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Day5



2013 470 World Championships
50th Anniversary

470世界選手権
50周年記念大会

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Report &Photo:中村 健次(JSAFナショナルコーチ・470級)



メダルレース進出ならず
吉田愛・吉岡組 女子10位
松永・吉田組 男子13位


1308_470W-35.jpg▲C旗が掲揚され何度もマーク変更が行われた波乱の決勝最終日

 日本チームの2013年470級世界選手権が終了しました。明日のメダルレースに進出することができず残念ですが、これからの日本チームの課題が見えてきたと感じています。

 フリートレース最終日、運営側の不手際があり男子が14時25分のスタートとなりました。風の入りが右からでも左からでも270°近辺となるのがここラ・ロッシェルです。
 きょうは雲が多く雨雲も時折通過する少し肌寒い環境でした。雨雲と共に風の強弱、シフトが入る確率は右展開と言うのもあやしい状況になっていました。
 松永組・土居組とも上寄りからスタートをしますが、思う様に右に行くポジションが掴めず松永は左に行く事を決断します。「左からの雲の近づき方、中途半端に右集団を追いかけても前に行けそうもなかったこともありそう決断しました」(吉田雄悟)。この判断がスタートの失敗を挽回するよい結果を生みました。一方の土居は右海面に行けるチャンスを見つけレースの流れに沿いますが、不運なのか結果的にシフトの反対側になってしまい、後ろから5番手で上マークを回航です。その後、雨風による変化もあるなか、思い切り右側を攻めるチームに対し少し内側からコース取りをすることでオーバーセールした艇をパスし26位で順位を挽回しました。

1308_470W-36.jpg▲総合13位、松永・吉田組

 2レース目はやはり雲の影響で、今までの展開とは全く違いスタート直後から左シフト&パフで左サイドが大きくリードを広げる展開となりました。予選のレースからここまで左側が良かったのは初めてのことです。いつも右展開に付いて行けない土居組はポートで伸ばせるスペースを見つけ走らせますが、左5°→10°→15°~20°と一方的な左シフトのため大きく順位を落としてしまいました。松永組も同じく下側サイドからのスタートをしますが混戦のため数回のタックを繰り返します。ここでも、ここの癖を意識しながらも大きく海面を見ていた事が功を奏しトップグループで1マーク回航することができました。その後、航路権を持つ艇と接触、ペナルティーを遂行し順位を12位まで落としますが、2上での左展開で順位を盛り返し7位でフィニッシュしました。松永組は結果的にメダルレース進出となる上位8位以内には入れませんでしたが、総合13位は立派な順位だと思います。
 2発のリコールは悔やまれますが、それも彼らの「攻める姿勢」の表れです。これからも日本の470勢をけん引して行くチームであることに違いありません。一方のワールド初参戦の土居・今村組も総合26位に終わりましたが、健闘しました。松永組の背中を間近にみるにはまだ時間がかかりそうですが、これからの精進に期待します。

1308_470W-37.jpg▲女子総合10位で2013ワールドを終えた吉田愛・吉岡美帆組

 女子 吉田愛・吉岡組も昨日までの前日の11位からメダルレース進出を目指しレースに臨みましたが、場面、場面でのミスがあったことと、大きなクラゲ(いわゆる越前クラゲのような大クラゲ)に2度接触しラダーが上がってしまうアクシデントに見舞われ、そのロスが大きくレース展開に影響してしまいました。15-10の総合10位。新クルーを乗せた吉田愛の実力は健在です。既報(コンテナ海難事故)のとおり、急遽チャーター艇での参加で不具合も多かったと思いますし、とくにマストの硬さがこれまで使っていたマストよりも硬かったことが中風域で本人には常にオーバーパワーに感じ、今回のような10~14ノットの風でデパワーを余儀なくされたのは、ボートスピードのパフォーマンスを下げる原因にもなりました。自艇での参加ができなかったことに同情を禁じ得ません。


【シルバーフリートについて:中村健一コーチレポート】
 これまで経験したことを「最後のレースで出し切ろう」と臨んだ最終日。参加選手の誰もが同じ思いでレースに臨むためさらにレースはシビアになり、スタートでは潮の影響も何のその、ラインぎりぎりでの攻防が繰り広げられました。
 澤村・橋口組、中村・清原組はそうした思いとは別に苦しい展開で最終日を終えることとなりました。ジュニアワールド代表・日本経済大学の岩下・石井組が今日は2レースとも非常に良いスタートを決めたものの1レース目はファーストタックのタイミングが遅れ、集団に飲み込まれました。2レース目はファーストタックが決まり、クリアレーンで長いレグを走れたことで上マークをシングル回航しましたが、その後シフトを逃しまたもや集団に飲まれる形になりました。
 スピードが無いと思っていたが、クリアレーンで長く走ることでシングル回航できたことに「答えは簡単なのかもしれないです」とスタートでのポジショニングやファーストタックの重要さ、何よりクリアレーンを見つけるための「周囲の観察力とイメージの大切さ」を改めて実感したようです。
 レース結果は納得できないと思いますが、セーラーとしては非常に成長したことと思います。世界の走りを経験した彼らのこれからの日本のレースに注目です。

 中村健一レポートに付け加えますが、シルバーフリートの選手たちに言えることは、この大舞台にチャレンジし「満足のいく結果は残せなかった」と思いますが、日本でのレースと違い、世界には「こんなに速い選手」がいるという現実を体感できたことはもちろん、「これだけ速く走ることができる」という事実を肌で感じることができたことが何よりの収穫であり肥やしであったと思います。まさに「学ぶこと多い」の大会でした。中村健一もきのう書いていましたが「『よい経験』だけで終わってほしくない」の意味を胸に刻んでこれからもしっかり研さんに励んでほしいと思います。


 戦いを終えて、我々JSAFオリンピック強化委員会はまた「一歩前を見据えて」の判断をしなければならないと思います。そうしなければ世界には「到底ついて行くことが出来ない」からです。
 2016リオ五輪に向けた強化も当然ですが、その後を見据えた次世代選手の育成にも注力して行くつもりです。皆様のご期待に報いることが我々のミッションです。

 本日まで長期にわたりこのレポートを見て下さった皆様に御礼申し上げると共に、これからの活動を応援してくださいますようよろしくお願い致します。


【大会最終総合成績】http://www.srr-sailing.com/results-470-world-championships/
●男子:34か国・117艇(初日3レース終了時点・3グループ)
ゴールドフリート
○松永・吉田組[NT]
 13位 19(予選成績)-40(OCS)-4-3-18-25-17-7
○土居・今村組[NT]
 26位 28(予選成績)-25-13-30-12-22-26-32

シルバーフリート
○岩下・石井組[ジュニア代表]
 73位 33(予選成績)-28-23-29-33-29-29-13
○中村・清原組[ジュニア代表]
 71位 23(予選成績)-21-26-32-21-17-20-28
○澤村・橋口組[一般]
 63位 21(予選成績)-1-25-33-17-24-32-26

●女子:28か国・53艇(初日3レース終了時点・2グループ)
○吉田・吉岡組[NT]
 10位 17(予選成績)-17-7-10-14-4-15-10

※上記の予選成績は予選総合成績の順位を示します。また、シルバーフリートはゴールドフリート順位プラス(+39)の順位です。

●大会公式サイト:http://events.sailracer.org/eventsites/classpage_microsite.asp?eventid=159445&cid=337

1308_470W-38.jpg▲初ワールド26位と健闘した土居・今村
1308_470W-39.JPG▲最終日の吉田組、1R目最終マーク。上位に上がりきれず…
1308_470W-40.JPG▲吉田組、2R目混戦の上マーク
1308_470W-41.JPG▲吉田組、2R目2上。11位で回航も前を行くクロアチアを抜いて10位でフィニッシュ!

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day4




松永・吉田組 15位 吉田愛・吉岡組11位
明日2レース ベスト8入りを目指す


1308_470W-27.jpg▲男子混戦の上マーク

 8月8日決勝シリーズ2日目(大会4日目)
 きょうは決勝全7レースを実施するため、いつもより1時間早めの13時スタート予定でしたが、相変わらずシーブリーズの入る時間が遅く陸上にAP旗が掲揚されました、それでも13時前にシーブリーズが入り始め13時にはAP旗が降下、Bravoエリア(ハーバーに近いコースエリア)で先スタートの女子が14時05分に265°9→14ノットのなかスタートしました。
 ここの海面は向かい潮であれば岸に向かったコースがフリートをリードするケースが多いですが、風の入りはじめということもあり風軸が安定せずスタート時は下有利になるケースが多くなりました。吉田・吉岡組は集団に対し下側からのスタートが多くなりますが、それでも上位チームは基本的に上寄りスタートから右展開でコースを組み立てたチームが目立ちました。トップ3は確実にこの傾向を利用しストラテージに活用しています。吉田組はまだ混戦の中でのスタートに自信が無かったのかもしれません。それでもきょうの3レースを10-14-4とまとめ総合11位に上昇しています。8位までポイントも僅差です。
(吉田愛)「風が少し強くなった時(14ノット)のチューニングが決められず、1・2レースは走りも悪かったですが、3レース目はスピードも良くなり上位で走れたことは良かったと思います。まだ、細かいところが出来ていないので精度を高めたい」
(吉岡)「まだ緊張感はありますが、上位を走っている時は気持ちイイです」


1308_470W-28.jpg▲フィニッシュに向かう吉田・吉岡

 男子ゴールドフリートは1レース目松永・吉田組が上寄りからスタート、直後にポートタックに切り替えします。ストラテージを利用した大きなレース展開で上マークを3位で回航後、そのまま、順位をキープしてフィニッシュします。ここの癖を掴んだ素晴らしい展開を見せてくれました。さすがという走りでした。2レース目も同じ展開でレースを進めますが、途中右側海面のラル(風の弱い場所)に入ってしまい、上マークではフリートの2/3で回航しますが、ダウンウインドで中盤まで盛り返しました(17位)。3レース目ではここのセオリーを守った上位チームと松永組に差が出てしまいます。上位チームは少し左から入る風による下有利のスタートラインでも右コースに早く行くため上側からのスタート、松永組は下側からのスタートです。ここでこのレースの上位と下位の差が出てしまいました(25位)。2日目を終え5番UPの15位に浮上しました。
 「2レース目の右奥のラルで順位を落としたので、その場面を気にしてしまい左側のコースを選択してしまった。下側から出ても右展開に変えるチャンスはあったけど、出来ませんでした。もっと冷静にならないといけません」(松永)
 土居・今村組も下側ながらも良いスタートを決めますが、ここのストラテージ(癖)を利用せず左展開してしまいます、このストラテージこそが大きな鍵です。それでも彼らの成長も今回は多々見られます。2レース目は10位前後で1マークを回航、3レース目もフリート中盤で回航し、そこから順位を落とさない 「しぶとさ」や「レースの組み立て方」ができて来ている様に思います。
 「局面ごとでは左からで相手に対しよい見え方ができるのですが、コース半ば過ぎでは右集団にやられてしまいました」(今村)


1308_470W-29.jpg▲松永・吉田、3位での上マーク回航

【シルバーフリートをケアする中村健一コーチレポート】
 シルバーフリートの選手の課題は、スタートを第一線で出てクリアレーンで長く走ることを目標に本日の3レースに臨みましたが、順位を上げたいと思う選手の「攻める思い」が緊張と焦りに代わり、思うようにスタートすることができませんでした。
 選手達は、日本では経験することのない他艇からのプレッシャーに本来の実力が発揮できていません。試練です。これに打ち勝たなくてはなりません。
私としては彼らに「良い経験」で大会を終えてほしくはありません。
明日は2レースが予定されています。是非ともこれまで経験してきたことをレースに生かし、よい着順でレースを終えてほしいと思います。

 ゴールドフリートの男子:松永・吉田組、女子:吉田・吉岡組はメダルレース出場(トップ8位)まで良いレースをすればチャンスは十分にあります。せめぎあうメダルレースを狙うチームの中でそれぞれの出来次第もありますが、明日の2レースを10ポイントでまとめれば進出の可能性は大いにあります。


【大会総合成績】http://www.srr-sailing.com/results-470-world-championships/
●男子:34か国・117艇(初日3レース終了時点・3グループ)
ゴールドフリート
○松永・吉田組[NT]
 15位 19(予選成績)-40(OCS)-4-3-18-25
○土居・今村組[NT]
 25位 28(予選成績)-25-13-30-12-22

シルバーフリート
○岩下・石井組[ジュニア代表]
 75位 33(予選成績)-28-23-29-33-29
○中村・清原組[ジュニア代表]
 70位 23(予選成績)-21-26-32-21-17
○澤村・橋口組[一般]
 59位 21(予選成績)-1-25-33-17-24

●女子:28か国・53艇(初日3レース終了時点・2グループ)
○吉田・吉岡組[NT]
 11位 17(予選成績)-17-7-10-14-4

※上記の予選成績は予選総合成績の順位を示します。また、シルバーフリートはゴールドフリート順位プラス(+39)の順位です。

●大会公式サイト:http://events.sailracer.org/eventsites/classpage_microsite.asp?eventid=159445&cid=337

1308_470W-30.jpg▲土居・今村の上マークアプローチ
1308_470W-31.JPG▲女子3R目最終マークからフィニッシュへ向かう吉田組。一旦は下マークで抜かれたが、再度抜き返し4位でフィニッシュ
1308_470W-32.jpg▲フィニッシュに向かう。松永・吉田
1308_470W-33.JPG▲女子1R目最終マーク。混戦の中、外で回ることを余儀なくされる吉田組。後続艇にも抜かれ、順位を落とす
1308_470W-34.JPG▲吉田組2R目。スタート直後右に出すも、GBRにかぶされ右海面にうまく出し切れず

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day3




松永組 再びOCS 20位
土居組 軽風域の走りに進歩 23位
吉田愛組 12位に浮上


1308_470W-22.jpg▲いざ海へ

 8月7日決勝初日(大会3日目)
 きょうも陸上でのAP旗でしたが、これまでよりはシーブリーズの入りがよく13時にはAP旗が降下されいざ海へ向かいます。ちょうど昼過ぎから干潮からの転流を迎えていたため、ハーバーから海面に出るには向かい潮のためなかなか外海に出ることが難しい状況でした。
 レース海面に到着する頃にはAP降下からすでに50分が過ぎており、あわてた状況で決勝の1レース目が始まるといった具合でした(本日は2レース実施)。

 風は右回りでも左回りでもおおよそ280°±前後で落ち着きます。14時05分にはオレンジ旗(スタート10分前の合図)が発せられ、各国コーチが潮流のチェックもままならない状況でスタートの準備が始まりました。
 コースセット285°8~10ノット、向かい潮(20メートル/分)の中で、松永組、土居組ともに下寄りからスタートをします。松永組は即タックを決めますがX旗掲揚(リコールあり)でした。前日の予選シリーズ最終レースでリコールによる失格(BFD)でしたので、まさかとは思っていましたが、なんと再び松永組でした。2レース連続のリコールによる失格です。考えると彼らは昨年以降470級での活動が少ないことで走り出しのスピード感に若干のズレがあるのかもしれません。このレースではトップ5内でレースを展開していましたが失格してはなんともなりません。
 一方の土居組は松永の一つ上から同じように即タックしますが、スターボードの艇団の前を切る事ができないと判断しミートする1艇目を避けますが、その艇の陰に隠れている艇を確認できず軽微な接触をしてしまいました。自らの違反を認め2回転のペナルティーを遂行しレースに復帰です。こうなるともはや上位を走ることはできませんが、あきらめることなく追走して25位でフィニッシュしました。予選の持越し順位(28位)より前では入れたことは幸いでした。

 風は強くなることもなく2レース目も280°でレースが行われました。松永組には当然これ以上のリコールをして欲しくないのですが、「消極的なレースをしては上位を狙えないのでスタート時の走り出しのタイミングだけを修正するように」とのアドバイスにとどめました。今回調子が良いだけに「消極的なスタートは結果に結びつかないと判断、良いスタートを心掛けた」(松永)。このシリーズが始まってから7割が左海面有利なので今度は上集団の下手から艇団に合せ即タック、下艇に走り負けせず上位艇団の中で上マークに到達、その後も無敵の王者マット・ベルチャー組(オーストラリア)にはパスされてしまいますが、4位でフィニッシュしました。失格(OCS)が悔やまれますが、初日を終え20位に位置しています。10位との得点差は20点です。

 土居組は2レース目も下側からのスタートを狙い、よいスタートを切りますが、上艇がタックせず、なかなかタックできません。やっとタックしても左集団でスペースを失った艇がミーティングし下受け(リーバウタック)してきます(このような状況を我々はリーバウ地獄と言います)。皆が有利サイドに行きたいがために、お互いをけん制し合いタックが増え有利サイドに行けない状況にはまってしまったことでトップグループには絡めませんでしたが、左のパフを利用し12位で1マークを回航しました、今までであればスタートに失敗したトップランカーなど数艇にパスされることがありましたが、今日の土居組は練習で習得した軽風域の走りを再現し、その順位をほぼキープして13位フィニッシュです。これは見ていて彼らの成長を印象づけたシーンだったと思います。この成長の一番にはスピード感が大きく影響しています。そのテクニックとしては「ランニングで風を当てるのではなく、風を流すことを習得できた」からだと思います(風を流すということは新しい風が入り見かけの風が前に回り揚力が大きくなるということです)。もう一つは「波に長く乗せる」ということです。セーラーの皆さんもこのあたりを研究してみてください。


1308_470W-23.jpg▲上マークに向かう土居組とARGロンドン銅メダリスト

 女子の吉田・吉岡組は本日17-7で総合12位に順位を上げました。10位も目の前です。
1レース目は少し風が左にシフトしていましたので、スタートだけを考えれば下側有利でしたが、レグ全体(大きく)を考えると右側が有利でした。吉田組は下1スタートを決めますが直ぐにはタックできず左展開の形となりました。右集団に大きく距離を出されてしまい順位(17位)を上げることができませんでした。
 2レース目はスタートもよく集団の流れ(今回の良い側)に合せてレースを組み立てていました。1マークでは5位回航、トップ集団でレースを展開します、その後、徐々に風が弱くなり、一時は3位までに上がりますが反対側にシフトが入る形となり7位フィニッシュでした。吉田は「もう少し考える必要がありました」と言っていました。


1308_470W-24.JPG▲決勝2R目の吉田・吉岡組。6、7、8番手争いの中、最終下マークを回航。この上下でフランスを抜いてきました

 きょうからゴールドとシルバー・ブロンズはレース海面が違いますのでジュニア、一般組のレース内容は細かくコメントできませんが「やはりシルバーフリートであっても、良いスタートと良い側のコースを走らなければ上位を走ることはできない」(中村健一コーチ)につきると思います。その中でも、一般で参加した澤村・橋口組がシルバーフリートの1レース目でトップフィニッシュを飾り、予選60位から大きく順位を上げ53位まで順位を上げました。頑張っています。

 順位を上げる「鍵」はこれまでの反省を「修正する」「大きい所から物事を考える」ことです。それが「クレバーな走り」に結びつきます。全チームまだまだ上位を狙えます。


【大会総合成績】http://www.srr-sailing.com/results-470-world-championships/
●男子:34か国・117艇(初日3レース終了時点・3グループ)
ゴールドフリート
○松永・吉田組[NT]
 20位 19(予選成績)-40(OCS)-4
○土居・今村組[NT]
 23位 28(予選成績)-25-13

シルバーフリート
○岩下・石井組[ジュニア代表]
 72位 33(予選成績)-28-23
○中村・清原組[ジュニア代表]
 64位 23(予選成績)-21-26
○澤村・橋口組[一般]
 60位 21(予選成績)-1-25

●女子:28か国・53艇(初日3レース終了時点・2グループ)
○吉田・吉岡組[NT]
 12位 17(予選成績)-17-7

※上記の予選成績は予選総合成績の順位を示します。また、シルバーフリートはゴールドフリート順位プラス(+39)の順位です。

●大会公式サイト:http://events.sailracer.org/eventsites/classpage_microsite.asp?eventid=159445&cid=337

1308_470W-25.jpg▲上マーク回航直後の松永組とAUSロンドン金メダリスト
1308_470W-26.JPG▲決勝1R目の吉田・吉岡組。最終の上下

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day2




予選2日間終了 男女NT3チーム ゴールドフリート進出
吉田愛 知力発揮の3-6で上位に浮上

1308_470W-12.jpg▲男子スタート


 大会2日目(予選最終日2レース)が終了しました。
 天気予報どおり風の入りが遅く、今日も14時05分スタート予定にもかかわらず、早速11時にはAP旗が陸上で掲揚されました。
 初日、運営側も選手も3レースできたことから少しのんびりモードでハーバー待機です。

 14時25分にAP旗が降下されいざ出艇。海に出ると選手らにスイッチが入り、松永・吉田組、土居・今村組(両NT)は今日のレースで上位を獲得し少しでも上の順位で決勝に進みたいと気合の入った面持ちでした(予選シリーズの総合順位点が決勝レースの1レース目としてカウントされること、またその成績はディスカード(カット)出来ないレースとされるからです)。
 ジュニア代表チームの岩下・石井組、中村・清原組、一般参加の澤村・橋口組は昨日の成績不振によるブロンズフリート(下位1/3のチームグループ)行きを阻止するためこちらも違った意味で気合が入っていました。

 男子海面では8ノットを超える風が265°で安定し始め、最初のレースが15時44分のスタートでしたが、ゼネラルリコール。その後どのグループも2、3度のゼネラルリコールの後スタートしました。
 今日の良かった点はジュニア組と一般参加の澤村組が皆シングルを取り、シルバーフリート入りを果たしたことです。選手たちは「スタートを決めた」ということではないのですが、この海面の癖を理解し良い側サイドにしっかり行けたからです。これは昨日の反省を生かせたことにほかなりません(昨日も似た風向でしたから右岸側を選択することは確立的にも高かった)。

 一方、NT勢の松永・吉田、土居・今村組はスタートが良かったことで、良い側サイドに行きませんでした。これは「レースで勝つ」ではなく「スピードで勝つ」という気持ちが優先されたことに尽きると思います。このケースは多くのチームが間違えることですので仕方がない面もありますが、あるレベルに達すると、レースで勝つための鉄則は「大きく全体を見られるかどうか」が重要になります。必ずどちらサイドという事ではありませんが、これまで走った実績、その時の状況を瞬時に判断するセンスが大切です。
気合の入る土居組はスタート後に行きたいサイド(側)を決めきれず、多くのタックを繰り返してしまい、中途半端なコース取りがかえってアダとなり最初のマークを中盤以降で回航、その後大きく挽回するために流れに反したコース取りが裏目に出てしまい大きく順位を落としてしまいました。32着でした。もう少し全体の流れを掴む必要があったと思います。しかし、次のレースではスタートもよく、フリートの流れに沿ったレースで9位フィニッシュ、これでゴールドフリート行きの切符を手にしました。

 松永組もスタートはよかったのですが、向かうサイドが悪くフリート中盤で苦戦していました。その後、得意のダウンウインドで順位を上げこの時点でゴールドフリート行きを決定しました。2レース目にどれだけ上位を取れるかによって総合何位でゴールドに進むか楽しみに観ていましたが、大きく変化する風を巧みに捉え、なんとトップフィニッシュを収めました。計算すると10位前後でゴールドに進むと思っていたところ・・、無念のBFD(リコールによる失格)でした。なんとも惜しまれる結果でしたが、初日の安定した成績に助けられ失格点はあるものの総合19位で決勝シリーズに進むことが決まりました。

1308_470W-13.jpg▲澤村・橋口、本日12-6位と奮起


 女子の吉田・吉岡組は2レースともトップ争いをしながらもマーク際や接戦で上位にパスされる事が多かったようです。しかしそこは歴戦の吉田愛、3-6とまとめ6番UPの総合17位でこちらもゴールドフリートに進出しました。さすが戦い方を知っています。上位との得点差もたいしたことはありません。「決勝シリーズではメダルレースを目指し明日から頑張りたいと思っています」(吉田愛)。心強いかぎりです。

 明日から決勝シリーズです。どのチームもまだまだ順位を上げることができると思います。


【大会総合成績】http://www.srr-sailing.com/results-470-world-championships/
●男子:34か国・117艇(2日目予選終了時点・3グループ)
○松永・吉田組[NT]
 19位 5-6-7-11-(BFD)
○土居・今村組[NT]
 28位 10-14-4-(32)-9
○岩下・石井組[ジュニア代表]
 72位 (29)-25-27-9-21
○中村・清原組[ジュニア代表]
 62位 (27)-21-22-16-9
○澤村・橋口組[一般]
 60位 22-27-(28)-12-6
●女子:28か国・53艇(初日3レース終了時点・2グループ)
○吉田・吉岡組[NT]
 17位 13-(22)-5-3-6


●大会公式サイト:http://events.sailracer.org/eventsites/classpage_microsite.asp?eventid=159445&cid=337

1308_470W-14.jpg▲風待ちする若手日本チーム
1308_470W-15.jpg▲松永・吉田1下回航、7位から幻のトップフィニッシュ(BFD)
1308_470W-20.jpg▲女子吉田・吉岡 4R最終下マーク
1308_470W-21.jpg▲女子吉田・吉岡 5R1上
1308_470W-16.jpg▲岩下・石井(日本経済大学)
1308_470W-17.jpg▲澤村・橋口
1308_470W-18.jpg▲中村・清原ジュニア代表(日本大学)
1308_470W-19.jpg▲吉田愛・吉岡(ベネッセホールディングス)

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day1




初日 松永組17位 土居組25位 
女子・吉田愛組23位 発進

1308_470W-05.jpg▲Sail No.4405中村・清原組とSail No.4126澤村・橋口組


 大会初日を迎えました。
 14時(日本時間21時)に第1レースがスタートします。天気予報では遅くになるにつれ風が強くなる予報でしたが、ちょうど昼前に雷を伴う雨雲が通過、それと同時によい風が入りだしました。
 結局、きょうは予想外の中風に終始して3レースを実施する事ができました。ここ、ラ・ロッシェルの海面は潮流が速いことと水深が6メートル程度の浅さということもあり、中風域でも波長の短い走りにくい海面となります。
 今大会は参加艇数も男子は110艇を超えていますから予選は3フリートに分かれ、女子については2フリート(近年オリンピッククラスは多くても40艇程度のフリートでレースをすることが一般的)での予選(2日間)です。男子について言えば決勝シリーズ(7日~9日)のゴールドフリート(上位39艇想定)に残るためには平均12位くらいでないと生き残ることができません(カットレースが出来るレース数を消化するとこの平均点が少し下がります)。
〔参考:海面は2海面を使用し、予選では男子と女子に分かれますが、決勝では通常、男子/女子のゴールドフリート海面と、男子/女子のシルバーフリート/ブロンズフリート(女子は今回シルバーフリートまで)に分け、大会名のとおり世界チャンピオンを決めるための大会ですから、常にゴールドフリートが優先的に良い条件でレースが実施されます〕

 さて、中風の初日レース。男子の海面風速は12~15ノット、風向290→280°、女子の海面は風向300°前後の条件でした。潮流は海面全体で西から東に向け0.5ノット程度、海面に対し右側に岸がありますから、若干右海面の潮流が弱い条件でした。レースを重ねる度に満潮に向かいましたから、3レース目にはほとんど潮流の影響は無くなりました。
 男子はナショナルチーム(NT)の松永・吉田組が5-6-7の17位、土居・今村組が10-14-4の25位で収め、それぞれスタートではミスがありましたが、安定した順位で初日を終えています。
 松永・吉田組はクローズホールドでもう少しスピードを上げる必要があります。ダウンウインドは波長が短いことから、他のチームが苦戦している感がある中、「上手く走らせることができている」(松永)とのこと。土居・今村組は混戦の中で順位を少し落としてしまったことと、上位を走っている中で艇団を無視してしまい、順位を下げてしまった局面の修正が出来れば、もっと上位に行ける感じがします。どちらのチームもポイント的には10位に十分手の届く位置に着けています。予選2日目の明日が大切です。
 ジュニア代表の岩下・石井組、中村・清原組、一般参加の澤村・橋口組は大人のレベルに翻弄された1日でした。スピードの違いは歴然です。明日は臆すること無く果敢にスタートから攻めて一つでも順位を上げて欲しいと思います。

1308_470W-06.jpg▲ワールド初日吉田・吉岡組。ロンドン銀メダリストのGBR118と接戦(写真 中村昭仁)


 女子の吉田愛・吉岡組は13-22-5の23位発進でした。吉田にとってはロンドン五輪以降初の海外レース、クルーの吉岡は初の海外レースのチーム参加です。1レース目は5番手を走っていた中でメインシートが切れるアクシデント、2レース目は上サイドのリーチングでまさかの「沈」をしてしまいました。3レース目は「気を取り直してしっかりレースが出来た」(吉田)。吉岡は「外国人に圧倒された(緊張した)」とコメントをくれましたが、ひとつ一つの出来事が肥しになり、成長してくれるものと感じています。
 初日を終え、チームそれぞれの思いはあると思いますが、トラブルを乗り越え今日を終えることができたことに先ずは感謝して、明日に向け頑張って行きたいと思います。


【大会総合成績】http://www.srr-sailing.com/results-470-world-championships/
●男子:34か国・117艇(初日3レース終了時点・3グループ)
○松永・吉田組[NT]
 17位 5-6-7
○土居・今村組[NT]
 25位 10-14-4
○岩下・石井組[ジュニア代表]
 85位 29-25-27
○中村・清原組[ジュニア代表]
 69位 27-21-22
○澤村・橋口組[一般]
 78位 22-27-28
●女子:28か国・53艇(初日3レース終了時点・2グループ)
○吉田・吉岡組
 23位 13-22-5


●大会公式サイト:http://events.sailracer.org/eventsites/classpage_microsite.asp?eventid=159445&cid=337

1308_470W-07.jpg▲松永・吉田組
1308_470W-08.jpg▲土居・今村組
1308_470W-09.jpg▲2位で回航する土居・今村組
1308_470W-10.jpg▲岩下・石井組
1308_470W-11.jpg▲吉田愛・吉岡美帆組(写真 中村昭仁)

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

470WC




日本から若手・ベテラン6チームが参戦
リオ五輪への期待値を計れる 第1ステップ

1308_470W-01.jpg▲練習を終え、帰着するセーラー



●レース日程:2013年8月1日~10日
●開催地 :フランス・ラロッシェル
●日程:
8月1日~4日  受付、計測
8月3日    開会式
8月5日〜6日  予選シリーズ
8月7日~9日  決勝シリーズ 
8月10日    メダルレース&閉会式

●日本代表選手:
男子(5チーム)
○松永鉄也・吉田雄悟(チームスリーボンド)NT
○土居一斗・今村公彦(アビームコンサルティングチーム)NT
○岩下哲也・石井祐典組(日本経済大学)ジュニア代表
○中村陸宏・清原 遼組(日本大学)ジュニア代表
○澤村和慶・橋口修三組(九州旅客鉄道株式会社/日本経済大学)一般
女子(1チーム)
○吉田愛・吉岡美帆(株式会社ベネッセーホールディングス)NT
●JSAF帯同スタッフ:中村健次、中村健一(オリンピック強化委員会)

●大会公式サイト:http://events.sailracer.org/eventsites/classpage_microsite.asp?eventid=159445&cid=337


 いよいよ2013年470級世界選手権が始まります。
 今年の大会は470級艇種の誕生50周年になることから、470級が設計・誕生したフランスにて「周年記念大会」として華々しく開催されることになりました。
 470級が五輪クラスに採用されたのは1976年モントリオール五輪からで、現在の五輪セーリング種目の中ではフィン級に続く歴史あるクラスであることからも、世界中で愛され親しまれているクラスとして確固たる存在感を示している証しです。
 記念大会は470の一大イベントとして構成され、すでに終了したジュニアとマスターズ世界選手権、これまでの世界選手権チャンピオンやオリンピック金メダリストのみが参加できる「Regends’TROPHY 」(1日のみの記念大会・1989年日本大会(津市)で優勝を遂げた堤兄弟が出場)などが連続的に組まれています。
 そして、ハイライトとなるこの470ワールド。大会には36か国から男子123艇、女子56艇が参加します。
 日本から参加は男子勢が二人のオリンピアン松永(北京代表)・吉田(ロンドン代表)組、若手成長株の土居と2度目の五輪キャンペーンを始めている今村組、ジュニアワールド代表の大学生チーム岩下・石井組、中村・清原組がどれだけの成績を収められるか、一般参加で世界に挑戦する澤村・橋口組の5組。女子については吉田(旧姓:近藤)・吉岡組が4月からキャンペーンを開始、まだ途上ですがこちらもどこまで戦えるか見ものです。以上6組、いずれも次期リオ五輪、はたまた2020五輪を狙う“つわものたち”です
 その他、大会ジュリーとしてJSAFルール委員会の増田開委員長もジュリー団に加わってといます。

 今大会に参加するため、日本から470級5艇をコンテナ船で運びましたが、運搬途中にそのコンテナ船が沈没するという海難事故に遭い、全艇を失ってしまいました。しかし、選手たちはチャーターしてでも大会に参加したいとの強い意志でここラロッシェルにやってきました。大会を前にしてチャーター艇ゆえのいろいろなトラブルが起こり、チームによってはベストでは有りませんが、皆、強い気持ちでレースに臨みます。

 現地入りして2週間以上が経ちますが、どうやら風は強くなさそうです。長期予報でも大会前半戦は軽風域と出ています。日本各チームがどのような活躍をしてくれるか楽しみです。

1308_470W-02.jpg▲大会会場に隣接するフランス・セーリングセンター
1308_470W-03.jpg▲50年の歴史を物語るアンティークな470級
1308_470W-04.jpg▲3日の50周年記念レース。470発祥の地、ラロシェルの旧ハーバーがフィニッシュとなる。トップ艇のフィニッシュ光景。タワーの上になびく470旗が立派で、印象に残るイベントでした。(写真提供:斉藤愛子)

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

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