンド
22位 8-26-23-(OCS)-21 ゴールドフリート
○土居一斗・今村公彦組 アビームコンサルティングチーム
(日本経済大学・九州旅客鉄道株式会社)
23位 15-25-(28)-24-15 ゴールドフリート
■49er級(52艇)
○牧野幸雄・高橋賢次組 トヨタ自動車東日本
13位 12-4-(16)-14-23-6-20 ゴールドフリート
■レーザーラジアル級(55艇)
○田畑和歌子 アビームコンサルティングチーム
37位 14-(7)-4-8-8 シルバーフリート *最初の14はシルバーフリートの順位

●大会webサイト:http://swc.ffvoile.fr/
●ワールドカップwebサイト:http://www.sailing.org/worldcup/home.php

1304_SDH2013-24.jpg▲Radial級 シルバーフリートながらオールシングル1304_SDH2013-25.JPG▲49er級 下マーク回航
1304_SDH2013-26.jpg▲Radia級 上マークアプローチする田畑和歌子
1304_SDH2013-27.jpg▲470級 OCSとなった松永・吉田組

Day3



470勢 大波に苦戦 順位下げる
49er 牧野組 進化を示す走りで総合12位キープ


1304_SDH2013-14.jpg▲470級 松永・吉田、上マークからジャイビングマークへ1304_SDH2013-15.jpg▲470級 土居・今村、スピンカットでジャイビングマークへ大会3日目(決勝シリーズ初日)は470級、レーザーラジアル級2レース、49er級、3レースが短期予報どおりの東風の中風域12~15ノットコンディションで行われました。
レース海面は南南東に海が広がっているため、この風速に対し波が大きく発生し、選手らは風速を強く感じてしまう波の中で戦う1日となりました。

【470級】
今日は苦戦でした。松永・吉田組は、スタートは良いもののアップウインドのスピードが全く出せず艇団について行くことができませんでした。ダウンウインドでは数艇をパスしますが、26-23と厳しい戦いとなりました。総合順位も18位に後退しました。
「あまりにもアップウインドのスピードが無いため、良い側に行く事さえも出来なかった」(松永)
明日はさらに風が強い予報ですから、レース終了後に居残り練習を決行し、改善策を模索しました。
土居・今村組はアップウインドの走りは悪くないものの、スタートが出来ず良い側に艇団と行く事ができず、ダウンウインドの波乗せがまだできていないことから25-28を叩き総合23位に甘んじる結果となりました。上位3位には世界のビッグネームたちが並んでいます。

【49er級】
先日のスペイン大会で、牧野・高橋組にとっては今日と同様のコンディションで風下へのスピード不足が課題として残り、今大会までの期間、その克服に取り組んできたためそれを決勝ゴールドフリートのハイレベルなレース展開の中で再現できるかを、今日のテーマとして臨みました。
結果は4-16-14でした。
内容を振り返ると、これまで抜かれていくケースが多かった風下レグで、逆に順位を上げてくることができ、とくに1レース目では、ゴールドフリートのトップ集団の中でも、引けをとらない走りができ、4位フニッシュ。全体を通しても、少しずつですが、彼らの進歩を実感できた一日でした。総合12位をキープしています。
今後走りの精度を上げていければ、あと少しでそれなりの結果にも結びついてくると思います。
二人も、十分に戦えると実感できたようで、「あと一歩」のところにかなり悔しがっています。この意気を買いたいと思います。

【決勝初日を終えた選手コメント】
○470級:松永・吉田組
「今日はイエールのよくある東風で半島(海を向いて左)に向かってスピード競争となりました。スタート位置、タイミングともに良い形でスタートを切りましたが、そこからの走りがあまり良くなく苦しい展開でした。全体的にスピードも高さもやられ気味なので明日は思い切ってセッティングを変えて臨みます」

○470級:土居・今村組
「今日は2レースともスタートが良くなく、苦しい展開でした。他艇に対して走り出しが遅れてしまいすぐに返さざるを得ないポジションでした。明日もいい風が吹く予報ですが、まずはスタートだけに集中してしっかり出れるようにやっていきたいと思います」(土居)
「スタートが良くなかった。周りの艇団に合わせてしまい、バウを出すタイミングが遅れスタート時に飛び出すことが出来なかった。他艇に惑わされることなく、明日はスタートラインをしっかり把握して自分たちのラインで勝負をしたいと考えています」(今村)

○レーザーラジアル級:田畑和歌子
「今日はシルバーフリートでしたが、パルマ大会での強風フリーの課題が少し改善されました。明日も強風予報なので、しっかり走りたいです」


【総合成績】(24日・3日目 決勝シリーズ第1日目終了時 *最初の数字は予選順位得点)
■470級男子(67艇)
○松永鉄也・吉田雄悟組 チームスリーボンド
18位 8-(26)-23 ゴールドフリート
○土居一斗・今村公彦組 アビームコンサルティングチーム
(日本経済大学・九州旅客鉄道株式会社)
23位 15-25-(28) ゴールドフリート
■49er級(52艇)
○牧野幸雄・高橋賢次組 トヨタ自動車東日本
12位 12-4-(16)-14 ゴールドフリート
■レーザーラジアル級(55艇)
○田畑和歌子 アビームコンサルティングチーム
37位 14-(7)-4 シルバーフリート *最初の14はシルバーフリートの順位

●大会webサイト:http://swc.ffvoile.fr/
●ワールドカップwebサイト:http://www.sailing.org/worldcup/home.php

1304_SDH2013-16.JPG▲49er級 上マーク回航1304_SDH2013-17.JPG▲49er級 ビックジェネカーで快走
1304_SDH2013-18.jpg▲470級 松永・吉田、出艇前の準備1304_SDH2013-19.jpg▲470級 土居・今村、出艇前の準備
1304_SDH2013-20.jpg▲470級スタート直後
1304_SDH2013-21.JPG▲49er級のスタート

Day2



予選シリーズ終了 
日本ダブルハンド勢 ゴールドフリート進出
松永組 8位 土居組 15位 
49er級牧野組14番UPの12位に浮上


1304_SDH2013-09.jpg▲470上位で走る日本2チーム大会2日目は470級2レース、49er級、レーザーラジアル級3レースが行われ予選が終了しました。
今日の予想どおりの軽風で470級は2時間遅れの13時22分にブルーフリート(松永・吉田組、土居・今村組)がスタートしました
風は南南東系120°→110°で思いのほか早く良い風が入り9±2ノットの中で2レースが行われました。
前日のレポートで得点方法の説明を記しましたが、(その補足として)予選シリーズの日程が1日減り、決勝シリーズが1日増えたことにより、予選シリーズの各レースの成績もさることながら、2日間で決勝シリーズのゴールドフリートに残れる(進出)か否かが大きな分岐点となります。

【470級:第4レース】
このレースでは土居・今村組が5位フィニッシュし、ゴールドフリート進出に大きく前進しました。土居組はこの風向では岸寄りの風が強い傾向(過去の実績から)があるため下寄りから抜群のスタートを決め、1マークでは4位で回航し、その後も上位チームのレースの流れに乗って1艇にパスされますが順位を守りました。
一方の松永・吉田組も土居組の4つ下手(下10番手)から良いスタートを切ります。このコンディションではO旗(8ノット以上で42条が除外されます)が揚げられ、特にスタート後はクルーのロッキングでボートスピードを加速させます。しかし、良いスタートが切れたのに2分も経たずに逃げタックの状況に追い込まれ、良い風の中を走れず1マークでは下位グループ20番手以下の回航となってしまいました。そこは松永組、そこからダウンウインドで10艇程パスし13位フィニッシュを果たしました。レース中集中力を維持できたのが巻き返しに繋がっている様に思えました。レース後に「何故スタート後に失速し逃げタックをしたのか」を確認したところ「練習不足&特にコンビネーションが確立されていないため、艇速が上がらずフォープレスポジションに入ってしまった」(松永)とのことでした。スタート後は狭いポジションでの潰しあいですから致し方なかったのかもしれません。

【第5レース】
松永組は、先にスタートした二つのグループの状況を見て右側が良いと判断、上1でスタートを決めます。このレースでは予想どおり右からのプレッシャーが強く、スタートからレグの中盤まではトップに位置していました。しかし、左の風が入る事が無く、スタートで出遅れ逃げタックした艇団が松永艇の右海面にクロスした艇がそれよりも良い右のシフトを掴み上位グループの形勢が変ってしまいました。松永にしてみれば予想以上のシフトですから、ある程度その場面では「諦めがついた」そうです。そんなこともあり1マークを11位で回航しますが、ここからダウンウインドで艇団とスプリットし勝負をかけます(1上途中でやられた右の風を取りに行った)。この読みが奏功し、一気に5番手で下マークを回航します。こでも下マーク(ゲ―トマークは二つあり、どちらを回っても良い)の混戦していないゲートマークを回りなんと2位まで浮上、さすがと言うべきか、松永組はまったくミスの無いレース展開をしてくれますが、2上マーク手前のちょっとしたパフを見逃したことと、2番手以降へのカバーが甘かったことで5位に落ちてしまいます。もったいないことをしました。上位グループではこうした少しのミスで簡単に順位が入れ替わる繊細な世界です。
土居組はスタートで出遅れ、右にコースを変えますが、前述の右のシフトを掴み、1マークを9位で回航します。そこからもチャンスをつくるレース展開はあえてせず、確実にゴールドフリートに残るプランを選択、前後の艇とデッドヒートのレースで11位フィニッシュ、今日の2レースで松永組の13-5を上回る16ポイント(予選15位通過)は評価に値します。レース後の二人に成長を感じる笑顔を見ることができました。

49er級:2日目】
牧野・高橋組にとって前日のレースは、風の変化に対応しきれず、後手後手の対応となり、順位を落とす展開(9-20-12)でしたが、2日目の本日はしっかりと風を見極め、マーク回航毎に順位を上げるレース展開で、昨日の悔しさを払拭する走りを見せてくれました。
3レースを10-3-4と走り、前日から14番ジャンプアップして総合12位に浮上しました。
得意の風域でトップレベルの中で十分に戦えることを証明するレース内容でした。

明日から決勝シリーズの3日間が始まります。470級男子は2組とも、そして49er級牧野組はゴールドフリートに残りました。レーザーラジアル級・田畑は55艇の参加艇数ですから1フリートでそのままフリートレースが行われます。

明日は予選シリーズ2日間と条件が変り、強風予報となっています。強風域でどこまで戦えるか?日本NTの真価が問われる戦いとなります。

【2日目を終えた選手コメント】
○松永・吉田組
「今日はスタート直後の判断ミスで順位を大きく落とす結果となりました。しっかりと優先順位を決め、お互いにコミュニケーションをはかりながらミスをできるだけ減らさないとなかなか前を走らせてもらえません」(松永)
「自分たちの行きたい方向とその結果は大体あっているので明日からの決勝レースではきちんとスタートをして、しっかりと判断していきたいです」(吉田)

○土居・今村組
「今日はスタートが決まりいいポジションに行けたレースもあったので、昨日の反省が少しは活かせたと思います。しかし、フリーでは中で戦ってしまい、両サイドから抜かれるといったミスを何度かやっているので、もっと視野を広く、大きくコースをとっていきたいと感じました。明日からはゴールドフリートのレースなので思い切ってレースをしていこうと思います」(土居)
「昨日の反省を活かし、スタート前のプランニングに沿ったレース展開を心掛けました。結果ミスはあるものの比較的安定した順位でフィニッシュできたので、明日以降の決勝でもスタート前のルーティンを確実に行い、有利サイドを見極めていきたいと考えています」(今村)

○田畑和歌子
「昨日の反省からスタートは良くなりました。あとは自分の走りがまだしっかりと確立していないので、少しずつ遅れていっているので改善したいと思います。明日から強風予報なので元気にハイクアウトします!」

【総合成績】(23日・2日目終了時)
■470級男子(67艇)
○松永鉄也・吉田雄悟組 チームスリーボンド
8位 (14)-1-4-13-5
○土居一斗・今村公彦組 アビームコンサルティングチーム
(日本経済大学・九州旅客鉄道株式会社)
15位 4-10-(18)-5-11
■49er級(52艇)
○牧野幸雄・高橋賢次組 トヨタ自動車東日本
12位 9-(20)-12-10-3-4
■レーザーラジアル級(55艇)
○田畑和歌子 アビームコンサルティングチーム
42位
(38)-36-26-35-32

●大会webサイト:http://swc.ffvoile.fr/
●ワールドカップwebサイト:http://www.sailing.org/worldcup/home.php

1304_SDH2013-10.jpg▲予選を終えた松永選手1304_SDH2013-11.JPG▲49er牧野・高橋下マーク回航
1304_SDH2013-12.jpg▲470第5レース順位を上げる松永・吉田
1304_SDH2013-13.JPG▲49erスタート直後

Day1



初日
470級男子 松永・吉田組 3位の好発進
級 土居組19位
49er級 牧野組26位
レーザーラジアル級 田畑43位


1304_SDH2013-03.jpg▲470松永・吉田トップフィニッシュ1304_SDH2013-04.JPG▲49er強豪英国と大会初日は予想どおりの軽風域で始まりました。
11時05分がスタート時刻でしたが、無風のため10時にAP旗がすべてのエリアに掲げられました。その後、1時間程で南南西の風がそよそよと入り出し、AP旗が降下されレース艇群は一斉にレースエリアに向かいました。
470級、49er級は3レース、レーザーラジアル級は2レースがおこなわれました。
(既報のとおり、本大会では470級をメインでレポートさせていただきます)

4月22日(大会第1日目)
【470級:第1レース】
470級のエリアは220°でコースセットされ、12時半過ぎに各グループが順にスタートしました。風速は6~8ノット、コースレグ(距離)は0.5nm、松永・吉田組は上4番手、土居・今村組は上7番手でスタート、半数以上の艇が右コース有利と判断し早めにポートタックに返し伸ばします。レグ2/3程でトップグループに位置していた松永・吉田組が艇団の前を切り左海面に展開。結果的にこの右から左に大きくコースを変えたのが良くなく、1上マークは15位辺りで回航する事になりました。その後もなかなか抜くチャンスが見つけられず14位でした。要は右海面のプレッシャーが良かったということです。
一方の土居・今村組はスタート後艇団の中央から右海面にコースを引き、10番手くらいから一気に3位で1上マークを回航し、その後1艇にパスされましたが4位でフィニッシュしました。走りも良く手ごたえを掴めたレースだったと思います。

【470級:第2レース】
第2レース(コンディションは200°6ノット)海面左上空に黒い前線のような長く黒い雲が流れていて、多くの選手が雲に向かって走ると言うセオリーを優先したようです。しかし、この雲と雲の下の風をよく観察していると、まだ風を吐き出している雲ではなく、風を吸い上げている発達中の雲でした(雲の下は風が弱かった)。これについては、どう説明してよいか分かりませんが、「良く観察するしかない」のかと思います。松永組はこの雲に惑わされることなくレースエリア全体を見て上手から出遅れでスタートしますが、艇の隙をうまくかわし頭を出します。松永組は第1レース目の失敗を意識し、右海面のフリートリーダーを保つレース展開に変えたことが功を奏し、1マークをトップ回航しました。ダウンウインドでは集団に飲み込まれそうになりますが、2位で踏ん張ります。最後の下マーク付近で5艇が混戦となりましたが、上手くルームを取る事ができ見事1位でフィニッシュしました。
土居組もスタートで少し出遅れてしまい何度かタックを繰り返してしまいますが、レグ中盤から大きくコースを取り12位で回航、先行艇に距離を出されていましたから、順位を大きく上げる事は出来ませんでしたが、我慢強いレースができ、10位フィニッシュ。

【470級:第3レース】
風は2レース終わり頃から左に軸が変りだしました。しかし、3レース目も結果的に右海面がフリートをリードする形となりました。イエールの海面は大きな湾になっていて、南東側が大きく広がっている地形になっています。丁度470級の海面からは200°方向に半島が飛び出していて、その右側か左側の風が気温や内陸の雲の状況でどちらが優勢になるか分からない難しいところがあります。
松永組はこのレースも右海面(正面に岸)を選択し、大きくコースを取りこのレースも1上マークを5位で回航、ダウンウインドでも1艇を抜き4位。久々のレースとは思えない初日のレースでした。大会前はキールボートのレースに参戦し、勝負勘をキープしていたのでしょう。いずれにしても二人の潜在能力が優れている証しかもしれません。
土居組も13位で回航し、順位をキープしていましたが、最後のサイドマーク(ジャイビングマーク)から下マークにコースを変えるところで、集団の真ん中に入ってしまいブランケットドゾーンを長く走ることになってしまいました。結果5艇にパスされて18位フィニッシュでした。弱い風ではマークを回航する前からどちらのタックで走りたいか決めなければ今日の様に両側から抜かれてしまいます。教訓1「マークを回る前に決め」そのためには艇をどのポジションにするかが大切です。

初日を終わり、松永組は3位の好発進を果たしました。ロンドン五輪5位のニュージーランド・スノーハンセン組が首位に立っています。2位はフランスです。土居組は19位です。

※ロンドン五輪以降のISAF SAILING WORLD CUPから得点方法が変りました。変更点は以下のとおりです。
1位は0点(1位だけボーナスあり)、2位以降はこれまで同様、順位=得点。
予選1レース目からカットレース有り(理解に苦しみますが)
予選シリーズが終わり決勝シリーズに入る場合は、それぞれのレース成績では無く予選シリーズのトータル成績が1つのレースとしてポイントとなる。
予選成績は決勝シリーズに入りカットレースとして除外する事ができる。
(決勝シリーズの重要度が高くなった)
メダルレースはメダルシリーズとなり複数レースが行われます。
(①ポイントは従来通り2倍 ②クラスによってレース数が異なります)

【初日を終えた選手コメント】
470級:松永・吉田組
「ペアを組んで初めて臨む国際大会で今日の結果は出来過ぎでした。まだまだ、仕事の分担もうまく行かないことがあり、今日の結果が良いからといってこれに甘んずることなく反省点はしっかりと反省していきたいと思います。一番良かった点は、二人できちんと話をしながらセーリングできたことです。駄目だった所は全体の流れに逆らってしまった時があるので、明日はきっちり修正していきたいです」

470級:土居・今村組
「今日はいいポジション走ることもありましたが、艇団に巻き込まれ、混戦になった時に順位を落としているので、混戦から抜け出せるような位置に船を持っていけるように考えたいと思います。
また、スタート前のプランとスタートのポジションをもっと良く考えて明日はレースをしていきたいと思います」(土居)
「スタート後の展開が悪かった。スタート前に判断した有利サイドへ行く途中に艇団に巻き込まれ、中途半端なタックが増えてしまい結果的に有利サイドへ行くことが出来なかった。明日はコースプランに沿ったレース展開ができるようにしたい」(今村)

49er級:牧野・高橋組
「スタートはミスなくできましたが、1マーク手前のコースミスが順位を落とす結果となりました。
また、今日の大きな反省点はダウンウインドで風をしっかり掴めなかったことで大きく順位を落としたことです。明日も軽風予想で私たちの得意な風域ですから、先ずはしっかり走り、ゴールドフリートに残れるようにしたいと思います」

レーザーラジアル級:田畑
「第1レースはスタートで頭が出せなかった。スタートからファーストタックまで、しっかり走れる様なスタートを心がけたい。第2レースではサイドマークで全艇が団子になり、上位に食い込めるチャンスがあったが逃してしまった。しっかりと、周りを見て状況判断したい」

【総合成績】(22日初日終了時)
■470級男子(67艇)
○松永鉄也・吉田雄悟組 チームスリーボンド
3位 (14)-1-4
○土居一斗・今村公彦組 アビームコンサルティングチーム
(日本経済大学・九州旅客鉄道株式会社)
19位 4-10-(18)
■49er級(52艇)
○牧野幸雄・高橋賢次組 トヨタ自動車東日本
26位 9-(20)-12
■レーザーラジアル級(55艇)
○田畑和歌子 アビームコンサルティングチーム
43位 (38)-36

●大会webサイト:http://swc.ffvoile.fr/
●ワールドカップwebサイト:http://www.sailing.org/worldcup/home.php

1304_SDH2013-05.jpg▲470土居・今村3位で1マークを回る1304_SDH2013-06.JPG▲49er牧野・高橋下マーク回航
1304_SDH2013-07.jpg▲レーザーラジアル田畑、一人ヨーロッパ修行1304_SDH2013-08.jpg▲470曳航してレース海面に向かう2艇

SDH2013



日本NT 3クラスに出場

●開催地:南フランス イエール 
●大会期間:2013年4月21日~4月27日(レ―スは22日~)
●大会webサイト:http://swc.ffvoile.fr/
●ワールドカップwebサイト:http://www.sailing.org/worldcup/home.php
●エントリー:
470男子:64チーム/23か国
49er:56チーム/20か国
レーザーラジアル:60艇/26か国
●日本出場チーム:
470級男子
松永鉄也・吉田雄悟組/チームスリーボンド
土居一斗・今村公彦組/アビームコンサルティングチーム
(日本経済大学・九州旅客鉄道株式会社)
49er級
牧野幸雄・高橋賢次組/トヨタ自動車東日本
レーザーラジアル級
田畑和歌子/アビームコンサルティングチーム
●帯同コーチ:中村健次(JOCナショナルコーチ)
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2012-2013 ISAFワールドカップ第4戦イエール大会がいよいよ始まります。
新ワールドカップシリーズはメルボルン(AUS)、マイアミ(USA)、パルマ(ESP)、イエール(FRA)、青島(CHN)の5大会となりました。ワールドカップから外れた大会や主要大会はシリーズ名が変りEUROSAFとして継続されています。

今大会、日本からはいずれも自費参加ですが3種目に3組7名のチーム・選手が出場します。
470級男子に出場の松永・吉田組は新チーム(共にオリンピアン)での国際大会初出場です。実績豊かなふたりがどこまでやれるかが楽しみなところです。同じく土居・今村組も今年からペアを組み今季3戦目の大会になります。先日行われた470スプリングカップでは総合7位に入り、ボートスピードの向上も出来ており、松永・吉田組を脅かす存在になれるかどうか、期待しています。
49er級の牧野・高橋組はプリンセスソフィア杯(総合18位)後にスペイン・バルセロナで同国NTが主催する合宿に参加し、イエールに入ってきました。今大会が遠征2戦目です。日本に相手のいない種目ですから、海外でのレースや合宿の時間はとても重要な時間です。
レーザーラジアル級出場の田畑は昨年ロンドン五輪終了後に種目を470級クルーからレーザーラジアル級に変更しリオ五輪を目指しています。海外大会はプリンセスソフィア杯(総合49位)続き2戦目の大会となります。激戦区での試練を経て強くなって欲しいと思います。

22日(日本時間同日夜)からレースが始まります。全選手とも収穫ある大会にしたいと思います。
大会期間中は軽風域が多いと予想されていますが、中盤では強風も1日有りそうです。

レポートは470級が中心となりますが、他クラスもフォローできればと考えています。

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