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Day7



Laser Radial Women's World Championship 2013

2013年レーザーラジアル女子世界選手権

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Report & Photo:飯島 洋一(オリンピック強化委員会)



大会終了
土居愛実 総合21位 蛭田香名子 39位


1310_RadialWC-30.jpg▲霧の中トップで上マークに現れた土居
【10月7日・第7日目・大会最終日】
 ラジアル女子ワールド最終日。いつも通りの時間に日本選手は船を洗いにバースに現れます。最終日まで毎日同じルーティンを繰り返す彼女達からは高い意識が感じられます。最終日は台風接近で強風が予想されていましたが、今朝の天気予報ではいつものと同じ10ノット程度と変更になっていました。朝の定例ミーティングで潮と風の情報を確認して海上に出ました。
 きのう24位まで順位を上げた土居には「ゲートマークへのアプローチでシフト、ガストを利用できるポジショニングをすること」、「ダウンウインドで波の方向を意識してどれを選ぶかを判断すること」の2点をアドバイスしてレースに送り出しました。
 きのう同様スタートラインから押し出される潮の中スタートが切られ、土居は早いタイミングで右に展開していきました。風は土居の予想通り右にシフト。上マークをトップで回航しました。ロンドン五輪金メダリストの中国選手を後ろに従えレースを展開しますが、最後まではキープできず3位でフィニッシュ。続く2レース目は20位前後の順位から13位まで順位を上げてフィニッシュしました。総合は前日計算していた「抜けそうな上位陣3人」をしっかり抜いて、総合成績21位でワールドを終えました。
 優勝はクロアチ、2位フィンランド、3位米国です。

【土居愛実のコメント】
 「今回は今まであまりなかったミス(BFD)をしてしまいました。まだまだ改善しなければいけないところが見えた反面、今まででは考えられなかった順位を引くことも出来ました。いろいろと見えてきたものがあって、うまく行かないことも沢山あって、やらなくてはいけないことも沢山あって大変ですけど…今本当にヨットが楽しくて仕方がありません!!もっともっと上を目指します!!」

1310_RadialWC-31.jpg▲ゴールドフリートのレベルの高さを痛感、蛭田

 今回のラジアルの世界選手権に帯同してあらためて大和撫子たちの強さを感じました。初めてのゴールドフリートの蛭田のセーリング。予選落ちしてしまいましたが原田、田畑、長谷川たちは闘争心が見ているこちらまで伝わってくるような戦い振りでした。本当にワクワクするものでした。高校生の高竹もこのレース期間中に成長しました。
 願わくば、全選手とも今大会での気持ち・闘争心をリオ五輪最終選考会まで維持し続けて、練習を重ね、また鳥肌の立つようなパフォーマンスを見せて欲しいと思います。

 最後になりましたが、今大会の遠征に際しご協力、応援いただいた皆様に御礼を申し上げます。ありがとうございました。

●大会Webサイト:http://www.rizhaolaserworlds2013.com/

日本代表選手 最終総合成績参加:31か国/77艇
○ゴールドフリート(1位~39位グループ)
●土居 愛実
 21位 (BFD)-7-13-20-1-(BFD)-14-29-20-21-3-13 141点
●蛭田 香名子
 39位 20-4-(30)-15-15-25-(38)-37-38-35-25-DNC 252点
○シルバーフリート(40位~77位グループ)
●原田 小夜子
 4位(43位) 19-4-(31)-14-(30)-19-12-11-20-21-10-12 142点
●田畑 和歌子
 14位(53位) (BFD)-10-21-16-31-(24)-27-18-11-20  173点
●長谷川 哲子
 27位(66位) 15-31-27-33-(35)-26-23-(33)-28-9-13-24 227点
●高竹 瑞恵
 34位(73位) (BFD)-32-(37)-37-36-33-14-32-29-31-12-13 268点

1310_RadialWC-32.jpg▲「今、ヨットが楽しくて仕方ありませーん。」土居 
1310_RadialWC-33.jpg▲優勝はクロアチアのTina Mihelic
1310_RadialWC-35.jpg▲プライズギブンの模様です。1位クロアチア 2位 フィンランド 3位 アメリカ Mihelic
1310_RadialWC-34.jpg▲今回の健闘賞は高竹

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day6



土居 2個目のBFDが消え 8番UPの24位に
シルバーF 長谷川 初のシングルも 他選手 伸び悩み


1310_RadialWC-26.jpg▲やっとシングルフィニッシュできた長谷川
【10月6日・第6日目】
 決勝2日目の朝はハーバー内に避難してくる漁船の音で目が覚めました。中国に接近してくる台風23号から避難する漁船がハーバー内に100隻以上はいます。そんな物々しい雰囲気でしたが、いつも通り12時のスタートに向けラジアルの艇団は出艇していきます。

 台風接近を感じさせない軽風8~10ノットの東風で2レースが行われました。前日同様第1レースは潮がスタートラインから押し出す方向に強く流れていましたが、会期中ゼネリコ、ブラックフラッグを繰り返しているとさすがに選手たちも慣れてきたのかゴールドフリートは1回でスタート。土居も潮を十分に意識して珍しくピンエンドからのスタート。潮で流された上集団の合間を縫ってスタートしていきました。
 今日の土居は2レースともに第1マークを10番台の前半で回航するのですが、そこはゴールドフリート、“順位をキープして自分のスペースを作って”と気持ちよくレースをさせてもらえません。
 「ダウンウインドでは抜いたり、抜かれたりですけど、2回目のクローズで気がついた時にはいいポジションにつかれていて、いい風を取られてしまいます。みんな私よりいい風に気づいてそちらに向かっているのかもしれません」(土居)
 土居はその他普段では起こさないようなミスやケースも見受けられ、順位を下げてしまう場面もありました。そうかと思えば、最後のリーチングと距離の短いクローズホールドで順位を5番近くUPする良い場面も沢山ありました。そのあたりはやはり大したものです。きょうで計10レース行われた為、2つ目のカットレースが生じ、土居の2個目のBFDが消えて通算総合24位まで順位を上げてきました。あす最終日の2レース、良いレースをしてひとつでも総合成績を上げて欲しいと思います。

●大会Webサイト:http://www.rizhaolaserworlds2013.com/

【日本代表選手大会総合成績】(第6日目終了時)参加:31か国/77艇
○ゴールドフリート(1位~39位グループ)
●土居 愛実
 24位 (BFD)-7-13-20-1-(BFD)-14-29-20-21 125点
●蛭田 香名子
 39位 20-4-(30)-15-15-25-(38)-37-38-35 189点
○シルバーフリート(40位~77位グループ)
●原田 小夜子
 6位 19-4-(31)-14-(30)-19-12-11-20-21 120点
●田畑 和歌子
 13位 (BFD)-10-21-16-31-(24)-27-8  142点
●長谷川 哲子
 27位 15-31-27-33-(35)-26-23-(33)-28-9 190点
●高竹 瑞恵
 34位 (BFD)-32-(37)-37-36-33-14-32-29-31 242点

1310_RadialWC-27.jpg▲台風の為ハーバーに避難してきた漁船
1310_RadialWC-28.jpg▲シルバーフリートのスタート
1310_RadialWC-29.jpg▲潮を考えて本部艇ギリギリのスキをついた土居

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day5



軽風の決勝シリーズ始まる
土居32位に上昇 あすに期待


1310_RadialWC-21.jpg▲ダウンウインドを走る土居
【10月5日・第5日目】
 きのうのレイデーを挟んで決勝シリーズが始まりました。
レイデーでは日本選手達はスーパーに買い出しに行ったり、足ツボマッサージを体験したりとリラックスできたようです。

 選手には「決勝になってシルバーフリートになってしまっても、いつも通りのルーティンは崩さずレースの準備を進めるように」と話をしました。決勝では少し風が吹いてくる予報でしたが、相変わらずの軽風の一日でした。東寄りの風が6~8ノットに終始し、いつもよりも風の振れの大きなコンデションでした。

 ゴールドフリートに進んだ蛭田、土居ですが、ふたりともそう簡単には前を走らせてもらえません。蛭田は38‐37、土居は1レース目に14位を取ったものの、2レース目には29位でのフィニッシュでした。土居32位、蛭田38位です。
 土居の1レース目は序盤20位前後の展開でしたが『潮が弱くなってきたこと』、『風が左にシフトしていたこと』からひとりでジャイブ。ポートタックで帆走して順位を上げました。このようにゴールドフリートといえど、しっかり状況を判断すれば順位を上げることができます。このレースのフィニッシュ後は順位以上に満足げな顔をしていたのが印象的でした。あす2レース行うと10レース消化となり2個目の捨てレースが生まれてきます。大事な6日目となります。
 シルバーフリートでのセーリングとなった原田、田畑、長谷川、高竹の4選手はきょうの風には苦戦していました。厳しい戦いが続いています。

 あすもきょうと同じような天気予報です。レース中に潮の強さが変わったり、風の強さにムラがあったりと順位を上げるチャンスはたくさんあるはずです。
 6選手ともにゲームを楽しんで、会心な笑顔を見せてくれることを期待しています。

●大会Webサイト:http://www.rizhaolaserworlds2013.com/

【日本代表選手大会総合成績】(第5日目・8レース終了時)参加:31か国/77艇
○ゴールドフリート(1位~39位グループ)
●土居 愛実
 32位 (BFD)-7-13-20-1-BFD-14-29 124点
●蛭田 香名子
 38位 20-4-(30)-15-15-25-38-37 146点
○シルバーフリート(40位~77位グループ)
●原田 小夜子
 4位 19-4-(31)-14-30-19-12-11 109点
●田畑 和歌子
 12位 (BFD)-10-21-16-31-24-27-8  137点
●長谷川 哲子
 32位 15-31-27-33-(35)-26-23-33 188点
●高竹 瑞恵
 35位 (BFD)-32-37-37-36-33-14-32 221点

1310_RadialWC-22.jpg▲自分の選手が気になる。コーチボートの大集団
1310_RadialWC-23.jpg▲本部船は中国の海上自衛隊の船です
1310_RadialWC-24.jpg▲海から見る日照の町並み
1310_RadialWC-25.jpg▲苦戦が続く蛭田

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day3



予選終了
蛭田34位 土居37位でゴールドフリート進出


1310_RadialWC-16.jpg▲トップフィニッシュしてガッツポーズの土居
【10月3日・第3日目】
 大会3日目の朝はベタ凪で迎ました。しかし、すぐに風が入り始め各艇レースエリアに向かいました。風は8Knot程度で安定しています。ここ日照は北の風よりも南の風のほうが安定するのでしょうか?今日もマーク打ち換えなしでレースが行われました。

 1レース目イエローフリートでは土居がライン中央付近より会心のスタート。スターボでしばらく伸ばします。その後、最初のチャンスでタック。ここで勝負は決まり、あとは土居の選ぶコースを風が追っていくような展開でした。すべてのマークをトップ廻航してトップフィニッシュを飾りました。他の日本人選手はスタートで頭を出せなかったり、シフトに合わせられなかったり精細を欠いたレース展開となりました。

1310_RadialWC-17.jpg▲今日は精細を欠いた田畑

 続く2レース目は潮が変わって若干スタートラインから押し出されるような流れの中でゼネリコを繰り返します。そしてブラックフラック掲揚のスタートでゼネリコとなり、ブラックフラッグルール適用となりました。なんとその失格者の中には1レース目にトップフィニッシュした土居のナンバーも含まれていました。若干上げ気味の潮ということも彼女は十分理解していましたし、スタートもラインを見続け、時折ブームを押してバックをしてラインから下がったりしてスタートラインの位置も十分に把握していました。最後も十分我慢しての加速でした。しかし、見やすかった位置だったこともあったのでしょうか、本部線から土居のリコールが確認されていました。1レース目でトップフィニッシュをしてさらに大きく順位を上げるチャンスだったのですが、悔やまれます。ブラックフラッグ失格者除外後のスタートでは原田が本部船の真横からこれまた夢と間違えるかのような完璧なスタートを決め1上を2位で回航していきます。しかし、ダウンウインドでうまくシフトに合わせられず順位を落としました。田畑も昨日までと違い、良いところがありませんでした。
 結果、予選6レースを終え上位39位までの選手がゴールドフリート入りとなりました。日本選手では蛭田が本日15‐25として34位。世界選手権参加5回目で初めてのゴールドフリート入りを果たしました。土居は37位で辛うじてゴールドに留まりました。原田は40位。1番違い(2点差)でゴールド入りを逸してしまいました。

 「初めてゴールドに入れて嬉しいです。今年は基礎の基礎から苦手なコース取りを勉強してきました。その成果が出て良かったです。まだまだ荒削りですがゴールドで戦うのが楽しみです」(蛭田)

 きょうで予定されていた予選シリーズ6レース全てを終了しました。日本選手は参加全選手が「ゴールドフリートでレースする」という目標は達成できませんでした。予選シリーズを通じて勢いのある日本チームでしたが、やはり世界選手権そう甘くありません。トップ選手とは経験の差でしょうか?荒削りなところが目立つ日本選手でした。
 あすはレイデー。あさって10月5日(土)から決勝シリーズが始まります。

●大会Webサイト:http://www.rizhaolaserworlds2013.com/

【日本選手総合成績】(第3日目終了時)参加:31か国/77艇
●土居 愛実
 37位 (BFD)-7-13-20-1-BFD 81点
●原田 小夜子
 40位 19-4-(31)-14-30-19 86点
●蛭田 香名子
 34位 20-4-(30)-15-30-19 79点
●長谷川 哲子
 64位 15-31-27-33-(35)-26 132点
●田畑 和歌子
 46位 (BFD)-10-21-16-31-24  102点
●高竹 瑞恵
 76位 (BFD)-32-37-37-36-33 175点

1310_RadialWC-18.jpg▲レース前に船を洗う選手達
1310_RadialWC-19.jpg▲今日の着艇は日没近くになりました
1310_RadialWC-20.jpg▲すべてのマークをトップで廻航してトップフィニッシュを決めた土居

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day2



風と波とが入り乱れる難しいコンデションに苦戦
熾烈な日本4選手の順位争い


1310_RadialWC-11.jpg▲JPNが並んでリーチング
【10月2日・第2日目】
 朝起きると、ここ日照の様子がいつもと違います。朝から北寄りの風が強め吹いています。各艇「待ってました」とばかりに海に出ます。風は10~16ノットで大きなうねりと小さな波とが混じった非常に走りづらい海面でした。しかし、時間が経つに連れて弱くなり、風のあるところと強い所の違いが現れるようになりました。
 きょうは強い向かい潮だったことから、すべてのスタートが一回で切られ、日本チームの中には非常に良いスタートを切った選手もいました。日本選手はきのうほど良いレースはできませんでしたが、それでも4名の選手がゴールドフリートに残る成績にいます。
皆、ガストとラルが入り乱れ沖から大きなうねりの入る海面のなか、本当に辛抱強く戦いました。中にはちょっとした不運やコース選択で順位を下げてしまった選手もいましたが、なんとか踏みとどまっているといった状況です。
 このコンデションでも上位選手は非常に手堅く実力の差を見せつけています。多少のミスをしてもダウンウインドで大きく順位を上げ、次のクローズのレグで落ち着いて順位を上げる。トップ10に入る選手は皆、このようなレース展開をしています。
 経験の差なのでしょうか?本当に「何で?」と思うほどこの難しいコンデションで順位をまとめてきます。日本人選手もあと少しといったところなのですが、ムラがあって荒削りなレース展開に安心してレースを見ていられません。私はレースごとゲートマークでハラハラ、ドキドキしながらのレース観戦です。

 明日はまた風が落ち微風のレースになる模様です。予選最終日ということでスタートやプロテスト等、厳しいレースになることが予想されます。またもやハラハラ、ドキドキなのですが、ド~ンと構えて選手をサポートしていきたいと思っています。

●大会Webサイト:http://www.rizhaolaserworlds2013.com/

【日本選手総合成績】(第2日目終了時)参加:31か国/77艇
●土居 愛実
 28位 (BFD)-7-13-20 40点
●原田 小夜子
 24位 19-4-(31)-14 37点
●蛭田 香名子
 27位 20-4-(30)-15 39点
●長谷川 哲子
 42位 15-31 46点
●田畑 和歌子
 36位 (BFD)-10-21-16 47点
●高竹 瑞恵
 77位 (BFD)-32-37-37 106点

1310_RadialWC-12.jpg▲強い潮を読んで良いスタートを切る田畑
1310_RadialWC-13.jpg▲高校生で世界選手権に挑戦の高竹
1310_RadialWC-14.jpg▲当番を決めて昼食のおにぎりを作る選手達
1310_RadialWC-15.jpg▲レースの準備をする土居

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Day1



初日 第1レース 土居 田畑 髙竹 BFD
原田 蛭田 上位発進


1310_RadialWC-05.jpg▲フィニッシュしてガッツポーズの原田
【10月1日・第1日目】
 薄暗い曇り空の中、レース初日を迎ました。朝は風がなく、しばらく陸上待機が続きましたが、南西の風が少し入り始めるとラジアルの艇団は先を急ぐように海上に向かいました。
 最初は安定しなかった風ですが、しばらくすると南から6から10ノットの安定した風が吹き始めきょうは一日中、マーク変更なしの良い風でレースが行われました。

 1レース目はスタートラインから押し出される潮だったこともありイエロー、ブルー両クラスで18艇のブラックフラッグで失格となりました。
初日を6-7とまとめたかに見えた土居でしたが、1レース目が痛恨のブラックフラッグでの失格。ゼネリコ後のスタートで1艇のみの失格でした。
 「大丈夫だと思ったのですけれど…。でも、この風ではクローズホールド、ダウンウインドともに速いです。大丈夫です。でも、本当に、本当にもったいないです」(土居)
他に田畑、高竹もブラックフラッグで失格となりました。
 「攻めた」結果ですからプラスに考えましょう。

1310_RadialWC-06.jpg▲第2レースアウターループで艇団を率いてトップを走る蛭田

 続く2レース目は先のスタートのイエロー組は蛭田がトップでレースを引っ張ります。続いてスタートしたブルー組は2位で原田がレースを進めます。ふたりとも2回目のクローズホールドで反対サイドに出た船に抜かれはしますが、ともに4位でフィニッシュ。続いてイエロー組では土居が7位、田畑が10位としました。

 各選手ともに昨年よりも大幅に技術の向上が見られます。上位で走っていても決して引けをとっていません。陸上でもやるべきことをテキパキとこなしてリラックスするときはリラックスをしてしっかりレースに臨めています。最初からのBFDは想定外でしたが、けして雰囲気は悪くありません。明日からもこの調子で頑張って欲しいと思います。

●大会Webサイト:http://www.rizhaolaserworlds2013.com/

【日本選手総合成績】(第1日目終了時)参加:31か国/77艇
土居 愛実
 45位 BFD-7 47点
原田 小夜子
 18位 19-4 23点
蛭田 香名子
 20位 20-4 23点
長谷川 哲子
 42位 15-31 46点
田畑 和歌子
 52位 BFD-10 50点
高竹 瑞恵
 74位 BFD-32 72点

1310_RadialWC-07.jpg▲日照のセーリングセンター、他にカヌーなどのトレーニングセンターもあります
1310_RadialWC-08.jpg▲インナーループでは原田が2位と夢のような光景が続きます
1310_RadialWC-09.jpg▲6−7位と絶好の滑り出しだったはずの土居。1レース残念なBFD
1310_RadialWC-10.jpg▲夕食の鍋を囲む選手達。雰囲気は悪くありせん

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

Radial WC



10月1日からレース始まる
女子日本代表 6選手参戦


1310_RadialWC-01.jpg▲トライアルレーストップで上マークを回航する土居。準備はOKです!!!

●開催地 : 中華人民共和国・日照市(リーチャオ)
●日程:
9月28日~30日 受付、チャーターボート引渡し、計測
10月1日~10月7日 レース
予選シリーズ:1日~5日(4日予備日)
決勝シリーズ:6日~7日
●参加:31か国 エントリー76艇
●日本代表選手:
土居 愛実(慶応義塾大学)
原田 小夜子(長崎県セーリング連盟)
田畑 和歌子(アビームコンサルティング株式会社)
長谷川 哲子(株式会社豊田自動織機)
蛭田 香名子(株式会社豊田自動織機)
高竹 瑞恵(広島県セーリング連盟)

●JSAF帯同コーチ:飯島 洋一(オリンピック強化委員会)
●プライベートコーチ:田中 年彦(株式会社 豊田自動織機)

●大会Webサイト:http://www.rizhaolaserworlds2013.com/
●参考Webサイト:http://events.laserinternational.org/en/events/overview/100z87


【9月30日・大会前日】
 2013年レーザーラジアル女子世界選手権が明日から中国・日照(北京五輪のセーリング競技が開催された青島から南西へ100km)で開催されます。ここ日照は2006年に470級世界選手権が開催され、当時の女子・近藤/鎌田組が準優勝した場所です。また当地は日本、中国、韓国でキールボート親善レガッタが行われていますのでセーラーの中には名前を聞いたことがある人もいるかもしれません。
 微・軽風シリーズとなった青島での五輪大会同様にここ日照でも軽風が予想されます。秋はそれなりに風が吹くと聞いていましたが、大会期間中の天気予報ではそれほど強くなさそうです。
 すでにご存じのとおり、先月スペイン、サンタンデールで行われたISAF Worldテストイベントで土居愛実が優勝しました。その土居は今大会での上位を目指し、他の5選手も土居に追い付け追い越せと、意気軒昂に中国に乗り込んで来ました。選手たちは無事に計測を済ませ、きのう開会式きょうはプラクティスレースをこなしレース開幕に備えています。この日を迎えるために選手たちは数多くの遠征を繰り返してきました。準備は万端。あとは明日のスタートラインを切るだけとなりました。

 皆様の応援をよろしくお願いいたします。

1310_RadialWC-02.jpg▲昼食のおにぎり作りの為に持ち込んだ食料、炊飯器も持参しました
1310_RadialWC-03.jpg▲レース前の準備に余念がない日本チーム。海水が汚れているためにハルにすぐ汚れがついてしまいます
1310_RadialWC-04.jpg▲開会式に向かう日本チームとボランティアのキョウちゃん。何から何まで世話をしてくれます

(編集・文責:JSAFオリンピック強化委員会・広報)

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